BASTARD NOISE / BRUTAL TRUTH - axiom of post inhumanity 全曲試聴

NOISE / GRIND

はーい、1曲目から悪質かつ強烈に凶悪ですね。
2バンド・スプリット・アルバムの最初4曲はBASTARD NOISE。パワーヴァイオレンスの創始者MAN IS THE BASTARDのノイズ・プロジェクト。誰が聴いても説明不要のノイズだが、あえて説明すれば発信音系のノイズ(キーン、ヒュルルル、チリチリ、キーキー、ガガガー)に多少のサンプリング音が加えられている様だ。
30分のBASTARD NOISEのノイズ地獄の後、BRUTAL TRUTHも2曲のノイズを披露。こちらも電気的ノイズ主体だが楽器の音も聴こえる。音楽成分は低いが、上品で瞑想的。1曲目から続けて聴けば頭の強度の低い人はそろそろ頭が破壊されて、BRUTAL TRUTHのノイズはサイケデリックに聴こえるかも知れない。23:56と言う長い曲もあって、その曲はミニマルに続くノイズであるものの徐々に変遷して行くので、これを以って展開とも言える。BASTARD NOISEのノイズを聴いた後では音楽に聴こえるかも知れない。聴こえないかも知れない。

BASTARD NOISEは、米国 California州(State) Los Angeles市のMAN IS THE BASTARDのメンバー2人と近所の1人により、1994年に始められたノイズ・プロジェクト。
BRUTAL TRUTHは1990年に結成して、1998年に解散した、New York州(State) Rochester市の4人のバンド。1994年の2ndアルバム当時のメンバー3人に近所の1人を加えて、2006年に再結成した。

この作品は2013年(November 11th, 2013)にリリースされた以上2バンドのスプリットCD。6曲(57:19)。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

なお、同じタイトルのアナログ盤はタイトルこそ同じだが異なる4トラックを収録している。内1曲は同じ曲の別ミックスで、残り3曲はCDとは全く違う曲だ。

Bandcamp全曲試聴
試聴は10曲ありますが、このCDヴァージョンに収録されているのは1・2・3・4・9・10曲目の6曲です。5曲目から9曲目までの4曲は同じタイトルのLPに収録されている音源です。全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

BL'AST! - take the manic ride 全曲試聴

US HARDCORE

耳にたこが出来る!ほど言われているが、BLACK FLAGフォロワーと言われるバンド。BLACK FLAGにも色々な作品があるが、1stアルバムDamagedの延長線のサウンドだ。独特な荒々しさ、根底にあるパンク感覚、そして今聴けばあいまいにしか理解できないかもしれないが、当時としては進取の精神にも富んでいる。一定の範囲で収束させているがカオティックな展開もあって荒々しさを増している。

BL'AST!は1982年に結成を始めて1983年から活動した、California州Santa Cruzのバンド。アルバム3枚を、1986年、1987年、1989年にリリースして、1991年に解散した。

本作は1989年にリリースされた3rdアルバム。12曲(51:09)。1st、2ndよりも複雑カオティックな要素が増していて、曲も今までより長くなっている。ある種エクスペリメンタルなのだが、熱いサウンドなのでエクスペリメンタルと言う印象は与えないかも知れない。
LABEL: SST RECORDS (USA)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=mEk8JijXGyY
こちらのYoutube試聴は1本で全曲収録です。

(コメント:犬丸)

DISCIPLINE - anthology 2CD

STREET PUNK / OI / HARDCORE

メロディックで男臭くノリの良いサウンドは永遠のパンク・アンセムに間違いない。
ヘヴィーでラウドでノリも満点のオイ・パンク~ストリート・パンクのベテラン。初期の作品はCAPTAIN OI!からもリリースされていた事もあり、ストリートのテイストが濃いハードコア寄りのストリート・パンク。後にはAGNOSTIC FRONTとのスプリットもあり、ハードコア色が強まっているが、ストリート感覚とノリの良さは変わらない。ツアーでもAGNOSTIC FRONTと親交があり、また、DROPKICK MURPHYSのAl Barrも彼らのファンとして知られている。対バンを見るとBUSINESS, COCK SPARRER, MADBALL, SICK OF IT ALL, MOTORHEAD, COCKNEY REJECTS, BIOHAZARD, ROSE TATTOOと幅があるが、一定の傾向が感じられる。「ストリート感覚」「ノリが良い」「男臭系」辺りだろうか。

1990年に結成した、オランダ Noord-Brabant州(Provincie) Eindhoven市(Gemeente)の4人のバンド。

本作は2009年(Jun 9, 2009)にリリースされた編集盤。1999年の最初のI SCREAM RECORDS(本社はベルギーで、後に米国にも現地法人を置いた)からのリリースであった彼らの2ndアルバム"Nice Boys Finish Last"以後、10年間の同レーベルからのリリース(フルアルバムでは合わせて4作ある)から選んだ28曲を収録。
LABEL: I SCREAM RECORDS (ベルギー)
*今回入荷は米国発売品です

Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

IMPENDING DOOM - death will reign 全曲試聴

DEATHCORE

スウェディッシュ・デス・メタルを取入れたアメリカン・メタル・ハードコア。デスコア、クリスティアン・メタル。テクニカルで複雑でエクストリーム。機関銃のようなリズム、エクストリームな演奏とヴォーカルだが、ダークな叙情性を感じさせる音色やメロディーが多く、時々余韻を残すような音が入る。

2005年に結成した、米国 California州(State) Riverside市の5人前後のバンド。

本作は2013年(November 5th, 2013)にリリースされた5thアルバム。11曲(46:11)。メンバーは5人。メンバーの出入りは多いが、結局1stアルバム時の5人中3人が本作にもいてます。WINDS OF PLAGUEやFOR TODAYの新作と同じWill Putneyがプロデュース。
LABEL: E1 ENTERTAINMENT (eOne Music) (USA)

Youtube全曲試聴
こちらの試聴は削除される可能性があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

POISON IDEA - kings of punk bloated edition 2CD ボーナスを除く全曲試聴

US HARDCORE / HARDCORE

高速→メタリック→パンクと変化したUSハードコア・バンド。と言う事だが、しかし、本作を聴くと高速・メタリック・パンクと言う3つの要素を同時に実現している。本作が1stフル・アルバム。軽い疾走感満点で、演奏・展開ともにスピーディー。曲は当時のUSハードコアらしいメロディックなもので、パンキッシュなテイストのロックンロール乗りもあり、メタリックでメロディーとアイデアにあふれたギターリフが次々繰り出される。今回の再発では1984年-1986年の間に3か所でライン収録されたライヴ音源が追加されている。

1980年に当初3人で結成した、米国 Oregon州 Portland市のバンド。

本作は3作目の作品で、1986年にPUSMORT RECORDSからリリースされた、彼らの最初のフル・アルバム。録音のメンバーは4人。オリジナルは11曲(26:00)。
こちらは2013年の再発盤。未発表音源を含むボーナス・トラックを追加したリマスター再発シリーズの第3弾。オリジナルの11曲にライヴ42曲を追加収録した2枚組CD、全53曲。ブックレットに未公開写真多数収載。
ライヴ音源はカセットなどで録音されたものではなく、会場のSOUNDBOARD(ミキシング・コンソール)からライン録りした物が使われている。
LABEL: SOUTHERN LORD (USA)

Youtube全曲試聴
ボーナスを除く全曲試聴です。

(コメント:犬丸)

TOXIC HOLOCAUST - chemistry of consciousness 全曲試聴

THRASH METAL

ハードコア・パンクな疾走スラッシュ・メタル。ダーティーでパンク(ロックンロール)な乗りとざくざくしたリズム感が自然に融合したサウンド。疾走パートが中心だが、ダークな要素、ミドルテンポのパートを混ぜ込んで、良くあるような単調なパンク・スラッシュとは無縁の、ダイナミックな展開。元気な上にかなり派手。

1999年に一人バンドとしてスタートしたが、2003年のアルバム・デヴュー後はバンドを組んでツアーも行っている。2008年には常時2人、それ以後は通常3人編成。

2013年(October 25th, 2013)にリリースされた5thアルバム。11曲(28:13)。ミキシングはなんとCONVERGEのKurt Ballouだが、なかなかいい感じの仕上り。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

WARBRINGER - iv: empires collapse CD+DVD CDの全曲試聴

THRASH METAL

今迄通りファストで突っ走るが、全般に従来とは異なった要素も入ってきている。メロディックなギターの聴かせどころが導入され、ギターリフでもメロディックな感覚が見られる。ストレートな中にも気の利いた小さな展開を取入れ、メロディーの点と合わせて多少の叙情性も感じさせる。

2004年に結成した、米国 California州(State) Newbury Park市の5人のバンド。

2013年(USA:October 29)にリリースされた4thアルバム。11曲(41:28)。
こちらはボーナスDVD付のデジパック。DVDには2013年のCalifornia州West HollywoodのWhisky A Go Goでのライヴ13曲など16トラックを収録。
LABEL: CENTURY MEDIA RECORS (USA)

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全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

A DAY TO REMEMBER - common courtesy CD/DVD ボーナスを除く全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE / EMOCORE

独創的な、メタルコアとキャッチーで爽やかなポップ・パンクとの融合。サウンドの中心が、ファストに飛ばすメロディックな部分に寄って来ている様な気がするが、スピーディーな展開でラウドなサウンドやシャウト・ヴォーカルも盛りだくさんに加えられている。エクストリームな面とポップな面の2点に加えて、両者を繋ぐ展開の妙も聴き所になっている。楽しめるポイントだ。

2003年に結成した、米国Florida州Ocala市の5人のバンド。

2013年(CD/USA:November 25, 2013, CD/UK:29 11 2013, CD/EU:1.12.2013)に、所属レーベルVICTORY RECORDSに勝訴して、メジャーなバンドとしては珍しいSELF-RELEASEDをした5thアルバム。
2011年ごろにメジャーへの移籍話が出てきたあたりからVICTORYともめていた様だ。VICTORYは本作の自主発売を禁止する事は出来ない一方で、あと2作分の発売権を失ってもいないらしいので、SELF-RELEASEしか出来ない状態らしい。と言う訳で、本作の録音は2012年に一旦仕上がっていた様だ。裁判の関係でダウンロードのみで先行したオリジナル・ヴァージョンは13曲(53:11)。こちらはCDヴァージョンのボーナス・トラック3曲追加収録+ボーナスDVD付。
LABEL SELF-RELEASED (USA)

Youtube全曲試聴
ボーナスを除く全曲試聴です。全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。Youtube全曲試聴がだめになった場合は次のMfmf!試聴をお試し下さい。
Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

MONSTER MAGNET - last patrol 全曲試聴

STONER

曲によって少し異なるがスペーシーな音等は顕著で、どんよりと少しダークだが、全体としてはパワフルなハード・ロック寄り。
無用な音・無用な変化・無用な展開は排除されていて、生々しいリアルな音とでも言うのか幾分アコースティックな音の感覚を持っている。そのため全般にダークだがこざっぱりしていて、従ってアンダーグラウンドさ・ダーティーさ・柔かさは少ない。パワフルな歌唱とラウドな演奏に、エフェクターを使った効果音の様なギター、頭の中で旋回するグルーヴ感、70年代的なサイケやブルーズ・ロックの音色、さらにロックンロール等が盛り込まれている。
このアルバムは、叙情的な、ダークなバラード曲で始まる。この歌い方やギター伴奏の入れ方はモダン・フォーク・ミュージックに近く、この曲に関してはストーナー色は希薄。以後2曲目からだんだんとストーナーらしくなるが、もともとそれほど音楽ジャンルにこだわるバンドではないと思われ、曲によって先に書いた様な色々な要素を取入れている。

1989年にフロントマンDave Wyndorfが中心となって結成した、米国New Jersey州 Monmouth郡(County) Red Bank自治村(borough)の4人~5人のバンド。

本作は2013年(October 15, 2013)にリリースされた9thアルバム。9曲(51:14)。バンドの録音メンバーは4人。結成メンバーで1990年に演奏メンバーからは抜けているTim Croninが本作でもContributorとしてクレジットされている。Dave Wyndorfと1998年から参加しているベーシストPhilip Caivanoのプロデュース。ミキシングはKyussやFu Manchuの90年代の作品やSoundgardenの2012年作と同じJoe Barresi。でもこの人はBad ReligionやParkway Driveのミキシングもやっていますね。最近人気が高いみたい。
LABEL: NAPALM RECORDS (オーストリア)
* NAPALM RECORDSの本社はオーストリアですが、今回(初回)入荷は米国流通盤(NAPALM RECORDS AMERICA)となります。

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

WEEKEND NACHOS - still 全曲試聴

POWERVIOLENCE / GRIND / METALCORE

ダークでネガティヴなメタリック・グラインド~パワーヴァイオレンス。絶叫ヴォーカルが終始叫びまくり、咆えるヴォーカルも入る。疾走パートとスローなパートがあり、テンポチェンジが多く頻繁で、色々な要素を挿入したテクニカルな感じの展開。デス・メタリックなサウンドもあるし、スローなパートはヘヴィーなメタルコアを思わせる。ダークで叙情的な音のパートも挿入される。NAILSタイプ。アンダーグラウンドな要素・音色をしっかり継承しながら、ミックスや展開の面で独自の進化をしていて、モダンと言っても良いのかも知れない。

2004年に結成した、米国Illinois州(State) Chicago大都市圏(MSA) Dekalb郡(County)のバンド(Chicago市は隣のCook郡にある)の4人のバンド。パワーヴァイオレンス・バンドとして結成し、その後、ダーク・ヘヴィー・スローな要素を付け加えた。現在残っている結成メンバーはヴォーカルのJohn "Hoffman" Caution (一時Harm's Wayのベーシスト)のみとなっている。
HARM'S WAYは同傾向ですが、さらにダーク・メタルコア傾向が強くXIBALBA、INTEGRITY、NAILSラインのバンドです。

本作は2013年(11 November 2013)にリリースされた4thアルバム。12曲(21:28)。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

WINDS OF PLAGUE - resistance

DEATHCORE

テクニカルで複雑。叙情的なシンフォニック・メタルの要素入りのエクストリームなデスコア。美しい叙情メロディーや超テクニカルな演奏など交えて、単にミックスしたと言うのではないきわめて柔軟な感じを与える。

2002年に結成した、米国California州Los Angeles市の6人のバンド。

本作は2013年(October 29, 2013)にリリースされた4thアルバム。10トラック(11曲)(34:01)。トラック10"Snake Eyes"には"Snake Eyes"と"Looking for a Better Day"の2曲が収録されています。ゲストでAcacia StrainのVincent Bennett(3曲目)やAttilaのChris "Fronz" Fronzak(11曲目)などが参加。Thy Art Is MurderやStray from the Pathと同じWill Putneyがプロデュースした。
LABEL: CENTURY MEDIA (USA)

Favtube試聴
Youtubeにユーザーがまとめた全曲セットが公開されていますが、使用されているCENTURY MEDIAがUPした映像にリージョン規制がかかっていて日本で再生できません(11月17日現在)。代りにFavtubeをUPしておきます。比較的上位の音源は本当にこのアルバムのものですが、下位のものは違うかも知れません。

(コメント:犬丸)

STATE FAULTS - resonate/desperate 全曲試聴

CHAOTIC EMO

激情エモ。部分的にはポスト・ハードコア的音色はあるが曲全体の展開・構成は正統的で、何より激情ヴォーカルの印象が濃い。曲はメロディックで哀愁もあり、そのようなパートではサウンドにも美しさがあふれる。従って、激情だがキャッチーだ。

2010年初め(early)に結成した、California州Santa Rosa市の4人のバンド。

本作は2013年(12 November 2013)にリリースされた2ndアルバム。11曲(37:38)。
LABEL: NO SLEEP RECORDS (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

なお、米国ではPOST HARDCOREの表示のほかSCREAMOと表示している場合があります。このため一応SCREAMOのタグもつけますが、今(2013年)迄の日本で言うSCREAMOの音ではありません。日本でCHAOTIC EMOあるいは激情系と言っていたものど真ん中の音でしょう。

(コメント:犬丸)

IRON CHIC - constant one 全曲試聴

POP PUNK

アッパーながらも聴いていて疲れない。それは、ポップでキャッチーだが人間味を感じさせるサウンドだから。スカッと切れてしまわないヴォーカルと余韻に富んだ演奏は、微妙にエモコア寄りだが、ウソのない安心できるバンドだと言う印象を与える。

2008年に結成した、New York州Long島(Island)Suffolk郡(County:自治体)Huntington町(Town)Huntington Station村(community)の5人のバンド。LATTERMANの2人が参加している。バンド名はイラン・テヘラン出身の元プロレスラーIron Sheikに因む。Iron Sheikは本名Hossein Khosrow Ali Vaziri、日本でのリングネームはコシロ・バジリ(本名)とハッサン・アラブ(Hussein Arab)。悪役が多かったようだが引退前後から人気が高く、現在はTwitterで人気者らしい。

本作は2013年(5 Nov 2013)にリリースされた2ndアルバム。10曲(38:28)。
LABEL: BRIDGE NINE RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

RUSSIAN CIRCLES - memorial 全曲試聴

SLUDGE / POST-ROCK / POST-METAL

常に内面に訴えかけるサウンドで、陰に陽に揺らぎながら展開して行く。ヘヴィーなスラッジ・メタル・インスト・バンド。轟音なだけでなく、哀愁ぎみの抒情に満ちている。また、コールドでダークな響きや一抹の寂しさ・悲壮感と言ったものもあるが、ゆったりとしたテンポの安定感のあるサウンドは暖かく、優しさも感じさせる。

2004年に結成した、Illinois州Chicago市の3人のバンド。

本作は2013年(October 29, 2013)にリリースされた5thアルバム。8曲(3:45)。
LABEL: SARGENT HOUSE (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

MARDUK - opus nocturne 全曲試聴

BLACK METAL

張り詰めたテンションと高速ブラストの疾走に、荘厳なメロディーがミックスされた彼らのサウンドが完成された3rdアルバム。Encyclopaedia Metallumのレヴューの評価の平均は彼らの作品中でも最も高い94点(2013年11月22日16:05取得データ)。パイプオルガンの音(イントロの曲)やスローな曲(アルバムタイトル曲)がある。

1990年に結成した、スウェーデン Östergötlands県(län) Norrköping市の4人のバンド。現在(2013年11月)まで残っている唯一の結成メンバーMorganは、ABRUPTUMに1991年(レーベルからデヴューする前)の3rdデモからEvilの名前で参加し、1996年以後のABRUPTUMは彼の一人バンドになっている。

本作は1994年(December 1st, 1994)にリリースされた3rdアルバム。Introを数えて9曲(43:09)。ゲスト・ヴォーカルは当時ABRUPTUM(1989年結成-1996年の間参加)のItがタイトル曲に参加。録音とミキシングはDan Swanoさん。
LABEL OSMOSE PRODUCTIONS (フランス)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

SIGHTS AND SOUNDS - silver door全曲試聴

POP PUNK

軽快で爽やかな、メタリックなギターのメロディック・パンク。COMEBACK KIDのシンガーAndrew Neufeldのサイド・プロジェクトと書かれていることもあるが、少し違った要素も持っている。エモーショナルな叙情性やキャッチーなメロディーは共通項だが、パンク色やメロディック性が濃く、やさしさのある爽やかなサウンドになっている。時にはアメリカーナな感覚が感じられる。

2006年正月に結成した、カナダ Manitoba州(province) Winnipeg市のバンド。AndrewとJoelのNeufeld兄弟2人とその友人2人(Matt HowesとAdrian Mottram)の4人が、彼らの他のバンドCOMEBACK KID (Andrew)やSICK CITY (JoelとMatt)の活動の合間を、トロントの音楽スタジオCOMPANY X AUDIO (Adrian)のエンジニアの仕事の合間をぬって活動している。COMEBACK KID自体も元はサイド・プロジェクトだった。2009年に1stアルバムをカナダのSTOMP ENTERTAINMENTからリリースしている。

本作は2013年(05 Nov 2013)にリリースされたEP。6曲(23:01)。
LABEL: PURE NOISE ENTERTAINMENT (USA)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

PROTEST THE HERO - volition 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE / HEAVY METAL

メロディック・メタルコア。メロディック・メタルとハードコアのミックス。ピロピロと縦横に駆け巡るギター等のメタルとしてのテクニックが光る演奏。ヴォーカルはフレーズの終わりなどでヴィヴラートをかけながら力んで伸ばす歌い方で、こちらもメタル度が高い。

2001年に結成した、カナダOntario州Whitby市のバンド。

本作は2013年(5 September 2013)にリリースされた、4thアルバム。11曲(54:07)。本作はメンバーがツイン・ギターの4人で、ドラムズは全曲でゲストのChris Adler (LAMB OF GOD)が叩いている。この人もテクニカル。ヴォーカルのゲストには、1st以来の付き合いのカナダのフォーク・シンガー、Jadea Kellyがハイトーンのクリアーな声を聴かせている。
LABEL: RAZOR AND TIE RECORDINGS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

INTEGRITY - systems overload (+rob orr, remix) +demo ボーナス・トラックを除く全曲試聴

NEW SCHOOL METALIC HARDCORE

メタルのようなギターにだみ声のヴォーカルで疾走パートとモッシュ・パートからなるメタルコア。時々オルタナティヴな要素や独特なカオティック性は感じられるが、後期のようなダークネスはない。曲によってはパンキッシュなロックンロールな要素もあって、乗りまくるメタリックなもモッシュコアだ。オリジナルには収録されておらず、昨年(アナログ)からの再発で復活した13曲目はかなりの聴き所。ヴァイオリンなどもフューチャーした発狂的サウンドであり、本作の中にあっては異色の曲で、当時カットされていたのも理解できる。

1988年に結成した、米国Ohio州Cleveland市出身のバンド。現在、リーダーでシンガーのDwid Hellionはベルギー在住。

本作は2013年(Nov 19, 2013)にリリースされたCD。全22曲。
本作は昨年(2012/9/3)にORGANIZED CRIMEからアナログでリリースされた"systems overload (+rob orr, remix)"のCD化だが、今回新たに9曲のCDボーナス・トラックが追加されている。トラック14-22がCDボーナス・トラックで、14-19は1987年のdemo "Off The Bat"の、20-22は1989年のdemo "Harder They Fall"の、それぞれ全曲。
LABEL: MAGIC BULLET RECORDS (USA)

本CDの元となった昨年のアナログ・ヴァージョンの"systems overload (+rob orr, remix)"は、1995年にVICTORY RECORDSからリリースされた彼らの2ndアルバム"systems overload"(全12曲)にギターを追加したリミックス・ヴァージョン。ミックス・ダウン前のオリジナル・マスター・テープを元に、現在のギタリストRob Orrのギターを追加したコラボレーション(2曲目のみかも知れない)となっていて、従来収録されていなかった13曲目も復活させている。1995年のオリジナルと同じエンジニアAaron Melnickのもとでリミックスされている。

Youtubeボーナス・トラックを除く全曲試聴
こちらのYoutubeは今回のCDボーナス・トラックを除く、昨年のアナログ・ヴァージョンの全曲試聴です。

(コメント:犬丸)

CLOSE YOUR EYES - line in the sand 全曲試聴

MELODIC HARDCORE

スクリーム・メタリック・メロディック・ハードコア。POST-HARDCOREやALTERNATIVEの範囲を広く取る最近の米国流だとPOST-HARDCOREになっていたり、CHRISTIAN METALになっていたり、日本流だとOLD SCHOOLになっていたりで悩むが、それらが一体になっているのが彼らのサウンド。スクリーモに投票しても良いかも…だが、わたし的にはキャッチーなメロディーをふんだんに盛り込んだポップなハードコアと言うのが聴き終えた後の印象だ。とにかく大変アッパーな人たちだが、喧しくなり過ぎてはおらず良いサウンド・プロダクションだ。

2005年に結成した、米国Texas州Abilene市の5人のバンド。

本作は2013年(October 28/29 2013)にリリースされた3rdアルバム。15曲(49:18)。
LABEL: VICTORY RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

ONE CHOICE - black horizon

STRAIGHT EDGE HARDCORE / OLD SCHOOL METALCORE

ストレートエッジのバンドの魅力と言えるすっきりとしたヘヴィーネスが何より最高。メタリックなギターと唾をとばすヴォーカルをフューチャー。彼らのサウンドは一部のストレートエッジのような単調な物ではない。ファストな疾走からミドル・テンポのパート、加速してゆくパートやダンサブルなパートなど、流れのある展開がかなりダイナミックだ。

元COLLISIONのシンガー、TIME FOR CHANGEのベーシスト、OUTSPOKENのメンバー等が結成し、2008年にEPでデヴューした、米国South Californiaの5人のバンド。

本作は2013年(Nov 5, 2013)にリリースされた2ndアルバム。11曲。ゲスト・ヴォーカルにはFIRST BLOODのCarlとTEN YARD FIGHTのWrenchが参加している。
LABEL: SEVENTH DAGGER (USA)

Favtube試聴
FavtubeはYoutubeから検索して連続再生します。後に行くほどはずれが多くなりますので、まずいのは飛ばして下さい。
Reverbnation試聴
コメント制作時点ではReverbnationは以前の音源のみですが、かなりの曲数があります。

(コメント:犬丸)

ATLAS SHRUGGED - don't look back in anger

NEW YORK HARDCORE

トラディショナルなニュー・ヨーク・ハードコアに、単なるミクスチャーに終わらない複雑な要素を導入した、初期のエクスペリメンタル・メタルコア、、、と言えば良いのだろうか。複雑な展開もあり、不協和音や変則リズムの入ったテクニカルな曲もあり、しかしヘヴィーなサウンドでもある。「メタリックなニュースクールへと進化して行くニュー・ヨーク・ハードコア」と「ポスト・ハードコアへと進化して行くエモコア」との接点。ニュー・ヨークとDCの中間点。歌詞はエモコアに近くサウンドは若干ダーク。それでいて当時のシーンで、ライヴ演奏でのコミュニケーションが十分行えるようなプリミティヴな感覚を持っている。ただ、日本人には難解な様な気がするが、、、

1992年に4人で結成した、米国New York州Rockland郡(County)のバンド。1998年に当時5人のメンバーが引越しをしたため離れ離れになって解散。2007年と2008年に6人で一時的再結成(reunion)をしている。2007年には録音も1曲行っていて、この曲は"V.A. - down for the core part v"に収録されている。

本作は2013年(Oct 29, 2013)にリリースされたコンプリート・ディスコグラフィーCD。アナログでリリースされていた彼らの全音源を収録した。19曲。20頁ブックレットにドキュメント写真を多数収録。
LABEL: TRIP MACHINE LABORATORIES (USA)

本作をリリースしているTRIP MACHINE LABORATORIESはバンドのシンガーChris Weinbladのレーベルで、ATLAS SHRUGGEDの1stアルバムを始めとする作品をリリースしている。ほかにもBULLDOZEの"final beatdown"が良く知られているが、ALL OUT WARの7インチ盤(アナログ・シングル)の再発などもリリースしている。

Youtube試聴Atlas shrugged - rainmaker
Youtube試聴Atlas shrugged - dreamking
Youtube試聴Atlas shrugged - another season
Youtube試聴Atlas shrugged - tribe of man
Youtube試聴Atlas Shrugged - The Haze Control

(コメント:犬丸)

GATES - you are all you have left to fear 全曲試聴

EMOCORE

綺麗な音とデリケートなアレンジを主体に、多少の起伏を繰り返しながら、静かに盛り上げて行く正攻法のオーソドックスなエモコア。ハッピーなサウンドと言えば言いすぎだが明るい目のクリアーな音作りで、空間的な広がりと精神的なエナジー・凛としたエモーションを感じさせる。

2011年に結成した、米国New Jersey州のバンド。
2010年4月に解散したニュー・ジャージー州New Brunswick市のエモ系バンドBEARS AND BRIGHT LIGHTSのメンバーが中心で、アリゾナ州のex-LYDIAのメンバーも参加している。

本作は2013年(22 October 2013)に新ヴァージョンで再リリースされたEP。7曲(26.46)。前年(May 29, 2012)にアナログ盤とCD-Rでバンドがセルフ・リリースした6曲収録の2nd EPに1曲を追加して、リミックス及びリマスターしたもの。DEAR HUNTER(新作はEqual Visionから)やメタルコアのMEANSと同じMike Wattsがプロデュースとリミックスをした。
LABEL: PURE NOISE ENTERTAINMENT (USA)

Soundcloud全曲試聴

(コメント:犬丸)

A LOT LIKE BIRDS - no place 全曲試聴

SCREAMO / POST-HARDCORE

カオティックな要素を含みテクニカルで複雑な展開ながら、また、エクストリームなサウンドとエクスペリメンタルな響きの美しさを交錯させていながら、大変まとまりのよい演奏。そのような演奏とスクリーモ・ヴォーカルだが、クリアーで明るく、モダンで軽快な演奏が大層おしゃれな印象を与える。おざなりな音はなく、1音1音が良く考えられ、特徴的な音が多くしかも気が利いている。日差しの中を梢(こずえ)から梢へと飛び回る小鳥を思い浮かべてほしい様だ。

2009年に結成した、California州Sacramento市の6人(現在)のバンド。ex-Dance Gavin DanceのKurt Travisを含むツイン・ヴォーカル。

本作は2013年(October 29th)にリリースされた2ndアルバム。10曲(45:27)。CLOSURE IN MOSCOW, SLEEPING WITH SIRENS等を行ったKris Crummettがプロデュースした。
LABEL: EQUAL VISION RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

GLASS CLOUD - perfect war forever 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

エクスペリメンタル・スクリーモ・カオティック・メタル。米国ではPROGRESSIVE METALCOREと言われることがあるテクニカルでエクスペリメンタルなサウンドであるが、さもありながら超エクストリームだ。バンド自身が「コントロールされたケイオス」と呼ぶカオティックながらテクニカルなサウンドに、エモメタルやメタルコアからジャズやグルーヴメタルの要素も交える。デスメタルっぽくはないが、発狂高速パートなどはグラインドコアよりのデスコア等と似ている。実際に聴いた感じでは「エクストリーム」と「エクスペリメンタル」「複雑」が表に立っている。

2011年遅く(late 2011)に4人で結成した、ヴァージニア州Hampton出身で現在はカリフォーニア州San Diegoのバンド。
ex-SKY EATS AIRPLANE/ex-OF MICE & MENのヴォーカリストJerry Roushと、2012年までTONY DANZA TAP DANCE EXPERIENCEにも参加していた8弦ギター担当のJoshua Travisが結成の中心。残る2人、ベーシストTravis SykesとドラマーChad HastyはRoushの幼馴染であり、いずれもBerklee College of Musicの出身者。

本作は2013年(October 22)にリリースされた、5曲(21:18)収録のEP(ミニ・アルバム)。
LABEL: EQUAL VISION RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

GORGASM - bleeding profusely 全曲試聴

DEATH METAL

USスタイルのブルデス。アレンジもさらにまとまりよく、ブルデス・ニュー・スクール・サウンドに接近した極悪作。歌唱・演奏全般もそうだがゲストのDave Culrossのドラムズもテクニカル。(ここまでのコメント:MA)
なお、前後して入荷予定のPYREXIAの2013年アルバム"feast of iniquity"のドラムズもゲストとしてDave Culrossが全曲を担当している。

1994年に結成した、米国Indiana州Lafayette市の通常4人のバンド。

本作は2002年に米国のEXTREMITIES PRODUCTIONSからリリースされたアルバム。"stabwound intercourse"の1999年ヴァージョン(編集盤、12曲)を1stアルバムと数えた場合、本作は2ndアルバム。11曲(23:37)。この時はバンドのメンバーは3人で、録音のドラムズは前年のDEMOに引き続き、ゲストでDave Culross (ex-MALEVOLENT CREATION, 2003年からSUFFOCATIONに再度参加)が全曲を担当している。
こちらは2008年(August 12th 2008.)にリリースされた再発盤。
LABEL: UNIQUE LEADER(us)

Youtube全曲試聴

(コメント:MA/犬丸)*

KOFFIN KATS - born of the motor

PSYCHOBILLY

少しロックンロール的で軽快かつスピーディーでのりのよい、疾走メロディック・ファスト・サイコビリー。スラッピング・ベースとビブラート強めのヒーカップ唱法(フレーズの終わりで声を裏返すサイコビリーらしい歌い方)でサイコビリー・テイストも満点。デトロイトのバンドと言う事で前作"our way and the highway"に続いて車がらみのタイトル。工場労働者の事を歌った曲などもあるらしい。

2003年7月に結成した、米国Michigan州(State)の自動車の街Detroit市の3人のバンド。

本作は2013年(Oct 22, 2013)にリリースされた6thアルバム。12曲(35:17)。NIRVANA, ROLLING STONESと同じAdam Ayanがミックスした。
LABEL: SAILOR'S GRAVE RECORDS (USA)

Youtube試聴

(コメント:犬丸)

WINDHAND - soma 全曲試聴

DOOM METAL

ダウン・チューニングでダウン・テンポのドゥーム・メタル。重い遅い。これは基本的なパターンであり、音楽にある種の感じを持たせるには必須でもあるが類型的になりかねない。コールドで綺麗な響きを持ったフューネラルな感じを与える音や、時々アコースティックな音が使われている辺りが特徴的な部分。展開にも効果音を用いる等の工夫がされている。また、ドゥーム・メタルに加えてシアトル・サウンド寄りの発展的な方向性も持っていて、幾分サイケデリックに聴こえるかもしれない。

2008年に結成した、米国Virginia州Richmond市の5人のバンド。ギターのAsechiah BogdanはALABAMA THUNDERPUSSYの結成メンバー。

本作は2013年(17 September 2013)にリリースされた2ndアルバム。6曲(1:15:13)。今年から参加している、本作のベーシストParker ChandlerはCoughのメンバー。今年(April 16th, 2013)、COUGHとWINDHANDのスプリット"reflection of the negative"もRELAPSE RECORDSから発売されている。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

SAINTHOOD REPS - headswell 全曲試聴

INDIE ROCK

陰に陽に変化するインディー・ロック。SUNNY DAY REAL ESTATE, MY BLOODY VALENTINE, MOGWAI等にインフルエンスされた、エモを出発点にオルタナティヴな方向に進化したサウンドで、ロック色強め。若干ヘヴィーなサウンドの中にぽっかり浮かび上がる透明な感じのパートや、印象に残るメロディーを持っている。

2009年に結成した、米国New York州Long Island島の3人のバンド。

2013年(22 October 2013)にリリースされた2ndアルバム。10曲(39:59)。
LABEL: NO SLEEP RECORDS (USA)

Bandcamp全曲試聴

(コメント:犬丸)

FLATLINERS - dead language 全曲より2曲少ない試聴

MELODIC HARDCORE

さらにストレートなエモーショナル・メロディック・ハードコアを聴かせている。初期のアルバムではスカやロックンロールがブレンドされていて、トロント・シーンのスカ・コア・バンドにも数えられていたが、純粋化が進行。本作も多彩なサウンドではあるが、純粋なメロディック・ハードコアだ。疾走タイプではなく、明る目のキャッチーなものからエモーショナルなものまで、歌心のあふれる曲を聴かせる。

2002年に結成した、カナダOntario州Richmond Hill市/Brampton市の5人のバンド。

本作は2013年(September 17, 2013)にリリースされた4thアルバム。13曲(39:32)。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Youtube試聴
こちらのYoutubeは11本が連続再生されます。"Full Album"と表示されていますが、コメント制作時点で12曲目"Young Professionals"と13曲目"Brilliant Resilience"が含まれていません。

(コメント:犬丸)

THIS WILL DESTROY YOU - live in reykjavik, iceland 2CD 全曲試聴

POST-ROCK / DRONE

常に二面性を持って、その間で揺れ動く揺らぎの世界。アンビエントなインスト・ポスト・ロックだが、柔らかい音だけではなく轟音がかなり入るので、轟音ポスト・ロックとも言われる。轟音ポストロックではあるが、ダークで寂しい叙情的なメロディーや音が多い。フューネラルな位にコールドなパートが多いが、そこに重なってゆらゆらと優しいサウンドも浮かんでくる。古くなったフィルムのモノクロ映画を見ているような侘しい懐かしさも感じさせる。

2002年から結成を始め、2005年から作曲や録音を始めた、米国Texas州San Marcos市の4人のバンド。

本作は2013年(29 October 2013)にリリースされた4thアルバム。CDは2枚組。11曲(1:25:07)。
アイスランドのレイキャビクにあるHarpa Concert Hallで 録音のエンジニアはFinnur Hakonarson、ミックスはAlex BhoreとCharlie Vela、マスタリングはAlan Douchesが行った。Harpa Concert Hallは2011年から使用が始まり、座席数は1600-1800で会議場も併設されている。THIS WILL DESTROY YOUは米国と欧州のツアーの途中でアイスランドに立ち寄り、Harpa Concert Hallが"Stopover Series"の名称で始めたライヴ企画の第1弾として、2013年4月17日にパフォーマンスを行った。この作品はその時の録音を全曲収録している。なお、当日の対バンはアイスランドのベテランKIMONO。
LABEL: MAGIC BULLET (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

TANCRED - s/t 全曲試聴

INDIE ROCK

ヴォーカルを中心に、生っぽい音の演奏で曲によってはギター1本だ。そのようなインディー・フォーク的な感じの曲もあり、結構ラウドな感覚のパートもありのインディー・ロック・アルバムになっている。歌唱はストレートだが、内面を直(じか)に表わすかの様で、ちょっと寂しげなパートはいとおしい感じだが、時には力強くパワフルにもなる。

NOW,NOWのギタリストJess Abbottのソロ・プロジェクト。2011年(April 20, 2011)にデジタル・オンリーでリリースされた1stアルバムがある。

本作は2013年(Vinyl:October 1st, Digital:October 15, CD:November 4th, 2013)にリリースされた2ndアルバム。11曲(27:34)。ドラムズ, ベース, ピアノにNOW, NOWのドラマーBrad Haleがクレジットされているので、ギターとヴォーカルのJess Abbottとこの人との、主に2人による録音になる。ex-DARK DARK DARK/TIKI OBMARのBrett Bullionがプロデュースした。
LABEL: TOPSHELF RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
上のYoutubeのLINKが本作の全曲試聴、下のSoundcloudプレーヤーがデジタル・リリースだった1stの全曲です。

(コメント:犬丸)

DOOMRIDERS - grand blood

HEAVY ROCK

メタリック・ダーク・ロック。ヘヴィー・ロックやロックンロールの要素も多く、ドゥームやスラッジの要素もあり、今自分で言った事を否定するような感じになるが、あまりダークではないザクザクとしたノリで、ノリの良い曲が多い。DEATH 'N' ROLLと言う人もあるくらいだ。

2004年に結成した、米国Massachusetts州Boston市の4人のバンド。Nate Newton (OLD MAN GLOOM, CONVERGE)もメンバーだ。

本作は2003年(October 15th, 2013)にリリースされた3rdアルバム。10曲(41:11)。God City StudiosでKurt Ballou (CONVERGEのGr)録音。
LABEL: DEATHWISH, INC. (USA)

Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

BLEACH BLONDE - starving artist 全曲試聴

EMOCORE

音楽の初心に帰った様な、超ストレートなメロディック・エモ。いつか聴いたような懐かしさのある、甘美で、楽しくて、物悲しいサウンド。DROP DEAD, GORGEOUSのメンバー2人(シンガーとドラマー)が参加しているが、そちらとはかなり違う刺激性の低い音だ。ポップでもあるがその事がエモーショナルさを損ねてもおらず、初期のエモからエモ・シーンの中心がポップ・エモへと変化した当初のサウンドと精神を受け継いでいる。

2012年8月に結成した、米国CO州Denver市の5人のバンド。

本作は2013年(September 24, 2013)にリリースされた1stアルバム。10曲(35:50)。SLEEPING WITH SIRENSやFURTHER SEEMS FOREVER等と同じKris Crummettがプロデュースした。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

SAVE YOUR BREATH - there used to be a place for us 全曲試聴

POP PUNK / MELODIC HARDCORE

キャッチーでテクニカルな綺麗な音のメロディック・パンク。疾走感のあるメタリックな音。一口で言えばフォーキーな物やアコースティック掛った物の対極に位置する、かなり厚みがあり、まろやかさもある聴きやすい音が基調になっている。
ホットな(陽の)部分の中に一瞬クールな(陰の)部分を入れた展開が多く、たいそう綺麗に聴こえる。時にはコールドとかダークと言った感覚もある。("ダーク"と言っても"ゴス・パンクの様な"と言う意味ではなく、"本当にダーク"な音だ。) 勿論キャッチーでメロディックなパンクを聴かせるのが主眼なのだが、展開も演奏もかなり技巧的。ポップ・パンクのレヴューではあまり使われない言葉だが、テクニカルと言える完成度の高い演奏で、時には少しエクスペリメンタルの領域に踏み込んでいる。

2007年に結成した、英国South Wales州Newport市の5人のバンド。

本作は2013年(October 8, 2013)にリリースされた2ndアルバム。11曲(34:26)。BRUTALITY WILL PREVAILやELEGANT BALLOONS等と同じ英国WelshのGethin Pearsonがプロデュースし、ATTACK! ATTACK!やBETRAYEDと同じ米国のStuart Richardsonがミックスした。
LABEL: ANIMAL STYLE RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

V/A - songs of tony sly: a tribute

HARDCORE PUNK / MELODIC HARDCORE

2012年7月30日41歳で死んだNO USE FOR A NAMEのTony Slyのトリビュート・アルバム。彼の書いた曲を沢山のバンドが演奏している。TonyはNO USE FOR A NAMEには結成の2年後からの参加だが、現在残っている唯一の結成メンバーRory Koffに次いで古いメンバーで、アルバムでは1st以来常にフロントマンを務めてきた。

Tony SlyはJohnとPaulineのSly夫妻の子供として1970年11月4日に生まれた。彼は十代でBrigitteと見初め合い、1998年に結婚した。1989年に18歳でNO USE FOR A NAMEに参加。1987年の結成からの参加ではないが、1stアルバム(1990年)がリリースされる以前からのメンバーだ。NO USE FOR A NAMEは1987年にChris Dodge (G), Steve Papoutsis (Bass), Rory Koff (Ds), John Meyer (Vo)の4人が結成した。その後一時ツイン・ギターになったが、1stアルバムではTonyのギター/ヴォーカルとSteveとRoryのトリオ編成。それ以後はTonyとRoryが中心になって、大概4人編成でやってきた。2004年にはSly夫妻の長女Fionaが、2008年には次女Keiraが生まれている。7月のTonyの死を受けて、NO USE FOR A NAMEは2012年9月8日にケベックのMacadam Festivalで解散を発表した。
Tony Slyは2012年7月30日に41歳で死んだ。気になる死因だが詳細は公表されていない。死因について触れているのは死亡直後(3日後)の記事だけで、「自然史だが、死因の検査は済んでいない」(原文:Tony died of natural causes on 7-31-12, but his body is still yet to be examined.)との事だ。(SPATIAL ORIENTATIONサイト, August 3, 2012付, Craig D. Schlesinger筆の記事による) Tonyは6月には椎間板ヘルニアで入院していて、日常的に苦痛があり鎮痛剤を飲んだり理学療法を受けたりしていた。鎮痛剤とアルコールは危険な組み合わせでそれを推測する向きもあるが、とくに根拠があるわけではなさそうだ。平穏に(Peacefully)死んだと書かれているのが多少の気休めといったところだ。

本作は2013年(October 29, 2013)にリリースされた。26曲(70:47)。
収録曲(演奏者)は次の26曲。01: Biggest Lie (Karina Denike), 02: AM (Mad Caddies), 03: Soulmate (Strung Out), 04: For Fiona (Rise Against), 05: Let It Slide (Bad Religion), 06: The Shortest Pier (NOFX), 07: On the Outside (Snuff), 08: Homecoming (The Bouncing Souls), 09: Feel Good Song of the Year (Old Man Markley), 10: Discomfort Inn (Lagwagon), 11: Via Munich (Teenage Bottlerocket), 12: Keira (Frank Turner), 13: Pre-Medicated Murder (Get Dead), 14: Devonshire and Crown (Pennywise), 15: Straight from the Jacket (Alkaline Trio), 16: Capo 4th Fret (The Gaslight Anthem), 17: Already Won (Yellowcard), 18: Not Your Savior (Swingin' Utters), 19: Fireball (The Flatliners), 20: Justified Black Eye (Simple Plan), 21: Frances Stewart (Useless ID), 22: On the Outside (Jon Snodgrass & the Dead Peasants), 23: Dark Corner (American Steel), 24: Flying South (Frenzal Rhomb), 25: Toaster in the Bathtub (Anti-Flag), 26: International You Day (Joey Cape with Scorpios)。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/user/xinonn/videos
これはYoutubeユーザーのチャンネルですが、この人が2013/10/27以後順次本作収録曲をUPしています。面倒なら次のFavtubeで試聴して下さい。
Favtube試聴: http://favtube.sugerich.com/play.php?keyword=songs+of+tony+sly+a+tribute

(コメント:犬丸)

BETTER OFF - (i think) i'm leaving 全曲試聴

EMOCORE / INDIE ROCK

基本的には90年代を髣髴させるオールドスクール・エモコアだが、わずかにプログレッシヴな感覚やポップ・パンク的な感覚もある。ちょっと荒削りなサウンドが若々しく、エモやメロコアの創成期のバンドが持っていたような瑞々(みずみず)しさもある。そしてポップながらも能天気なだけではなく、しっとりとした感覚も持っているので落ち着いて聴ける作品になっている。

米国TN州Nashville市の3人程度(写真や映像では4人)のバンド。同じBLOOD & INK RECORDSから作品を発表しているスラッシー・メタリック・ハードコア・バンドDEPENDENCYのJonathan Dalman (Bass), Charles Miller (Ds)が参加しているが、音楽性はDEPENDENCYとは全然違う。テキサスのバンドTHIRTYSEVENのお友達。

本作は2013年(24 September 2013)にリリースされた1stアルバム。11曲(46:01)。
LABEL: BLOOD & INK RECORDS

1.Bandcamp全曲試聴
2.Youtube全曲試聴
1. 2.全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
3.Youtube映像
3.Youtube映像はギタリストJon Dalman。撮影はドラマーCharles Miller。この人たちはアホです。
4.Youtube試聴
4.みんなアホです。

(コメント:犬丸)

INTO IT. OVER IT. - intersections 全曲試聴

INDIE ROCK

最近の日本の社会や日本のアーティストと違って、品格の高いエモーショナル・サウンド。ちょっとアコースティックな演奏とストレートだがやわらかい歌唱。それなりにキャッチーで青臭さを感じさせる位に若々しいが、こびる事無く主張する一方的な音楽姿勢はとてもみずみずしい。しっとりとしていても、意気盛んにやりたい様にやっているのだ。やりたい様にと言ってもコミュニケーションの為の音楽なので、誰にでも理解できる音楽本来のストレートなサウンドだ。

INTO IT. OVER IT.は実質的にはEvan Thomasのソロ・プロジェクト。Evanがこのプロジェクトの為の曲を書き始めた時点からと考えれば、INTO IT. OVER IT.のスタートは2007年からと言うことになる。EvenはDamiera, Up Up Down Down Left Right Left Right B A Start等のメンバー。

本作は2013年(9.24.13)にリリースされた4thアルバム。Brian Deck (Modest Mouse)と共に制作した。
LABEL: TRIPLE CROWN RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴

(コメント:犬丸)

BAD RELIGION - christmas songs 全曲試聴

MELODIC HARDCORE

こう言う内容だと、何も考えなくてただ楽しむだけ。クリスマス・ソング・コレクション。しかも日本でも良く知られている曲ばかり。一緒に歌ってみましょう。

1979年結成、米国California州Los Angeles市の5人(現在の編成)のバンド。彼らのロゴはアンチクライストっぽく見えるが、社会に「適合」することに反対する、と言う事らしい。反対するもしないも、適合できない事には適合できないよね。

本作は2013年(October 29, 2013)にリリースされた17thアルバム。9曲(19:01)。本作はギターのGreg Hetsonが脱退して初の作品であり、今までより1人少ない5人編成で制作されている。本作売上げの20%が"Survivors Network of those Abused by Priests"に寄付される。
LABEL: EPITAPH RECORDS (USA)

Youtube試聴: https://www.youtube.com/watch?v=pB2l6UESSyo&list=PLv49WtUcdyGRdwPpCc7WU9k5NZOoMBAvH
こちらのYoutube試聴は9本が連続再生されます。

(コメント:犬丸)

DANCE GAVIN DANCE - acceptance speech 全曲試聴

SCREAMO

高音のクリーン・ヴォーカルとスクリーモの対比のコントラストが良く効いていてそれぞれの魅力を高めている。キャッチーなエモコア。クリーン・ヴォイスの方は少しエレクトリックな感じにエフェクト(エコーなど)が掛っているみたいで、ありきたりの音から脱していながら綺麗な音色に作られている。本作のキーポイントとも言えるそのクリーン・ヴォイスを担当している新メンバーは、ex-TIDES OF MANのTilian Pearson。スクリーモ・バンドのクリーン・ヴォーカルながら、参加第1作目の本作で高い存在感がある。また、バンド全体の印象は従来のテクニカルなものからよりストレートなものへと変わっていて、それとあいまってヴォーカルの重要性が増している。

2005年に結成した、米国California州Sacramento市の6人のバンド。メンバーも出たり戻ったり色々あって、一時解散を考えたようだが、2010年夏ごろに旧メンバーを中心に再スタート(まるっきり2006年ごろのラインナップです)。その後ギターの1人とクリーンのシンガーが変わっている。

本作は2013年にリリースされたLIVE盤を除いて5thアルバム。LIVE盤を勘定に入れると6thアルバム。11曲(42:07)。TIDES OF MAN(プロデュース)やCOPELAND(ミックス)のほか普通のロックも手がけているMatt Malpassがプロデュース・録音・ミックス。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=g6lyOz8lb1Q&list=PLZBiyR_-iYUNRK8P0sNqmOsiVASNlSu_6
こちらのYoutubeは11本が連続再生されます。

(コメント:犬丸)

DAVE HAUSE - devour 全曲試聴

INDIE FOLK

LOVED ONESのフロントマン。LOVED ONES自体普通のポップ・パンクではなく、アメリカーナのかかったサウンドだが、このソロアルバムでは更にその方向に踏み込んでいる。ゲストに、パンク系人脈とはちょっと異なるインディー・フォーク系の名前が見えるが、本作はフォーク色の濃いロック・アルバムになっている。

David Andrew Hauseは1978年(March 12, 1978)にPhiladelphiaで生まれた。
90年代中頃にスラッシュ・コア・バンドSTEP AHEADを結成し、1997年にデヴュー・アルバム"there's always hope!"がINITFORIT RECORDSからリリースされた。
解散後、STEP AHEADのドラマーとCURSEを結成。同時にPAINT IT BLACKにもギター等で参加。CURSEは2003年(April 12)のKid Dynamiteisのオープニングがラスト・ショウになった。
彼は2004年4月に、元Kid DynamiteのMichael "Spider" Cotterman(Bass)、元TRIAL BY FIREのMike Sneeringer(Ds)とLOVED ONESを結成した。
彼は2009年からソロでの活動も始めた。ソロでの1stアルバムは2010年(January 24)にPAPER + PLASTICKよりリリースされている。

本作は2013年(October 8, 2013)にリリースされた2ndアルバム。12曲。本作は4人で制作されており、その他にゲストとしてALKALINE TRIOのMatt Skiba、インディー・フォーク系のデュオWATSON TWINS、多分同系統のScott Hutchisonが録音に参加している。ここ3年ツアーを続けて色々なバンドと対バンをしてきた様であり、その活動で出来た人脈のようだ。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/davehause/sets/devour
Soundcloud試聴は全曲セット。

(コメント:犬丸)

FLATLINERS - dead language 全曲より2曲少ない試聴

MELODIC HARDCORE

さらにストレートなエモーショナル・メロディック・ハードコアを聴かせている。初期のアルバムではスカやロックンロールがブレンドされていて、トロント・シーンのスカ・コア・バンドにも数えられていたが、純粋化が進行。本作も多彩なサウンドではあるが、純粋なメロディック・ハードコアだ。疾走タイプではなく、明る目のキャッチーなものからエモーショナルなものまで、歌心のあふれる曲を聴かせる。

2002年に結成した、カナダOntario州Richmond Hill市/Brampton市の5人のバンド。

本作は2013年(September 17, 2013)にリリースされた4thアルバム。13曲(39:32)。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=ut4qQbwZDVU&list=PLz_dhDOGt8tWku05WQvpclElMLvoMxNhC
こちらのYoutubeは11本が連続再生されます。"Full Album"と表示されていますが、コメント制作時点で12曲目"Young Professionals"と13曲目"Brilliant Resilience"が含まれていません。

(コメント:犬丸)

INBREEDING REDNECKS - abnormal life portrayed

DEATH METAL

オールドスクール・デス・メタルを中心に、テクニカルでモダンな面もあり、GOJIRAの様なデスコアの要素もある。ブラスト+トレモロのパートはあるが疾走パートは少なく、ちょっとモッシュコア的なノリのざくざくとしたミドルテンポからスロー・テンポのパートが多い。展開は多様で複雑。全体にダークな雰囲気で叙情がかったメロディーがそれを引き立てているが、声だけでもブルータルなのでサウンド全体も常にブルータルさを維持している。これは言い換えればヴォーカルが単調と言う事にもなるが。

2008年に結成した、デンマークSyddanmark地域(Region)Esbjerg市(+Grindsted市/Horsens市)の5人のバンド。

本作は2013年(October 14th, 2013)にリリースされた1stアルバム。9曲(32:53)。本作に参加している2011年からの新ドラマーはMercenaryの2011年からの新メンバー。
LABEL: MIGHTY MUSIC (デンマーク)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/inbreeding-rednecks

(コメント:犬丸)

WOMBBATH - internal caustic torments 全曲試聴

DEATH METAL

スウェディッシュ・オールドスクール・デス・メタル。スウェーデンのバンドで言えばDISMEMBERや、米国のINCANTATION辺りの音楽性。全く正統的なデス・メタル。考えてみれば、ここで演奏されているサウンドそのままの音を、最近の米国のデスコア・バンドの作品だって含んでいる。この20年前の作品が今だ古びる事無く、今聴いても全く何の違和感もないのは、オールドスクール・デス・メタルとして純度が高く、他の要素をあまり持ち込んでいないからだろう。20年後のことを考えてアルバムを作るミュージシャンはいないかも知れないが、時代に迎合したり寄りかかったりする事の危険性を教えてくれる作品だ。加えて、彼らは次作で「時代に迎合して」解散する羽目になったというような話なのでなおさらだ。

1990年に結成して、1995年に解散した、スウェーデンVastmanland県Sala市の5人のバンド。本作の後、作品制作前に概要を示す為のデモ(公表するためのデモとは異なる)として制作した音源が早く発売したいと言うレーベルの希望でCDEP "lavaory"としてリリースされたが、かなり不評であったらしく解散してしまいました。"lavaory"はよりモダンなデスロールだったと言うような話ですが未聴。

本作は1993年にフランスのTHRASH RECORDSからリリースされた彼らの唯一のフル・アルバム。9曲(40:21)。
本作はその後2010年に米国のNECROHARMONICから曲を追加してリリースされた。NECROHARMONIC盤では、1992年のデモ"brutal mights"4曲(16:29)、1992年にTHRASH RECORDSからリリースされた1st 7インチEP"several shapes"3曲(7:34)、そして未発表曲"beyond the gloomy"(4:30)が加えられ、全17曲のディスコグラフィーCDとなっていた。但し問題作と言われる1994年にオーストリアのNAPALM RECORDSからリリースされた2ndEPの"lavatory"は収録していない。

こちらは2013年にシンガポールのPULVERISEDからリリースされた再発盤。Dan Swanoによるリミックス。2010年のNECROHARMONICからの再発の曲目に、さらに本作3曲目"as silent as the grave"の完全再録音改題曲"20:13 silence unveiled"を追加収録。全18曲収録。
LABEL: PULVERISED (シンガポール)

Youtube試聴: https://www.youtube.com/watch?v=k2qUmOtO908
こちらのYoutubeはNECROHARMONIC盤の17曲が1本に収録されています。今回の追加曲"20:13 silence unveiled"は収録されていません。

(コメント:犬丸)

EXHALE - when worlds collide

GRINDCORE

気持ち良い激走グラインド。メタリックな超高速サウンドにシャウトとデス声のツイン・ヴォーカル。エナージティックなストレートなサウンドに、言の葉が早口言葉のように吐き捨てられる。よくエクストリームな音楽を憂さ晴らしの為の音楽ように書いてあるのを見かける。基本的には私は賛同しないが、これは聴いていて快感を覚えずにはいられない。

2004年に結成した、スウェーデンGothenburgの5人のバンド。ツイン・ギターのツイン・ヴォーカル。

本作は2013年(November 18, 2013)にリリースされた3rdアルバム。14曲。
LABEL: PULVERISED (シンガポール)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=EcBJbq2ofpw
最初のYoutube試聴が本作1曲目です。
Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/all-systems-go-1/exhale-avsky
Soundcloud試聴が2曲目です。
Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=1rCygff481I
こちらのYoutube試聴は4曲目です。
Reverbnation試聴: http://www.reverbnation.com/exhale
コメント制作時点でReverbnation試聴は旧作品の曲です。

(コメント:犬丸)

CENTINEX - subconscious lobotomy

DEATH METAL

悪い感じ。黒いデス・メタル。デスラッシュやメロデスに分類されたりするバンドの初期作品だが、それほどスラッシュ寄りではなく、メロディーは邪悪(ただし哀愁系ではない)な感じ。かんかんいうドラムズや力の入った咆哮、メロディーに加えて邪悪なアレンジも施されていて、曲によってはブラック・メタル寄りに聴こえた。

1990年に結成して2006年に解散した、スウェーデンDalarnas県Hedemora市の5人のバンド。

本作は1992年(October 1992)にスウェーデンのUNDERGROUND RECORDSからリリースされた1stアルバム。9曲(35:29)。Tomas Skogsbergがプロデュースした。最近入手できなくなっていた初期の作品。
こちらは2013年にシンガポールのPULVERISED RECORDSからリリースされた再発盤。リマスター、2000年にドイツのDEADLY ART PRODUCTIONからリリースされた"Apocalyptic Armageddon" 7" EPの3曲(11:36)全曲を追加収録。Mark Riddickによる新アートワーク使用、結成メンバーMartin Schulmanによるライナー入り。
LABEL PULVERISED (シンガポール) *PULVERISED RECORDSはシンガポールが本社ですが出回っているものの大部分は英国の発売元PHDの盤です

Reverbnation Mfmf! Bandcamp Facebook Youtube Soundcloud試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=centinex%20subconscious%20lobotomy

(コメント:犬丸)

UNCANNY - mcmxci-mcmxciv 2CD

DEATH METAL

ダークなグルーヴと、整ったサウンド。初期のスウェディッシュ・デス・メタル・バンドだが、古くもなくモダン要素もない、完成されたスウェディッシュ・デス・メタルを聴かせる。色々なパートの展開も完全に均衡が取れていて、全く時代を感じさせない完成度だ。

1990年に結成した、スウェーデンAvestaの5人のバンド。S.G.R(Society Gang Rape), Centinex, Interment, Katatonia等のメンバーが参加している。

本作は2010年にLP3枚組みで発売された編集盤。
こちらはそれのCD化で、2011年(Feb 22, 2011)にリリースされた2枚組CD。第1期に当たる1994年までの全音源30曲を収録。1994年の1stアルバム"Splenium For Nyktophobia"(13曲)をDisc 1に、"Transportation to the Uncanny"と"Nyktalgia"のデモ2作とAncient Ritesとのスプリット参加曲(計17曲)をDisc 2に収録。カラー12ページ・ブックレット。
LABEL: DARK DESCENT RECORDS (USA)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=UNCANNY%20mcmxci-mcmxciv

(コメント:犬丸)

HEARTSOUNDS - internal eyes 全曲試聴

MELODIC HARDCORE

男女ツイン・ヴォーカルのしっかりした演奏のメロディック・ハードコア。超高速型ではないが全編しっかりとした疾走感。
懐かしいあの女性ヴォーカルのメロディック・デスコア・バンドLIGHT THIS CITYのシンガーLaura NicholとドラマーBen Murrayが参加している新バンド。、、、女を捨てたわけではないだろうが声の方は全く女に聴こえなかった偉大な女性。と言うわけで、このバンドではあのようなパワフルな咆哮を聴かせる訳ではないが、かなり男臭いヴォーカルはやはり素晴らしい。LIGHT THIS CITYでは女性ヴォーカルがメインになっていたが、本バンドではex-LIGHT THIS CITYの2人のツイン・ヴォーカルとなっている。どちらかと言えば、男性ヴォーカルが伸びやに歌い女性ヴォーカルが男臭い、ツイン・ヴォーカルだ。男臭いは失礼かもしれないが。
ギターは歯切れのよいメタリックな音でリズム感があるので、速度以上にスピーディーに聴こえる。

解散したLIGHT THIS CITYの2人が2008年に結成した米国California州San Francisco市Bay Area地域のバンド。なおLIGHT THIS CITYは2008年に解散しているが、2010年に数回のライヴを行い、ラスト・ライブは2010年4月11日と言う事になっているらしい。

本作は2013年(October 15 2013)にリリースされた3rdアルバム。11曲(30:46)。メンバーは4人。CREATOR-DESTRUCTORレーベルはBen Murrayの主宰しているもので、今までにTROUBLED COASTやSEAHAVEN等、ジャンルにとらわれない特徴のあるバンドや質の高いバンドをリリースしている。私は推測しています、2人の関係について、、、そして2人の幸せを願っています。
LABEL: CREATOR-DESTRUCTOR RECORDS (USA)

Bandcamp全曲試聴
Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

PYREXIA - feast of iniquity

DEATH METAL

ブルータル・デス・メタル。高速ギターリフやブラスト爆走と、ヘヴィーネスやモッシーなパート等のバランスが取れている。以前の作品では下水道ガテラルに近いグロウルの物もあったが現在のシンガーは本核的なブルデスのタイプ。従ってあまり特徴は指摘できないが、演奏の水準の高いブルータル・デス・メタル・バンド。

1990年に結成した、ニュー・ヨーク州の4~5人のバンド。ヴォーカルは良く替わっていて1stの時のシンガーは正式デヴュー前のINTERNAL BLEEDINGに参加していた他、2ndの時のシンガーが現在INTERNAL BLEEDINGに参加している。

本作は2013年(October 29th, 2013)にリリースされた4thアルバム (CATASTROPHIC名義で活動中の発表したアルバム1作を含めない計算で)。ギターのChris Basileは1992年からのメンバー。本作のヴォーカルは前作と同じEric Shute。ドラマーはアルバムごとに変わっており、本作のドラムズはSUFFOCATIONの第一期の終わり(1997-1998年)と2013年の最新作で参加(2012年から)しているDave Culrossが叩いている。彼はそのほかにもex-HATEPLOW(1999-2004年), ex-MALEVOLENT CREATION(1995年, 1998-2001年, 2003-2004年, 2007年)と言うベテラン。ベースもほぼアルバムごとに変わっている。本作のベーシストは未知の新人。1990年からのメンバーと言うのはいない見たい。
LABEL: UNIQUE LEADER (USA)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=L6kjJNKi8qA&list=PLMJGV7p_FGBXBrXfHSetZ0ufosWMY1le3
こちらのYoutube試聴が本作1曲目です。
Reverbnation試聴: http://www.reverbnation.com/pyrexia
コメント制作時点でReverbnation試聴は5曲ありますが本作からの音源はありません。

(コメント:犬丸)

GERM ATTAK - fear of the unknown

HARDCORE / STREET PUNK / OI

ハードコアに初期パンクのノリをミックスした、ラフに疾走するストリート・テイスト+オイ・パンク・テイスト入りハードコア。オイの曲を疾走ハードコアにした様な感じの曲が多く、ロッキンなテイストの曲もある。もともとフィン・コア的なバンドだったが少しロケンローなパンク性が増している。と言ってもフィン・コア自体色々なので、フィン・コアにもそういうのもあるけど。

2004年に結成したカナダOntario州Ottawa市の3人程度のバンド。2011年に一応解散している。

本作は2011年にロシアのDRUNK WITH POWERからリリースされた4thアルバム。本作はシンガーのJo Capitalicide(Guitar, Bassも)とWill(Ds)の2人。14曲。
LABEL: DRUNK WITH POWER (ロシア)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=GERM%20ATTAK%20FEAR%20OF%20THE%20UNKNOWN

(コメント:犬丸)

FATUM - time passes to the dark 全曲試聴

STENCHCORE / METALIC CRUST

メタリック・クラスト。ヴォーカルや演奏の音質はロウでちょっとノイジーなサタニック・メタルの感じ。ヴォーカルはMOTORHEADのLemmyをもうちょっとサタニックにしたようなだみ声。時々邪悪なブラック・メタルの様なメロディックなギターも入る。サウンド的にはSACRILEGE位のスタンスだが、クラスティーな疾走パートや、スラッシーなざくざくした疾走パートや、ロックンロールに近い感じのファストからミドル・テンポのパート、ダークなギターのソロ等で、曲は長いが展開が豊富で長くは感じさせない。程よくロウでラウドなサタニックな音質も優れている。結局録音って金をかけなくってもセンスがあれば良いんですよね。

2007年に結成した、ロシアМосква(Moscow)市の5人(?)のバンド。

本作は2012年(29th of December, 2012)にロシアのDRUNK WITH POWERからリリースされたアルバム。12インチやCDなど、単独とスプリットを含めて各種のリリースがあったが、本作が初のフル・アルバム。7曲。
LABEL: DRUNK WITH POWER (ロシア)

Bandcamp試聴: http://fatumhaarp.bandcamp.com/album/time-passes-to-the-dark
コメント制作時点でBandcampは全曲試聴です。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

GRAI - warmot the bitter grass

FOLK METAL / PAGAN METAL

フォークロアの響きとプリミティヴなメロディーだけでも魅惑されるタタールスタン・フォークを取入れたフォーク・メタル。色々な音色(音階)のフルートがフォークロア色のある物悲しいメロディーを演奏し、哀愁を感じさせながら疾走する部分が多い。管楽器のプリミティヴな響きとタタールスタン語で歌われていること自体が魅力の一部になっているが、純粋なフォークロアでなくメタルなので大変にとっつきやすい。タタールスタン・フォークについては知識はないが、コーラスの重ね方や歌うときの発声などにも民謡の特徴を持ち込んでいるように思う。多くの曲やパートは草原を馬で駆けるような疾走感があり、2人(+ゲスト2人)の女性ヴォーカルのソロやハーモニーを聴いていると、個人的に知合いになりたいと、、、。魅力の大部分はタタールスタンのフォークロアそのものに由来している。デス色は少なめで、デス声などの男性のヴォーカル1人(+ゲスト1人)及びデスメタル的な演奏は、それ自体はたいして魅力的ではないが、全体を引き締める役割を担っている。データでは確認できないが、ガルモン(アコーディオンの類)やマウスボウの類も使われているかも知れない。

2005年にRaven Bloodの名前で結成した、タタールスタン共和国Naberezhnye Chelnyの6人のバンド。2007年からが"Грай"で、英字ではGRAIの他GRAJとも綴られる。

本作は2009年(August 30th, 2009)にロシアのVOLH RECORDSから発表した1stアルバム。オリジナル・タイトルはПолынь-Трава。9曲(46:17)。
こちらは2013年(2013, 24th October)にオランダのVICからリリースされた再発盤。
LABEL: VIC (オランダ)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=%D0%9F%D0%BE%D0%BB%D1%8B%D0%BD%D1%8C-%D0%A2%D1%80%D0%B0%D0%B2%D0%B0
タタールスタンは、フン語やトルコ語と同じテュルク語系のタタール語を話す元遊牧民のタタール人が、人口の半分以上です。そのため、タタールスタンのフォーク・ミュージックと言うのは、タタール人系のものを意味すると思われます。ハンガリーと民族は異なりますが、ハンガリー同様ナイ(パンフルート)等の縦笛やホイッスルが使用され、音は似ています。

(コメント:犬丸)

Mfmf! 試聴サイト

要約:
Mfmf!試聴ページ上左にあるアルバムをクリックすると、その右にPLAYボタンが現れます。PLAYボタンを押して再生開始。後の操作は右側のYoutubeの画面で行ってください。間違った曲が再生される場合などの対処方法はこの下の詳しい説明をご覧下さい。


詳細:
Mfmf!はPlaylist、Hello.dj、Grooveshark等と同系統のサーヴィスです。音源をYoutubeから拾ってきて、アルバム単位に編集して、連続再生します。2013年11月の現状では、Mfmf!はシンプルで操作もしやすくサイトの動きも良いので、最近はこの種のサーヴィスではMfmf!を主に使用しています。

類似した他のサーヴィスは、そのアルバムの収録曲の一覧がそのまま再生曲のLISTになっていて、適当な音源がない場合はかなり時間がたってから「見つかりませんでした」等の表示が出て、次の曲に移ります。また、実際には何時までも次の曲に移らない事もあります。この点に関して、Mfmf!は左側のアルバムの表示の下に収録曲の一覧があり、右側のYoutubeの画面の下に再生曲のLISTがあり、たいていは両者が一致していますが、適当な音源がない場合は右側の再生曲のLISTにはその曲が最初から含まれていません。この辺りの処理が適切に行われているため動きが良いのではないでしょうか。

Mfmf!の使い方ですが、こういったサイトは初めての方でも感覚的に適当に操作すれば使えるようになっています。適当にやってもらったらいいと思いますが、一応、Mfmf!の基本的な操作をご紹介しておきます。

Mfmf!・トップページ
トップページにつなぎ、サーチにアーティスト名を入れて検索し、下に表示されるアルバムから聴きたい物を選ぶと言うのが一番一般的でしょう。アルバムが見つけられない場合はTracksと言うボタンを押せば、そのアーティストの音源が何曲か表示されるかも知れません。

アルバムをクリックするとそのアルバムが上に表示され、右側にPlayボタンが表示されるので、Playボタンをクリックします。演奏が始まった後は、停止、一時停止、音量の調節等は右上のYoutubeの画面から行います。通常通りのYoutubeの操作方法になります。

間違った音源が再生された場合は、Youtubu画面下のTrack List(曲目一覧)のその曲の上にポインタを持って行きます。色々な操作のアイコンが表示されますので、回転矢印をクリックすると他の候補音源に切り替えられます。回転矢印の上にポインタを持っていくと「曲を再検索します」と言う説明が表示されます。同様に、他のアイコンについても、その上にポインタを持っていくと説明が表示されますので、適当にやってください。他の曲に変える場合もこちらのTrack Listのクリックです。

当ブログの記事でMfmf!の試聴URLを書いている場合は最初から1つのアルバムが表示されるようにしています。この場合、上にアルバムが表示されていて、その右のPlayボタンは表示されていない事と思います。Playボタンがない場合は、アルバムをクリックして下さい。右側にPlayボタンが表示されます。

Mfmf!の注意点:
Mfmf!は最初から、アーティスト名だけでなく、アーティスト名+アルバムタイトルで検索する事も出来ます。
初めに書いたようにアーティスト名で検索し、下に表示されるアルバムから聴きたい物を選んだ場合、そのページのURLをコピーしておいてそこに接続しても、アルバムが選択された後の画面は表示されず、アルバムを選択する前のアーティスト全作品の画面が表示されます。
アルバムが選択された状態のページのURLを取得・保存するには2つの方法があります。
(1)アーティスト名+アルバムタイトルで検索する。
例えばTSJUDER legion helveteで検索するとTSJUDER - legion helveteのページが表示され、そこからURLをブックマークするとhttp://mfmf-music.com/search/album/?q=TSJUDER%20legion%20helveteとなります。
(2)アーティスト名で検索し、下に表示されるアルバムから聴きたい物を選んだ場合、右側のYoutube画面下の「この曲をシェアする」の見出しの下にURLがあります。これをコピー(カットも出来ます)すると、http://mfmf-music.com/artist/album/Tsjuder/Legion Helvete/The Daemon Throne/と言う風になります。この最後のスラッシュの間の/The Daemon Throne/は曲タイトルなのでここをカットしてhttp://mfmf-music.com/artist/album/Tsjuder/Legion Helvete/がアルバムのページのURLになります。
このURLは少し変です。通常はURLにはスペースは使用できないと言う事になっています。ロケーションバー(URLバー、URL入力窓)にhttp://mfmf-music.com/artist/album/Tsjuder/Legion Helvete/を入れると実際に接続できます。これを書いてあるウエブページ上で右クリックしてURL接続を選択する事も出来ます。(ただしブラウザによって違うかも知れません。)
しかし、他人にメールなどでURLを送る場合などスペースがあるのは問題です。相手が首をかしげたり、スペースから後をちょんぎったり、スペースを抜いてつないだりするかもしれません。携帯の標準ブラウザでは「無効なURLです」として拒否されるかもしれません。そこで、スペースをなくしたい場合はその部分を"%20"で埋めてください。 http://mfmf-music.com/artist/album/Tsjuder/Legion%20Helvete/ となります。

DEMONICAL - darkness unbound

DEATH METAL

ダークでファストな(スラッシーな)勢いのあるヘヴィー・サウンド。ギターのリフではある程度メロディックだが、本作の歌メロはダークでヘヴィーであり、さほどメロディックには感じられない。また、本作は疾走するばかりではなく、スローでダークネスが強調された曲/パートも織り込まれて、単調にならないように作られている。

2006年に解散したスウェーデンのメロディック・デス・メタル(デスラッシュ)Centinexのメンバー3人を含む4人が2006年に結成した、スウェーデンAvestaのバンド。再々メンバーの出入りがあって5人編成の場合もあるが、現在は元Centinexのメンバーは1人になっている。

2013年(September 20th, 2013)にリリースされた4thアルバム。12曲(41:15)。CYCLONE EMPIRE初回盤限定デジパック+ボーナス2曲収録。米国METAL BLADE盤告知は10曲ですので、12曲はボーナスを含んだ曲数だと思います。11曲目と12曲目が、KREATORの"World Beyond"のカヴァーと1stアルバムの曲"Burned Alive"の再録音ですので、この2曲がボーナスなのでしょう。品作発表前にメンバーが2人入れ替わっているが、録音はその前に行われている。
LABEL: CYCLONE EMPIRE (ドイツ)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=_RbSxPKPS8U
最初のYoutube試聴が本作2曲目。
Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=S2shY8nxuaw
本作5曲目です。
Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=P1qKOkEHEcE
本作8曲目です。
Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=YndBI6JU29g
本作10曲目です。

(コメント:犬丸)

SCOTT MILLER / LEE CAMFIELD / MERZBOW - no closure

PSYCHE / DOOM / INDUSTRIAL

めりはりの利いた大胆な展開のサイケ・ノイズ。Scott Miller (ex-SUTEKH HEXEN), Lee Camfield (ex-SUTEKH HEXEN), Masami Akita (MERZBOW)のコラボレーション・アルバム。ダークな重厚な音や、ドローンで時にはヒューマンなアンビエント中心の音をベースにして、ノイズ/サンプリングの鋭い音/叫びが割って入ったりかぶさったりする、と言うのが基本的パターンのように思う。そこに他の要素で肉付けされていると言う感じがする。最終仕上げ段階前までは、メンバー間である程度は役割分担がなされていたかも知れず、参加メンバーそれぞれの作品では聴かれないようなサウンドに仕上げられている。なお、使用楽器はguitar, bass, drums, organs, synths, vocals等だが、加工次第でこのようになるという見本にもなっている。

元SUTEKH HEXENの2人=Scott MillerおよびLee Camfieldと、MERZBOW=Masami Akitaの3人によるコラボレーション。

2013年(04 November 2013)にリリースされたこのコラボとしては始めてのアルバム。2曲(42:02)。
LABEL: COLD SPRING (UK)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/coldspring/scott-miller-lee-camfield

(コメント:犬丸)

NON ESSENCE GENESIS - genesis of the fall 全曲試聴

BLACK METAL

ダークでコールドな雰囲気派ブラック・メタル。ゆっくり目のミドルテンポが多いがブラスト疾走パートも入る、ややドラマティックな展開。叙情メロディックなギターのトレモロや、凶悪な感じを出しているエコーして歪んだわめき声ヴォーカルで、邪悪な雰囲気重視のサウンド。

2007年に最初のDEMOを出した、フランスRhone-Alpes地域圏Lyon市の3人のバンド。AD HOMINEMのKaiser Wodhanaz、FUNERAL WINDSのBalgradon Xul、ERADICATIONのSylが結成した。

2013年(April 9th, 2013)にウクライナのARCHAIC SOUNDからリリースされたデヴュー・ミニ・アルバム。6曲(25:27)。音源は2007年のDEMOのリマスター。
LABEL: ARCHAIC SOUND (ウクライナ)

Bandcamp試聴: http://archaic-sound.bandcamp.com/album/genesis-of-the-fall
コメント制作時点でBandcampは全曲試聴です。期間限定の場合がありますのでお早めに。

(コメント:犬丸)

ETERNAL SOLSTICE - wish is the father to the thought

DEATH METAL

さくさくとしたスラッシーなデス・メタル。MOURNINGとのスプリットの音源とは異なり、本作ではダークさやアンダーグラウンド性がさほどない。テクニカルと言いたくなるようなタイトな演奏で、意外なほどすっきりとしたスラッシュ・メタル寄りのストレートな音を出している。それほどの速さではないがリズミックなスピード感が高く、変化に富んだ展開でかなり知性的、メタルとして充実している。

1989年に結成した、オランダZuid-Holland州Bodegravenの3人のバンド。1997年に3rdアルバムまで出してから長い間作品がなかったが、2011年にスプリットを発表して活動を再開している。1994年以後のドラマーはex-MOURNINGで、後2人はオリジナル・メンバー。その内の1人はカルト・デス・メタル・バンドDISSECTのメンバー。

本作は1994年にMUSIKFABRIKと言うレーベル名で自主リリースした1stアルバム。10曲(45:53)。1995年にオランダのDISPLEASED RECORDSから再発されていた。
こちらはオランダのVICから2013年にリリースされた再発盤。
LABEL: VIC (オランダ)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=ETERNAL%20SOLSTICE%20wish

(コメント:犬丸)

DEATH ANGEL - dream calls for blood

THRASH METAL

メロディックで楽しめるスラッシュ・メタル~メタル・アルバム。ファンク要素のある作品やちょっとクロスオーヴァーした作品も作って、それもそれで評価されているバンドだが、本作はメタルとしてストレートなサウンドだ。スピード感のあるスラッシュ・メタル(7曲目など)だけではなく、メタル、パワー・メタルといったもの、そしてメロディーが本作の重要な要素になっている。11曲目等はメロディック・メタルだがバラードにもなっている。ファンク要素は目立たないがギターには多少含まれていて、それが好きではない人にも適度な変化と受け止められ程度だ。演奏は勿論コーラス等も含めてのパワー・メタルのような感じや、メロディック・メタルの醍醐味のような少し泣きの入ったギター、ツインリード・ギターや早弾き等多彩な内容だ。一点に収束はしていないが、メタル好きにはたっぷり楽しめる作品になっている。

DEATH ANGELは1982年に4人で結成して1984年からは5人になったCalifornia州San Francisco市のバンド。5人全員フィリッピン系。1991年に解散したた後、2001年に再結成した。解散中にオリジナル・メンバー中唯一人フィリピンで生まれていたGus Pepaは帰国した。初期メンバーの残り4人はSan Francisco生まれ。

本作は2013年(October 11th, 2013)にリリースされた7thアルバム。再結成後の4作目。5人編成。10曲(47:25)収録。ゲストはCharred Walls of the DamnedのJason Suecofがリード・ギターで1曲参加。
LABEL: NUCLEAR BLAST AMERICA (USA)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=DEATH%20ANGEL%20dream%20calls%20for%20blood
コメント制作時点ではMfmf!試聴はライヴ音源など本作収録音源とは異なったヴァージョンが再生される曲がありますが、本作はスタジオ・アルバムです。

(コメント:犬丸)

CRAVING - at dawn

DEATH METAL / FOLK METAL (CELTIC)

すっきりしたブルータル・ヴォイスのファストなブルータル・デス・メタル。ころころ美しいメロディーと美しい音が入る。全般に臭い目のセルティック・メロディーがたっぷり入る。対比を生かした展開も良い出来映えで、ブルータルと美メロのフォーク・メタルが綺麗に融合した、気持ちのよい臭臭サウンドが出来上がった。臭いフォーク・メタルも色々あるが、すっきりとした、ピリッとした仕上がりは出色。結構テクニカルな演奏を何気なくこなしており、各パートとも水準が高い。

2006年から現在の名前で活動している、ドイツNiedersachsen州Oldenburg独立市の4人のバンド。ドイツに臭いバンドってありましたかねぇ、、、と考えたら、TANKARDがドイツだった。TANKARDは臭いと言うのとはちょっと違うけど、ドイツ人も物好きなんだと思って納得した。

2013年(October 11th, 2013)にリリースされた2ndアルバム。10曲(1:04:23)。
LABEL: APOSTASY RECORDS (ドイツ)

Soundcloud試聴: https://player.soundcloud.com/player.swf?url=http%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F29156673&show_comments=true&auto_play=false&color=ff7700
Youtube試聴: http://www.youtube.com/user/CravingOfficial/videos
こちらのYoutube試聴は彼らのチャンネルです。他のバンドもUPしている場合があります。
上のチャンネルに"Craving - Only Teardrops(Emmelie DeForest Cover)"と言うのがUPされてますが、本作にも前作にもない曲のようです。カヴァー曲ですが、デス声と綺麗なコーラスの掛け合いのせいか、この曲はモダンでテクニカルなエモメタルやデスコアにも近く感じます。
Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=erO9kOGkuGg

(コメント:犬丸)

DEEDS OF FLESH - gradually melted 全曲試聴

DEATH METAL

ブラスティング・ブルデスに低音グロウルと短く千切った様な中高音シャウト。グロウルは最近よりガテラルに近いかも知れない。テクニカルなブルータル・デス・メタルだが、もっとも初期のこの作品はデモとして制作されたという事もあるが、グラインドコアなどにも近いロウ度が高くちょっとスカスカした音質の録音。ドラムの音色などそれが顕著で、ロウでラフなサウンドが好きな人には貴重かもしれない。ロウでラフな音色だが演奏はすばらしいので、「下手だからロウでラフ」と言うバンドとは全然違う。なお、デモには販売または配布するためのデモと、正式録音に入る前にスケッチのような感じで作る関係者に聴かせるためのデモがあるが、本作は後者のように思われる。展開が突然で荒っぽいのもまた魅力だが、これはスケッチのような感じなのだろう。

1993年に結成されたCalifornia州Los Osos市の4人程度のバンド。現在残っているただ1人の結成メンバーであるヴォーカルのErik Lindmarkは、2012年の夏に左腕に重度の腱炎を発症してツアーを中断した。このため彼のギターの演奏はスタジオでの録音等の時のみとなっている。

本作は1995年に「あの」WILD RAGS RECORDSからリリースされたデヴュー作のEP。4曲(13:53)。本来デモとして制作されたものをWILD RAGS RECORDSが商品にしてしまったと言われている。
こちらは2013年(October 1st 2013)にリリースされた、メンバーが設立したUNIQUE LEADERからの再発。リマスターされている。
LABEL: UNIQUE LEADER (USA)

オフィシャル・サイト試聴: http://deedsoffleshmetal.com/audio/
オフィシャル・サイトの試聴プレーヤーにはコメント制作時点で本作からは1曲入ってます。
Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=jVHxSXX1uec
Youtube試聴は全曲で1本です。昨年UPされているのでリマスター前のものだと思います。

(コメント:犬丸)

OBLIVION - called to rise 全曲試聴(ボーナス曲を除く)

DEATH METAL

テクニカルとロウネスが両立したテクニカル・デス・メタル。力強いスラッシーな疾走と野太いグロウルをフューチャーした激エクストリームなデス・メタルである。しかしそれにとどまらず、時にはちっとブラック・メタルにも近いようなダークネスも持っているし、プログレッシヴを通り越してエクスペリメンタルの域に達した複雑性も持っている。一方で、ギターのコンパクトにまとめたメロディックなソロや良く出来ている歌メロディーやギターリフ等キャッチーな要素も失っていない。ベースはAll Shall Perishオリジナル・メンバーのBen Orum。強力なグロウルを聴かせるシンガーのNick Vasalloはデスグラインド・バンドAntagonyのメンバーとしてデスコアの父とも言われ、ポップ・パンク・バンドScolding Romeoのフロントマンでもあり、California State Universityの教員や受賞暦のある作曲家(映画音楽など)と言う顔も持っている。彼の3作のソロはクラシック音楽だ。フィリピン×台湾系。

2007年に結成した、米国Californi州Bay Areaのツイン・ギターの5人のバンド。

本作は2013年(anuary 1st, 2013)に、デジパックで自主リリースした1stアルバム。11曲(39:57)。ゲスト・ギターにex-ALL SHALL PERISHでOBLIVIONにも結成から昨年までの間参加していたJoe Ellis。
こちらは2013年(October 15th, 201)に、通常のプラケース仕様でUNIQUE LEADER RECORDSよりリリースされた再発盤。ボーナスとして4曲(内1曲はインレイ・カードに表示無し)が追加されている。
LABEL: UNIQUE LEADER (USA)

Bandcamp試聴: http://obtainoblivion.bandcamp.com/
最初のBandcampが本作の全曲試聴です。ただし追加曲は含まれていません。
Bandcamp試聴: http://nickvasallo.bandcamp.com/album/let-the-machines-do-it-for-us
こちらがNick Vasalloのソロ・アルバム。この音はクラシックの中でも現代音楽寄りになるかと思われる。全体的にはOBLIVIONとは無関係だが、、、OBLIVIONの10曲目のイントロや11曲目などは彼のこの方面の素養が発揮されている。それなりに作品を深めているように思う。

(コメント:犬丸)

BLEACH BLONDE - starving artist 全曲試聴

MELODIC HARDCORE / EMOCORE

ポップ(メロディック)でわずかに切なくエモーショナル。DROP DEAD, GORGEOUSのシンガーDanny StillmanとドラマーDanny Cooperが参加している。そのDanny Stillmanの時々裏返る(いくらかハスキーな?)ヴォーカルは、さりげないがなかなか素晴らしい。普通にキャッチーなメロディーに奥行きを与えている。まじめに作ってあって、プロダクションの良さが、割と普通な素材(ストレートな曲)を輝かせている様に思う。

2012年(August of 2012)にDenverのStillmanやLAの2人等が電子メールで連絡をとって結成し、最終的に5人のバンドになった。

2013年(Sep 24, 2013)にリリースされた1stアルバム。10曲。DANCE GAVIN DANCEやDROP DEAD GORGEOUS等のプロデューサーKris Crummettがプロデュースした。
LABEL: RISE (USA)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=couS7qD33A4&list=PLi5rPzRedlDLFNlSgj_phwiTGBgrDlfwS こちらのYoutubeは10本が連続して再生されます。

(コメント:犬丸)

URNA - mors principium est

BLACK METAL

コールドでダウンテンポ。フューネラル・ドゥームの要素のあるフューネラル・ブラック・メタル。侘(わび)と寂(さび)を感じさせる冷たくて落ち着いたサウンド。シンフォニックと言っては誤解があるかも知れないが、スケールの大きい大層格調の高い音を出している。爪弾かれるギターは琴の音のような効果を挙げたり、クリアーで生っぽい音も出している。全編を通して冷たい夜の雰囲気で、深遠に冷厳な自然界を描写しているようにも聴こえる。

2003年に結成した、イタリアSardinia自治州Cagliari市(コムーネ)の3人程度のバンド。メンバーの内2人は2005年からLOCUS MORTISも結成している。最近わが日本の地方政党の議員や立候補予定者の写真の品位のなさにはあきれる。地方政党以外でもそうだ。一方、イタリアと言う国の国民の特徴として品位の高さがあるとは思っていなかったが、考え直さなければいけない。

本作は3013年(September 27th, 2013)にリリースされた4thアルバム。6曲(52:12)。このタイトルと同じ名前のバンドもあるが、ラテン語で「死は生まれ出(いず)る所(birthplace)である」と言う意味。あまりなじみがないレーベルだがNAR MATTARUをリリースしている"I, VOIDHANGER RECORDS"と同じ。
LABEL: AETERNITAS TENEBRARUM MUSICAE FUNDAMENTUM (イタリア)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=URNA%20MORS%20PRINCIPIUM%20EST

(コメント:犬丸)

RINGS OF SATURN - dingir

DEATHCORE

テクニカルを通り越した変態テクニカル・デスコア。変則リズムもさることながら、それ以上に発狂的に超複雑なリズムをたたくドラマー。エレクトロな音も入るが、エレクトロに類似した効果を出す高速切り刻み (シュレッドと言うのでしょうか) 超ピロピロのギター。シャウト・ヴォーカルとゴアグラインドで聴かれるような下水道ガテラルに近いグロウル (ピッチシフター使用でしょうか) の掛け合いヴォーカル (1人です)。テクニカルと言う言葉に食傷気味の人にこそ聴いてみて欲しいバンドだ。ショックで言い忘れてましたが、ブルータルです。

2009年に結成した、米国California州Dublin市の4人程度のバンド。

本作は2013年(Feb 05, 2013)にリリースされた2ndアルバム。10曲(41:18)。
LABEL: UNIQUE LEADER (USA)

Facebook試聴: https://www.facebook.com/RingsofSaturnband/app_178091127385

(コメント:犬丸)

DEPRECATED - deriding his creation

GRINDCORE / DEATH METAL

ブルータル・デス・メタル。今聴いてもまったく古く聴こえないテクニカルなサウンド。ヴォーカルは下水道ガテラルに近いグロウル。ギターはトラディショナル・グラインドのようなシャリシャリした音が中心だがモダンなフレーズも入る。ドラムズはスコスコのグラインドらしいリズムからどたどたの重いリズムまで多彩。2年前(2011年)に2作目を発表したが、それまではEPを1作発表しただけのバンドだった。しかし評価も高く、メンバー5人の中に、ギターのMatt Sotelo (Decrepit Birth)、ギターのTerrance Hobbs (Suffocation/ex-Mortuary)、ベースのDerek Boyer (Suffocation/ex-Decrepit Birth/ex-Deeds of Flesh/ex-Disgorge/ex-Dying Fetus)、ヴォーカルのA.J. Magana (ex-Disgorge)がいた(本作時点)と言う事もあり注目されるバンドだ。

1995年に結成した、米国California州San Diego市の5人のバンド。2011年に13年ぶりでシングルを発表していて現存のバンド。しかも2011年作でもメンバー5人中3人が前作と同じ。

本作は1998年(March 12th, 1998)に米国のLITT MUSICからリリースされたデヴュー作のEP。4曲(14:35)。
こちらは2013年(October 1st 2013)にリリースされた再発盤。新アートワーク。
LABEL: UNIQUE LEADER (USA)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=DEPRECATED%20deriding%20his%20creation

(コメント:犬丸)

SOLEKAHN - nightlights 全曲試聴

DEATH METAL

かなりテクニカルな、ブルータル・デス・メタル。エクストリームであると同時にダーク。オールドスクール寄りと言える正統派だが、ダークな雰囲気を湛えたメロディーもふんだんで、テクニカルで変化にとんだアプローチで丁寧に作られていて、モダンな感覚も排除はしていない。時にはグラインドやデスコアやプログレをも髣髴させるが、ミクスチャー志向を意図している訳ではないので、これらは肉付けと言える。

1994に結成した、フランスAlsace地域圏(region)Strasbourg市の3人のバンド。

2013年(October 14th, 2013)にデンマークのMIGHTY MUSICからリリースされた2ndアルバム。8曲(45:12)。結成から1stアルバムをリリースするまでに10年、その後2ndまでに9年という寡作。
LABEL: MIGHTY MUSIC (デンマーク)

Bandcamp試聴: http://solekahn.bandcamp.com/album/nightlights
コメント制作時点で、Bandcampは全曲試聴です。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

REPTILIAN DEATH - dawn of consummation and emergence

DEATH METAL

基本的にはオールド・スクール・ブルータル・デス・メタルのテイスト。テクニカルで、ダークでグルーヴ感のあるギターやブルータルなヴォーカルやギターをフューチャー。別にオールド・スクールにこだわっている訳ではなく、その曲がかっこよくなる要素なら何でも取り入れると言う積極派のようだ。モダンな部分の多い曲もある。かなり変化の多いサウンドだが、ダークでエクストリームと言う点を軸にしてしっかりと纏められている。

2001年に、Demonic ResurrectionのVoとGrを担当するSahil "Demonstealer" Makhijaのソロ・プロジェクトとしてスタート。同年発表した1st EPは彼が全パートを担当し、ブラスト疾走型オールド・スクール・デス・メタルだったようだ。その後同年ギタリストとベーシストを加えたトリオに、その後2ndギターを加えた4人体制になった。しかしメンバーが他のバンドで忙しくなり、2003年には再びソロ・プロジェクトとなって、その時1stアルバム(公式にはアルバムとされているが、6曲+ボーナス2曲なので、ニミと言う方が良さそう)を発表している。その後再びバンドになってライヴも再開した。

本作は2013年(7th October 2013)に米国OLD SCHOOL METAL RECORDSからリリースされた2ndアルバム。途中でスプリットや単独EPがあったが、アルバムとしては10年ぶり。前作はソロ体制のときに制作された(らしい)が、本作は4人のバンドとしての録音で曲数も多く充実している。なおOLD SCHOOL METAL RECORDSはPOTENTIAL THREATをリリースしていたレーベルだが、他のデータでは本作はMay 25thにUNIVERSAL MUSIC INDIAからリリースと書かれていたのでそれの米国盤?あるいは輸入してディストリビューションする?のか判りません。UNIVERSAL MUSIC INDIAはメジャーUNIVERSAL MUSICの現地法人なんだけど。12曲(39:04)。
LABEL: OLD SCHOOL METAL RECORDS (USA)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/reptiliandeath

(コメント:犬丸)

FYRNASK - eldir nott

BLACK METAL

陰鬱で叙情的なアンビエント~アトモスフェリックなエクスペリメンタル・ブラック・メタルに、プリミティヴ・ブラックのノイジーな響きも組み合わされた、コールドでノイジーでアトモスフェリックなブラック・メタル。ノイジーなギターの暴力的なサウンドと、ダウンテンポが多くてアンビエントなサンプリングを多用して作られたコールドでエクスペリメンタルなサウンドを中心に、トライバルな音や重厚な音や訳の判らない合唱等を複雑にミックスして上手い具合に展開している。

2008年にスタートした、ドイツのFyrndと称する人の一人バンド。

本作は2013年(September 23rd, 2013)にスウェーデンのTEMPLE OF TORTUROUSからリリースされた2ndアルバム。8曲(56:03)。
LABEL: TEMPLE OF TORTUROUS (スウェーデン)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/fyrnask/sets/eldir-n-tt

(コメント:犬丸)

GERM ATTAK - punk singles collection

HARDCORE / STREET PUNK / OI

ハードコアに初期パンクのノリをミックスした、ラフに疾走するストリート・テイスト+オイ・パンク・テイスト入りハードコア。オイの曲を疾走ハードコアにした様な感じの曲が多く、ロッキンなテイストの曲もある。もともとフィン・コア的なバンドだったが少しロケンローなパンク性が増している。と言ってもフィン・コア自体色々なので、フィン・コアにもそういうのもあるけど。

2004年に結成したカナダOntario州Ottawa市の3人程度のバンド。

本作は2010年(01 Jul 2010)にロシアのDRUNK WITH POWERからリリースされた編集盤。2006年-2010年の間の7インチ・シングル5枚を収録。26曲。
LABEL: DRUNK WITH POWER (ロシア)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=GERM%20ATTAK%20punk%20singles%20collection
Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=rjhCNzMBzRA
こちらのYoutubeは2011年8月13日のラスト・ショウ。
NO CAUSE FOR CONCERN FANZINEインタヴュー: http://nocauseforconcern.com/interviews/11-JoGermAttak.html
解散理由や他のプロジェクト等Joが答えています。

(コメント:犬丸)

TOMBSTONES - red skies and dead eyes 全曲試聴

DOOM METAL / STONER ROCK

低音成分の多いダウンテンポの演奏に、ひびいて重なったボーカル。どんよりとして程ほどにぶりぶりとしたドゥーム。音そのものに気配りをして、ギターやアンプの組み合わせにもこだわっているらしい。かなりのダウン・チューニングでぶりぶりながらまろやかなサウンドを生み出している。かってのSLEEP等のような重厚な音を出す本格的なバンドが登場した。最近はヘヴィー・ロック寄りが多いので、こういうのは久しぶりではないだろうか。

2005年からメンバーが集まりだして、2006年にスタートした、ノルウェーOslo県Oslo市(県の全域が1つの市)の3人のバンド。2009年の1stアルバム"volume i"からBilly Andersonがミキシングを引き受けるという幸運もあったが、オリジナル・メンバーのギタリストが心不全で急死し、結局1stは私家盤としてリリース。しかし新ギタリストが参加して翌年には2ndアルバム"volume 2"をTRANSUBSTANS RECORDSをリリースした。以後、ぶれない音楽性で多くのファンの硬い支持を得て、順調にリリースを重ねている。

本作は2013年(October 4th, 2013)にリリースされた4thアルバム。6曲(44:11)。正式にリリースされていない1stを数えて4thと言う事です。1stを数えていると言うのは自信のある内容だと言う事とミキシングしてくれたBilly Andersonへの配慮でしょうか。なくなったギタリストへの思い慮(はか)りが微妙な影響を与えそうですが、追悼と言うような形でいずれは公開されるのではないでしょうか。
LABEL: SOULSELLER RECORDS (ドイツ)

Bandcamp試聴: http://tombstonesoslo.bandcamp.com/releases
コメント制作時点で、Bandcampで全曲試聴出来ます。お早めに。

(コメント:犬丸)

CONDEMNATIO CRISTI - soundtracks

BLACK METAL / POST-METAL

シンフォニック・ブラック・メタルだが、ちょっとポスト・ブラックよりか。ドラマティックな大仰さと言うよりもサーカスの空中ブランコのスリルに近い。キーボードがピロリピロリ妙な音も出すし、ギターの下降するリフなど奇妙なメロディーが何気なく多い。メロディーは歌メロもギター・リフも良いし、演奏の音も良い。超高速パートもあって、その辺りはデス・メタル寄りかも知れない。色々妙なものが調和した独特の空間を作っていて、走馬灯、あるいははメリーゴーラウンドを見ているような感じで、かなり発狂サウンド。いっそのことポスト・メタルとかポスト・カオティック・メタルとか言った方が良いのでは?

2009年に結成した、スロヴェニアLjubljana市基礎自治体/Radomlje(ラドムルジ)市の現在(2013年)5人のバンド。

2013年(October 4th, 2013)にリリースされた2ndアルバム。12曲。
LABEL: ON-PAROLE PRODUCTIONS (スロヴェニア)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/on-parole/condemnatio-cristi-soundtrack
本作からの試聴があまりUPされていないようでこちらのSoundcloud試聴(1曲)だけです。次に、前作の試聴をつけておきます。
Bandcamp試聴: http://condemnatiocristi.bandcamp.com/
こちらのBandcamp試聴は前のアルバム(1st)ですが全曲聴けます。

(コメント:犬丸)

TAPHEPHOBIA - escape from the mundane self 全曲試聴

DRONE / DARK AMBIENT

静かだが強い力を持った、ダウンテンポなダーク・アンビエント。判りやすいようなメロディーはないが叙情的で、白日夢(はくじつむ)に引き込まれる。ダークで叙情的な中に、不安定に揺らぐ音階が不安感を与える。あまりノイジーではない音で鋭く注意を引きたてる。叙情と不安と冷たさを主とした音の流れに静かに浸っている内に、いつの間にか高揚して、人によっては興奮状態になるかも知れない。

ノルウェーSor-Trondelag県Trondheim市のKetil Sørakerは有名なダーク・アンビエント・プロジェクトNORTHAUNTの結成メンバーでだ。TAPHEPHOBIAは、彼が2004年にNORTHAUNTを脱退した後1人で始めたドローン・ダーク・アンビエントである。

本作は2013年(1st October 2013)にリリースされた6thアルバム。11曲(54.08)。
LABEL: CYCLIC LAW (カナダ)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/heathen-harvest/sets/taphephobia-escape-from-the
Soundcloud試聴は全曲セットです。

(コメント:犬丸)

SAHG - delusions of grandeur 全曲試聴

DOOM METAL

力強くドラマティックな昂(たかぶ)りを感じさせるが、美メロ・メタルやプログレッシヴ・メタルのような格調の高さもある美しいサウンド。SABBASインフルエンスのドゥーム・メタルと言う点はヴォーカルにも顕著に表れているが、美しい哀愁のメロディーや浮遊感、ZEPPELIN系の躍動的な熱さも、ちょっとプログレッシヴでスケールの大きいドラマ性も備えている。美メロ・メタルのファンにも十分楽しんでもらえるのではないか。

2004年に結成した、ノルウェーHordaland県Bergen市の4人のバンド。実はGORGOROTHのKing ov HellがTom Cato Visnes名義で結成から前作(3rd)まで、一時GORGOROTHにいたKvitrafnがEinar Selvik名義で結成から1stまで参加していた。

本作は2013年(SWEDEN:October 25th, WORLDWIDE:October 28 2013)にリリースされた4thアルバム。8曲(46:45)。本作にはGORGOROTH関連の2人は参加していない。
LABEL: INDIE RECORDINGS (本社はノルウェー) *今回の入荷予定は英国のレーベル特約発売元から(販売時原産地表示は英国)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/indierecordings/sets/sahg-delusions-of-grandeur
コメント制作時点でSoundcloudは全曲試聴です。念のため、試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

SARKE - aruagint 全曲試聴

BLACK METAL / DEATH METAL / DOOM METAL

ブラック / スラッシュ・メタルと書いてあるがかなり独特の音楽性。ブラスト疾走ブラック・メタルのパートも少しあるが、ゆったりとまでは言えないが余裕感のあるミドル・テンポが多いし、スロー・パートも多い。声が太いので、デス・メタリックにも聴こえる。余裕感のあるパート等でロックンロール的な匂いの部分もある。また全般に音圧に頼らないヘヴィーさがあってドゥーム・メタルにも聴こえる。
ここでは「BLACK METAL / DEATH METAL / DOOM METAL」と表示していますが、聴く人によって違うかも知れません。ご了承下さい。

2008年に結成した、いずれもアルバムが5作あるベテランのブラック・メタル・バンドKHOLD(2000年-)とTULUS(1993年-2000年, 2006年-)のドラマーであるSarkeの参加する、ノルウェーOslo県Oslo市の5人のバンド。名前関係から判る通り、2009年にリリースされた1stでは、SARKE(バンド)はSarke(個人: 本名Thomas Berglie)のソロ・プロジェクトで、DARKTHRONEのNocturno Cultoをヴォーカルに迎えてそれ以外の全パートをSarke(個人)が担当していた。しかしライヴ・メンバーを入れて2009年のINDIE RECORDINGS INFERNO FESTIVALや2009年のWACKEN、2010年のROADBURN FESTIVALなどでライブ活動を行い、2011年の2ndアルバムからはバンドとなっている。

本作は2013年(September 20th, 2013)にリリースされた3rdアルバム。9曲(38:11)。シンガーは前2作同様DARKTHRONEのNocturno Culto。
LABEL: INDIE RECORDINGS (ノルウェー)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/indierecordings/sets/sarke-aruagint
コメント制作時点でSoundcloudは全曲試聴です。全曲試聴は期間限定の場合がありますので、試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

SOUNDGARDEN - king animal plus 全曲試聴(ボーナスを除く)

HEAVY ROCK

Chris Cornellの、あの少しこね回すような歌い方が懐かしい。、、、歌い方は変わってないね。ドゥームよりのヘヴィー・ロックといった曲調は少ないが、全般によりクラシックなヘヴィー・ロックと言う感じになっている。やはり70年代的な響きは濃く感じられ、オルガンも70年代的な使い方だし、ブルージーな部分が多く、結構ノイジーな部分もある。どんより感はあるがダウンテンポやダウナーではなく熱い。Chris Cornellが歌うと熱くなるし、そういう人だ。

1984年に結成した、Washington州Seattle市の4人のバンド。1997年に解散し、2010年に再結成した。

本作は2012年(November 13, 2012)にリリースされた6thアルバム。13曲(52:01)。全米アルバム・チャート(Billboard 200)5位。
こちらは"King Animal Plus"ヴァージョンで、ボーナスとしてライブ音源を6曲収録。全19曲(1:17:06)。Deluxe Edition、Digital Download版、Box Set版、Japan盤、iTunes Deluxe版、Best Buy盤、Amazon.de盤、Australian Deluxe版にそれぞれボーナスが収録されていますが、それぞれ曲目は違うもののいずれも本作収録曲のデモ・ヴァージョン(3~5曲)です。ライヴ音源収録は当ヴァージョンだけです。
LABEL: VERTIGO (EU)

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=RpE0oG7_e4M
こちらのYoutube試聴は全曲で1本です(ボーナスは含んでいません)。Youtubeコンテンツが良く削除されるので次にSoundcloudも付けておきます。
Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/user694086766/sets/soundgarden-king-animal
こちらのSoundcloud試聴はハイライト(ダイジェスト)です。

(コメント:犬丸)

FLOATING WORLD - wood beyond the world

DARK AMBIENT / EXPERIMENTAL ROCK

フルートが霊妙に、日本的に響く。ダウンテンポのインスト。バンド名は(日本の)浮世の意味と知って納得した。ドローンではあるしダウナーでもある。しかし美しいし心地良い。美しく心地良いが、しかし寂しく侘しい。日本のある雅楽演奏家がソロ活動を始めた時には期待したが、徐々に普通の音楽に接近してつまらなくなってしまった。それに対して、こちらは西洋楽器であり、多分純邦楽をコピーするつもりではないと思う。しかし今日本で作られている録音よりも日本的だ。SOFT MACHINEにも"floating world"と言う曲があった。

2005年からスタートした、米国MI州Detroit市のAmanda Vottaのプロジェクト。現在はフルート等がAmanda Votta、ギターがNeddal Ayad (DESOLATION SINGERS)、ストリングス等がGrey Malkin (HARE AND THE MOON)という3人編成をベースに、その時によってメンバーを加えている。

本作は2013年(October 8, 2013)にリリースされたアルバム。8曲(54:53)。本作以前に"full sturgeon moon"(2005), "unda"(2005), "river of flowers(2006), apparition(2012), "we hunted"(2013)の5作品がある。本作の制作メンバーは基本メンバーとされているAmanda Votta(Drones, Effects, Field Recording, Flute, Baritone G), Neddal Ayad(G), Grey Malkin(Ds, Piano)の3人のほか、Roy K. Felps(Acoustic G), Nicole Votta(Poetry)とクレジットされている(一部省略)。
LABEL: CYCLIC LAW (カナダ)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/the-floating-world-1/sets/the-floating-world-the-wood
Soundcloud試聴は本作のデモ。
Bandcamp試聴: http://thefloatingworld.bandcamp.com/
Bandcamp試聴は2013年1月のアルバム"We Hunted"の全曲試聴。

(コメント:犬丸)

WE ARE KNUCKLE DRAGGER - drone 全曲試聴

CHAOTIC HARDCORE

エクスペリメンタルなカオティック・メタル。テクニカルな変則リズム、不協和音、複雑な展開がぎっしりつまったカオティック・メタルコア。いわゆる発狂型激情エモ的な感じやエクスペリメンタルなエモの感じもあるが、大胆な音と大胆な展開でさらにさらにエクスペリメンタル。ドラマーのいたYOURCODENAMEIS:MILOは日本盤まで出ていたのに、こちらのバンドは日本での知名度が極端に低いのはなぜ?

2009年に結成した、英国Newcastleのバンド。メンバーは、YOURCODENAMEIS:MILO(英国のプログレッシヴ激情エモ)のShaun "Shabbs" Abbott(Ds)、ex-SCRABO(北アイルランド)のAran Glover(G/Vo), ex-CONTRABAND(英国Banbridge)のPeter Currie(Bass)の3人。

2010年に9曲入りのアルバムでデヴューした。2012年の1stフル・アルバムはSteve Albiniによる録音だった。本作は2013年(21 10 2013)にリリースされた2ndアルバム。10曲(29:04)。2010年作と2011年作はミニ・アルバムになるようだ。
LABEL: SAPIEN RECORDS (UK)

Bandcamp試聴: http://weareknuckledragger.bandcamp.com/album/the-drone
コメント制作時点でBandcampは全曲試聴出来ます。全曲試聴は期間限定の場合もあります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

LOST BREED - save yourself

DOOM METAL

一時Winoが加わっていたバンド。Winoはいないが、本作もいかにもそのような音で、当時の普通のヘヴィー・メタルの嗜好も感じられる。ヴォーカルPat Lydonの音階の微妙さは1stと全く変わらず、声が裏返りそうになったりして、全くのB級品だが人間臭さは最高クラス。叙情的なメロディーを歌って泣かせてくれる。叙情的なメロディーが多く、薄っぺらい目の音質だがギターのリフはさえていて、全体の不安定なな整合感が独特ですばらしい。古びた感じの音自体も大きな魅力になっている。

1987年に結成した、米国California州Los Angeles市San Fernando Valley地区(region)North Hollywood町(Neighborhoods)の通常4人のバンド。

本作は1995年にドイツのHELLHOUND RECORDSからリリースされた2ndアルバム。12曲(40:25)。Pat Lydonプロデュース。
こちらは2013年(October 15, 2013)にリリースされた再発盤。
LABEL: SHADOW KINGDOM RECORDS (USA)

Bandcamp試聴: http://shadowkingdomrecords.bandcamp.com/album/save-yourself

(コメント:犬丸)

THRONE OF KATARSIS - three transcendental keys

BLACK METAL

入荷予定はしていませんが入荷可能ですので一応書いておきます。最近のといっても2002年結成ですが、今世紀のプリミティヴ・ブラック。音が整っているので聴きやすいかと思います。

2013年にリリースされた4thアルバム。
LABEL: CANDLELIGHT

バンドに関するデータはこちら:
http://www.metal-archives.com/bands/Throne_of_Katarsis/29291

Youtube試聴: http://www.youtube.com/watch?v=LbFjZUHsTO0

(コメント:犬丸)

DOOMSAYER - fire everywhere

METALCORE

入荷予定はしていませんが入荷可能ですので一応書いておきます。イタリア出身のメロディック・デスメタルmeetsデスコア・バンドSTIGMAの残党が結成したニュースクール・ハードコア。表示のようにデスコアからモダンなメタルコアといった感じです。安定感があります。

バンドに関するデータはこちら:
https://www.facebook.com/wearethedoomsayer/info

Youtube試聴: http://www.youtube.com/user/wearethedoomsayer/videos

LABEL: CANDLELIGHT

(コメント:犬丸)

EARLS OF MARS - earls of mars

DOOM / PSYCHEDELIC

入荷予定はしていませんが入荷可能ですので一応書いておきます。表示のように、ドゥーム・メタル、サイケ、プログレ・メタルだと書いてあります。ただ、音的に当店の取扱範囲外のようにも思います。シンフォニックな様なゴシックな様な。、、、特徴のある音ですので、このような音の好きな人向きです。当たり前ですね。

バンドに関するデータはこちら:
http://www.metal-archives.com/bands/The_Earls_of_Mars/3540360174

Bandcamp試聴: http://theearlsofmars.bandcamp.com/
この記事のUP時点でBandcamp出全曲試聴出来ます。

LABEL: CANDLELIGHT

(コメント:犬丸)

VORTEX - kali yuga

DARK AMBIENT / TRIBAL

コンセプト・アルバム(勝手に解釈)であり、DARK AMBIENTではあるがパワーのあるサウンド。同時にCYCLIC LAWから発売のFLOATING WORLDと違い、こちらはかなりドラマティックな展開。FLOATING WORLDは日本にインスパイアされているようだが、こちらはヒンドゥーのmythologyにインスパイアされたダーク・アンビエント作品。ダークでコールドであるが、ドラマティックであり多少ダイナミックでもある分、アンビエント性は薄め。ほぼインスト・オンリーだが、チャントのような朗唱が入る。Kali Yugaは世界が崩れ行く時代の名前。この時、白い駿馬に跨った英雄(あるいは白い馬頭の巨人の姿で現される)Kalkiが現れ、世の全ての悪を滅ぼし新たな世界を築く。勝手な解釈だが、その物語性に重点を置いた作品で、情景が目に浮かぶような力強さがある。

Marcus Stigleggerは1971年にドイツで生まれた。映画やポップ・カルチャーについて数冊(several)の著作があり、2002年にアートマガジンIkonenを創刊、2004年にアンビエント・プロジェクトVORTEXをスタートした。映画音楽の作曲や大学講師等もしている。

本作は2013年(October 8, 2013)にリリースされた3rdフル・アルバム。11曲(52:24)。
LABEL: CYCLIC LAW (カナダ)

Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/search?q=VORTEX%09KALI%20YUGA
最初のSoundcloud試聴が本作1曲目(Excerpt)。
Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/cycliclaw/sets/vortex-kali-yuga-cd-60th-cycle
2つ目のSoundcloud試聴が本アルバム全体のハイライト版。
Soundcloud試聴: https://soundcloud.com/cycliclaw/vortex-kali-yuga-ritual
最後のSoundcloud試聴が7曲目(Excerpt)。

(コメント:犬丸)