EMPEROR - in the nightside eclipse 20th anniversary 3CD (inc. bonus tribute album)

BLACK METAL

ノイジー、エクストリーム、疾走、メロディック。これをまとめて邪悪とも暴虐とも言う。シンフォニックだがエクストリームで、両方の音を重ね合わせて両立させている。当時の彼らの年齢にしてこのサウンドを完成させたのは、やはり悪魔が乗り移っていたのだろう。

ヴォーカルとキーボードなどのIhsahnこと本名Vegard Sverre Tveitanは1975年10月10日生まれで、1993年7月の録音時で17歳。
ギタリストSamothことTomas Thormodsater Haugenは1974年6月9日生まれで録音時19歳、INNER CIRCLE教の活動としてのSkjold教会放火等で懲役の刑を受け、ZYKLON-Bの録音を終えてすぐから16ヶ月間服役。
TchortことTerje Vik Scheiは1974年8月7日生まれで録音時18歳、ナイフによる暴行と住居侵入および強姦で懲役2年の刑を受け、1990年から6ヶ月服役。娘は彼のたたりで死んだと言われている。
ドラマーのFaustことBard Guldvik Eithunは1974年4月21日生まれで録音時19歳、1994年2月12日に人を刺し殺して懲役14年間の刑を受け、2003年に釈放されるまで9年あまり服役。
この人たちと友達になりたい?

本作は1994年(February 21st, 1994)にリリースされた1stアルバム。オリジナルは9曲(48:29)。

こちらは2014年(MAY 26TH 2014)にリリースされた3枚組再発。
Disc 1はアルバム"in the nightside eclipse"のリマスター9曲と、1994年のアナログ盤7インチEP"as the shadows rise"のリマスター3曲を収録。
Disc 2は未発表の"in the nightside eclipse, alternative mix 1993"と未発表の"akkerhaugen tapes 1993" (3曲)を収録。
こちらの限定ヴァージョンには以上の2枚に加えてもう一枚"bonus tribute album"が付属。"TROLL - towards the pantheon"や"TAAKE - i am the black wizards"、"HORNA - wrath of the tyrant"、"DEMONICAL - night of the graveless souls"、"HELHEIM - witches sabbath"等16曲を収録。
LABEL: CANDLELIGHT (UK)

Musicmp3試聴・オリジナルの9曲全曲
Youtube試聴・オリジナルの9曲全曲

(コメント:犬丸)

UNDER THE CHURCH - s/t

DEATH METAL

オールド・スクール・シーンで注目を集めているスウェーデンのデス・メタル・バンド。メンバー面でENTOMBEDと関連があり、DISMEMBERと比べると比較的スローなパートが多い。勿論ファストなパートもあるし、全般にダークであり、ロウでダーティーなサウンドはデスメタルがアンダーグラウンドであった時代の感覚を受け継いでいて、パンク寄りファンにも聴きやすい。

スウェーデンの初期デス・メタル・バンドNIRVANA 2002のメンバーであったErik Qvick (Drums/Guitars), Lars Henriksson (Bass)の2人が2012年に結成し、その後、現BASTARD/元HOSTILEのMik Annetts (Vo)を加えて3人のバンドになった。

本作は2014年(16.06.2014)にリリースされたデヴューCD。前年にカセットテープで発表した"demo 2013"収録の3曲と新曲4曲の7曲を収録。
LABEL: PULVERISED (シンガポール)

Soundcloud試聴・本作1曲目"Denial Of Death"
bandcamp試聴・Demo 2013(再録音が本作4,6,7曲目)

(コメント:犬丸

TWILIGHT FORCE - tales of ancient prophecies

SPEED METAL

一応スピード・メタル。外国ではパワー・メタルとも書いているが日本的にはスピード・メタルで良いでしょう。メロディック・スピード・メタルと言う事で、なかなか軽快にとばしている。メロディーが良く、私には幾分フォーク・メタルに近い部分もあるんじゃないかと、、、入荷するつもりじゃないので良く聴いてはいませんが。
当店の取扱外のジャンルのようなので入荷は予定ありませんが、シンフォニックでもあり、フォーク・メタルや軽いヴァイキング、もしかしたらポップなゴシック・メタルを聴く人にもアピールするかも知れません。
ただ、ヴォーカルがかなり特徴的でして、ヴォーカルのメロディーが高音に作曲されているのに、シンガーには高音が出ません。笑える位。はじめ女性ヴォーカルに聴こえた。なので笑って許そうかと思ったが、、、こいつ男ですよね。ふーん。でも印象に残る名作です。
LABEL: BLACK LODGE (スウェーデン)

Youtube試聴

(コメント:犬丸)

REVELATION - salvation’s answer 全曲試聴

DOOM METAL

陰鬱で重苦しいダウナーなドゥーム・メタル。人類の異常さの証明。かなり訳の判らない歌メロと、かなりチープな録音の音質。時々メタル性が前面に出る所もあるが、ヘヴィー・メタルが腐ったようなサウンドを延々と流し続ける、マゾヒスト向きの偏執狂の世界。

1986年に結成した、米国 Maryland州 Baltimore市の3人のバンド。3枚のアルバムを残して1996年に活動を停止した。2002年に結成メンバーのドラマーと新メンバー2人で活動を再開した。2007年にはシンガーJohn Brenner等1stアルバム当時のメンバーが復活している。以後アルバムが4作ある。

本作は1991年初めに英国のRISE ABOVE RECORDSからリリースされた1stアルバム。8曲(47:08)。この作品がRISE ABOVEがリリースしたアルバムの4作目であり、CDフォーマットでのリリースとしては第3作目になる。なお、RISE ABOVEのCDリリース第1作目も同じ1991年で日本のS.O.B.の"what’s the truth"だった。

こちらは2014年(29 April 2014)に米国のSHADOW KINGDOM RECORDSからリリースされた再発盤。
LABEL: SHADOW KINGDOM RECORDS (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ROG AND PIP - our revolution

HEAVY ROCK / HARD ROCK

1971年ごろの録音。単純に言えばLED ZEPPELIN (1968年結成・同年1stアルバム)とBLACK SABBATH (1969年結成・1970年1stアルバム)の影響下のサウンド。ヘヴィー・ロックな感じもあるが、最近のレトロロックのバンドの録音よりはかなりハード・ロックだ。

母体となった(と言っても音は似てません)バンドSORROWSは1963年に(多分5人で)結成された、英国 England(国) Warwickshire州 Coventry市のバンド。
写真でも想像つく様にMods系で、白人による Rhythm And Blues (R&B)要素のあるBritish Invasionのバンドで、日本風に言えばグループ・サウンズ的な演奏。メロディックで、聴く人によってはいくらかサイケデリックかも知れない。
Pip Whitcherは結成メンバーで、中心人物とも考えられていた。結成メンバーのPhil Packham とDon Fardon が脱退し、1966年からRoger Lomas (Rog) がリード・ギターとして参加した。SORROWSはドイツでも活動した後、イタリアでの人気が高くなり本拠地をイタリアに移した。しかしPip WhitcherとRoger Lomasはホームシックを理由として1969年に脱退し、メンバーは補充されずに活動を停止した。彼らのサウンドは後にFreakbeatと呼ばれた。
当時の作品には、1965年の1stアルバム"take a heart" (当時の英国3大レコード会社の一つPYEのPICCADILLYレーベル)と1968年の2ndアルバム"old songs new songs" (イタリアのMIURA)がある。

PipとRogは英国に戻って作曲を続け、これらのマテリアルはプロデューサーとなったRogにより録音された。
この録音の中から、1971年に、ドイツのPHILIPS (元スイスの家電メーカーPHILIPSのレコード部門で、転売されて現在はユニヴァーサルに統合されている)とギリシャのPOLYDOR (元はドイツのGRAMMOPHONが海外での商標権問題をさける為に作った外国向けレーベル名で、日本を含む各国にあった。このレーベル名はPOLYGRAMを経て現在はユニヴァーサルが所有している)から7インチ・アナログ盤シングル"from a window / war lord"が発売された。

その後、Roger Lomas は80年代にはSKA系のプロデューサーとなってBAD MANNERS等を制作。2003年のLee "Scratch" Perryの作品ではプロデューサーとしてグラミー賞を受賞している。

一方、Don Fardonはソロとなって"indian reservation" (1968年にフランスのVOGUEから)が大ヒットし、GNP CRESCENDO (米国のジャズやR&Bのレーベル)やDECCA (英国のレーベルで、商標権問題から英国以外でのレーベル名はLONDONだった。現在はユニヴァーサルに統合されている)等からアルバムをリリースしている。
結成メンバーのPhil Packham とDon Fardon は2011年にSORROWSを再結成している。

本作は2014年(12th May 2014)にリリースされた。Rogによリ保存されていた前述の録音の全曲を収録している。12曲(38:22)。
LABEL: RISE ABOVE RELICS (UK)

Youtube試聴・本作12曲目"War lord"当時シングルで発売された曲
Youtube試聴・本作11曲目"From a Window"当時シングルで発売された曲
Youtube試聴・本作4曲目"Evil Hearted Woman"

Youtube試聴・"Sorrows - Pink Purple Yellow and red"アルバム全曲
SORROWS とROG AND PIP では全然音が違いますね。

(コメント:犬丸)

SO HIDEOUS - last poem / first light 全曲試聴

BLACK METAL

メロディーは100%叙情メロディー。音使いはラウドだが、アトモスフェリックな(アンビエントな)感覚もあり、シンフォニックではないオーケストラ的な重厚な音やコールドな音等、音そのものも上手く作られている。ヴォーカルは全編を通して激情的に叫んでいるので、これだけを取り出せば単調と言えるが、演奏と合せて聴くべき物だろう。演奏はプリミティヴ的にノイジーでアグレッシヴな音の部分が多いが、その様なブルタリティーと、美しいメロディーを生かした割りと静かでクリアーな叙情パートが交錯するような展開。ラウドだが、聴き終えた後には、フューネラルと言っても良いような叙情的な印象が心に焼き付けられる。

2008年にSO HIDEOUS, MY LOVE...の名前で結成し、2013年に現在の名前に改名した、米国 New York州 New York市のバンド。

本作は2014年(北米:29 April 2014, EU:23 June 2014)にリリースされた1stアルバム。6曲(31:50)。バンドは現在4人編成。
LABEL: PROSTHETIC (USA/UK)
* 初回の入荷はUK発売盤の予定です。従って6月以後になります。PROSTHETICのUK発売盤は英国発売元が手配した欧州プレスの場合と、米国盤がそのまま流通される場合があります。タイトルによっては途中で変更される場合もあります。米国盤がそのまま流通される場合でも原産国表示はUKとなります。(発売元が登記されている国が原産国です。)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

AGALLOCH - serpent and the sphere 全曲試聴

BLACK METAL

いわずと知れた、CASCADIAN BLACK METAL (CBM)を代表するようなバンド。先に日本で一般化したWOLVES IN THE THRONE ROOMよりもベテラン。CBMの共通項であるアトモスフェリック性やフォーキーな音にとどまらず、本作では時には躍動的かつパワフルな音楽性もみせ、変化に富んだ音作りをしている。彼らの場合、フォーキーな面はペイガンやエピカルなサウンドとも表裏一体になっている。ヴォーカルはしわがれブラック・メタル的な部分が多い。そして複雑な印象は与えないが展開は多い。少し普通のブラック・メタルに近くなっている。

カスカディアはトーマス・ジェファーソンが提唱したRepublic of the Pacific (太平洋岸共和国)を起源として環境運動系等から主張されだした仮想の連邦共和国で、一般的にはブリティッシュコロンビア州(含めない意見あり)、オレゴン州、ワシントン州の3州全域か、それにアイダホ州(全域)、カリフォルニア州北部、アラスカ州一部、ユーコン準州一部をくわえたもので、更に広範囲を主張する意見もある。環境運動系以外からの主張もあり、そちらを中心に実態的な独立運動もある様だ。

CBMの歌詞面での特徴は自然崇拝または自然への溶け込みであり、Red and Anrchist Black Metal (RABM)に近いバンドも多そうだ。
出身地が異なってもアトモスフェリック、アコースティック、アンビエント等(必ずしも3つ同時に必須な訳ではありません)のサウンド面や歌詞面で共通するバンドを含める場合もある。
またカスカディア域内出身のバンドの場合はある程度自然崇拝等の要素があれば、サウンドがかなり異なっても含める場合がある。

1995年に結成した、米国 Oregon州 Portland市の4人程度のバンド。大部分は初期からのメンバーだが、ドラマーが2007年からex-LUDICRA (多分このバンドもRABM)/現WORM OUROBOROSの人になっている。

本作は2014年に米国PROFOUND LORE (May 13th, 2014)とドイツEISENWALD (19 May 2014)と日本DAYMARE RECORDINGS (2014/5/14, 10曲)からリリースされた5thアルバム。9曲(59:58)。4人。
なんとBilly Andersonがプロデュースしていますね。ストーナーでははずれを作らないと言っても良いくらいの人ですが、チェックしてみたらBRUTAL TRUTH等のプロデュース歴もあります。
LABEL: EISENWALD (ドイツ)
LABEL: PROFOUND LORE (USA)

Musicmp3全曲試聴
Soundcloud試聴・本作5曲目"Celestial Effigy"

(コメント:犬丸)

ENGLISH DOGS - thing with two heads

HARDCORE / METAL PUNK

メタル・パンク全開。進歩がないので安心。正規の新作からの試聴がなく、最近のライヴを聴いただけで、ライヴだからかも知れないが、変わってません。インスト曲なんかは、ギタリストがまるっきりメタルしていて陶酔状態。

英国 England(Country) Lincolnshire郡 Grantham市(market town)出身のバンド。
ENGLISH DOGSは現在2つある。ENGLISH DOGS (Wakeyヴァージョン=現在も英国)は、現在、結成メンバーの"Wakey" Wakefieldと2009年以後からのメンバーによる4人編成。パンク・メタル・バンドMEAT HOOKのTatler兄弟などが参加していた。

本作はそちらではなく、ENGLISH DOGS (Pinchヴァージョン=だいぶ前から米国中心に活動)の新作。
このバンド(ヴァージョン)に1stアルバム"Invasion of the Porky Men"(4人編成)から現在まで残っているのはドラマーで結成メンバーのAndrew "Pinch" Pinching (今までのアルバムすべてに参加)一人だけだが、本作では2ndアルバム"Forward into Battle"(5人編成)や3rdアルバム"Where Legend Began"(4人編成)に参加していたシンガーのAdie BaileyとギターのGizz Butt (アルバムとしては前作となる、3人編成の5thまで参加)が復帰している。最近はENGLISH DOGS (Wakeyヴァージョン)しか録音がなかったが、ENGLISH DOGS (Pinchヴァージョン)の3rdのメンバーの4分の3が結集したので、本作を6thアルバムとしても良さそうだ。
2012年から、その3人に加えて、 RAYGUN TATTOOの共同オーナーで双子の彫師Craigと Ryanの Christy兄弟がライヴのメンバーとして参加していた。本作もその顔ぶれでかなり強力な5人編成になっている。
Craig Christyは米国 California州 Orange郡(County)出身。商業デザイナーとしてスケートボードのアートワークやAlva SkateboardのTシャツのデザインなどの仕事をした後、1989年から彫師となり、1993年にRAYGUN TATTOOを始めた。現在もフリーランスのデザイナーで、FENDER GUITARS、JACKSON GUITARS、VOODOO GLOW SKULLS (スカコア)、SUGAR RAY等の仕事がある。
2014年(28/7/2014)にリリースされた6thアルバム。11曲。
LABEL: CANDLELIGHT (UK)

Superscum - English Dogs: Interview, Live Footage & Photos 2/19/12
Youtubeにもライヴが沢山UPされているが、現在バンドが2つあるためどれがどちらか確信が持てない。Superscumの記事にはYoutubeも数本埋め込まれていて、ENGLISH DOGS (Pinchヴァージョン)に間違いないので、そこから試聴していただきたい。

(コメント:犬丸)

WAXEN - agios holokauston

BLACK METAL

ギターがやや前に出ている。ヴォーカルの方がバック・グラウンド的に使われているが、ヴォーカルは表現力もあって面白い。サウンドとしてはプリミティヴ・ブラックの音色だが、音色を色々と変化させているし、音を重ねて始めて音楽になるような構造はプログレッシヴでもある。一人でやっているからかもしれないが、全体としてのまとまりが良い。

あのDARKANEと紛らわしいが、DARKANEが結成する2年前にDARKANと言うバンドをやっていたToby Knappと言う人が、2004年からスタートした、米国 Wyoming州 Sheridan郡 Sheridan市の一人バンド。
この人は正統派パワー・メタル・バンドONWARD (2000年-2003年、CENTURY MEDIA等)のギタリストとしても、またそれ以前から、ギターのソロ・アルバム (1993年-現在、SHRAPNEL RECORDS等)がある速弾きギタリストとしても有名な人らしい。後でDARKANEのライヴ・メンバーだったりした(綴りに注意)。なんでこの人がブラック・メタルの世界にと言う感じだが、ONSLAUGHTのTシャツを着ている。

本作は2014年(May 27th, 2014)にリリースされた2ndアルバム。7曲(35:37)。
LABEL: MORIBUND RECORDS (USA)

Myfreemp3試聴・本作6曲目"Hollow Eyes"
Youtube試聴・前アルバム(2006年)の曲

(コメント:犬丸)

KILLGASM - a stab in the heart of christ

BLACK METAL

スラッシーなファスト・ブラック・メタル。ダークではあるがかなり熱いサウンドで、サタニックな感覚の方が色濃い。ヴォーカルはグロウルにシャウト、時にはガテラル(グラインドのゴア・ヴォイス)の高い目(ビービー言う豚声)等多彩で、ドラムズもブラストを含めて多彩。

2002年に結成した、米国 California州 Sacramento市の3人のバンド。

本作は2014年(May 27th, 2014)にリリースされた2ndアルバム。10曲(38:57)。
LABEL: MORIBUND RECORDS (USA)

Soundcloud試聴・本作2曲目"Revenge of the Panzergoat"
Youtube試聴・本作10曲目"Humanity in Ashes"

(コメント:犬丸)

VANHELGD - relics of sulphur salvation

DEATH METAL

哀愁を帯びたダークなメロディーは、初期のデス・メタルからブラック・メタル的に邪悪。ちょっとくぐもった滑らかなグロウルやギターのトレモロが溶け合って、このダークなメロディーに最適なサウンドを作っている。(スウェディッシュ・)オールド・スクール・スタイルのデス・メタルを高度な演奏力で完成させている。

2007年に結成した、スウェーデン Östergötlands県(län) Mjölby市(kommun)の4人のバンド。

本作は2014年(May 27th, 2014)にリリースされた3rdアルバム。9曲。ずっとメンバーに変わりなかったが、本作からベーシストのみ変わっている。新ベーシストはex-THY PRIMORDIAL (1994-2005=全期間)のJonas Albrektssonが参加。
LABEL: PULVERISED (シンガポール)

Soundcloud試聴・本作1曲目"Dodens Maskatna Anlete"
Soundcloud試聴・本作3曲目"Where All Flesh Is Soi"
Youtube試聴・本作6曲目"Relics of Sulphur Salvation"

(コメント:犬丸)

HOUR OF PENANCE - regicide 全曲試聴

DEATH METAL

ブルータル・デス・メタル。ちょっとピロピロ・メタル要素強めのテクニカルなギターが駆け巡る整合性の高さと、パワフルなグロウルで全編押しまくるヴォーカルやブラストを駆使するドラムズなどのブルータル性の2つの面を持つ。メロディーライン(歌メロ)はメロディックと言う少し手前ぐらいだと思うが、ギターのダークなメロディーが邪悪で不穏な雰囲気も醸し出している。展開が上手く、時にはドラマティックでさえある。

1999年に結成した、イタリア Lazio州 Roma市の4人のバンド。

本作は2014年(北米:May 13, UK/EU:May 12, ドイツ:May 16)にリリースされた、前アルバムから2年ぶりの6thアルバム。11曲(41:46)にボーナストラック3曲を追加して14曲収録。デジパック。
(仕様についての情報はレーベル等の告知によるものではなく、参考情報とお考え下さい。「ボーナストラック追加収録」とのことですが、どのサプライヤーの告知でも1種類のヴァージョンしか発売されていません。販売する商品の仕様については、販売リストの表示でご確認下さい。)
LABEL: PROSTHETIC (USA)

Musicmp3全曲試聴

(コメント:犬丸)

CROWBAR - symmetry in black

SLUDGE

スラッジコア×メタル、と一口で言うのは乱暴。サウンドの成り立ちはかなり複雑で独特。ざくざくしたスラッシュ、多少ダークでグルーヴのあるドゥーム、かなりのメタル的あるいはメタルコア的な要素やニュー・メタル等がミックスされている。古いバンドだがモダンな感じもある。

1990年から現在の名前で活動している、米国 Louisiana州(State) New Orleans市の4人のバンド。

本作は2014年(EU:May 26, /USAとカナダ:May 27, 2014)にCENTURY MEDIA RECORDS(USA盤: E1 MUSIC)からリリースされた10thアルバム。12曲(48:04)。現在(本作)のメンバーは、ヴォーカルとギターが結成メンバーのKirk Windstein (頭の毛があごの下に移動してしまっている)、前作に引き続きギターがルイジアナのMatthew Brunson、ドラムズがルイジアナのTommy Buckley (SOILENT GREEN終身メンバー)、ベースが新加入のコネチカットのJeff Golden(ドゥーム、ストーナー系バンドに参加していた人)の4人。なお、Kirk WindsteinはDAWNに結成の翌年にあたる1992年から参加していたが、健康上の理由で2013年に脱退している。
LABEL: E1 MUSIC (USA)

Soundcloud試聴・本作1曲目"Walk With Knowledge Wisely"
Favtube試聴
Favtube試聴はYoutubeからの検索連続再生です。まだYoutubeに1曲(位)しかUPされていません。少ない場合は少し後でトライしてみて下さい。

(コメント:犬丸)

MISERY INDEX - killing gods

DEATH METAL / DEATHCORE

メロディックなデス・メタル~デスコア。本作ではブラストはあるものの疾走する曲調ではなく、ザクザクとしたスラッシュが中心で、グラインド色はほとんどない。ギター等は様式美系メタルに近い様で、ハードコア要素と共に、メロディックでモダンなメタル要素も強い。

2001年に結成した、米国 Maryland州 Baltimore市の4人のバンド。それ迄DYING FETUSのメンバーであった3人が結成時には加わっていたが、現在残っている結成メンバーはex-DYING FETUSの Jason Netherton (Bass, Vocals)のみになった。

本作は2014年(EU:May 23rd, 2014/北米:May 27, 2014)にリリースされた5thアルバム。12曲。録音は今迄と同じく、DYING FETUSのプロデューサーのSteve Wrightがした。
LABEL: SEASON OF MIST (USA/フランス)

Soundcloud試聴・4曲目"Conjuring the Cull"
Myfreemp3試聴・2曲目"Calling"
Myfreemp3試聴・6曲目"Killing Gods"
My Free MP3で検索するとフラッシュ・プレーヤーの更新案内が別タブで出る事がありますが、無視してそのタブを閉じて下さい。このサイトは英語とロシア語が選択できるし、「検索結果がありませんでした」と言う表示はロシア語で出ます。どうやらロシアのサイトみたい。

(コメント:犬丸)

TIGERS JAW - charmer

INDIE ROCK / EMO

ちょっとくすんだポップネス。ローファイ気味にやんわりかき鳴らされるアコースティックギター、ちょっとうらぶれた感じの哀愁を感じさせるメロディーが、心地よくポップ。ロックなテンションやパンクも程ほどにミックスされたインディーロック。

2005年に結成した、米国 Pennsylvania州(Commonwealth) Scranton市の5人程度のバンド。昨年、以前からのメンバー3人が脱退して夏以後は2人+ツアー・メンバーでの活動になっている。

本作は2014年(June 3rd 2014)にリリースされた4thアルバム。12曲。本作の録音には当時脱退済みだった3人も参加している。TITLE FIGHT等のプロデューサーWill Yipが録音した。
LABEL: NO SLEEP RECORDS (USA)

Myfreemp3試聴・1曲目"Cool"
Soundcloud試聴・3曲目"hum"
Soundcloud試聴・5曲目"Nervous Kids"
Soundcloud試聴・8曲目"slow come on"
Myfreemp3試聴・10曲目"Distress Signal"

(コメント:犬丸)

EYEHATEGOD - s/t (2014 self titled album)

SLUDGE

ドゥーミー・スラッジ。ノイジー、ダウンテンポ、ハードコアな感覚もあリ、ストーナー的なグルーヴもある。全編ダウンテンポではなく速度変化もある。アンダーグラウンドな音楽として、大変オーセンティックな感覚で安定感がある。本作7曲目(framed to the wall)等にはまるきりハードコアの部分もあり、全体的にもそちらのファンにも聴きやすい音だろう。ダークだがネガティヴ一色でもなく、かなり能動的な熱気とパワーで引き込む。

1988年に結成した、米国 Louisiana州(State) New Orleans市の5人のバンド。

本作は2014年(27 May 2014)にリリースされたアルバム。11曲。
LABEL: HOUSECORE RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作1曲目"Agitation! Propaganda!"
Soundcloud試聴・本作8曲目"Robbitussin And Rejection"
Soundcloud試聴・本作の日本盤のボーナストラック"New Orleans Is The New Vietnam"
Myfreemp3試聴(検索のため順番になっていませんが、コメント制作時点では全曲あります) My Free MP3で検索した時等にフラッシュ・プレーヤーの更新案内が別タブで出る事があります。無視してそのタブを閉じて下さい。欧州最大のダウンロードサイトSoftonic(ソフトニック)のもののようです。抱合せツールバーなどで評判が悪いので注意。最近は日本のオンラインゲームの広告が出る時もあります。

(コメント:犬丸)

MURPHY'S LAW - dedicated 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

80年代ニュー・ヨーク・シーンの酔っ払い葉っぱ大好きパンク・バンド。当時の米国ハードコアのスタンダードに、独自の要素を加えてクロスオーヴァーさせたサウンドだ。本作1曲目はいきなりロカビリーのような出だしで、彼ららしいなんでもありのノリの良い曲。全体に軽いめのファストでメタリックなサウンド。ウエストコースト的なスケーターズ・ロックも連想するし、ホーンも加えたおしゃれなスカコア曲もある。歌詞もだが音の面でも陽気なバンド。この年、本作発売前に彼らは初来日していて、以前書いたように大阪難波のライヴハウスにチラシを配りに来て、飛び入り演奏も聴かせてくれた。本作のインレイ(だったかな?)の切り貼り写真の中にも大阪で撮影されたものがある。某バンドのメンバー等いろいろ写っていた筈。

1983年に結成した、米国 New Yore州 Queens郡 Astoria地区のバンド。

本作は1996年(March 19, 1996)に米国PROFILE RECORDSのサブ・レーベルANOTHER PLANET RECORDS (米国とドイツ)からリリースされた4thフルアルバム。11曲(23:40)。タイトルがDedicatedとなっているように、1994年にLAで刺殺されたMURPHY'S LAWのベーシストChuck Valle (ex-LUDICHRIST)に捧げられている。

こちらは2014年(Apr 15, 2014)にI SCREAM RECORDS (ベルギーと米国)からリリースされた再発盤。ボーナス1曲追加。
LABELL: I SCREAM RECORDS (USA/ベルギー)

Youtube全曲試聴(ボーナス・トラックを除く)
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Grooveshark試聴・今回追加のボーナス・トラック"fun song (demo)"
Grooveshark試聴にも「パソコンの性能が低下・今すぐダウンロードして修正」などと言う広告が出ますが、無視して下さい。

(コメント:犬丸)

BRIGADES - crocodile tears 全曲試聴

MELODIC HARDCORE / POP PUNK / MELODIC EMO

メタリックなメロディック・ハードコア。と言うより、音はメタルコアに近く、かなりザクザクしてスラッシー。メタルコアに明るいメロディーをたっぷり注入してスピーディーに展開する演奏は、ヘヴィーなサウンドとも言えるが、それよりも、エナージティックなサウンドと言うのが最適。ヴォーカルもメロコアらしいものからスクリーモに近いシャウトまでミックスしていて、熱い。A DAY TO REMEMBERのようなスタンスのバンド。

米国 South Carolina州 Spartanburg市(1st EP発売時)出身でGreenville市(本作発売時)の5人のバンド。

本作は2014年(6 May 2014)にリリースされた2nd EP。6曲(21.23)。
LABEL: PURE NOISE RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

AMERICAN FOOTBALL - s/t deluxe edition 2CD オリジナル(DISC 1)の全曲試聴

INDIE ROCK

OWEN等のMike Kinsellaが歌う。だからのどかな感じ。しかし、それなりに技巧を凝らした音作りで、単なるセミ・アコースティックなメロディック・ロック~フォークで終わってはいない。時々聴かれるドラマーSteve Lamosによるトランペットも哀愁を帯びて良い感じ。朴訥な感じと洗練された感じが微妙に交じり合っていやみがなく、バランスが取れている。

1997年にMike KinsellaとSteve Lamosらが4人で結成したONE UP DOWNSTAIRSがすぐに解散した後、1997年にその2人とSteve Holmesの3人で結成した、米国 Illinois州 Champaign郡 Urbana市のバンド。2000年に解散したが2014年に再結成した。

本作は1999年(September 14, 1999)にリリースされた、今迄の所唯一のフルアルバム。9曲(40:52)。本作以前のEP2作ではベースレスだったが、本作ではKinsellaがベースも担当している。

こちらは2014年(2014/5/19)にリリースされた"deluxe edition"2枚組再発盤。ディスク2にはギターのSteve Holmesカセットテープにあった未発表曲を含むライヴやデモ音源、練習スタジオ音源など10曲を収録している。ブクレットにはChris Strongによる写真、歌詞やバンドによるライナーなどを新たに追加している。
LABEL: POLYVINYL (USA)

Musicmp3試聴・オリジナル(DISC 1の分)の全曲

(コメント:犬丸)

SPIDER CREW - too old to die young

OLD SCHOOL NEW YORK STYLE HARDCORE

ニューヨーク・ハードコアのオールドスクールの中でもパンクやスキンヘッズ寄りのタイプ。軽い目でファストなタイプ(CAUSE FOR ALARM)ではなく、AGNOSIC FRONT系オールドスクール・サウンドに、タフなヴォーカルとコーラス入り。

1999年に結成した、オーストリア Wien市の5~7人程度のバンド。

本作は2014年(01 May 2014)にリリースされた8曲入りミニCD。新曲4曲と彼らのクラシック曲の再録音4曲を収録。トラック3・4・7・8が再録音。
LABEL: WTF RECORDS (オランダ)

本作からの音源は断片的なものしかないため、2011年作の全曲試聴を付けておきます。
Youtube試聴・"still crazy but not insane" (2011)全曲試聴
Youtube試聴・収録曲"punks n skins"の旧ヴァージョン
Youtube試聴・収録曲"vienna riot"の旧ヴァージョン
Myfreemp3試聴・SPIDER CREWの検索(本作に限定されません)

(コメント:犬丸)

BURY TOMORROW - runes 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

ヤケクソという言葉を思い浮かべるような、アグレッシヴでヘヴィーなサウンドの中に、華麗なギターのメロディックなリフが縦横に駆け巡る。ヴォーカルはとげとげしいグロウル(デス・ヴォイス)とエモメタル的な歌唱(ほぼクリーン・ヴォイスだが比較的ラウド)からスクリーモに近い物迄のコンビネーション。ややアグレッションが増して、歌メロは以前よりは悩殺の叙情メロディーが少なくなっているため、器用に歌っているがやや地味な感じ。メタルそのものと言っても良いようなハデハデのギターが素晴らしく、聴き所になっている。

2006年に結成した、英国 England(国) Hampshire州 Southampton市の5人のバンド。

本作は2014年(26 May 2014)にリリースされた3rdアルバム。通常盤は13曲(49:26)。
こちらはBonus Version。ボーナス・トラックを3曲追加し、全オーディオ・トラックで15曲収録。ヴィデオ・トラックも1曲追加。ヴィデオ・トラックを含めた16曲で64:17収録。
LABEL: NUCLEAR BLAST AMERICA (USA)
* 米国盤の通常盤は同時発売ではなく、発売未定です。従って、Bonus Versionと言うのは初回盤限定ボーナス・トラック入りと言う事かもしれません。

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

NO SECOND CHANCE - burden of life

BEATDOWN HARDCORE

メタリック・モッシュコア。勢いのあるファスト・パートからヘヴィーなビートダウン・パートへ。たっぷり配合されているビートダウン・パートや2ステップは勿論、疾走パートもパワフルで大変ヘヴィー。タフガイ・ヴォーカルにコーラスもたっぷり入って、いかにも臭い感じ。

2010年に5人で結成した、英国 Greater London市(Authority)のバンド。

本作は2014年(29 April 2014)にリリースされた2ndアルバム。11曲。
LABEL: EULOGY RECORDINGS (USA)

Soundcloud試聴・オフィシャルページ
コメント制作時点で、SoundcloudのオフィシャルページにUPされているうち、本作からは1曲目"broken"のみです。
Youtube試聴・本作5曲目"ball and chain"

(コメント:犬丸)

NO FRAUD - revolt! 1984 demos

FASTCORE / THRASHCORE

暴走ファストコア~スラッシュ。試聴サイトREVERBNATIONの比較的新しい録音と、YOUTUBEにアップされた本作からの音源を聴き比べると、本作の初期デモ音源の暴走するようなワイルドさ一聴瞭然。後にはNUCLEAR BLASTからアルバム(結構パンク色のあるメタリックな作品)を出す、まともなバンドになったが、この作品ではもっとぶちきれたハードコア・スラッシュを聴くことが出来る。なお、デモ音源で音質は悪いが、粒子が粗い感じで鑑賞上は問題ない。

1982年に結成した、米国 Florida州 Venice市の4人のバンド。

本作は1994年に録音されたデモ音源。初めてのCD化(同時にLP化も)されて2014年(5/13/2014)にリリースされた。17曲。ブックレットには、結成時からのメンバーDan Destructo (フロントマン)によるライナー、当時のフライヤー、80年代のフロリダ・パンクスのアブナイ生活のドキュメント・クリップなどを収録。限定500枚。
LABEL: SIX WEEKS (USA)

Youtube試聴・本作から
Reverbnation試聴・バンドのページ全般の試聴

(コメント:犬丸)

GOODTIME BOYS - rain

EMO / INDIE ROCK / CHAOTIC HARDCORE

エクスペリメンタル・ハードコアとカオティック・エモコアの中間。アグレッシヴからメロディックまで幅はあるが、ブルータルなメタリック性や激情性がやや薄れて、エクスペリメンタル度が高くなっている。モダンで捻りの効いた音が多く、ややテクニカル。アンビエントな音もある。カオティックであると同時に叙情性もあり、雄大な広がりのあるサウンドだ。

2009年に結成した、英国 Wales(country) South Wales州(region) Cardiff市のツイン・ギターの5人のバンド。これまでにEPに新曲を加えた編集盤CD(アルバム)がある。

本作は2014年(May 19 2014)にリリースされた1stアルバム。12曲。メンバーが2人替わっているが5人編成。新メンバーのギタリストLewis Johnsはまだ26歳だが、英国SouthamptonにあるRANCH PRODUCTION HOUSEスタジオのエンジニアとして数多くの仕事をしてきた。FUNERAL FOR A FRIENDのプロデュースもしていたが、本作は彼が録音している。
LABEL: BRIDGE NINE RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作4曲目"life moves"
Soundcloud試聴・本作8曲目"moral decay"
Soundcloud試聴・Lewis Johnsのエンジニアとしての集

(コメント:犬丸)

MURPHY'S LAW - party's over 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

80年代ニュー・ヨーク・シーンのビール大好き&葉っぱ大好きパーティー・パンク・バンド。陽気な歌詞でノリが良い、軽いめのメタリックなサウンド。歌詞だけでなく、音の面でも陽気だ。当時の米国ハードコアのスタンダードに、独自の要素を加えてクロスオーヴァーさせたサウンド。ウエストコースト的なスケーターズ・ロックも連想するし、ホーンも加えたおしゃれなスカコア曲もある。本作はとりわけメロディックで、今聴けばメロコアの先端を行っていたような感じもある作品だ。そういえばNOFXも結成が同じ年であり、今でこそメロコアのバンドと考えられているが、もともとは普通に米国のハードコアの一部だった。

1983年に結成した、米国 New Yore州 Queens郡 Astoria地区のバンド。

本作は2001年(May 22, 2001)に米国盤がARTEMIS RECORDSからリリースされた5thフルアルバム。15曲。翌年ベルギーのREFLEX/WOLFPACK RECORDSからヨーロッパ盤のアナログLP盤がリリースされた。本作ではギターにRick Bacchus (ex-D GENERATION)、ベースにSal Villaneuva (DEMONSPEED)、ドラムズにEric Arce (SKARHEAD)が参加している。
ALMIGHTYやWHITE ZOMBIEからストーナーのNEBULAやスカコアのINDEPENDENTS等極めて多くの作品を手がけているDANIEL REYが、本作をプロデュースした。この人はRAMONESのプロデュ-スをして著名になった人で、MANITOBA'S WILD KINGDOMのギタリストでもあり、ストーナーも多くプロデュースしている。多様な音楽を理解できる人のようだ。ごく普通に考えて音の良い録音だが、この録音は多彩な彼らの魅力をうまく捉えていると思う。

こちらは2014年にリリースされた再発盤。
LABEL: I SCREAM RECORDS (ベルギー/US)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

SWORN ENEMY - living on borrowed time

METALCORE

いまどきねえ、良いんですか、本当に?...8年前のアルバムとほとんど変わっていないみたいなんですが...スラッシュ・メタルとハードコアから出来たメタルコア。(実はフロントマンSalvatore "Sal" Michael LoCoco以外は全員入れ替わっているのだが、) 何の迷いもなく8年前と同じ事をやっている。ギター等はメタル度が高くかなりメロディックにピロピロ弾き倒すがヘヴィーなところも聴かせる。全体に以前より更にヘヴィーネスを増しているようだが、激しい勢いも8年前のままだ。

1995年に結成した、米国 New York州 New York市の5人のバンド。

本作は2014年(13 May 2014)にリリースされた、5年ぶりの5thアルバム。
LABEL: ROCK RIDGE MUSIC (USA)

Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

ONLY CRIME - pursuance

MELODIC HARDCORE

前作までFAT WRECK CORDSから作品を発表していたが、FATタイプのメロコアとは異なる。リズミックでメロディックだが、モダンなロック、80年代のハードコア、USパンクと言う側面も持っている。GOOD RIDDANCEよりも、初期のDESCENDENTSやBLACK FLAGやBANEのサウンドをミックスしているように聴こえる。もともとGOOD RIDDANCEのRuss Rankinが構想を持って結成したのだが、GOOD RIDDANCEでやっているのと同じ事をするのでは結成する理由もなかったはず。

2002年夏にシンガーRuss Rankin (GOOD RIDDANCE)がギターのAaron Dalbec (BANE/CONVERGE)に持ちかけて結成した、米国全土のバンド。
2003年にはHAGFISHの Blair兄弟(脱退済み)(Gr, Bass)と DESCENDENTS/ ALL/ ex-BLACK FLAGでありプロデューサーとしても著名なBill Stevenson (Ds)が参加して5人のバンドになった。

本作は2014年(May 13 2014)にリリースされた3rdアルバム。7年前の前作まではメンバーの顔ぶれは最初と同じ5人だったが、本作ではBlair兄弟に替わって、ギターにはMatt Hoffman (MODERN LIFE IS WAR)が、ベースにはDan Kelly (FRISK/TEGAN AND SARA)が参加している。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作2曲目"contagious"
Youtube試聴・本作7曲目"no truth in love"
Youtube試聴・本作9曲目"life was fair"
Musicmp3試聴・参考として前作全曲

(コメント:犬丸)

NIGHTFELL - living ever mourn

DEATH METAL

メロディックで邪悪なダークネスもあり、滅茶苦茶勢いある疾走とパワーで押しまくる所もあるデス・メタル。元気の良いパートではバリバリ元気だが、ブラック・メタルやストーナーとも融合している。比較的分離の良い音作り&録音で、ちょっと叙情的メロディーで疾走するギターのトレモロや野蛮な感じの咆えるヴォーカル等、各パートの面白さも良く判る。いわゆるエクスペリメンタル系ではないが、良い意味でデス・メタルのマナーに捕われないバンドで、はっとさせる展開も面白い。

2013年に結成した、米国 Oregon州 Portland市の2人のバンド。ボーカルとギターとベースはTRAGEDY/HIS HERO IS GONE等のTodd Burdette、ヴォーカルとドラムズはPROFOUND LORE RECORDSのブラック・メタル・バンドHOWLING WIND等のTim Call。やはり音作りに叙情クラスト・ハードコア的な部分もあり、この2人が組んだ時点でこのバンドの面白さが生まれ始めたと思う。

本作は2014年(May 13, 2014)に8つのバンドのメンバーをやっている(おまけにレーベルまでやっている)Tim CallのPARASITIC RECORDSからリリースされた1stアルバム。8曲(41:41)。
LABEL: SOUTHERN LORD / PARASITIC RECORDS (USA)
* 共同リリース

Youtube試聴・本作3曲目
Soundcloud試聴・本作5曲目
Youtube試聴・本作7曲目

(コメント:犬丸)

TOY DOLLS - absolutely live (cd+dvd)

OI PUNK

ファストでメロディックなオイ・パンク。歯切れ良いリズミックな演奏に早口言葉的なヴォーカル。なんとなく身近に感じられるバンドですが、映像を見ると、演奏はライヴでもベテラン職人的に器用にこなしていて、余裕のコミュニケーション能力が感じられます。CD1枚と同じ価格で、2004年のライブ28曲がDVD映像で楽しめ、同内容がDVDより音の優れるCDでも聴ける、親切な作品。

1979年に結成した、英国 England国 Tyne and Wear都市州 Sunderland市(County borough, 単層自治体)出身で、現在は Durham州(County, 単層自治体)の Newton Hall村(Housing estate)の3人(当初は4人)のバンド。

本作は2014年(April 7, 2014)にリリースされたCDとDVD各1枚づつのの2枚組アルバム。CD、DVDいずれも同じ28曲収録。2004年の"Our Last Tour?"から11月20日のオランダTivoli Utrechtでのライヴを収録。この直前の11月1日に14thアルバム"our last album?"がリリースされているが、そのアルバムからは1曲目と最後の曲の2曲のみで、お馴染みの曲を多く演奏している。
LABEL: SECRET (UK)

Youtube試聴・2004年の"Our Last Tour?"(出所が違うので本作ではないはずですが断定できません)
MusicMP3試聴・直前のアルバム"our last album?"の全曲 (参考)

(コメント:犬丸)

MISS MAY I - rise of the lion 全曲試聴

NEWSCHOOL METALCORE

モダンなメタルコア。シャウト・デス・ヴォーカル(普通のグロウルより高い目で常に振絞って発声している感じ)と、明るい美メロを歌うクリーン・ヴォイス(コーラス)のコンビネーション。メロディック・メタル感覚もあふれる、エキサイティングでホットなサウンド。

2006年に結成した、米国 Ohio州 Miami郡(County) Troy市の5人のバンド。フロリダのマイアミじゃありません。ニューヨークのトロイじゃありません。

本作は2014年(April 29 2014)にリリースされたアルバム。10曲。Youtube全曲試聴 LABEL: RISE RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
Youtube全曲試聴は10本に分かれているため、そのたびに広告が入るかもしれません。
Musicmp3全曲試聴

(コメント:犬丸)

ME FIRST AND THE GIMME GIMMES - are we not men? we are diva!

MELODIC HARDCORE

すっきり明るいメロディック・パンク。カヴァー専門バンド。怪しいタイトルの通り、女性シンガーのヒット曲を集めてあの人達が歌う。MadonnaやCher(ちょっと前の人?なので知らない人もいそうだが日本の音楽業界の表記は"シェール"、ALLMAN BROTHERS BANDのGregg Allmanと一時結婚していた)の曲とか、ついでにBoy Georgeの曲とか歌っている。もともとお遊びバンドで録音をする気もなかったらしい。そのため適当に力が抜けているが、その一方で演奏は完璧なものなので、メロディック・パンクの作品としてはもっとも楽しめる内容になる。この人たちの音はすっきりしていますよね。 ご存知だろうか、このバンドはライヴの時にカヴァーしたアーティストの扮装をする。それを考えれば、不気味な作品。

1995年に結成した、米国 California州南部のバンド。メンバーはSpike Slawson (ex-SWINGIN' UTTERS, Vo), Fat Mike (NOFX, Bass), Chris Shiflett (FOO FIGHTERS, ex-NO USE FOR A NAME, 1st G), Joey Cape (LAGWAGON, 2nd G), Dave Raun (LAGWAGON, Ds)の5人。

本作は2014年(May 13, 2014)にリリースされたアルバム。12曲。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Soundcloud試聴・本作2曲目

(コメント:犬丸)

MAD CADDIES - dirty rice

SKA PUNK

言うまでもなくスカ・パンク。ポップ寄りだったが最近はパンク色の強い曲も多くなっている。ホーンの使い方にはディキシーランド・ジャズの陽気な感覚があり、明るくひなびたニュー・オーリンズの一角で、街角で演奏していそうな気もする。またラテン・スカ・タイプの曲もある。哀愁を帯びたラテン・メロディーを、ミュートしたトランペットで演奏していて更に哀愁が深まっている。メロディーが良い。明るい部分から哀愁まで、まさに"テイスティー"という言葉がぴったりのバンド。ホーンが入って編成は大きいがVoodoo Glow Scallsのようなパワフルな音が持ち味のバンドとは異なるタイプ。

1995年に高校生5人が結成した、米国 California州 Santa Barbara郡(County,自治体) Solvang市(City,自治体)のバンド。結成メンバーの内3人ほどが現在も残っている。

本作は2014年(May 13, 2014)にリリースされた6thアルバム。12曲(41:01)。現在はホーン2本とキーボードが入った7人編成。フルアルバムとしては前作から7年ぶり。この間に書いた25曲から、2013年9月にFat Mikeも相談に入れて12曲に絞り込んだ。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Altpress試聴・1曲目
Altpress試聴は一定期間後削除されるかもしれません。試聴はお早めに。
Musicmp3試聴(MAD CADDIES全般のページ)
Musicmp3試聴に本作はまだありませんが、旧譜が全アルバムありますので、いずれ本作も追加されると思います。

(コメント:犬丸)

WHITECHAPEL - our endless war 全曲試聴

DEATHCORE

ヘヴィーで重圧・ダークなデスコア。デスメタルと言うよりもエクストリームなメタル性が特徴。全体にほぼ同じ音楽性だが、9曲目など少し叙情的要素の入る曲もある。ザクザクしていて、スピードについてはややスローで重圧的な部分が多いが、ブラストまでの間で変化する。

2006年に結成した、米国 Tennessee州 Knoxville市のバンド。トリプル・ギター(但しリード・ギターは1~2人)の6人編成。

本作は2014年(April 29, 2014)にリリースされた5thアルバム。限定盤ボーナストラック2曲収録、全12曲(44:43)。初回発売では限定盤しか発売されていません。限定盤終了後に通常盤が発売されるのかもしれません。ALL THAT REMAINSやBLACK DAHLIA MURDER、JOB FOR A COWBOYのエンジニアだったMark Lewisがプロデュースした。メンバー、プロデューサー共に、前作と同じ体制。
LABEL: METAL BLADE RECORDS (USA)

Musicmp3全曲試聴

(コメント:犬丸)

TORCH RUNNER - committed to the ground 全曲試聴

GRIND

メタリック・クラスト・グラインド。HIS HERO IS GONEやAMEBIXとの類似性は低く、飽くまでグラインドがベースだ。NASUMのようなメタリック・グラインドに、ブラック・メタル的なダークネスも加味されている。クラスティーな部分(速い)や、ドゥーミーな部分(スロー)もあり、スラッジーなひずみを効かせたギターとクラスト的な切れたヴォーカルだ。アグレッシヴ。

2007年に結成した、米国 North Carolina州(State) Greensboro市(City)の3人のバンド。ドゥーム/スラッジ・バンドMOURNING CLOAKのギタリストScott Hughesが参加している。

本作は2012年(28 Jun 2012)にTO LIVE A LIE RECORDSとCOMMUNITAS RECORDS (ex-SOUTHERN EMPIRE RECORDS)から527枚限定アナログLP盤でリリースされた1stアルバム。12曲(22:25)。ドゥーム/スラッジ・バンドMOURNING CLOAKのギター/ヴォーカルKris Hilbertが録音した。

こちらは2014年(May 13, 2014)にリリースされた1stアルバムのCD化再発。バンドは、今年始めにSOUTHERN LORDと2ndアルバムを契約しており、同レーベルから1stも再発になった。
LABRL: SOUTHERN LORD (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

FINAL CONFLICT - ashes to ashes 全曲試聴(20曲)

HARDCORENEW SCHOOL METALCORE

あのPUSMORT RECORDSの廃盤復活。あの時代のサウンド。英国のノイズコアから影響を受けた米国のバンドで、メタルとのクロスオーヴァーのバンドでもある。PUSMORTのバンドだが比較的プリミティヴな(オールド・スタイルな)ハードコアをはみ出しておらず、クロスオーヴァー系のファンの間での人気もさもありながら、アナーコパンク系で評価が高い。でもギターはかなりメタルだ。

1983年に結成した、米国 California州 Los Angeles郡(County,自治体) Long Beach市(自治体)等の4人程度のバンド。
本作1stアルバム当時のシンガーRon Martinezもメンバーからはずれていた期間があるが、現在彼を含めて全員が1stアルバム当時のメンバーに戻っている。ただしベースのみPHOBIAのShane McLachlan等3人の中から、ライヴごとに都合の良い者が参加しているようだ。
シンガーのRon Martinezは現在ブッキング・エージェントをやっていて、GHOULや TOXIC HOLOCAUST (いずれもTANKCRIMES RECORDSのバンド)等のブッキングもやっている。TANKCRIMES RECORDSのオーナーScotty Heathは彼の友人だ。

本作は1987年にPusheadのPUSMORT RECORDSからアナログ盤LPでリリースされた1stアルバム。
1994年にはRELAPSE RECORDSからCDとカセット・テープで、1997年にTACKLEBOX RECORDSからCDとLPで、2006年にSOS RECORDS (以上すべて米国)からCDで再発され、その後廃盤で入手できなくなっていた。
こちらは2014年(CD:May 6, 2014/LP:Apr 29, 2014)にOaklandのTANKCRIMES RECORDSからリリースされた再発盤。1985年のデモ音源15曲を追加収録して、全29曲収録。24ページブックレットに古い写真やフライヤー・インタヴュー・ポスターを掲載。
LABEL: TANKCRIMES RECORDS (USA)

Musicmp3試聴・RELAPSE RECORDSヴァージョンの全曲試聴(オリジナル14曲+6曲)

(コメント:犬丸)

STRUCTURES - life through a window

NEW SCHOOL METALCORE

かなり複雑・テクニカルなメタルコア。少しプログレッシヴなのでおしゃれ(モダンと言った方が良いかも)な感じもある。色々展開するが、基本的にはラウドでテンションも高いブルータル・サウンド。

2009年初めに結成した、カナダ Ontario州 Toronto市の5人のバンド。

本作は2014年(May 13th 2014)にリリースされたアルバム。11曲(40:25)。Will Putney (BODY COUNT, UPON A BURNING BODY)が録音した。
LABEL: SUMERIAN (USA)

My Free MP3で検索を使用したタイミング等でフラッシュ・プレーヤーの更新案内が別タブで出る事があります。無視してそのタブを閉じて下さい。欧州最大のダウンロードサイトSoftonic(ソフトニック)のもののようです。抱合せツールバーなどで評判が悪いので注意。日本のオンラインゲームの広告が出る時もあります。
My Free MP3試聴・本作1曲目"buried"(違う曲も表示されていますので選択してください)
My Free MP3試聴・本作2曲目"nothing to lose"
Youtube試聴・本作3曲目"best of both worlds"
My Free MP3試聴・本作4曲目"my conscience"
My Free MP3試聴・本作5曲目"broken telephone"
Youtube試聴・本作6曲目"extinction"
Soundcloud試聴・本作11曲目"life through a window"
Musicmp3試聴・アーティスト・ページ
Musicmp3の試聴ページには、本作はありませんが前作はありますので、いずれ本作もUPされるでしょう。

(コメント:犬丸)

BEING AS AN OCEAN - how we both wondrously perish (+dear g-d...) limited 2CD

NEW SCHOOL METALCORE

激情なエモメタル。いわゆるエモコアでもないが、それ以上に激しくエモーショナルなメロディック・メタリック・ハードコア。叙情たっぷりのメロディーで、哀愁も深く、ヴォーカルは悲壮感を伴い激情的に叫ぶ。プリミティヴなハードコアからスクリーモやエモヴァイオレンス(カオティック・エモ)も総合したような、ハードコアの本質を押さえつつエクスペリメンタルに進化したサウンドになっている。

2011年に結成した、米国 California州 Los Angeles郡(County,Los Angeles市とは違う地域) Alpine市(Community,自治体になっていない)のバンド。

本作は2014年(USA:May 6, 2014/ UK:12 May 2014)に米国INVOGUE/ 英国IMPERICONからリリースされた2ndアルバム。10曲(39:07)。

IMPERICONからのリリースには通常盤と限定2枚組盤があるが、こちらは限定2枚組盤ヴァージョンの方でデジパック仕様。2012年(October 23, 2012)に米国INVOGUEからリリースされた1stアルバム "dear g-d..." 11曲(51:20)を、2枚目のディスクに収録。
LABEL: IMPERICON (UK)

Favtube試聴(FavtubeはYoutubeを検索して連続再生します・必要に応じて取捨選択してください)
Soundcloud試聴・バンドのオフィシャル・ページですが、ピアノ演奏とか断片(試作品?)とかばかりみたいです(Tyler Rossはバンドのギタリスト)
Mfmf!試聴・前作"dear g-d..."

(コメント:犬丸)

RESTORATIONS - lp2 全曲試聴

INDIE ROCK

インディーロックのパンク寄り。パンクながら、アメリカーナな感じのロック。音は暗い目というのか、少しコールド。タイトで浮ついたところがなく、ゆったりとしたラウドでヘヴィーな音。展開はヘヴィー・パートとクリアでコールドなパートの間で行き来して、めりはりが効いている。ヘヴィーだがメタルコアではなく、アメリカーナな土の匂いと同時にエクスペリメンタルとも言える高度な音楽性も有る。

米国 Pennsylvania州 Philadelphia市の5人のバンド。ポストハードコア・バンドJENA BERLINの解散後、その元メンバーJon Loudon (Vo)と Dave Klyman (Gr)が、2008年にプロジェクトとしてスタートさせたのが始まり。当初バンドにするつもりはなかった。

本作は2013年(Apr 2, 2013)にリリースされたはずが、2014年(Apr 29, 2014)にもリリースされた2ndアルバム。9曲。
LABEL: SIDE ONE DUMMY (USA)
* リリース日はHMVは2013年、Towerは2014年、AmazonはLPが2013年でCDが2014年、ディストロ1社はLPオンリーで2013年、もう1社はLPもCDも2014年、レーべルの直販サイトではLPもCDも2013年。近頃こういうのが多いので、色々なサイトに表示されている発売日は当てにしないで下さい。

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

BANNER PILOT - souvenir 全曲試聴

MELODIC HADCORE

メロディックでポップなハードコア。メタリックなギターをフューチャーして、演奏はアグレッシヴ。曲には少し哀愁のメロディーもあり、ハスキー・ヴォイスでエモーシャナル。ファスト中心だが高速ではなく余裕が感じられ、弾むようなベースが活躍するリズミックな曲も多い。何気なくギターをかき鳴らしている曲が中心で、初期のSNUFFの様な感覚の、これこそメロコアと言うサウンド。

2005年に結成した、米国 Minnesota州 Minneapolis市の4人のバンド。

本作は2014年(Apr 15th)にリリースされた4thアルバム。12曲(38:52)。
LABEL FAT WRECK CHORDS (USA)

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)