AGNOSTIC FRONT - american dream died 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

本作ではかなりメロディックなパンク色のある、タフなニュー・ヨーク・ハードコアを聴かせている。クロスオーヴァー要素はない。
Youtubeなどで、彼らの映像も見ながら聴くと、ポリティカルな度合いの高いメロディック・パンク/メロディック・ハードコアのバンドに似た物が、サウンドだけでなく、バンドの精神的なポジションとして感じられる。彼らにとって、音楽は目的ではなく、コミュニケーションの手段なのだ。
彼らはパンキッシュなオールド・スクールのニュー・ヨーク・ハードコアからスタートし、一時期クロスオーバーの影響も受けつつ、メタリックなオールド・スクールに回帰して、彼らの精神的なルーツであるニュー・ヨーク・スキンヘッズのストリート感あふれるパンク・サウンドのアルバムも発表。以後は、作品ごとに微妙にミックスを変えながらも、メタリックなオールド・スクールとストリート・パンクの中間にあるサウンドを聴かせている。

AGNOSTIC FRONTは1980年12月に米国 New York州 New York市で3人が結成した。
結成メンバーはVinnie Stigma (guitars)、Diego (bass)、Rob Krekus (drums)の3人。直後にRoger Miret (vocal)も加わった。1982年ごろまではメンバーは流動的だった。

本作は2015年(April 4, 2015)にリリースされた11thアルバム。16曲(27:51)。
前作と同じMADBALLのシンガーFreddy Cricienがプロデュースした。TRAPPED UNDER ICE, HUNDREDTH, H2O等のミキシングand/orマスタリングをしているPaul Minerがミキシング、マスタリングした。ゲストではFreddy Cricien (MADBALL), Toby Morse (H2O), Lou Koller (SICK OF IT ALL)が参加した。
LABEL: NUCLEAR BLAST AMERICA (USA)

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(コメント:犬丸)

RECUEIL MORBIDE - morbid collection (編集盤ではない) 全曲試聴

DEATH METAL

ブルータル・デス・メタル。
ファストとミドル:テンポ中心にコンパクトにまとめられた攻撃的な曲。グロウル(デス声)~ガテラル、ピッグ・スクイール(ビービーの豚声)、シャウトとめまぐるしいぐらいに自由に変化するヴォーカル。飾り気のない演奏はテクニカルでオールド・スクールではないが、SUFFOCATION延長線のテクニカルで土着的なデス・メタルを、奇策を用いずモダンにしたサウンド(つまり現代的だが全然エクスペリメンタルではない)。BENIGHTEDと付き合いがあるらしく、サウンド面でも類似していると言われている。

RECUEIL MORBIDEは2000年にフランス Meurthe-et-Moselle県 Blamont市(commune)で5人が結成した。
バンド名は、英語のMORBID COLLECTIONに相当するフランス語。本作のタイトルもその"morbid collection"で、編集盤を表している訳ではありません。

本作は2015年(15th February 2015 )にリリースされた5thアルバム。11曲(42:31)。
バンド・メンバーは5人。AGATHODAIMON、BENIGHTED、CREMATORY等と同じKohle (Kristian Kohlmannslehner) (ドイツ)がプロデュースした。
LABEL: GREAT DANE RECORDS (フランス)

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(コメント:犬丸)

ORPHEUS OMEGA - partum vita mortem

DEATH METAL

端正な演奏。整った音の正統派メロディック・デス・メタル。
メロディーを引き立て、綺麗に、スリリングに演奏するギター。ストレートなグロウルでえぐ味はなく、しかもパワフルなヴォーカル。テクニックの確かな安定感のある演奏で、思う存分メロデスの醍醐味が味わえると言うサウンド。
これは最近では貴重な存在なのじゃないでしょうか。過去のその種のバンドと比べると、ほどほどにテクニカルに進化しているが、現代のバンドとしては冒険的なことは一切していないのが長所でしょう。
ヴォーカルは変化に乏しい感じがするが、前作と比べてメロディーの影の部分(哀愁等の部分)が多くなり、演奏もめりはりが効いているため、単調な感じにはならない。

ORPHEUSは2007年にオーストラリア Victoria州 Melbourne市で4人が結成した。
結成時欠員だったベーシストが翌年見つかり、以後は5人のバンド。ORPHEUSの名前で2009年に1stアルバムをリリースした。
2013年にバンド名をORPHEUS OMEGAに改名した。もともとのロゴの中央にΩ(オメガ)の下の左右の短い横棒の部分をとったようなデザインの部分があり、2013年の2nd(ORPHEUSから通算)アルバムからこの部分に短い横棒が書き加えられた。注意してみないと1stと同じロゴに見える。

本作は2015年(July 24th, 2015)にリリースされた3rd(ORPHEUSから通算)アルバム。13曲(58:04)。
本作はコンセプト・アルバム。アルバム・タイトルは、英語の"Birth, Life, Death"に相当するラテン語で、2曲目以後の4曲づつがそれぞれBirth, Life, Deathのパートになっている。
LABEL: KOLONY RECORDS (イタリア)

ololo.fm試聴・本作1曲目/2曲目"Conception / I, Architect "
本作1曲目と2曲目は連続していて、トラックリストのタイミング通りに切り離すと音の途中で切れてしまうようです。
Youtube試聴・本作3曲目"Karma Favours The Weak"
ololo.fm試聴・本作13曲目"Silence, The I"

(コメント:犬丸)

MERDA MUNDI - vi : khaos

BLACK METAL

アンダー・グラウンドなロウ・ブラック・メタルの中でも、オールド・スクールで軽い目の音。それほどシャリシャリではなく、比較的落ち着いた音色で地味という気もするが、長い間聴いていられる(あまり普通な人を除く)。邪悪なメロディーのリフもあるしダークネスもあるが、低音成分少な目で比較的軽い感じもする。疾走し出すと、かなりハードコア・パンクだ。初期のIMPALED NAZARENE ("ugra-karma"や "suomi finland perkele"の頃)を思い出させる。

MERDA MUNDIは2006年にベルギー Hainaut州(Province) Mons市で Deha (Déhà)がスタートさせた一人バンド。

本作は2014年位(書かれているリリース日の一例:16 April 2015)にリリースされたアルバム。7曲(36:05)。
"1"と "2"と "4"はデモ作品だが、低額でデジタル販売をしていて、アルバムとして番号が打たれている。"3"はEPだが、日本流のミニ・アルバムと言う事か、番号が打たれている。"5"と"6"が実体のあるアルバムだ。本作は"6"だが、実体のあるフルアルバムだけを数えるのであれば、2ndアルバムで良いのだろう。シングルの2作は番号が打たれていない。最近の日本ではシングルとEPを同じ意味で使うことがあるが、彼はこれは区別している。本作はDeha (Déhà)のHHStudiosで制作された。本人がプロデューサー/エンジニアであるので、本人が制作したのだろう。
LABEL: TANQUAM AEGRI SOMNIA (ベルギー)

Youtube試聴・本作1曲目"Laudate Dominum"
Youtube試聴・本作2曲目"In League"
ololo.fm試聴・本作3曲目"Odium"
ololo.fm試聴・本作4曲目"Agnus Satani"
ololo.fm試聴・本作7曲目"Ad Te Domine"

(コメント:犬丸)

SATURNINE - mors vocat 全曲試聴

DOOM METAL

ツイン・ギター、ブラック・メタリックなドーゥーム・メタル。ダークでオカルティック。スローからミドル・テンポでゆったりと聴かせるサイケデリックな感覚も心地良い。
ドラマティックと言っても良いようなスケールの大きさと細部までバランスの取れた繊細さが同居していて、ダイナミックで、キャッチーでもある。ストーナー寄りの、ちょっとサイケデリックな超ヘヴィー・ドゥームもある。古い写真アルバムの1ページのような、セピア色で、薄暗くて、かび臭い、のんびりした感じの部分もある。聴いた事のあるようなギター・リフ(3曲目)だが、こういうリフは何時聴いてもカッコ良いし、ギターの音もよく出来ている。
驚愕、イタリアのおばちゃんのイメージとは一致しない。ロウ・グロウル・ヴォーカルも女性なんす。ギターのGiuliaも良い。じゃなくって、Giuliaのギターも良い。

SATURNINEは2010年にイタリア Bologna市を本拠地として、イタリア各地の女性が結成した。
最初はJex (Bass), Laura (Vocals), Angelica (Drums)の3人で、2010年末のリハーサルからSilvia (Guitars, 2011-2012)と Giulia "Miss Thrash" (2nd Guitars, 2011, 数セッションのみ)が参加してメンバーが揃い、5人のバンドになった。さらに入れ替わり、現在のシンガーKatrien (2014-)はベルギーの女性。現ギターのGiulia (2011-)さんはGiulia "Miss Thrash"さんとは別人。

本作は2015年(April 30th, 2015)にリリースされた1stアルバム。7曲(37:37)。
LABEL: TERROR FROM HELL (イタリー)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Fobia zineから SATURNINEのライヴ

(コメント:犬丸)

SLACKERS - wasted days 全曲試聴

SKA

オーセンティックなSKAのチャギング・リズムに、ホーンやペダル・スティール・ギターをの演奏も乗せて、まろやかで、カリビアンな明るい雰囲気。気持ち良く楽しめる曲が揃っている。
ダブの要素も少し入れたレゲエに近いスカだが、サックスやトロンボーンは幾分ジャジーなサウンドも聴かせるし、アメリカーナなテイストの入る曲もある。ペダル・スティール・ギターはゲストのDave Graboffによる演奏だが、スカにこの楽器を使うのは大変珍しい。

SLACKERSは1991年に米国 New York州 New York市 Manhattan区(Borough)で結成した。
他のホーン・セクションのあるスカ・バンド同様、メンバーはフレキシブルだが、6人程度。

本作は2001年にリリースされた4thアルバム。16曲(67:00)。
15曲目にBON JOVIの"Wanted Dead or Alive"のカヴァーを収録。SLACKERSのリーダー Victor Ruggieroがプロデュースした。
LABEL: HELLCAT (USA)

musicmp3全曲試聴

(コメント:犬丸)

VANUM - realm of sacrifice 全曲試聴

CASCADIAN BLACK METAL

メロディーを生かした、カスケイディアン・ブラック・メタル。
ブラック・メタル要素についてはノイジーなものであり、ギター・リフにはトレモロを多用し、アトモスフェリックなサウンドも満遍なくまぶしてある。
ノイジー加減は極悪なブラック・メタルのように音楽性を破壊するものではなく、ノイズ・ギター・ロックのように十分にメロディーを聴かすことが出来る範囲内のものだ。そのためメロディーが十分に聴きやすく、メロディックなギターやヴォーカル・パートが生かされた、カスケイディアン・ブラックの中ではかなりキャッチーな音だ。
ヴォーカルはがなり声で悲壮な歌唱が多いが、ヴォーカルの入るパートは多くはなく、哀愁・悲壮を盛り上げるパートに挿入されている感じで、効果的。
速度変化もあり、スムーズな展開で、いつの間にか加速して盛り上がっている。長尺曲が多い大作で、エクスペリメンタルな音響もあるが、普通の意味で音楽性が高い作品なので、かなり多くの人に魅力的に聴こえるだろう。

VANUMは2015年に米国 California州 Arcataの Kyle Morgan (ASH BORERのK)と同州 Santa Cruzの Michael Rekevics (VORDEなど)が結成した。

本作は2015年(23 June 2015)にリリースされた1stアルバム。4曲(41:45)。
LABEL: PROFOUND LORE (USA)

bandcamp試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

SCENE KILLER - s/t

STONER

これはストーナー・ジャム・セッションのアルバム。
参加バンドが多く、曲によってメンバーも異なるようだ。ファズを効かせたギターやヘヴィーなサウンドで全体をまとめている。ブルージーなギター、スペーシー、サイケデリックなギターもなかなかディープで、何かの残響エフェクター(ディレイかな)によるゆらゆらした音の不安定感なども心地良い。一日中続くジャムのような感じだが、残念ながら1曲1曲が長くない。

SCENE KILLERは通常はバンド名とされているが、プロジェクト・ネームのような物だ。これをタイトルとして、アーティストはv/aとしている場合もある。
参加バンドはATOMIC BITCHWAX, BURNOUT KING, CORE, DAISYCUTTER, DRAG PACK, HALFWAY TO GONE, THE LEMMINGS, MONSTER MAGNET, ROTGUT, SIX SIGMA, SOLACE, SOLARIZED, CLONE OBEYで、曲によりこの中から数人が参加している。5曲目の聴き応えのあるギターはSOLARIZEDの Dave Topolenski。

本作は2001年(Sep 18, 2001)にリリースされた。13曲(62 min)。
Jack Endino (NIRVANA, NEBULA, MUDHONEY)がミックスした。additional contributionsのクレジットには Yukito Okazaki (ETERNAL ELYSIUM), Alfred Morris III (IRON MAN), Jack, Lee & Tyler (GIANT SLOTH)の名前がある。
LABEL: METEOR CITY (USA)

Youtube試聴・本作1曲目"Intro"
ololo.fm試聴・本作2曲目"Island Zero"
Youtube試聴・本作3曲目"Pit Of The Soul"
ololo.fm試聴・本作4曲目"You Know"
Youtube試聴・本作5曲目"Aurora"

(コメント:犬丸)

SACRI MONTI - sacri monti (s/t)

HEAVY PSYCH / STONER

大変"トリッピー"。そして、かなりラウドな響きのヘヴィー・サイケ。
ギターのフレーズや音響がブルージーでスペーシー。生っぽいドラムズが70年代的で、さながらライヴ・ハウスでジャムを聴いている雰囲気。極彩色のステージを連想させる。

SACRI MONTIは2012年に米国 California州 San Diego市で5人が結成した。
ドラマーはJOYの Thomas Dibenedetto、ベーシストはRADIO MOSCOWの Anthony Meier、キーボード/オルガンはOCELOTの Evan Wenskayが参加している。

本作は2015年(July 24, 2015)にリリースされた1stアルバム。6曲。
LABEL: TEE PEE RECORDS (USA)

ololo.fm試聴・本作2曲目"Glowing Grey"(多分昨年のデモ・ヴァージョンです)
ololo.fm試聴・本作3曲目"Slipping From The Day"(多分昨年のデモ・ヴァージョンです)
ololo.fm試聴・本作4曲目"Sitting Around in a Restless Dream"(多分昨年のデモ・ヴァージョンです)
soundcloud試聴・バンドのオフィシャル・ページ(コメント時点で本作の音源はありません)

(コメント:犬丸)

GREAT AMERICAN GHOST - everyone leaves 全曲試聴

METALCORE

シンガーによれば、CONVERGEや AMERICAN NIGHTMAREにインフルエンスされている。しかし、カオティックと言うよりも、ビートダウンするオールド・スタイルなハードコアの要素も持った、アグレッシヴなメタリック・ヘヴィー・ハードコア。スラッシーなファストから所々ミドル~スルー・パートが入り、グルーヴのある、あげあげなパワフル・メタリック・サウンド。絶唱ヴォーカルにシンガロングが入る3曲目では100 DEMONSの Bruce LePageがゲストだ。

GREAT AMERICAN GHOSTは2012年3月6日に米国 Massachusetts Boston市を活動拠点として結成した。

本作は2015年(July 10, 2015)にリリースされた1stと言われるアルバム。10曲。
2007年の7曲入りEP "great american ghost"が1stアルバムと書かれていることもある。
バンド・メンバーは5人。DEFEATERのギタリストJay Maas (CEREMONY, TITLE FIGHT)が録音、ミックス、マスターした。
LABEL: GOOD FIGHT MUSIC (USA)

soundcloud全曲試聴
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(コメント:犬丸)

IN THE WOODS... - strange in stereo 全曲試聴

PROGRESSIVE GOTHIC

元々はプログレッシヴ・ブラック・メタルとしてスタートしたバンドだが、アヴァンギャルドなゴシックになっている。
そこはかとなくダークではあるが、叙情性などと共に多様な表情の一部なので、アヴァンギャルド・メタルかもしれない。男女ツイン・ヴォーカル、ツイン・ギター。シンセサイザーを使ったエクスペリメンタル(プログレッシヴ)な音作りで、ミステリアスな雰囲気を出しつつ、曲はメロディックであり、また、スケールの大きい構成でドラマティックであるという、判りやすい面も持つ。スペーシーなプログレなども連想させる。

IN THE WOODS...は1991年にノルウェー Kristiansand市で結成した。
2000年に解散し、2014年に再結成した。
デス・メタル・バンドGREEN CARNATIONは1990年にノルウェー Kristiansand市で結成した。
1991年に解散して1998年に再結成した。2007年に再び解散して、2014年に再び結成した。GREEN CARNATIONのオリジナルメンバーTchortは1991年にEMPERORに参加するため脱退した(実際のEMPEROR参加は1993年から)。これに伴い、残ったメンバーはプログレッシヴ・ブラック・メタル・バンドIN THE WOODS...を結成した。なお、Tchortはその後CARPATHIAN FORESTに参加(1999-2009, 2012-2014)し、BLOOD RED THRONEにも参加(1998-2010)し、再結成のGREEN CARNATIONにも参加(全期間)している。

本作は1999年(February 1st, 1999)に英国のMISANTHROPY RECORDS (BURZUMのオリジナルを出していたレーベル)からリリースされた3rdアルバム。11曲(1:03:14)。
バンドメンバーは6人。

こちらは2003年にリリースされた再発盤。
LABEL: CANDLELIGHT USA (USA)

Youtube全曲試聴
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(コメント:犬丸)

SVARTA - sepultus 全曲試聴

BLACK METAL

叙情的な部分や、エクスペリメンタルな部分と、スウェディッシュ・ロウ・ブラック・メタル的な部分がミックスされている。歌詞はスウェーデン語。
勢いに乗った疾走にダーティーなヴォーカルやダークなヴォーカルと言うあたりはスウェディッシュ・ロウ・ブラックの伝統を感じさせる。この辺りでは、音の厚みと奥行きがありダイナミックなグルーヴ感がある事が特徴となっている。
また、それとは違った部分、叙情的なパートの方が多く、その内容も充実している。叙情的と言っても単に叙情メロディーやトレモロ・リフを聴かせるだけの物ではない。ALCESTや PESTE NOIRE的のようなタイプと言えば判りやすいだろう。
アトモスフェリック、アコースティック、ディプレッシヴ、プログレッシヴなもの、カスケイディアン・ブラック・メタル的なものを取り込んでいる。エクスペリメンタルな要素も聴こえてくる。色々なやり方で叙情性を表現していて、巾も奥行きもある。
彼らな自称ローファイ・ブラックであり、カオティック・ブラックとか、叙情ブラックとか色々に言われている。どれも間違いではないが、彼らの音は一言では言い表しきれない。複合的で高度な音楽性をもっている。演奏力は大した事ないかもしれない。

SVARTAはスウェーデン北部出身者と中部出身者の2人が結成した。
メンバーは黒山羊などで名前は不明。今まで他のジャンルで活動していたミュージシャンらしい。バンド名は「真っ黒」の意味。本拠地はスウェーデン西海岸。

本作は2015年(24 June 2015)にリリースされた1stアルバム。6曲(41:23)。
前作の"デモ"と同様、バンドでは自主リリースする予定で制作したが、ATMFのサブレーベルA SAD SADNESS SONGが契約した。
LABEL: A SAD SADNESS SONG (イタリー)

bandcamp試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

Ololo.fm試聴・本作から1曲目"Braddjupets kall"
Ololo.fm試聴・本作から2曲目"Hadanfardens sigill"
Ololo.fm試聴・本作から3曲目"Gift"
Ololo.fm試聴・本作から4曲目"Vandans hogborg"
Ololo.fm試聴・本作から5曲目"Forruttnelsens ljuva nektar"
Ololo.fm試聴・本作から6曲目"Det sublima lidandet"

(コメント:犬丸)

VITAMIN X - about to crack 全曲試聴

HARDCORE / THRASHCORE

ダーティー&パワフル、ファストで乗りにまかせてつっぱしる、スラッシー・ハードコア。
ロックンロールやロック要素、メタルな音使いも強くなっている。演奏はダーティーなロックンロール感も強く、ガレージっぽいぐらいで、ヘヴィーロックにも共通点がある。ややいかつさもあるが、ぶちきれて歌うヴォーカルは日本のバンドCROW DRAGON TEAを思い出させるテンションの高さ。いずれも大ファンキーで超ファニー。ベース・ギターのグルーヴィーなハズミや、ギターのブルージーなフレーズ、所かまわず大量に投入される炸裂するシンガロングもさらにその感じを強めている。

VITAMIN Xは1997年にオランダ North Holland州 Amsterdam市で結成した。メンバーは4人。
彼らはストレートエッジャーのバンドで、結成当時はYOUTH OF TODAY, BOLD, CHAIN OF STRENGTHの様な音楽をやっていた。その後徐々にDS 13, LIFES HALT, TEAR IT UPのようなファストで激しい音になった。
メンバーの変動は少ないがドラマーがよく替わり、2005年から再来日した2006年にかけては、RATOS DE PORAOの Boka (Mauricio Fernandez)が参加していた。

本作は2012年(2012-Jan-01)に米国のTANKCRIMESからアナログ盤LPとデジタル・ダウンロードでリリースされた5thアルバム。14曲。STEVE ALBINIがプロデュースし、2月の雪の日に彼のスタジオでアナログ機材で録音した。Dan Randall (BRODY'S MILITIA, DR LIVING DEAD!, IRON REAGAN, STREET DOGS等のマスタリングまたはミックス)がマスターした。ヴォーカルのMarkoは Albiniのfunny, clever and strangeな所がよかったようだ。

こちらは2012年(11 Sep 2012)にMauricio FernandezのレーベルPECULIO DISCOSからリリースされたことになっているCDヴァージョン。
2015年に新譜として告知されているが、品番は2012年発売のデジパック+36x36cmブックレット付きと同じです。仕様の詳細は入荷してみないと判りません。
LABEL: PECULIO DISCOS (ブラジル)

Bandcamp全曲試聴

(コメント:犬丸)

ANTISEEN - honour among thieves

PUNK

デヴュー・アルバム。以後のアルバムほどノイジーでないという話もあるが、1991年のアルバム"southern hostility"あたりとでは、聴き比べてもあまり違わない。結成にはRAMONESや STOOGESの影響があったようで、91年の作品がどちらかと言えば爆走パンク的(MOTORHEAD的)なのに比べて、本作の方がストレートなロックン・ロール・パンク的な感じがする。

ANTISEENは米国 North Carolina州 Charlotte市で1983年に結成した。
結成メンバーはJeff Claytonと Joe Young(心疾患により2014年死去)。その後GG Alinのアルバム"GG ALLIN & ANTISEEN - murder junkies"でGG ALLINのバックを務めた。

本作は1988年1月にリリースされた1stアルバム。17曲+ボーナス3曲の全20曲。
録音は1984年から1986年にかけて行われている。ボーナスは1985年のライヴ音源。
LABEL: TKO RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作1曲目"I Don't Ask You For Nothing"
Youtube試聴・本作2曲目"Jailbait"
Youtube試聴・本作15曲目"Face Full of Teeth"

(コメント:犬丸)

BLUT AUS NORD - candlelight years vol.1 3CD 全曲試聴

BLACK METAL / ATMOSPHERIC BLACK METAL

ノイジーなヴォーカルとギターに、アトモスフェリックな叙情的な美音キーボード/シンセを組み合わせた、アヴァンギャルドなブラック・メタル。
1stアルバムを1995年に発表して、初期のシューゲイズ・ブラック・メタルを切り開き、その後のシーンに大きな影響を与えた。例を上げれば、ALCESTの結成は1999年、デヴュー作のEP "le secret"は2007年の作品だ。そのほか、KRALLICEは2007年の、COLD BODY RADIATIONは2009年の結成だ。ENCYCLOPAEDIA METALLUMの各レヴューの評価は高いが、最も古い物でも2005年だ。1995年にBLUT AUS NORDの作品を聴いた人がどのような感想を持ったのか知りたい物だ。
2ndは1stより少し普通のブラック・メタル寄りで、プリミティヴ・ブラック・メタルのようにも聴こえる。
その後BLUT AUS NORDは、アトモスフェリック、アンビエント、ノイズをさらに増してエクスペリメンタルに変化していったが、2006年作"mort"まではノイジーなブラックメタルという要素が少なくなって行き、ダークで大仰なゴシック的雰囲気を帯びていった。その翌年の"odinist"ではブラック・メタル性は多少復活したが、概ね同じ音楽性。
"odinist"の次の2009年作"memoria vetusta ii"は2ndアルバムの続編で、音楽性も初期とそっくりなノイジーな騒音+アトモスフェリックな美音を組み合わせた響きで、まるっきりブラック・メタルになっている。2ndとの比較では、2ndよりアトモスフェリックな要素が濃く、また若干メロディックで、ヴォーカルが轟音と言うほどノイジーではなく、全体的にも綺麗になっている。

BLUT AUS NORDは1994年のフランス Calvados県(departement) Mondeville自治体(commune)でスタートした。
当初はVLADという名前でVindsval (Vocal, 当時All instruments, 現在Guitars)のソロ・プロジェクトとして1993年にスタートし、1993年と1994年にその名前でのデモ作品がある。
1994年の現在の名前に改名。その年からW.D. Feld (Drums, Keyboards)が加わり、デュオになった。バンド名は不正確なドイツ語で"Blood from the North"を意味している。
2003年からGhOst (Bass)が加わりトリオになっている。

本作は2015年(June 22nd, 2015)にリリースされた3枚組CD。CANDLELIGHTからリリースされた作品3作のセット。
Disc Iは1995年(January 15th, 1995)にIMPURE CREATIONS RECORDSから限定1000枚でリリースされた1stアルバム"ultima thulee"の全曲。8曲(52:30)。その後、2005年(June 28th, 2005)にCANDLELIGHT RECORDSから再発された。
DISC 2は1996年にIMPURE CREATIONS RECORDSから限定1000枚でリリースされた2ndアルバム"memoria vetusta i: fathers of the icy age"の全曲。7曲(45:10)。その後、2005年(June 28th, 2005)にCANDLELIGHT RECORDSから再発された。
DISC 3は2009年(February 23rd, 2009)にCANDLELIGHT RECORDSからリリースされた7thアルバム"memoria vetusta ii: dialogue with the stars"の全曲。9曲(59:49)。
IMPURE CREATIONS RECORDSは1997年からVELVET MUSIC INTERNATIONALに改名して、Vindsvalのソロ・プロジェクト"EYE"などをリリースしている。
LABEL: CANDLELIGHT RECORDS (UK)

musicmp3全曲試聴"ultima thulee"
musicmp3全曲試聴"memoria vetusta i: fathers of the icy age"
musicmp3全曲試聴"memoria vetusta ii: dialogue with the stars"

(コメント:犬丸)

MACHINIST! - pronegative 全曲試聴

METALCORE

ハードコア。
ストレートな、ユースクリュー的な感覚の叫ぶヴォーカルで、メロディックな曲を激エモーショナルに歌う。ギター等はメタリックなパワーヴァイオレンスやクラストに近い。
スローパートからなだれを打つように加速し、ファスト・パートからビートダウンする。ダークな感覚もある。不協和音を上手く取り入れ、オールド・スクールなバンドとは異なったテクニカル&エクスペリメンタルな要素も有るが、ハードコアの伝統を受け継いだ突撃サウンドで、曲はショートカットまでは行かないがコンパクト。
激情的クラストとしても聴かれるし、ストレート・エッジ的メタリック・ファストコアとしても聴かれるし、現代的に発展したユースクリュー/オールド・スクールとしても聴かれる。

MACHINIST!は2011年に米国 Georgia州 Valdosta市で結成した。
ドラマーのJeremy McGuireと(前)ギタリストAshley Scanlonがファストなハードコアを始め、程なく(前)ギタリストのBlake Meeks, (前)ベーシストJesse Brady, シンガーJeff Hillが加わり5人のバンドになった。

本作は2015年(July 10th)にリリースされた1stアルバム。16曲。
バンド・メンバーは4人。シンガーのJeff HillとドラマーのJeremy McGuireが当初からのメンバー。現在(本作)のベーシストはCameron Donnelly、ギタリストはMatt Marshallになっている。Georgia州以外を含めて、現在のメンバーは4市に分散していて、本作収録曲はdigital exchangesして作曲した。
LABEL: EULOGY RECORDINGS (USA)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

STRENGTH THROUGH SUFFERING - setting things straight

NEW YORK HARDCORE / BEATDOWN HARDCORE

ビートダウン・ハードコア。
ぐいぐい押さえつけるような重圧的な音とザクザク感(SLAYER的)の組み合わせで、メタルコア的感覚が濃い。ニュー・ヨークのビートダウン・ハードコアと言うと、5年前や10年前の名作(IRATEあたりの作品)と比べてしまうからかも知れませんが、ややモダンなメタルコア的に聴こえます。

STRENGTH THROUGH SUFFERINGは2009年に米国 New York州 Long島(Long Island)で結成した。

本作は2015年(Jul 14, 2015)にリリースされた1stアルバム。10曲。
バンド・メンバーは4人。
LABEL: EULOGY RECORDINGS (USA)

soundcloud試聴・本作3曲目"Dawg Eat Dawg ft. Matt Without Remorse"
bandcamp試聴・2014年のデモ"Sworn to Secrecy demo"

(コメント:犬丸)

CONDEMNED 84 - battle scarred + live and loud 全曲試聴

OI PUNK

初期の録音"battle scarred"では、ヴォーカルの音階はあやしく、まったく気合だけ。演奏も、ファストな曲ではそれなりの勢いで聴かせるが、ミドル・テンポ以下になるともたついて聴こえる。今聴けば結構あやしい録音だが、当時インディー・チャート入りもした彼らのデヴュー作だ。その数年後のライヴ音源"live and loud"では、演奏やヴォーカルもライヴ・バンドらしい勢いがあり、編集盤のため多少のばらつきがあるが、録音状態もスタジオ録音"battle scarred"より良い。

CONDEMNED 84は1981年の秋に英国 England(country) Suffolk行政州 Ipswich地区(Town)で"CRIMINAL TENDENCIES"の名前で結成した。1983年に"CONDEMNED"となり、1984年から"CONDEMNED 84"となった。

アルバム"battle scarred"は1996年に OI! RECORDSからリリースされた。8曲。
1stスタジオ・アルバムとされていることが多いが、バンドのサイトではミニ・アルバム(当時はアナログ盤のみ)としている。
メンバーはGunk (Bass), Cliff (Drums), Mick (Guitar), Kev (Vocals)の4人がクレジットされている。
英国のNational Independent Album chartにランクインした。最高位は21位。

アルバム"live and loud"は1989年に英国のLINK RECORDSからリリースされたライヴ・フルアルバム(当時はアナログ盤のみ)。12曲。

こちらは1993年(Dec 1993)にリリースされた2 in 1再発盤。以上2アルバムをCD1枚に収録してある。
CDやパッケージには記載がないが、STREETPUNK RECORDSは STEP-1 MUSICのサブレーベル。
LABEL: STREET PUNK MUSIC (UK)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

HIGH ON FIRE - luminiferous 全曲試聴

DOOM / HEAVY METAL

まさにアンダーグラウンドの帝王。いきなりすげーメタルのなでびびった。
強烈にメタルだが、HIGH ON FIREってこんなに下品だった? 下品は失礼かも知れないので、野蛮と言い換えましょうか。メタルな部分では強烈にメタルだが、それは重量級のヘヴィー&ヘヴィー・メタルで、ブルージーな部分では強烈にブルージー。ブルージーかつ汚いヴォーカルの声。それは、汚物がマンホールから高さ10メートルに吹き上げるかの如き超汚い声で、これがこのバンドの最大の武器だが、ギターのメロディックなリフ、高速疾走リフ、リズム体の強烈な暴走等、他のパートもすべて、そん色のない超特大迫力。

HIGH ON FIREは1998年の米国 California州 Oakland市で3人が結成した。
結成メンバーはDes Kensel (Drums), SLEEPの Matt Pike (Guitars, Vocals), George Rice (Bass)の3人。現在のベースは2006年から参加している3代目のJeff Matz。他の2人は結成メンバーのまま。

本作は2015年(2015-06-16)にリリースされた7thアルバム。9曲(53:44)。
Kurt Ballouがプロデュースした。
LABEL: E-ONE MUSIC (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)
初稿:2015年6月24日(価格未定で掲載)
第2稿:2015年7月18日(予定価格の表示を追加しただけです)

SENSES FAIL - pull the thorns from your heart (s/t) 全曲試聴

MELODIC HARDCORE / HARDCORE

ヴォーカルは熱くエモーショナル(それとクリーン・ヴォーカルや語り等も入る)。演奏は熱い疾走とエクスペリメンタルのミックス。
元々メロディック・エモ、スクリーモ・バンドであった彼らのヴォーカル・スタイルだが、シャウトするメインのヴォーカル・スタイルは、本作ではトラディショナル・ハードコア、ユースクリューあたりに近い。早口でまくし立てる感じのメインのヴォーカルに、シンガロングの入る曲は、メロディックなオールド・スクールの様でもある。
演奏は疾走部分などではストレートなハードコア(少しメタリック)だが、スケールの大きいエクスペリメンタルな部分(ポストロックにも近い部分)も多くあって、テクニカルで極めて多様な展開を見せる。

SENSES FAILは2002年に米国 New Jersey州 Ridgewood市で結成した。
Garrett Zablocki (Gr)のメンバー募集に当時15歳のDan Trapp (Ds)が興味を持ち、さらに友人の3人、Dave Miller (Gr), James Gill (Bass), James "Buddy" Nielsen (Lead vocals)を誘って結成した。

本作は2015年(30 June 2015)にリリースされた6thアルバム。11曲。
現在のドラマーはPOISON THE WELL結成以来のメンバーChris Hornbrook。ギタリストはポストロック・バンドSPIRIT OF THE STAIRSの Zack Roachと STRIKE ANYWHEREの Matt Smith。VAGRANTからポップなメロディック・エモとしてデヴュー・フルアルバムをリリースしたのは2004年。変わるものですねえ。本作は反差別やLGBT communityに焦点を当てたメッセージ・アルバム。
LABEL: PURE NOISE RECORDS (USA)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ABYSSAL - antikatastaseis 全曲試聴

DEATH BLACK METAL

ギターはブラック・メタルの凶悪なサウンド(ノイジーなトレモロ)と叙情的なメロディーを聴かせる。ヴォーカルはごりごり凶悪なガテラルでアグレッシヴだが、地を這うような低音部分はくぐもって響いているので、ダークでドゥーム(呪い系)的な雰囲気もある。歌詞内容は聞き取れない。ダークネスと凶悪性がいずれも高く、叙情的なリフもコールドな雰囲気にあふれている。マニアックなドゥーム・ファンが喜ぶような、あやしさに満ちたややエクスペリメンタルなパートもある。ブラッケンド・デス・メタル~叙情ドゥーミー・ブラック・メタル近辺の要素を融合させていて、味わいを深めている。

ABYSSALは2011年に英国 South West England地域圏 Bristol独立市(都道府県に属さない)でスタートした。
G.D.C.の一人バンド。この人、全楽器担当と言う事のようですが、演奏上手いですね。

本作は2015年(June 23rd, 2015)にリリースされた3rdアルバム。7曲(58:20)。
セッション・メンバーとしてドラムズは現在WINTERSUNのツアー・メンバーにもなっているフィンランドのTimo Hakkinen (SOTAJUMALAなど)が担当した。
LABEL: PROFOUND LORE (USA)

song365全曲試聴
現在song365には連続再生ボタンがないようです。順に試聴してください。

(コメント:犬丸)

MUTOID MAN - bleeder 全曲試聴

HEAVY METAL

ややメロディックなヘヴィー・メタル。テクニカル。
ただし、普通のメロディックなヘヴィー・メタルが目指すのとは異なった方向に、そのテクニックが使われている。とは言え、今の所ぎりぎりメタルにおさまっている。このアクロバティックな音楽性や進化の方向性は、日本のSIGHと共通しているのではないか。

MUTOID MANは2012年に米国 New York州で結成した。
現在のメンバーはCAVE INの Stephen Brodsky (guitar and vocals), 結成後California州に移住したNick Cageao (bass), CONVERGE/ALL PIGS MUST DIEの Ben Koller (drums)の3人。Nick Cageaoは ACE FREHLEYのバンドのライヴ・メンバーだが、ACE FREHLEYの録音には参加していないようだ。彼は2005年と翌年にCAVE INのツアー・メンバーもつとめていた。

本作は2015年(30 6 2015)にリリースされた2ndアルバム。10曲。
Kurt Ballouが God City Studiosで録音した。
LABEL: SARGENT HOUSE (USA)

soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

DJEVEL - saa raa og kald 全曲試聴

BLACK METAL

メロディックでロウなオールド・スタイル・ノーウェージャン・ブラック・メタル。
とりわけメロディックなギターと、程よくロウに疾走するサウンドは、ほのかな暗さとかなりのキャッチーさを持っていて、ノーウェージャン・ブラック・メタル好きには大いに快感を感じさせるサウンドでしょう。
ヴォーカルはがなりのグリムが中心。ファスト・パートが多いためディープな歌い方ではなく、パワフルに飛ばしている。疾走が多いがそれだけではなく、良くバランスの取れた内容。

DJEVELは2009年にTrond Ciekals (NETTLECARRIERのギタリスト)が作詞作曲とクリーン・ヴォーカルとギターを担当して結成した。
米国盤も発売されていたカオティック・ブラック・メタル・バンドKVELERTAKの E.Hjelvikがグリム・ヴォーカル、URGEHALや NETTLECARRIERのベースでSEASON OF MISTレーベルのブラック・メタル・バンドKOLDBRANNではギター/ヴォーカルのMannevondがベースで参加。
2011年の1stアルバムではドラマーはセッション・メンバーだったが、翌年からバンド・メンバーとしてex-ENSLAVED/ex-AURA NOIR/NETTLECARRIERの Dirge Repが参加している。

本作は2015年(April 29th, 2015)にリリースされた3rdアルバム。10曲(46:42)。
メンバーはバンド紹介の部分で書いたメンバーのままで変化なし。
LABEL: AFTERMATH MUSIC (ノルウェー)

song365全曲試聴
song365の現在の仕様では連続再生が出来ないようです。順に再生して下さい。コメント制作の時点では3曲目がエラーになりました。その場合は次の試聴を使ってください。
songs.to試聴・本作3曲目"De som hadde onde oeyne"
songs.toの左のプレーヤーのボタンで再生が始まらない場合は、右側の曲タイトルを右クリックして、表示されるメニューの一番上の"PLAY"をクリックして下さい。

songs.toは操作すると頻繁にオンライン・ゲーム(DMM.com)などの広告が別タブで出ますが無視するとか(その他好きなように)してください。
My Free MP3等でも同じような広告が出ます。現在広告が出ないサイトでも、今後出る場合があるかもしれません。この手の広告はすべて同様に対処してください。
特にプラグインなど(Flash playerとか)の更新(またはダウンロード)の案内が出た時は無視してタブを閉じる事をお奨めします。Youtubeでもその手の広告が出る場合がありますので、同様に。とくにYoutube等に一時出ていた「問題を修正」とか「最適化します」とか言うのは、手を出さないで下さい。
songs.toのタブを閉じる時に表示されるナヴィゲーションの確認は、普通に「このページを離れる」をクリックして問題ありません。
以上はすべて現時点での話しですので、今後変化があるかもしれません。
最後にくどいようですが基本のまとめです。ダウンロードや更新は勝手に表示されたページ(タブ)や、勝手に表示されたリンク(Youtubeの画面上の広告のリンクなど)からではなく、確かなサイトから確認して接続した正規のサイトから、または自分が確かだと判断しているサイトからしましょう。

(コメント:犬丸)

VALES - wilt and rise 全曲試聴

CHAOTIC HARDCORE

カオティック・メタルコア(CONVERGE)から激情エモーショナル・ハードコア(TOUCHE AMORE)のサウンド。
泣きのヴォーカルで疾走するパートが多くあるが、スローな叙情性を秘めたパートや、少しエクスペリメンタルっぽいポスト・ハードコアなパートと多様な表現があり、エクストリームかつ深みのあるエモーショナルな作品になっている。

VEILSは2011年3月に英国 England Cornwall州/市(Unitary authority)で結成した。
同じ名前のバンドがあったので、その後VALESに綴りを変えた。

本作は2014年(18 February 2014)にアナログLPで英国FIST IN THE AIRから、2014年(15 February 2014)にカセット・テープとデジタルリリースで米国6131 RECORDSからリリースされた1stアルバム。10曲。
Alex Estrada (TOUCHE AMORE, JOYCE MANOR)がレコーディングした。

こちらは2015年(Jul 7, 2015 )にリリースされたCD化盤。
LABEL: 6131 RECORDS (USA)

Youtube試聴
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(コメント:犬丸)

ENVY - atheist's cornea 全曲試聴

EMO / INDIE ROCK (JAPANESE ARTISTS)

最近の(と言っても前作から5年)ポストロック的なアプローチから、より激情的に、一方で"歌物"的に変化。
ロック性を高めたようにも感じられる、ダイナミックでパワフルなサウンドだ。ギターはトレモロ中心で、ファストなパートとスローなパートがある。
じっくりメロディーを聴かせる日本語ヴォーカルであり、日本語ロックとしても大きなインパクトを感じさせる。

ENVYの前身となるBLIND JUSTICEは1992年に東京で結成した。
リーダーのTetsuya Fukagawa (vocals/sequencer)が、Manabu Nakagawa (bass guitar)、Nobukata Kawai (guitar)、Masahiro Tobita (guitar)と結成した。1995年にENVYに改名し、Dairoku Seki (drums)が加わった。その後メンバーに変わりがない。
1stアルバムでは英語歌唱で、New York hardcore (AGNOSTIC FRONT, SICK OF IT ALL)インフルエンスの、メロディック・ハードコア・バンドだったが、2ndアルバム"from here to eternity"から音楽性が変わり、歌唱も日本語になった。

本作は2015年(JULY 10, 2015)にリリースされた6thアルバム。8曲(43分)。
キーボーディストのSunny (MR.CHILDREN、SUPERFLY等)がキーボード・アレンジで参加した。
LABEL: TEMPORARY RESIDENCE LIMITED (USA)

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(コメント:犬丸)

I THE MIGHTY - connector 全曲試聴

POST-HARDCORE / INDIE ROCK / ALTERNATIVE ROCK

最近のこのレーベルのポストハードコア勢の中では、もっともポップなバンド。
オタクなファンにはちょっと特徴が掴み難い感じになるかも知れないが、もっとも広い範囲のファンに受け入れられる可能性を秘めたバンドだろう。EQUAL VISIONのバンドで言えばCIRCA SURVIVEを髣髴させ、どちらかと言えばVICTORYあたりのポップ・エモを思い出させる。
インテリジェントやテクニカルな要素はほとんど見られない。短いがスクリーム・ヴォーカルもあり、時にはスカのリズムも取り入れる等の音楽的な巾の広さがあるが、その中でも、大人びたメロディーや、ちょっとアトモスフェリックな音など、オルタナティヴな味付けも生かされている。

I THE MIGHTYは2008年に米国 California州 San Francisco市で4人が結成した。

本作は2015年(June 15th, 2015)にリリースされた2ndアルバム。12曲。
LABEL: EQUAL VISION RECORDS (USA)

Post-Hardcore.RU全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

OLD WOUNDS - suffering spirit 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE / CHAOTIC HARDCORE

カオティック・メタルコア。喧しい限りのサウンドだ。
絶叫激情ヴォーカル、重厚なメロディーと不協和音、ヘヴィーなギターのメタリック轟音サウンド。展開も多いが、ただ轟音を積み上げるだけではない、強弱のめりはりも効いた、整合性の高い演奏であり、曲の構築の全体像も理解されやすい。カオティックと言っても、演奏してる人間が混乱していたら音楽にならないんです。

OLD WOUNDSは2010年に米国 New Jersey州 Jersey Shore地域で結成した。
現在のメンバーはZak Kessler (Vocals, Guitar), Kevin Iavaroni (Vocals), Brandon Gallagher (Percussion), Michael Weintraub (Bass)の4人。
2013年に1stアルバムがGLORY KID LTD.からリリース(アナログ盤LPとデジタル・ダウンロード)されている。

本作は2015年(June 30, 2015)にリリースされた2ndアルバム。11曲。
バンド・メンバーは4人。Andreas Magnusson (BLACK DAHLIA MURDER, AGONY SCENE, SCARLET等のプロデューサー)がプロデュースした。
LABEL: GOOD FIGHT MUSIC (USA)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

JUNGLE ROT - order shall prevail 全曲試聴

DEATH METAL

オールド・スクール・デス・メタル。ザクザクとスラッシーに飛ばし、ダークネスも湛え、グルーヴ感に富んだ音で、疾走する。ギターはスラッシュ・メタルやメタルの感覚。最近の作品との比較では、アルバムとしてもスラッシュ・メタル感覚が強まり、オールド・スクール・デス・メタルのテイスト全開になっている。
ヴォーカルはちょっとハードコア・パンクの感覚の硬質なグロウルで、5曲目辺りは曲全般にメタルコアの感覚がある(スラッシュ・メタルの感覚もあるが)。
オールド・スクール・デス・メタルだが、それだけではない。今回はMax Cavaleraがゲスト参加しているが、とりわけ"roots"以後のSEPULTURAの姿勢に何か共通した物がありそうだ。原始人的?闘争的?野蛮人的という感じかな。

JUNGLE ROTは1994年に米国 Wisconsin州 Kenosha市で4人が結成した。

本作は2015年(June 30)にリリースされた9th(8th)アルバム。10曲(36:29)。
Max Cavaleraが4曲目"Fight Where You Stand"にAdditional Vocals で参加している。
LABEL: VICTORY RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
Youtube全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
musicmp3全曲試聴

(コメント:犬丸)

WISDOM IN CHAINS - god rhythm 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE / STREET PUNK / OI PUNK

オールド・スクールなメタリック・ハードコア×メタリック・オイ・パンクのサウンドに、メロディックな曲を乗せる。比較的シンプルなメタリックなギターをガンガン弾き、ストレートなリズムをガンガン叩き、ストリート臭全開のパンク・ヴォーカルが叫ぶ(わめく)がごとく歌う。意気盛んなシンガロングもたっぷりバックアップ。スキンヘッズ系ニューヨーク・ハードコア~メタルコア。8曲目などギターが超メタルで面白い。

WISDOM IN CHAINSは2002年(2001年)に米国 Pennsylvania州 Monroe郡(County) East Stroudsburg村(Borough)で結成した。
オランダのDAREDEVILのギタリストMaartenは、2003年にリリースされるDAREDEVILの1stアルバムの録音セッションで、米国のKRUTCHのメンバー3人と2001年に米国の録音スタジオに入った。これがきっかけとなり、MaartenとKRUTCHの内の2人:Mad Joe Blackと Richie Krutchが WISDOM IN CHAINSを結成した。
New York州ではないが、隣接地域のPennsylvania州なので、NEW YORK HARDCOREに入れておきます。
その後メンバーは変化して、現在は、KRUTCH/BOXCUTTERのMad Joe Black (vocals)と Richie Krutch (guitar, backing vocals)、 Luke (drums), Mad Joe Blackの以前のバンドFEEBLEのメンバーであったEvan 'Boy' One (bass, backing vocals), KRUTCH/BOXCUTTERの Scientist Mav (guitar)となっている(2015年07月01日18:27取得Wikipediaのデータ)。KRUTCHは途中でメンバーがだいぶ変わったが、WISDOM IN CHAINSの現在のメンバーはBOXCUTTERの現在のメンバーとかなり重なっている。

本作は(June 16th 2015)にリリースされた6thアルバム。14曲。
LABEL: FAST BREAK! RECORDS (USA)

soundcloud全曲試聴
メタルになったり加速したりしますが、7曲目がバラード的な曲調で、ちょっとアクセントになってます。以前もあったのでしょうか。全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

CHABTAN - kiss of coatlicue 全曲試聴

DEATHCORE

デスコア。エモメタル寄りと言うのは不適当だろうが、ブルータルな部分はブルータルさを追求しつつ、美音でメロディックなリフやコーラス等が印象的な部分がある。
本格的ブルデスと言って良い部分がある一方で、哀愁気味の美メロのトレモロ・ギター等、メロディックで綺麗な音の部分のグレードが高く、構成や演奏のコントロールの効いたクールな音だ。公式のバイオには「デスコアとメロディック・デス・メタル(IN FLAMES, ARCH ENEMY, BETRAYING THE MARTYRS…)にインフルエンスを受けたバンド」とある。

CHABTANは2011年にフランス Paris市で5人が結成した。

本作は2015年(May 25th, 2015)にリリースされた1stフルアルバム。11曲。
バンドはメソアメリカ文化領域(テオティワカン文明、マヤ文明、アステカ帝国…)の伝説に興味を持ち、本作はPopol Vuh(マヤ語系のキチェ言によるマヤのキチェ族(現在グァテマラ共和国キチェ県在住)の神話をアルファベットで転写したポポル・ブフ)をテーマとしたコンセプト・アルバムにしている。
本作はAndrew Guillotin (TEMPLE OF BAAL, GLORIOR BELLI)が録音し、Fredrik Nordstrom (AT THE GATES, BRING ME THEHORION, IN FLAMES)がミックスとマスターした。
LABEL: MIGHTY MUSIC (デンマーク)

Youtube全曲試聴
Youtube全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
soundcloud試聴(コメント制作時点では旧作の音源のみ)
song365全曲試聴
song365はアルバム通りに編集されていますが、連続再生のボタンがないみたいです。お手数ですが、順に1曲づつ再生して下さい。

(コメント:犬丸)
初稿:2015年5月14日4:40
第2稿:2015年7月11日 (Linkの変更だけです)

CATHEDRAL - in memoriam 2 DISC(CD+DVD) 多分全曲試聴

DOOM METAL

本作音源は、かなり不気味なゴシック要素もある、ダウン・テンポも顕著で、ダークなドゥーム・メタルだ。
1stアルバムに近い内容。結成の翌年の最初期の1stデモの音源ながら、ドラムズ以外の音質は完全な、しっかりした音だ。

CATHEDRALは1989年に英国 England (Country) Coventry市で5人が結成した。

本作"in memoriam"は1990年にカセット・テープとアナログ12インチ盤で自主リリースした1stデモ。
メンバーはBass: Mark Griffiths, Drums: Ben Mochrie, Guitar: Adam Lehan; Garry Jennings, Vocals: Lee Dorrianの5人。
その後2002年に米国THE MUSIC CARTEL (TMC)から発売された同タイトルの編集盤は9曲収録。
リマスターで、1990年の1stデモの全曲(4曲)と、1991年のベルギーとオランダでのライヴ音源5曲を収録。収録場所はAalst, Belgium (31st March 1991)が1曲、Enschede, Holland (3rd April 1991)が2曲、Amsterdam, Holland (4th April 1991)が2曲。

こちらは2015年の再発盤。DVD付き (RISECDDVD193のみDVD付きです)。
DISC 1はCDで、2002年のTMC版と同じ。
DISC 2はBonus DVD (RISECDDVD193のみ付属します)で、1991年(May 1st 1991)オランダ Groningenでのライヴ5曲を収録(録音場所が合いませんがトラックリストではDISC 1の後半5曲と同じです)。
LABEL: RISE ABOVE (UK)

Youtube試聴・1994年にZOMBAからリリースされた6曲入りヴァージョンの全曲
今回の再発は上の試聴の内、1990年のオリジナル版デモの全曲(始めの4曲)と、他のボーナス5曲を収録しています。
Youtube試聴・本作のDISC 2 (DVD)の全曲
多分、本作CDのボーナス5曲もDVDと同内容でしょう。

(コメント:犬丸)

追記
情報の追加のため、「LABEL:」で始まる段落を、次のように修正します。
LABEL: RISE ABOVE (UK/USA)
* この作品は RISE ABOVE (UK) と USARISE ABOVE USA (USA) の共通盤でのリリースです。
情報の追加のため、「DISC 2は」で始まる段落を、次のように修正します。
DISC 2(RISECDDVD193にのみ付属します)は Bonus DVD で、1991年(May 1st 1991)に、オランダ Groningen にある、1899年創業の由緒あるクラブ Vera で行ったライヴから、5曲を収録(録音場所が合いませんがDISC 1の後半5曲と同じ曲目曲順です)。
(追記:犬丸 Copyright © 2015年10月24日)

FOR ALL ETERNITY - metanoia

METALCORE

ラウド&エクストリームなメタルコア(グロウル)、メロディックな曲に、アトモスフェリックな音、エモーショナルな音(クリーン・ヴォイス)、ややエクスペリメンタルな要素やエレクトロな要素を重ね合わせて、複雑に展開するテクニカルなサウンド。かなり叙情的なメロディーが多く、ハイトーンのクリーン・ヴォイスでの歌唱は当然叙情的だが、ほぼ全編にわたってグロウル(デス声)も重ねあわされているので、ラウドな印象が濃い。エクスペリメンタルな音(メロディックでクリアー)が余韻を残す。

FOR ALL ETERNITYは2008年8月にオーストラリア New South Wales州 Sydney首都圏 Greater Western Sydney地域(region) South-western Sydney地域(area)で5人が結成した。
クリスティアン・メタルコア・バンド。1stアルバムは2012年にSHOCK ENTERTAINMENT (オーストラリアの大手インディーズ・ディストリビューターで、EPITAPHのオーストラリア盤等も発売している)からリリースされている(リリース元については異説あり)。

本作は2015年(July 10th, 2015)にリリースされた2ndアルバム。10曲。
本作はBrian Hood (GIDEON, SWORN IN)がナッシュビルの456 Recordingsで録音し、Joey Sturgis (DEVIL WEARS PRADA, WE CAME AS ROMANS, MISS MAY I)がマスタリングした。
LABEL: FACEDOWN RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作2曲目"Break Of Dawn"
Youtube試聴・本作6曲目"Unharness"
Youtube試聴・本作7曲目"Metanoia"
Youtube試聴・本作9曲目"White Flame"

(コメント:犬丸)

ILSA - felon's claw 全曲試聴

DOOM METAL / SLUDGECORE

メタル性強く、クラストやグラインドコア寄りのドゥーム、スラッジコア。ギター・リフはメロディック・クラストを思わせる。リズム的にはグラインドに近付く所もあるが、全般的にはスローなドゥームに寄っている(?)。何となく煮え切らないので、煮え切らないと安心できない人はいらだつだろう。ヴォーカルの咆え声は常にノイジーで、声そのものがインダストリアルに聴こえるほど。節回しがかなり個性的で、ほとんどの語尾を伸ばしながら音を下げる。演奏の音自体はかなりメタル。

ILSAは2008年に米国 Columbia特別区Washington市で結成した。

本作は2015年(digital:27 April / CD:20 May / Vinyl:06 June 2015)にリリースされた4thアルバム。10曲。
バンド・メンバーは5人。
LABEL: A389 RECORDINGS (USA)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

SILVERSTEIN - i am alive in everything i touch 全曲試聴

SCREAMO

メロディック・スクリーモ。エモーシャナルなスクリームとタイトな演奏、メロディックな曲がかみ合っている。

SILVERSTEINは2000年にカナダ Ontario州 Burlington市で4人が結成した。その年の内に5人編成になった。

本作は2015年(19 May 2015)にリリースされた8thアルバム。12曲(40:27)。
バンド・メンバーは5人。
LABEL: RISE / UNIVERSAL MUSIC (カナダ)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

BREAK ANCHOR - in a van down by the river 全曲試聴

POP PUNK

もしかしたら年寄りにしか判らないかも知れませんが、Jason Jay Navarroのバンドですよ。思い出せない人にはSUICIDE MACHINES (2009年再結成)のフロントマンと言えば判るでしょうか。あのハイテンションの歌唱が懐かしいのですが、今ネットで1stを聴き返して見ると、最近のスクリーモなど程はハイテンションじゃありませんね。スクリーモと比べるのは変でしょうか。それ以後のアルバムでは曲調も歌い方も多様化していました。イラストにも注射器があり、彼のハイテンションには危うい物を感じていましたが、何かそういう事で地獄に落ちていたとか。
さて、本作でもJay Navarroの声や歌い方の印象は色々に変化する。音楽的には、2曲目出だし等でスカも入って入るが、あえて(?)オーソドックスな90年代のポップ・パンク・サウンドを目指している。そして、作曲ではJay Navarroの個人的なアルバムと言うのが、意図されている。ここには明るさも、哀愁に近い陰りもある。ハイテンションの曲と軽い目の曲がある。全体としてはフルスロットルではない事が、このアルバムの味わいだ。

BREAK ANCHORは2011年に米国 Michigan州 Detroit市で結成した。
現在はJay Navarro (Guitar/vox)のほか、SEIZED UPの Kyle Green (Guitar/vox), STORY SO FARの Cris Golan (Bass), SEIZED UPの Dan Stover (Drums)の、4人編成。

本作は2015年(07 April 2015)にリリースされた1stアルバム。13曲。
AGAINST ME!や CHIODOSを録音しているRANCHO RECORDOで、オーナーのMarc Jacob Hudson (TAKING BACK SUNDAY、SAVES THE DAY等プロデュース)がプロデュースした。
LABEL: PAPER + PLASTICK (USA)

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全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

GOATBLOOD - adoration of blasphemy and war 全曲試聴

BLACK METAL / DEATH METAL

GOATSBLOODじゃなくてGOATBLOODです。
少しくぐもった感じでエコーが多く、しかしノイジーでラウド/刺激的でもある。SARCOFAGO~ BLASPHEMYラインのblasphemous(サタニック)な音のブラック・メタル。録音の音質はデス/グラインドINCANTATION (特に初期の"onward to golgotha"など)にも非常に良く似ている。
この様なラフでラウドな音作りは、この種のサウンドの基本になる重要なポイントだと思うが、その音作りで演奏とヴォーカルのいずれも成功しているので、好きな人であればぼんやり聴いているだけで満足するであろう内容。
ヴォーカルはロウな感じが強い、野太いグロウル。ドラムズは超速ではないが、ブラスト・パートもパワフルにどかどかやっている。曲はアップ・ダウンもあり、ブラストからゆっくりとしたテンポ迄を含む範囲で変化する。スローなパートでは語りに近く聴こえたりするが、十分にメロディーがある。歌メロ、ギター共にまったくサタンな感じの良いメロディー。

GOATBLOODは2011年にドイツ Nordrhein-Westfalen州 Kleve市で2人が結成した。
Drums兼Vocalsと、Vocals兼Guitars/Bassの2人編成で、ライヴ・メンバーのベーシストを入れて活動している。今までに3作のデモと1作のスプリットがあるが、これらの録音はセッション・メンバーは入れずに、バンド・メンバーの2人で制作している。

本作は2015年(1 May 2015)にリリースされた1stアルバム。15曲(31:06)。
録音参加はバンド・メンバーの2人のみ。1stデモと2ndデモを担当していたDin-Tah Aeon (AEON SABLE, LEVIATHAN, DEIED)が、本作でもミキシングとマスタリングを担当。AEON SABLEはかなり注目されているthird wave revival of gothic rockのデュオ・バンド(TERRORIZERほか多くのウエブZINがインタヴューしている)。DEIEDはelectronicデュオ。
LABEL: DUNKELHEIT PRODUKTIONEN (ドイツ)

song365全曲試聴
このsong365には連続再生のボタンがないのでしょうか。私の見落としなのでしょうか。他所にない作品があるし、アルバムに編集されているのは良いのだけど。

(コメント:犬丸)

MODERN LIFE IS WAR - witness remastered 全曲試聴

MELODIC HARDCORE / EMOCORE

超エモーショナルな熱いヴォーカルと、メタリックでヘヴィーなサウンド。メロディック激情ハードコア。結構暗い音もありますね。

MODERN LIFE IS WARは2002年に米国 Iowa州 Marshalltown市で結成した。
2008年4月26日のショウを最後に解散した。2012年9月に再結成した。

本作は2005年にDEATHWISH, INC.からリリースされた1stアルバム。9曲収録。
CONVERGEの Kurt Ballouが彼のGod Cityスタジオで録音した。

こちらは2015年(02 June 2015)にリリースされた再発盤。
AudiosiegeスタジオでBrad Boatright (ミュージシャンとしてFROM ASHES RISEのGr/Vo, WORLD BURNS TO DEATHのGr, DEATHREATのbass、エンジニアとしてOff!, Sleep, Noothgrushの録音)がリマスターした。new eco-friendly packaging、28ページ・ブックレット。品番はオリジナルと同じ。
LABEL: DEATHWISH, INC.

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

GREAT LAKES USA - stumbling distance 全曲試聴

MELODIC HARDCORE / POP PUNK

メロディック・ハードコアに、ポップ・パンク、スラッシュコア、エモ、激情エモ等をミックスして、いわゆる整合性など気にせず、ダイナミックとワイルドを旨(むね)としてまとめた。1曲目などはMODERN LIFE IS WARのように激情的に突っ走るが、2曲目はパンク色が濃く、またメロディーの聴かせ方はSNUFFを思わせる。

GREAT LAKES USAは2010年に米国 Massachusetts州 Boston市で結成した。

本作は2015年(01 June 2015)にリリースされた。6曲(14:04)。
バンド・メンバーは4人。本作が、新メンバーNO TRIGGERのギタリストMike Przygodaが参加後の、初の作品になる。
マサチューセッツ州のGETAWAY RECORDINGでスタジオのオーナーでDEFEATERのギタリストのJay Maas (BANE等の録音エンジニア)がプロデュースとエンジニアした。オハイオ州のAUDIOSIEGEスタジオでスタジオのオーナーでFROM ASHES RISEのギタリスト/DEATHREATのベーシストのBrad Boatright (NOOTHGRUSHやSLEEPの録音エンジニア)がマスターした。
LABEL: BLACK NUMBERS RECORDS (USA)

bandcamp全曲試聴
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(コメント:犬丸)

TERRORIZER - before the downfall 2cd 全曲試聴

GRINDCORE

グラインド。グラインドとしてはテクニカル(音楽的整合性がある)であり、音はメタリックだが、感覚的にはまったくハードコア・パンクだ。
本作は編集盤で、1stアルバムの録音セッション時の未発表トラックも1曲収録しているが、それ以外は1st以前のデモ音源集なので、音質は多少劣るものの、1stとの比較ならあまり変わらない程度。
2ndの "darker days ahead"やその延長線上の3rd "hordes of zombies"ではデス・メタル色を強めたが、本作はダークさが少なく、ギター・ソロ・パートも無く、デス・メタルには聴こえない。ヴォーカルもパンク感覚。ドラマーの抜群のブラスト・ビートで突っ走り、音も軽めで、やはりハードコア性が強い。しかし、複雑な展開もあるし時にはギター並みのベース・ライン等、テクニカルでもある。録音時期からして、1stアルバム以前に脱退したNAUSEAの Alfred "Garvey" Estradaがベースを弾いている録音が多いはずだ。彼が抜けてから録音された1stアルバムのセッションからのトラックでは、ベースはセッション・メンバーとしてMORBID ANGELの David Vincentが参加している。その他はヴォーカルもNAUSEAの Oscar Garcia、ドラマーがMORBID ANGELの Pete Sandoval、ギターがNAPALM DEATH/LOCK UPの Jesse Pintadoで、いずれも1stアルバムと同じ顔ぶれだ。

TERRORIZERは1987年に米国 California州 Los Angeles市で結成した。
NAUSEAとは兄弟バンドで、初期は同じ曲を演奏している。

本作は2015年(23 November, 2014)にリリースされた編集盤。CD2枚組、46曲。
収録内容は、1stのセッションから未発表曲"Collapse" (1989)、"Unreleased Demo" 12/1987 (original version)、"Split Demo Tape with NAUSEA" 1/1988、"Live at Silverlake Motel, Los Angeles, CA" 2/10/87、"Nightmares Demo" 24/1/1987、"Rehearsal/Demo" 25/4/1987、"Bonus rehearsal" 1987 (MASTER cover)、"Rehearsal/Demo" 22/8/1987、"Rehearsal" 25/10/1987 (DEATH cover)、"Live at Hoover Auditorium LA, CA," 21/3/1987。
8面デジパック、ブックレット2冊全38ページに、extensive interviews, 沢山のnever-seen-before photos, 当時のflyers画像, demoの artworks他を収載。
データによっては本作のバンド名がTERRORIZER LAとなっているが同じバンドです。
LABEL: F.O.A.D. RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作の前半22トラック
Youtube試聴・本作の後半24トラック
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(コメント:犬丸)

STORY SO FAR - s/t 全曲試聴

POP PUNK

キャッチーでパワフルながらも爽やかなポップ・パンク。
熱いエモーションに富んだ力づよいヴォーカル。ちょっと青春的なみずみずしくメロディックな曲。コーラスを従えたタイトでストレートな演奏。

STORY SO FARは2007年に米国 California州 Walnut Creek市で5人が結成した。

本作は2015年(19 May 2015)にリリースされた3ndアルバム。10曲(29:07)。
本作のプロモーションにあたり、春から夏にFOUR YEAR STRONG, TERROR, SOUVENIRS (日により)とツアーを行い、MAN OVERBOARDとSuppy Nation Tourを行い、8月下旬には来日が予定されている。
LABEL: PURE NOISE ENTERTAINMENT (USA)

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(コメント:犬丸)

ALL THAT REMAINS - order of things 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

メタルコア。メタル度が高まり、豊かなメロディーが横溢している。
メロディーには哀愁もあるが、アルバム全体としては比較的明るい。メロディーを最大限かっこよく聴かせる、スケールの大きいダイナミックな演奏。アグレッションもエレクトロな音にはせずにモダンにアレンジされ、メタル度の高いギターを十分いかしながらもそれに頼らないバランスの取れた音を聴かせている。哀愁を効かせたギター・リフは哀愁に節度があり、エモーショナルなクリーン・ヴォーカルもかなりストレートで、いずれも大量投入されているがいやみがない。
以前からのスタイルを守っている様でもあるが、完成度の高さ、丁寧なアレンジの仕上げは並大抵の物ではない。確か、本作のプロデューサーがALL THAT REMAINSを担当するのは初めて(?)だと思うが、ラウドなメタルコアのプロデューサーとしては繊細で丁寧な音作りだと言う気がする。どこまでをバンドに帰して、どこまでをプロデューサーに帰したら良いのか不明だが。

ALL THAT REMAINSは1998年に米国 Massachusetts州 Springfield市で元Shadows FallのシンガーPhil Labonteが結成した。
メンバーは5人。

本作は2015年(February 24, 2015)にリリースされた7thアルバム。12曲(48:48)。
Josh Wilbur (GOJIRA, LAMB OF GOD, AVENGED SEVENFOLD)がプロデュースした。Phil Labonteと Josh Wilburの共同作詞と言う事です。
LABEL: RAZOR & TIE (USA)

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(コメント:犬丸)

ATTALUS - into the sea 全曲試聴

CHRISTIAN INDIE ROCK / POST-ROCK

ソフィスティケイトされた音と言うのだろうか、エモーショナルながらも抑制された音作りで、おしゃれな雰囲気を醸し出しているインディー・ロック。
哀愁エモーションや暗いめの叙情を漂わせているが、ダークな方に片寄っている訳ではない。ほどほどにバランスをとったmiddle-of-the-roadの立ち位置を基本にして、右(ラウドとかエクストリームとか激情的とか)や左(ダークとか哀愁とかスロー・パートとか)に素早くジャブを放つようで、力まかせに追い込まないところが、大人向きという印象を与える。ピアノ、キーボードも有効に使われている。

ATTALUSは2010年5月に米国 North Carolina州 Raleigh市で5人が結成した。
クリスティアン・ロック・バンド。その後ドラマーが脱退したがベース→ドラムズと持ち替えてメンバーは補充していない。

本作は2015年(June 2, 2015)にリリースされた1stアルバム16曲(77:52)。
BILLBOARDの US Christian Albumsチャートで最高31位。2013年からベーシストがいないが、ギターのEvan Kingがベースも録音したようだ。
LABEL: FACEDOWN RECORDS (USA)

Under the Gun Review全曲試聴
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オフィシャル・サイトのヴィデオのページ

(コメント:犬丸)

BILLY CLUB SANDWICH - japan suspects tour DVD

DVD, NEW YORK HARDCORE

サグなセンスあふれる本物ブロンクス・サウンド。英語とスペイン語が交差するヴォーカルは、バイリンガルだ。いやいや学校で勉強しなくても、本人が必要だと思ったら出来るものだ。しゃべれないと喧嘩も出来ないだろうし。

BILLY CLUB SANDWICHは1995年(まで)に米国で結成した。
メンバーは米国 New York州 Bronx郡とLower Westchester郡出身で、Bronx郡とLower Westchester郡とNew York市 Harlem地区に住む。
Mamaroneck High School同級生でそれ以来の友人Glen Lorieoと Malone Ranalliは、オリジナル・ドラマーJames "Psy" Kocsisの発狂以後、色々なメンバーと行動を始め、その中から後のBILLY CLUB SANDWICHの中心部分や、SETBACK、EYE 2 EYEが生まれることになった。もう1人のhigh school時代からの友人Rod Monteagudoはduoを組んで他所へ行ったが、彼がNew Yorkに戻ってきてpermanent memberとなり、バンドはseriousなprojectとして動き始めた。1995年には、彼らは、探していたEnglishと Spanishで歌えるシンガーとして、デスメタル・バンドGOATAMENTISEにいたMartin Gonzalezを発見した。これにより結成が完了した。
1996年の春にはfirst demoを録音及びリリースした。

このDVDは2015年(May 12th, 2015)にリリースされた。
2009年の日本ツアーを主として、みんなが期待のbehind-the-scenes, Bottom Of The Barrel OFFICIAL VIDEO, Bottom Of The Barrel のVIDEO SHOOTの裏側, 2004年にリリースされて既に廃盤のGuerrilla Warfare DVDに収録されていたSuckerpunch のVIDEOとINTERVIEW映像, Narco Cabron '97 OFFICIAL VIDEO, Martin Gonzo MEGA MIX, Japan Tour DVD Trailer, 200枚のJapan Tour Photo Galleryを収録している。
LABEL: DEAD CITY RECORDS (USA)

Youtube試聴・"Japan Suspects Tour" DVD Promo
Youtube試聴・来日の前年2008年のEPから"Turning Point"

(コメント:犬丸)

HUNDREDTH - free 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE / CHAOTIC EMOMETAL

激情メロディック・メタルコア。激しいエモーションと哀愁深い叙情メロディー。
泣きのメロディーと超絶メタリックなサウンドで疾走する曲が中心だが、ニュー・スクール・メタルコアの中でもテクニカルでエクスペリメンタルと言える彼らの演奏を生かしたパート/曲、ザクザクとしたリズムや2ステップのパート/曲等もあって、変化もあるアルバム。
ヴォーカル・スタイルによる所も大きいが、哀愁がスロー・パートだけでなくファスト・パートにもあって、哀愁・叙情メロディーが大変キャッチーで、しかもブルータル。スケールの大きいバンドですね。

2008年に米国 South Carolina州 Myrtle Beach市で結成した。

本作は2015年(June 12, 2015)にリリースされたアルバム。11曲。
バンド・メンバーはvocalist Chadwick Johnson, guitarist Blake Hardman, guitarist Andrew Minervini, bassist JP Gressman, drummer Lee Hutchisonの5人。
LABEL: HOPELESS RECORDS (USA)

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altpress全曲試聴
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(コメント:犬丸)

THESE STREETS - clockwise 全曲試聴

METALCORE

メタルコア。ビートダウンやダンサブルなパートが入る。ギャング・ヴォーカルにシンガロングが多い。オールド・スクールなメタルコアをベースに、モダンなサウンドも入る。演奏はテクニカルだが、1曲2分前後にあっさりまとめている。

THESE STREETSは2013年に米国 California州 Modesto市で結成した。

本作は2014年/2015年(DL:18 October 2014 / CD:April 6 2015)にリリースされた1stアルバム。
9曲ながら、告知ではデヴュー・フルアルバム。バンド・メンバーは4人。
LABEL: FAST BREAK! RECORDS (USA)

bandcamp全曲試聴
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(コメント:犬丸)