SAVING GRACE - urgency 全曲試聴

METALCORE

少しダークなグルーヴがあるが、ザクザクのリズムで激走する、いけいけでエクストリームなメタリック・ハードコア。~モッシュコア。ぎゃんぎゃん吠え付くようなヴォーカルや、まるっきりスラッシュ・メタルのギターが入る。パンクっぽさは全く無いが、下品な野郎のコーラスが入る辺りはストリート感覚も満点。本作は徹頭徹尾エクストリームさを追求していて、従来よりピュアなメタリック・ハードコアになっている。デスコアやエモメタル要素も無く、パンク色のあるモッシュコアでもなく、メタル・コアのファースト・ウェーヴを更にエクストリームかつややダークにした感じ。

2005年に結成した、ニュージーランド Tai Rūwhiti県(region) Tūranga-nui-a-Kiwa市の5人のクリスティアン・バンド。

本作は2014年(21 Jan 2014)にリリースされた4thアルバム。13曲(37:47)。プロデュースと録音はZack Ohren (GHOST INSIDE, FIRST BLOOD, CARNIFEX, ALL SHALL PERISH)がニュージーランドへ行って行(おこな)った。
LABEL: FACEDOWN RECORDS (USA)

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

COLTSBLOOD - into the unfathomable abyss

DOOM / SLUDGE

ロウなドゥーム。その最高度のロウネスにかなりのダークネスを加えたヘヴィーなサウンドは強烈だ。ロウネス、ダークネス共に珍しいものではないが、ここ迄来れば強固な個性だと言える。曲はアンメロディックでダウンテンポ。演奏はヘヴィーでかなりノイジーなぶりぶりした音。そして叫ぶようなヴォーカルが言葉を投げつける。

2010年に結成した、英国 England国(Country) Merseyside州(County) Liverpool市のバンド。メンバーはPeak District. John (Bass, Vo), Jem (Gr), Steve (Ds)の3人。

本作は2014年(CD:24/3/2014, LP:未定)に、CDはCANDLELIGHTからLPはBURNING WORLD RECORDSからリリースされた1stアルバム。7曲。
WINTERFYLLETH, SERPENT VENOM, ELECTRIC WIZARD, NAPALM DEATH等を行っているChris Fieldingが、2013年9月の満月の日に、SKYHAMMER STUDIOSで録音した。KHANATE/SUNN O)))のギタリストJames Plotkinがマスターした。CONAN等とライヴしているが、この録音もCONANのJon Davisがセッティングしている。アートワークはGRIEFのベーシストEric C Harrisonが行った。
LABEL: CANDLELIGHT (UK)

Soundcloud試聴・本作4曲目の曲(デモ?)
この音源はアップロード時期からするとデモ・テープ(6th June 2013)のヴァージョン。
Youtube試聴・デモ・テープ(6th June 2013)
Soundcloud試聴・前作スプリット曲のリミックス
これをアップロードしているblackdestrierと言う女性は、GRIEFのTシャツを着てバイクにまたがっている写真からするとこのバンドのギタリストです。
Bandcamp試聴・前作スプリット2曲目(Celtic Frostのカヴァー)の方がこのバンドです。

(コメント:犬丸)

LAST RESORT - skinhead anthems : a way of life

OI PUNK

歴史的なジャッケット。これはメタルかと言う様な、不思議に気持ちいいギターで始まる。ボーカルROIをフューチャーした、超ストリート感覚のオイ・パンク。彼らのサウンドはハードコア寄りでも、ロックンロールよりでもないが、ギターはメタリックだ。2011年には再来日。2009年の来日時は、決まっていたアジア・ツアーのついでに来日した、と言う事で一部でとやかく言われていたようだが、まあなんにしても来ればそれで良いか。日本の国力ってそんなもんでしょう。

パンク・バンドMENACEのローディーをしていたRoi Pearceが、1980年にベーシストとしてRIVALSに加入し、その年にMicky FrenchとMargaretのLAST RESORT(スキンヘッズ・ショップ)に因んで改名した。Micky Frenchはその後もマネージャーとしてLAST RESORT(バンド)をバックアップしていた。

本作は1982年にMicky FrenchのLAST RESORT(レーベル)からリリースされた1stアルバム。オリジナルは11曲。当時はLP盤の時代でリリースはLPフォーマットのみだった。
こちらは1993年にCAPTAIN OI!からリリースされたCD化盤。4曲追加、全15曲収録。
LABEL: CAPTAIN OI! (UK)

Mfmf!Facebook Youtube試聴

(コメント:犬丸)

HOT & COOL / JOHNNY BOYS - cosa nostra (スプリット・アルバム)

PUNK ROCK (JAPANESE ARTIST)
本体価格¥1905

日本のZEKEとの呼び声も高く、東京シーンで圧倒的支持を得る"HOT&COOL"と、北海道旭川シーンを支え続けているパンクロックバンド"THE JOHNNY BOYS"のスプリット・アルバム。"HOT&COOL"はずば抜けたメロディーセンスとは裏腹に、暴走する楽曲のスピードと日本語詩で荒々しいボーカルが訴えてくる。対する"JOHNNY BOYS"は小細工無しのパンクロックで、圧倒的なライブの熱量で見る者は惹き込まれ自然と拳を振り上げる。20年自分達のパンクロックを貫いて来た2バンドのスプリット。

「1992年結成以来、シンプル、スピーディ、メロディライクなパンクロックを熱く放ち続ける旭川の4人組『ザ ジョニーボーイズ』と、1991年結成以来、一貫として激熱暴走型ショートカットなパンクロックを鳴らし続ける東京の3ピースバンド、ホット&クール。何者にも左右されず、ひたすら自分達の思い描くパンクロックを追求して来た2バンドが、手を結び共に撃ちまくるスプリットアルバム『コーザノストラ』貫くって事はこう言う事だぜ!」(THE JOHNNY BOYS)

本作は2012年(2012/3/21)にリリースされた。HOT & COOL6曲とJOHNNY BOYS5曲を収録。全11曲。
LABEL: STRAIGHT UP RECORDS (ja)

Youtube試聴・本作WEB CM
Youtube試聴・HOT & COOLの他のアルバムから
Youtube試聴・JOHNNY BOYSの他のアルバムから

(コメント:告知要約)

若葉 - 頭の中は蜂の巣だ

CELTIC PUNK (JAPANESE ARTIST)
本体価格¥2100

北海道唯一のスコティッシュ・スタイルのバンド。バグパイプ奏者の彫り師"彫猫にに"が、ドランケンなバンドを目指して結成。しかし、スコティッシュ・サウンドと北海道ネイティブな"アイヌ語"歌詞という明確なコンセプトも持っている。ギター・ベース・ドラムに加え、バグパイプ・バンジョー・アコーディオン・マンドリンの各楽器に専任の奏者を加えた7人編成。ちゃんとキルトをはいて演奏するスコティッシュ・バンドだが、それにとどまらず、ブルーグラス・ラスティック・スカ・Oi!やパンクのシンガロングからチンドンまで取入れた、疾走感やストンプ感もたっぷりのサウンドになっている。

2003年5月結成。

本作は2013年(2013/5/8)にリリースされた初のフルアルバム。11曲。
LABEL: STRAIGHT UP RECORDS (日本)

Youtube試聴・本作WEB CM
Youtube試聴・コンサドーレ札幌_2011年J2第38節最終戦_J1昇格後_若葉の皆さんの演奏
本作3曲目は2011年度コンサドーレ札幌公式サポートソングに選ばれた曲のアイヌ語ヴァージョンだ。

(コメント:告知要約+犬丸)

UK SUBS - another kind of blues

PUNK ROCK

パンク・ロックの初期のロックンロール色も濃いバンドでありながら、例えばSTIFF LITTLE FINGERS等と同様に、少しおしゃれで、ニュー・ウェーブへのつながりも深く感じられる様なポップなセンスが色濃い。ストリート・パンクの源流とも言われるが、サウンドは現在のストリート・パンクの感覚とはかけ離れている。名曲STRANGLEHOLD収録のデヴュー・アルバムのデジパック再発。

UK SUBSは、1976年に、リズム・アンド・ブルーズ・シンガーCharlie Harperが中心となって、4人程度でSUBVERSIVESの名前で結成した。その後U.K. SUBVERSIVESの名前で活動し、1977年には名前を短縮してU.K. SUBSを名乗るようになった。当時POLICEのオープニング・アクトをしているが、サウンド面でもなるほどと言う感じがする。

本作は1979年(14 Sep 1979)にRCAからディストリビュートされる英国のレーベルGEM RECORDSからリリースされた1stアルバム。17曲(35:55)。そのほか、同じ年に、各国のRCAまたはRCA VICTORまたはGEM RECORDSからリリースされた。当時はアナログ盤の時代で、CD化は1988年のドイツTRANCE RECORDSからのリリースが最初だった。

こちらは2007年に英国のCAPTAIN OI!からリリースされたデジパック再発盤。全26曲。
この再発盤にはシングル3枚の全曲が追加収録されている。収録されているのは、1978年にCITY RECORDSからリリースされた"c.i.d."、1979年にGEM RECORDSからリリースされた"stranglehold"と"tomorrows girls"で、いずれも3曲収録のアナログ7インチ盤だった。
LABEL: CAPTAIN OI! (UK)

Youtube全曲試聴(オリジナルの17曲)
Youtube試聴・"c.i.d."の3曲
Youtube試聴・"stranglehold"の3曲
MusicMP3全曲試聴(オリジナルの17曲)

(コメント:犬丸)

METAL CHURCH - s/t (ファースト・アルバム) 全曲試聴

THRASH METAL / POWER METAL

かなり高音で熱唱し、くねくねとメロディーをこね回して歌い上げるDavid Wayne (2005年没)のヴォーカルは、それだけでも存在感十分だ。しかしこの作品はそれだけではない。楽曲も多彩、ギターのメロディーも思いつく限りを放り込んだかの様に色とりどりで、パワー・メタルとしてもスラッシュ・メタルとしても、かなりの独自性を持っている。そしてヘヴィ・メタルとしても面白い。

1980年にSHRAPNELの名前で結成し、1982年に現在の名前に改名した、米国 California州 San Francisco市の5人のバンド。

1984年に自主レーベルGROUND ZERO RECORDSからアナログLP盤でリリースした1stアルバム。9曲(41:50)。
同じ年にカナダのBANZAI RECORDSからアナログLP盤とカセット・テープで、ドイツのSTEAMHAMMERからアナログLP盤でリリースされた。1985年にメジャーのELEKTRA(米国とドイツ)からアナログLP盤とカセット・テープで再発された。

こちらは1987年(7 July 1987)にELEKTRA(米国)からリリースされたCD化盤。本作が発表された頃は、まだアナログ盤中心の時代だったのですね。
LABEL: ELEKTRA (USA)
* CDのオリジナル(最初)はELEKTRAですが、作品自体の最初のリリースはGROUND ZERO RECORDSです。

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

BUTTERFLY - paint it black

JAPANESE HARDCORE (JAPANESE ARTIST)
本体価格¥1600

よりHEAVYで攻撃的なハードコアサウンドに進化。もう前作を知る人も少ないかもしれないが、以前よりロックとジャパニーズ・ハードコア色を強め、ストレートに激しいサウンドを作り上げている。歌詞は全編日本語で、欲深き汚れきった人間の心等、許す事の出来ない物事を"黒く塗りつぶせ"と訴えている。シンガーは女性・男性の区別を超越するパワフルなシャウトで咆哮する。演奏は歴もあり実力のあるメンバー達で、激しく・重く、かつノリの良いグルーヴ感も持っている。

1998年に女性のみのハードコアバンドとして結成。狂い咲きサンダーロードにも参加していたVo/作曲のノラ以外は、現在は男性になっている。

本作は前作ミニ・アルバム"heavy blue"から8年振りの新作。2014年(Jan' 22 2014)にリリースされたアルバム。7曲。
LABEL: STRAIGHT UP RECORDS (日本)

Youtube試聴・本作WEB CM
Youtube試聴・cyberchicken66 さんのチャンネルこちらにライブ映像があります。

STRAIGHT UP RECORDSの作品詳細ページ

(コメント:告知要約+犬丸)

SANDERSONIA - demo#1 (DARK DRONE AMBIENT, JAPANESE ARTIST)

DARK DRONE AMBIENT (JAPANESE ARTIST)
税抜価格¥286

ダーク。そしてここまで徹底的に不気味な音は、作れるものではない。誰が、何の目的で、、、作るのか。誰が聴くのか。使用楽器はelectric violinがクレジットされている。お経だか声明(しょうみょう)だかが使われているのでサンプラーも使われているのだろう。どこからともなく響いてくる不気味な音は、音自体が必要最小限に抑えられていて、大変ピュアでクリアーだ。しかし音が少ない事により、1音1音の表現力が増し、パワーは強く豊かだ。そして最悪のものを表現している。

ex-INTRAUM (大阪のDOOMバンド)のメンバーのMuhの1人バンド。

本作は2013年にCD-Rによりセルフ・リリースされたデモの第1作。2曲(28:07)収録。
LABEL: SELF RELAESE (日本)

(コメント:犬丸)

bufferins - what a beautiful world.

EMOCORE (JAPANESE ARTIST)
税抜価格¥1500

「静」と「動」の対比を映し出した叙情系エモーショナル。絶叫系ではなく叙情系EMOとして数多くのオーディエンスの心に響き渡り、涙腺を刺激させられる作品をリリースしてきた。今作は静と動をはっきりとさせるべく日本語と英語を使い分けた、という。新たなる進化の詰まった作品となっている。

1994年に結成した、札幌の4人のバンド。1998年と2001年にアルバムがある。

本作は2009年(Jan' 7 2009)にリリースされた8年振りの単独音源。5曲(20分)。
LABEL: SLOW RECORDS (日本)

7netshopping試聴(各曲出だしだけ)
カウンターアクションのブログ - 本作紹介ページ

(コメント:告知より(一部編集)+犬丸(バンドのデータ部分))

AGAINST ME! - transgender dysphoria blues 全曲試聴

MELODIC HARDCORE / MELODIC PUNK / PUNK

シンガーTom Gabelが性転換してLaura Jane Graceのなっているのを知りませんでした。と言っても歌声は変わらず、心意気もさらに力強くなっている。また、ドラマーとベーシストが脱退しているため、今迄ヴォーカルとギターが主だったLauraが一部でベースを弾き、ベースのゲストにFat Mikeが2曲参加している。かなり激動の数年間だったのかもしれない。カントリー・ミュージック要素等のアメリカーナな音楽性と、どパンクな感覚が絶妙な味を出している。ところでTom Gabelだった時に女性と結婚していて子供(娘)もあったはず。愛があれば構わないのかな。まあ、Fat Mikeはじめみんなが応援している事と思う。

1997年に結成した、米国 Florida州 Gainesville市の4人程度のバンド。

本作は2014年(January 21, 2014)にリリースされた6thアルバム。録音では新ドラマーが参加している。ベースは前述の状況だが、この後ベーシストも新メンバーが決定したようで既に参加して、バンドは4人編成に戻っている。
LABEL: TOTAL TREBLE MUSIC (USA)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

DODSFERD - parasitic survival of the human race

BLACK METAL

デプレッシヴ・ブラック・メタル。演奏はかなりカオティック。少しカオティック・ハードコアを思わせるところもある。ヴォーカルは歌ってる部分もあるが全体に叫んでいる。悲痛な叫び(のハズ)だが、何を言っているか判らない(私は英語が判らないのです)ので滑稽に聞こえたりもする。時々パンク(ロックンロール系)のノリがあり、ヴォーカルも一部(高音部分)で忌野清志郎的なパンク声を出す。

2001年に結成した、ギリシャ Attica州 Zografou市/Athens市のバンド。初期のデモではメンバーは2人(写真では1人)だが現在のメンバーは5人。

本作は2013年(December 16th, 2013)にギリシャのRAZORBLEED PRODUCTIONSから500枚限定CDでリリースされた8thアルバム。5曲(30:13)。
こちらは2014年(March, 2014)に米国のMORIBUND RECORDSからリリースされた再発盤。
LABEL: MORIBUND RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作1曲目,br> Youtube試聴・本作2曲目
Youtube試聴・本作3曲目
MusicMP3試聴・前々作(March 2013)の全曲

(コメント:犬丸)

BOOZE AND GLORY - as bold as brass

メロディックでキャッチーな、シンガロング満載のストンピンなオイ・パンク。素朴にメロディーをかき鳴らすメタリックなギター入り。勢い良く歌うヴォーカルも程良くリラックスしていて、ストレートな歌唱が心に響く。サウンドはロックンロール寄りのオイ。

2009年(2008年)に結成した、英国 England国(Country) Greater London自治体(Council)の4人のバンド。

本作は2014年(5 Feb 2014)にリリースされた4thアルバム。米国盤は12曲。英国・欧州盤は13曲。
LABEL: STEP 1 MUSIC (UK)。
LPはCONTRA RECORDS (UK)がリリース。
北米CDはSAILOR'S GRAVE RECORDS (USA)がリリース。

Reverbnation試聴

(コメント:犬丸)

OATH - oath (Germany) (RISE ABOVE RECORDS)

HARD ROCK / DOOM

クリーン・ヴォイス女性ヴォーカルのメロディック・ロックンロール・ドゥーム。女性ヴォーカルで男と変わらない声とか、逆にはっきり女なソプラノとか、そうでなければ透明度の高いクリアーなヴォーカルとか言うのはあったと思うが、普通に女声で歌っている、若干クリアー気味だけど。全然アブノーマルな所はないが、ちょっと今迄なかった様なサウンドなので、ファン層も少ないサウンドだろう。

2012年に結成した、ドイツ Berlin都市州(州を兼ねる市)の4人のバンド。もともと、スウェーデン人のギタリストとドイツ人のシンガーの女性2人とフランス人とドイツ人の男性2人の、4人のバンドだった。その後、男2人はいなくなった。現在ライブではex-CATHEDRAL(1994-2011年)のベーシストLeo SmeeとANGEL WITCH(2009年から)のドラマーAndy Prestridgeが参加している。

本作は2014年(March 17th 2014)に英国のRISE ABOVEからリリースされた1stアルバム。このコメント制作時点ではメンバーは不明だが、公開されている写真は女2人なので、それ以外はヘルパーまたはスタジオ・メンバーと言う事だろうか。
LABEL: RISE ABOVE (UK)

Bandcamp試聴・前作(シングル)

(コメント:犬丸)

SLANG - u.s tour 2010 (DVD作品)

JAPANESE HARDCORE (JAP HARDCORE) (JAPANESE ARTIST) (DVD作品情報)

リアルなライブが納められている、SLANG初の映像作品。2010年に行われたUS TOURの模様を集約している。毎年テキサスで開催されている"CHAOS IN TEJAS"を皮切りに、26箇所に及んだライブから、メンバー監修のもとに選ばれた約100分の映像を収録している。海外に行っても一切変わらないスタイルを貫くSLANG。海外に行っても変える必要のない、これぞ最強のスタイルだ。またオフショットも収録されていて、こちらも楽しみな内容だ。さらに特典映像として、2011年に岩手県宮古市魚菜市場で行われたPOWER STOCKから3曲、"THE IMMORTAL SIN"のMV、2012年にPIZZA OF DEATH RECORDSからリリースした9thアルバム"glory outshines doom"から"十二月ノ業"と"もの言わぬ本~ろうそくの街"のMVを2曲収録。

SLANGは1988年に結成した、札幌の4人編成のバンド。

本作は2012年8月22日にリリースされた。31曲(トラック)。
LABEL: STRAIGHT UP RECORDS (日本)

Youtube試聴

(コメント:告知要約+犬丸)■

SHORES OF NULL - quiescence

DEATH DOOM MERAL

メロディック・デス・ドゥーム。メロディーはポップだが叙情性にも富んでいる。ややプログレッシヴな音も入るが、叙情性とエクストリーム性が中心で、大変キャッチーなメロディーがふんだんに盛り込まれている。

2013年に結成した、イタリア Roma市の5人のバンド。プログレッシヴ・スラッジ・メタル・バンドZIPPOのシンガーのほか、プログレッシヴ・デス・メタル・バンドIL GRANDE SCISMA D'ORIENTEのベーシストやプログレッシヴ・メタル・バンドNOUMENOのドラマーが参加している。

本作は2014年(24th 3 2014)に英国CANDLELIGHT RECORDSからリリースされた1stアルバム。9曲。
LABEL: CANDLELIGHT (UK)

Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

PALE DIVINE - cemetery earth + bonus cd オリジナルの全曲試聴(10曲)

DOOM METAL

年季の入った安定した音楽性。"ヴィンテージな音のドゥーム"ではなくて、"ヴィンテージなドゥーム"だ。ある程度メタル性もあるが、ドゥームから80年代のハード・ロックまでを中心としたサウンドを、どの方面にも突出せずにブレンドしている。かえってそれが個性になっている。自然に個性が湧き出ている感じだ。

1995年に結成した、米国 Pennsylvania州 Glen Mills市の3人のバンド。ドラマーとギタリストはオリジナル・メンバーのままだが、ベーシストだけが良く変わる。以前のベーシストが2008年にSINISTER REALMに移ったほか、ドラマーも2008年からしばらくSINISTER REALMにも参加していた。

本作は2007年(April 23rd, 2007)に米国のSHADOW KINGDOM RECORDSからリリースされた3rdアルバム。オリジナルは10曲(1:00:34)収録。
こちらは2014年(February 18, 2014)の同じレーベルからの再発盤。8曲収録のボーナス・ディスクが付属している。その収録曲はリハーサル音源5曲と2011年6月21日のHowlers Coyote Cafe (Pittsburgh, PA)でのライヴ3曲となっている。全18曲。
LABEL: SHADOW KINGDOM RECORDS (USA)

MusicMP3オリジナルの全曲試聴(10曲)

(コメント:犬丸)

LAST RESORT - this is my england skinhead anthems iii

OI PUNK

男気まかせの歌唱とリズミックな威勢の良い演奏。どこかで聴いた様な、、、ウエスタン・ミュージックと似てませんかねえ。9曲目のギターもヒルビリーっぽいし。カウ・パンク等も似合いそうだ。、、、さて、その男気まかせの歌唱とリズミックな威勢の良い演奏は、全く意気盛んで、ストリート感100%。いつもの様にLAST RESORT節で、もうなにを歌っても同じだ。フロント・マンのRoi Pearceは4 SKINSにも参加してヴォーカルを務めている。いつも思うのは、Roi Pearceのヴォーカルって音階が適当じゃありませんか。彼の存在感はカリスマ的だが、気合だけで歌っているような迫力と爽快感は人徳がある。

1980年に結成した、英国の4人のバンド。

本作は2013年(July 2013)にドイツのRANDALE RECORDSからリリースされた3rdアルバム。13曲。
LABEL: RANDALE RECORDS (ドイツ)

(Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

PREMATORY - corrupting influence

THRASH METAL

80年代のMETALLICA辺りのオールドスクールなサウンド。強力にパワフルなサウンドが第1の特徴だが、多少幅のある音楽性も持っている。ANTHRAX的ハードコアからMalmsteen的美メタル・ギターまで聴かせる。高速パートばかりではなく、ミドル・テンポぐらいで2ステップ的なパートや、ビートダウンするようなパートもあり、これがかなり悪ハードコア的にサグくて良い。ギタリストは大変技巧派。ギターヒーロー的かつテクニカルに弾き倒すが、メロディーも良くノリの良いグルーヴやワイルドな感覚も持っている。ヴォーカルはメロディーによってはもたついた感じもするが、低い目の中音でごつごつした歌い方は硬派な感じ。

2007年に結成した、ベルギー Flemish Brabant州 Leuven市の5人のバンド。ギターはリードと2ndの2人。

本作は2014年(February 24th, 2014)にイタリアのPUNISHMENT 18 RECORDSからリリースされた1stフル・アルバム。11曲(44:38)。マスタリングはBLEEDING THROUGHやSHADOWS FALLのプロデュースをしているZeuss (Christopher Harris)が行った。前作の8曲入り(2010年)はバンドとしてはEP扱いらしい。
LABEL: PUNISHMENT 18 RECORDS (イタリア)

Soundcloud試聴・オフィシャルページ
Youtube試聴・オフィシャルチャンネル

(コメント:犬丸)

EARTHLESS - rhythms from a cosmic sky 全曲試聴

STONER ROCK / PSYCHEDELIC ROCK

インスト・ハード・ロック・ストーナー、アシッド・ロック入り。アシッド・ロック(演奏主体のサイケデリック・ロック)は一見ハード・ロックの反対語の様であっても、60年代から70年代のアシッド・ロックとハードロックは繋がりが深い。ハード・ロックと言われているバンドでも、ギターの長いソロをフューチャーしていたり、インプロヴァイゼーション(インプロヴィゼーション)主体の演奏を中心にしていたバンドは多い。アシッド・ロックのくくりに入るバンドから言えば、JIMI HENDRIX EXPERIENCEはハードな演奏を聴かせる代表であり、GRATEFUL DEADはサイケデリックであり、一方でHAWKWINDのようにスペーシーで日本ではプログレに入るバンドもあった。このバンドの演奏は、そのようなすべてのアシッド・ロックの濃厚な魅力と当時のようなハード・ロックの魅力を持っている。本作でも、例によって20分を超える長い曲が収められているが、彼らの演奏ではその長さが自然なものに聴こえる。インプロヴァイゼーションにまかせの終わりのない演奏が、音楽の本来の姿かもしれない。

2001年に結成した、米国 California州 San Diego市の3人のバンド。

本作は2007年(May 8, 2007)にリリースされた2ndアルバム。CDボーナス・トラックを含めて全3曲(46:43)。
LABEL: TEE PEE RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴(コメント:犬丸)

nim - [EQ] (japanese emocore)

EMO (JAPANESE ARTIST)
価格(税抜)¥762

静かで温かみのあるヒューマンな音だがテンションも高い作品。
彼らの作品は音色そのものが魅力を持っており、暖かく柔らかい大陸的な広がりのある音は、自然崇拝的な大自然に回帰しようとする様な響きに感じられる。その今までの音に、本作ではさらに深みを加えていて、パートによっては夕暮れ時を思わせる。色々に変化して展開して行くのだが、この夕暮れ時を思わせるパートが印象深い。
一方で、本作では、現代の混沌性或いは文明生活の必然的な混沌性を映し出す様に、今までのサウンドにどこかカオティックな要素が加わり、ダイナミックさも増している。収束がどこに向かうのか予断を許さないような展開を見せている。
3部作EPの最終作。ここから彼らの現代文明に対する評価や、人間の行く末に対する示唆を汲み取れるかも知れない。

nimは2003年に結成した、京都の5人のバンド。

本作は2013年(10月09日)にリリースされた5曲収録のEP。
LABEL: IMPULSE RECORDS (日本)

(コメント:犬丸)

ARTIFICIAL BRAIN - labyrinth constellation

DEATH METAL

テクニカル・デス・メタル。テクニカルでカオティックだが、それにとどまらず、かなりアヴァンギャルドな所もある。ブラック・メタル的なダークネスから現代的なエクストリーム性も兼ね備えている。ヴォーカルにはゴアグラインドのようなえぐさもある。

2009年に結成した、米国 New York州 Nassau郡(County) Valley Stream村(Village)の5人のバンド。

本作は2014年(February 18th, 2014)に米国のからリリースされた1stアルバム。10曲(45:07)。
LABEL: PROFOUND LORE (USA)

Soundcloud試聴・本作2曲目
Bandcamp試聴・2013年のEP

(コメント:犬丸)

DEEP - vol. 1 (TRANSUBSTANS RECORDS)

STONER / SLUDGE / DOOM

オールド・スクール・ストーナー(LORD VICARやWITCHFINDER GENERAL)にスラッジを加えた、ヴィンテージなサウンド。70年代や80年代のヘヴィー・ロック~ブルーズ・ロックを髣髴させる作品を多くリリースしているTRANSUBSTANSレーベルからの再発。本作も年代的にはその辺りの音を強く打ち出しているが、TRANSUBSTANSの他のバンドと比べて、ストーナーの要素を強く前面に出しているし、曲・パートによってはスラッジも重要な要素になっている。

2011年ごろ(2011年後半または2012年前半位のはずです)に結成した、イタリア Friuli-Venezia Giulia州 Gorizia市の2人のバンド。メンバーのTizianoはSTONERとACOUSTIC MUSICを、FrancescoはDOOMとBLACK METALのプロジェクトをやっていて、本作でも音色の面でそういった音楽的嗜好が感じられる。

本作は2013年(May 29th, 2013)にセルフ・リリースした1stアルバム。8曲(41:12)。
こちらは2013年(2013-12-04)にスウェーデンのTRANSUBSTANSからリリースされた再発盤。セルフ・リリースはCDフォーマットではなかった可能性があり、CDとしては今回のリリースが初回かもしれません。
LABEL: TRANSUBSTANS (スウェーデン)

Bandcamp試聴

(コメント:犬丸)

AGATHOCLES - black clouds determinate 全曲試聴

GRINDCORE / MINCE-CORE

ゲロゲロのグラインド。ベルギー・ミンスコア伝説のバンド。ゲロゲロだが軽快。テンポ・チェンジ等展開多く複雑で、工夫を凝らしたサウンドは結構エクスペリメンタルなものだ。ゲロゲロのグラインド・バンドはみんなサウンドには工夫を凝らしているので、音楽的な聴きごたえがある。この作品はその最良の例になっている。

1087年に結成した、ベルギー Antwerpen州(provincie) Geel市/Antwerp市の3人のバンド。SPLITを中心に300あまりの作品がある。

本作は1994年にオランダのCYBER MUSICからリリースされた2ndアルバム。
こちらは2013年(12 December 2013)にポーランドのSELFMADEGOD RECORDSからリリースされた再発盤。本作録音セッションからアルバム未収録曲"Until It Bleeds"を追加収録。全17曲。
LABEL: SELFMADEGOD (ポーランド)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

LENORE S. FINGERS - inner tales

GOTHIC METAL

女声ヴォーカルがメランコリックな、哀愁メロディーの、メロディック・ゴシック。ヴォーカルは、比較的高音でクリーンではあるが、柔らかさのあるヴォイスで、ややくぐもった感じの部分から突き抜けるような部分まで表情が豊かに歌い分けている。メンバーの音楽性には幅があるが、それをこの女声ヴォーカルがまとめている。

2010年に結成した、イタリア Calabria州(Regione) Reggio Calabria市(Comune)の5人のバンド。

本作は2014年(FEBRUARY 24th 2014)にイタリアのMY KINGDOM MUSICからリリースされた1stアルバム。9曲。
LABEL: MY KINGDOM MUSIC (イタリア)

Rockit試聴

(コメント:犬丸)

SAMMAL - no, 2 (SVART RECORDS) (PROGRESSIVE ROCK)

PROGRESSIVE ROCK

今前作のコメントを読み返すと、、、
「クリアーな綺麗めのサウンドのスペーシー・ブルーズ・オルガン・ロック。サイケ、プログレ~オルガン・ロックの要素も色濃いと同時に、ブルーズ・ロックやハード・ロックのテイストも豊か。懐かしく心地良い70年代的なサウンドに対する指向から、スケールの大きい叙情的なポスト・メタルの様な先に向かう指向までが、溶け合っている。綺麗なメロディーの綺麗な歌詞を歌う、スオミ(フィンランド語)のクリーン・ヴォイスが特徴的に聴こえる。バンドとしてはフィン・プログレを標榜していて、フィンランドの公式アルバム・チャート(Suomen virallinen lista)2013年第4週で22位に入った作品。」
とある。

今回の新作からまだ1曲しか聴けないが、うちの DOOM / STONER / HEAVY ROCK の売場に入れるのは無理そうなので、今回は見送る事に。
しかし好きなんですよー、こういう音は。柔らかい音と侘しいメロディー。ちょっと寂しくてロマンティック。かなりアダルトなポップになってますね。良い趣味でしょ。

2014年作EP。LABEL: SVART RECORDS (フィンランド)

Youtube試聴・今作から1曲
Soundcloud試聴・オフィシャル(前作の曲とジャム音源が聴ける)

(コメント:犬丸)

LIE IN RUINS - towards divine death 全曲試聴

DOOMY DEATH METAL

ダークなグルーヴとややダーティーな音で満たされたオールド・スクール・デス・メタル。フィンランドやスウェーデンの旧来のサウンドを維持して、GRAVEやAUTOPSYのようなアンダーグラウンド感のある、ドゥーミーなデス・メタルの音を持っている。

1993年にDISSECTEDの名前で結成した、フィンランド Espoo市(kaupunki) Olari区(district)の5人のバンド。当時メンバーは13歳やそこいらだった。DISSECTIONに類似しすぎていると考えて2002年に現在の名前に改名した。改名まではリハーサル・テープによるデモがあるのみで、解散はしていないが活動は休止し、Roni S.(現Vo/元Ds)とTuomas K.(現Gr/元Bass)は他のロックやパンク・バンドに加わっていた。彼らは90年代にデス・メタルを始めていた事を幸運と考え、現在も結成当初と変わり無い音を目指している。

本作は2014年(February 4th, 2014)に米国のDARK DESCENTからリリースされた2ndアルバム。9曲(1:11:40)。
LABEL: DARK DESCENT (USA)

Soundcloud試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ELDER - live at roadburn 2013 全曲試聴

STONER

ブルージーでヘヴィー。以前アルバムがMETEORCITY RECORDSからあったストーナー・バンド。70年代のヘヴィー・ロックと70年代のヘヴィー・サイケ辺りをミックスした、ブルージーでハード&ヘヴィーなストーナー。良い具合に歪んだギターのソロやファンキーなリフ、ブルージーと言うのかちょっとソウルフルなヴォーカルが聴ける。Youtubeに観客が録ったと思われる映像もアップされているが、このバンドは、スタジオ盤より音がつぶれたライヴ録りに魅力が感じられる。本作は正規のライヴ盤なのでそこまで音がつぶれているわけではないが、スタジオ盤より味が濃いのではないか。

2006年に結成した、米国 Massachusetts州(Commonwealth) Fairhaven/Boston市の3人のバンド。

本作は2013年(15 November 2013)にオランダの BURNING WORLD RECORDS からデジタル・リリースされたアルバム。2013年4月20日の、 ROADBURN FESTIVAL に出演した際の演奏6曲(1:07:26)が収録されている。
こちらは2014年(01 Feb 2014)にオランダの ROADBURN RECORDS からCDとアナログLP盤でフィジカル・リリースされた内のCDヴァージョン。6曲。なおLPは4曲です。
LABEL: ROADBURN RECORDS (オランダ)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

LAST DAYS OF HUMANITY - sound of rancid juices sloshing around your coffin 全曲試聴

GOREGRIND

ヒドイ。の一言で済ましたほうが内容を上手く説明できそうだ。恐怖のゴアグラインド。ピッチシフターを使ったゴア・ヴォイス全盛期の、時代を代表する作品の一つ。下水管ヴォーカルと言うが、始めの方の曲で明らかにウガイをしている部分がある。だがしかし、聴いてみれば判るが多彩なゴア・ガテラルを駆使しているし、演奏も展開が多くSEが入り、テクニカルで多彩である。怒涛の疾走からダンサブルな部分まである。実は単調にならない様にという配慮をしているのかも知れない。サウンドはくぐもりがなく軽い目で、スピーディーな展開とあいまって、聴きやすく、あっという間に26曲が終わってしまう。

1989年にErwin de Wit (Bass/Vo)とHans Smits (Vo)の2人が結成した、オランダのバンド。1992年の1stデモの時点では3人編成になっていて、現在は4人編成。

本作は1998年(1 Jan 1998)にフランスのBONES BRIGADEからCDオンリーでリリースされた1stアルバム。26曲(36:29)。本作ではギターにAnne vd BurgtとWilliam Van de Venがクレジットされているのでメンバーは5人。ドラマーはGlenn Jagers。
こちらは2014年(3 2 1014)再発。
LABEL: BONES BRIGADE (フランス)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

GOREVENT - abnormal exaggeration re-issue 全曲試聴

DEATH METAL (JAPANESE ARTIST)

日本のSLAMMING BRUTAL DEATH METAL。ゲロゲロ・ヴォイスのスラミング・デス。ブラストや変拍子から、這いずり回るような強烈なビート・ダウン・パート。グラインドコア色はあまり無い、テクニカルなパートも聴き所のスラミング・デス・メタルで、ヴォーカルは一定したガチュラル。

2004年に結成した、新潟の5人のバンド。

本作は2008年(September 25th, 2008に千葉県のMACABRE MEMENTOS RECORDSからリリースされた1stアルバム。8曲(26:21)。
こちらは2014年(14 January 2014)に日本のBLOODCURDLING ENTERPRISEからリリースされた再発盤。
LABEL: BLOODCURDLING ENTERPRISE (JAPAN)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

BAST - spectres (BURNING WORLD RECORDS) DOOM / STONER

DOOM METAL

公式にはDOOMとDEATHにINDUSTRIALを加えたサウンドだと告知されている。インダストリアルと言うのはアトモスフェリックな音をそう言っているのかも知れない。
曲によって音楽性に違いがある。1曲目はポストロックとエピックメタルを加えた、プログレッシヴなドゥーム。2曲目はぶりぶりした音を強調した、コールドな演奏とうめくようなヴォーカルの、いくらかブラック・メタル寄りのダウンテンポでヘヴィーなドゥーム。ヘヴィー・ロック要素のあるパートも入る大掛かりな展開。3曲目は比較的ファストな部分が基本になった、リズミックなドゥーム。スピードや音色が色々変化して、デス・メタル要素のあるパートやATMOSPHERICな柔らかい音のパートも出てくる。4曲目と5曲目は試聴が見つからないので未聴だが、4曲目はサイケデリックでアンビエントなドゥーム。5曲目はアンビエントなポスト・ロック的な音に始まり、ダークなサウンドやサイケデリックなヴォーカルを聴かせて、壮絶なノイズに終わるだと言う事だ。

2008年に結成した、英国 England国(Country) Surrey州(County) Greater London行政区画(Council) Kingston市の3人のバンド。

本作は2014年 (February 24th, 2014) にCDとデジタルはオランダの BURNING WORLD RECORDS からリリースの1stアルバム。5曲(46:28)。アナログ盤とカセット・テープは英国の BLACK BOW RECORDS からリリースされる。本作は、CONAN のシンガー Jon Davis の SKYHAMMER STUDIO で、スタジオの共同所有者の Chris Fielding によって録音された。Chris Fielding は WINTERFYLLETH, ELECTRIC WIZARD, NAPALM DEATH, SEPRENT VENOM 等も録音している。
LABEL: BURNING WORLD RECORDS (オランダ)

Soundcloud試聴・本作1曲目(一部カット) Bandcamp試聴・本作2曲目(ライヴ録りデモ・ヴァージョン)
Youtube試聴・本作3曲目

(コメント:犬丸)

SHABDA - tummo 全曲試聴

DOOM / HINDU DRONE / EXPERIMENTAL METAL

ダウンテンポのドローン・メタルにトラッドを取入れたバンド。トラッドと言ってもヴァイキングでもアイリッシュでもない。ポルカでもアメリカーナでもない。ヒンドゥー(インディアン)だ。ラウドな部分はエクスペリメンタルなスラッジの様でもある。シタールが表に出るの部分はプログレっぽいが、リズムや音階が希薄なパートもある。写真を見るとシタールはシンセではなく本物。女声のシタール/シンセ奏者と男性のラップトップ奏者、ギター/ベース奏者の3ピース。

2012年に結成した、イタリアの3人のバンド。3人とも元THEE MALDOROR KOLLECTIVEという事だが名前が合わない。調べると、THEE MALDOROR KOLLECTIVEのKeyboards/ProgrammingのEva LaCroixとこちらのSitar/SynthsのAnna Airoldiは同一人だと判った。Samples/KeyboardsのJD LaCroix (別名Kundahli)がこちらのLaptop/Percussions/TablaのMarco Castagnettoだ。しかし後1人は?、、、これが難問でTHEE MALDOROR KOLLECTIVEのベースと言えばスウェーデンのNordvargr (Henrik Bjorkk)のはず。こちらのGuitar/BassはRiccardo Fassone。変名にしても変。

本作は2014年(3 Febuary 2014)にイタリアのARGONAUTA RECORDSからリリースされた2ndアルバム。3曲(46:02)。
LABEL: ARGONAUTA RECORDS (イタリア)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

MOON COVEN - amanita kingdom

STONER

スローだがグルーヴ感のあるサイケデリックなストーナー。DOZERやSLEEP程度にオールド・スクール。極端なダウン・テンポはなく、ややダイナミックな音で、常にノリの良いグルーヴがある。ヘヴィー・ロックとも言えるが、ハード・ロックでもある。80年代位のサイケデリックなプログレ・ハードや、ブルージーで多少ファンキーなノリのストーナーと言ったテイストもある。

2012年夏にWANING MOONの名前で結成した、スウェーデン Malmö/Jönköping市の5人のバンド。2013年8月(以後)までは本作の告知もアートワークのロゴもWANING MOONの名前になっていたので、2013年の終わり位に改名したようだ。

本作は2014年(28 January 2014)にスウェーデンのTRANSUBSTANS RECORDSからリリースされた1stフィジカル・リリース。アルバムともEPとも書かれているが、5曲(34:20)はミニアルバム位だろうか。WANING MOONの名前で2013年(30 July 2013)にデジタル・リリースしたEP(1トラック)もそのまま含んでいるようだ。
LABEL: TRANSUBSTANS (スウェーデン)

Bandcamp試聴
Favtube試聴

(コメント:犬丸)

KENNEDY VEIL - trinity of falsehood

DEATH METAL

オールド・スクール・デス・メタル。DEICIDEの延長線で、それと比べ、重点をダークネスから少しエクストリーム寄りに移した、ブルータル・デス。

2009年に結成した、米国 California州 Sacramento市の4人のバンド。ドラマーは2013年以後のDECREPIT BIRTHのツアーに参加している。

本作は2014年(January 21st, 2014)にリリースされた2ndアルバム。11曲(32:33)。新加入のシンガーの第1作目。1stはデジタル・リリースのみであったので、フィジカル・リリースは本作が初めてになる。
LABEL: UNIQUE LEADER (USA)

Reverbnation試聴

(コメント:犬丸)

ELEVATORS TO THE GRATEFUL SKY - cloud eye 全曲試聴

DOOM / HEAVY ROCK / SLUDGE / STONER

ヘヴィー・ロックとサイケデリック性の強いドゥーム・メタル。加えて、ファズロック、ノリの良いストーナー、叙情性、オールディーなロックンロール(ロケンローと言った方が良さそうなタイプの音)、ブルーズ・ロックも取込んだ、間口の広いロックでもある。間口が広いだけに、曲によって音楽性にばらつきがあるが、バラエティーがあって良いのかも知れない。

2011年に結成した、イタリア Sicily州 Metropolitana di Palermo市(Comune)の4人のバンド。

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本作は2013年(December 11th, 2013)にスウェーデンのTRANSUBSTANSからリリースされた1stアルバム。12曲(43:18)。
LABEL: TRANSUBSTANS RECORDS (スウェーデン)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

COFFINS - ancient torture

DEATH METAL / DOOM METAL (JAPANESE ARTIST)

ドゥーミー・デス・メタル。最悪のバンド。本作には、2005年から2009年までの間に公表された、アルバム以外の全音源が、新しいものから順に収録されている。この中では一番新しい2009年の音源(録音は2008年9月)で始まるが、いきなりノイズの嵐。ミドル・テンポからスロー。ダークだがそれ以上にダーティー。いわゆるノイズ(・ミュージック)というジャンルではないが、ノイジーを通り越してノイズだな、これは。低音成分もあるぶりぶりしたノイズで凶悪。ヴォーカルも悪い。げろを吐いているようだ。インパクト絶大でうっとりしました、、、。

1996年Bungo Uchinoが結成した東京のバンド。

本作は2011年(February 14th, 2011)に米国のDEEPSEND RECORDSからリリースされた2枚組編集盤。彼らの活動はマニアックあるいはアンダーグラウンド精神に満ちていて、バンド暦も長くスプリット作品等が極めて多数あるにもかかわらず、単独アルバムは4作しかない。本作はその4枚のアルバムには含まれないコンピレーション作品だが、スプリットを中心とした活動の集大成的なものになっている。
2009年のアナログ盤のシングル"WARHEAD"の2曲(多分2005年のEP "sacrifice to evil spirit"のボーナス収録の2曲と同じ音源?)
2005年のMALA SUERTEとのスプリットのアナログ盤から1曲
2007年のOTESANEKとのスプリットのアナログ盤から3曲
2007年のOTESANEKとのスプリットのアナログ盤から1曲
2007年のARM AND SWORD OF A BASTARD GODとのスプリットから3曲
2007年のANATOMIAとGRUDGEとの3ウェイ・スプリット"d.d.d.h. - doomed to death, damned in hell"から4曲
2007年にLAND O'SMILESからアナログ7インチ5枚組でリリースされたコンピレーション作品"pharmacopoeia"から1曲
2008年のXXX MANIAKとのスプリットから2曲
2008年のSKULLHOGとのアナログ盤のスプリットから2曲
2009年のSPUN IN DARKNESSとのアナログ盤のスプリットから1曲
2009年のLOBOTOMIZEDとのアナログ盤のスプリット"eat your shit / lobotomized"から1曲
本作には以上の21曲を収録している。
"pharmacopoeia"以外の作品をリリースしたレーベルはEncyclopaedia MetallumのCoffinsのページで確認できる為省略しました。

こちらは3014年にオランダのHAMMERHEART RECORDSからリリースされた再発。
LABEL: HAMMERHEART RECORDS (オランダ)

Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

DEMON EYE - leave the light 全曲試聴

HEAVY ROCK / DOOM

かなり純粋にブルージーなヘヴィー・ロック。アップ・テンポでラウドでグルーヴィー。ラウドだがエクストリームではない。演奏に軽&重とファスト&スローの変化はあるが、ブルーズ・ロックとドゥーム・メタル以外の要素がほとんど入り込まないのでストレート。常にノリ良く、展開も単純(一直線な感じ)。

2012年に米国 North Carolina州(State) Wake郡(County) Raleigh市で結成した、4人のバンド。

本作は2014年(January 24th, 2014)にオランダのSOULSELLER RECORDSからリリースされた1stアルバム。11曲(46:13)。
LABEL: SOULSELLER RECORDS (オランダ)

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

CORPSESSED - abysmal thresholds 全曲試聴

BLACKEND DEATH METAL

重低音の利いたダークなデス・メタル。コンセプトがLovecraftでオカルティックな音も入るが、圧倒的にダイナミックな音だ。ブラストのアグレッシヴなパートでも、ダークネスを失わない。同時にDARK DESCENTから発売されるLVCIFYRE同様の、咆哮が地底から響いてくるようなダークでパワフルなヴォーカル。ブラック・メタルにも近い音色。音色はほぼ一定で、スピードやリズムの変化のある展開で、雰囲気は統一されていてなおかつ単調でも無い。

2007年に結成した、フィンランド Uusimaa県(行政区) Järvenpää市の5人のバンド。
ウィキメディア・コモンズ - ヤルヴェンパー駅 この駅には1時間に2本の列車が止ります。

本作は2014年(February 4th, 2014)に米国のDARK DESCENTからリリースされた作品。既に1st EPに曲を追加してアルバムとした作品があるが、オリジナルのアルバムとしては本作が1stになる。10曲(46:57)。
LABEL: DARK DESCENT (USA)

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

TRUCKFIGHTERS - universe 全曲試聴

STONER

聴き終えた後、メロディーとテイスティーな音がいつ迄も頭の中に残る。あまりヘヴィーではなく、どちらかといえば軽い音で、ダウン・テンポなタイプではなく、疾走感のある曲が多い。軽いサイケデリアとブルーズの要素、多少の田舎臭さがある。ほとんどダークネスはなく、全般にやや明るさもある。異常な所が無いが、しかし、大変ディープな味わいのあるバンドだ。常にグルーヴ感が強く、また、メロディックだが少し物悲しいメロディーが多く、ファズ・ロック、デザート・ロック、サザン・ロック等のテイストが強い。スウェーデンのバンドだが、かなりアメリカーナなサウンドだ。ヴォーカルは一応クリーン・ヴォイスの入ると思われる、大変素直な発声と歌い方。結局、素材(メロディー)と仕上げ(展開等のアレンジ)が秀でているのだろう。演奏も安定感が強い。

2001年に結成した、スウェーデン Örebro県の3人のバンド。

本作は2014年(24 Jan 2014)にリリースされた4thアルバム。7曲(44 min 21 sec)。
LABEL: FUZZORAMA (スウェーデン)

Mfmf!Facebook Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

LVCIFYRE - sun eater 全曲試聴

BLACKEND DEATH METAL

ヘヴィーなダークネスを追及している感じの、ダークなグルーヴに満ちたデス・メタル。ブラストのアグレッシヴなパートでも、なおかつダークネスを失わない。ちょっとくぐもった咆哮が地底から響いてくるような、雰囲気満点のヴォーカル。これはブラック・メタルにも近い。ブラストからミドル・テンポの範囲内であり、方向性からすれば同じ様な曲が並んでいるが、展開やヴォーカルと演奏に変化をつけ、工夫を凝らした音を入れる等、1曲ごとに丁寧に仕上げている。

2007年に当初2人で結成した、英国 England国 Londonの4人のバンド。

本作は2014年(January 21st, 2014)に米国のDARK DESCENTからリリースされた2ndアルバム。9曲(49:12)。ゲスト・ヴォーカルはポーランドのブラック・メタル・バンドCULTES DES GHOULESのヴォーカリストが5曲で声を入れている。
LABEL: DARK DESCENT (USA)
* なお英語のUとVは同じ。同じは言い過ぎだけど元は同じ文字だったのと違うかなあ。従ってバンド名LVCIFYREはLUCIFYREと同じ。本作のタイトルも"svn eater"と書かれているときもあり、表側のアートワークでは"svn eater"になっていそうだ。

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

HOLLOW LEG - instinct 全曲試聴 (曲順無茶苦茶)

DOOM / SLUDGE / STONER

スローで重いドゥーム。ヘヴィーだが常にグルーヴィー。ギターのファズが強め、と言うよりノイジーでスラッジ要素も強い。がそれを上回って、サイケデリックな旋回するグルーヴ感、ギターの特徴のあるメロディーやサイケデリックなリフ、加速していく展開など、本格的なサイケデリック・ストーナー/ヘヴィー・ドゥームの魅力を持っている。ENCYCLOPAEDIA METALLUMでメンバーの写真(2人)を見た時はヤバイ(悪い意味です)と思ったが、これが以外にもすごくヤバイ(良い意味)。EYEHATEGOD×SLEEP位の方向性。

2008年に2人で結成した、米国 Florida州 Jacksonville市のバンド。その後、VICTORY RECORDSから3枚ほどアルバムがあるハードコアバンドBLOODLET(解散済み)のメンバーが参加して4人編成になっている。

本作は2010年(November 9th, 2010)に自主リリースした1stアルバム。
その後2013年にLAST ANTHEM RECORDSから2ndがあるが、今回、1stアルバムが2014年(3 Febuary 2014)にイタリアのARGONAUTA RECORDSから正式リリースされた。10曲(53:01)。
LABEL: ARGONAUTA RECORDS (イタリア)

Reverbnation全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。現在プレーヤーに収録されている12曲の内Cry Havoc以外が本作の録音です。しかし曲順が無茶苦茶です。それと、1曲多いのは同じ曲が2回入っているためです。やる事はかなり適当な感じです。

(コメント:犬丸)

KHORS - mysticism 全曲試聴

BLACK METAL

哀愁のメロディーと様式美的な整ったサウンドが美しい。ウクライナのペイガン・ブラック・メタル。残念ながら前作が全く売れていないので入荷は予定していませんが、聴いてみて下さい。

2004年に結成したウクライナのバンド。

今までに5作ありますが、本作は2008年にリリースされた3rdアルバム。代表作かもしれません。本作は今迄に米国、英国、フランス(OSMOSE)、ロシア(IROND RECORDS)の合せて6つのレーベルから3つのフォーマットで発売されていましたが、今回2014年に初めて本国盤が発売。
LABEL: SVARGA MUSIC (ウクライナ)

Mmusicmp3全曲試聴

(コメント:犬丸)

SIGH - scorn defeat 2cd 全曲(オリジナルの全曲)試聴

BLACK METAL (JAPANESE ARTIST)

1stアルバムのリマスター2枚組再発。最近の作品はブラック・メタルという言葉では表しきれないが、本作はブラック・メタルだ。正統的なブラック・メタルのサウンドやそれを踏まえたシンフォニックなキーボードの荘厳な響き、クラシック音楽的なピアノやダークなホラー・テイスト等が聴き所になっている。

1990年に結成した、東京の4~5人のバンド。

本作は1993年にノルウェーのDEATHLIKE SILENCE PRODUCTIONSからリリースされた1stアルバム。オリジナルは7曲(43:11)。

こちらは2014年にオランダのHAMMERHEART RECORDSからリリースされたリマスター2枚組再発。
DISC 1はリマスターした1stアルバム"scorn defeat"のほかにEP "REQUIEM FOR FOOLS"の3曲とKAWIRとのSPLIT EPの2曲を追加して12曲収録。
DISC 2には、未発表のVENOMの"black metal"のカヴァー、1994年に日本のEVIL RECORDSからリリースされたコンピ"far east gate in inferno"参加の1曲、1996年にオランダのVINYL COLLECTORSからリリースされたアナログLP盤"scorn defeat"のボーナス・トラックの2曲(VENOMの"seven gates of hell"とMAYHEMの"carnageのカヴァー)、1990年6月のスタジオでのリハーサルを収録したSIGHの(多分)最初のデモで同月発表の"desolation demo"の3曲、1991年にWILD RAGS RECORDSからリリースされたカセットEP"tragedies"の発表前の"tragedies rough mix"の4曲の合計11曲を収録。
"tragedies rough mix"の4曲は1990年作品として記録されている"tragedies demo"と同じ物かも知れない。以上のトラック・リストを見る限り、収録曲目は2011年(July 19th, 2011)に米国のDEEPSEND RECORDSからリリースされた2枚組再発(新アートワークのデジパック)と同じ。今回のリリースはジュエルケース(プラケース)だが、おおよそはアートワークもDEEPSEND RECORDSと同じようだ。
LABEL: HAMMERHEART RECORDS (オランダ)

Youtube全曲試聴(オリジナルの7曲のみ)

(コメント:犬丸)

GOREVENT - worship paganism re-issue 全曲試聴

DEATH METAL (JAPANESE ARTIST)

日本のSLAMMING BRUTAL DEATH METAL。ゲロゲロ・ヴォイスのスラミング・デス。ブラストや変拍子から、這いずり回るような強烈なビート・ダウン・パート。テンポ・チェンジを伴った多様な展開が聴き所を盛り上げる。

2004年に結成した、新潟の5人のバンド。

本作は2010年(February 25th, 2010)に千葉県のMACABRE MEMENTOS RECORDSからリリースされた2ndアルバム。7曲(27:59)。
こちらは2014年(14 January 2014)に日本のBLOODCURDLING ENTERPRISEからリリースされた再発盤。
LABEL: BLOODCURDLING ENTERPRISE (JAPAN)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

GLOSSECTOMY - impediments from dysplasia 全曲試聴

JA-DEATH METAL / GOREGRIND

日本のSLAMMING BRUTAL DEATH METAL。速い目から遅い目までのミドルテンポ中心のスラミング・デス・メタル。日本のそのサウンドの草分けのようなバンド。演奏はテクニカルでタイト。ヴォーカルは激烈ゴアグラインダーVISCERA INFESTのシンガーによる超ガチュラルで、中音中心のびーびーヴォイス。

2001年に結成した、東京の4人のバンド。メンバーは、ベース/ヴォーカルHiromasa Miyoshi (VISCERA INFEST, ex-TREMENDOUS TERROR). ヴォーカルEizo Asakura (VISCERA INFEST), ドラムズTakiya Terada (VAGOTOMY, BUKKAKE RIOT, ex-GRIDLINK), ギターKeisuke Okada (DISCONFORMITY, ex-GRIDLINK)。

本作は2014年(14 January 2014)に日本のBLOODCURDLING ENTERPRISEからリリースされたEP。 Bazooka Studioで2002年に録音され、6曲(10:41)。
LABEL: BLOODCURDLING ENTERPR (JAPAN)

Bandcamp全曲試聴全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

PHOBONOID - orbita 全曲試聴

BLACK METAL

基本的にはノイジーなサウンドなのだが、不思議な事に透明感を感じさせる。コールドでダークでノイジーな音に、轟音的な迫力を持たせたり、ポストロック的な浮遊感を持たせたり、スペーシーな広がりを持たせたりして展開。場面場面の音の質感の違いも大きく、展開も大胆で極めてドラマティック。一応、2曲を除いてヴォーカルはあるが、感覚的にはインストに近い。音作りと展開・構成は、鮮やかなマジックを見ているような、職人的(アーティスティック)な作品だ。

2012年にスタートしたイタリア Trentino-Alto州 Lagorai市のMichele Stoccoによる一人バンド。

本作は2013年(14 November 2013)にイタリアのDUSKTONEからリリースされたデヴュー EP。7曲(20:03)のコンセプト・アルバム。
LABEL: DUSKTONE (イタリア)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

DANG - tartarus: the darkest realm 全曲試聴

PROGRESSIVE METAL / DOOM

メタル色やプログレ色が濃いので、価格設定まではしていますがアビスでは扱わない見込みです。それなりの内容なので試聴を貼っておきます。

米国 NC州 Lenoir市の4人のバンド。

2014年(27 January 2014)にリリースされた1stアルバム。7曲(03 January 2014)。
LABEL: NO REMORSE RECORDS (ギリシャ)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

MYOCARDIAL INFARCTION - revitalization of the perniciousness 全曲試聴

DEATH METAL (JAPANESE ARTIST)

日本のSLAMMING BRUTAL DEATH METAL。ドラマーはex-INTESTINE BAALISM。テンポの変化も多いテクニカルなサウンドに、中低音の超ガチュラルが嵐の様に吹きすさぶ。ダークでゴアなSEも入る。

2012年に結成した、東京の5人のバンド。

本作は2014年(14 January 2014)に日本のBLOODCURDLING ENTERPRISEからリリースされた1stアルバム。14曲(39:4)。
LABEL: BLOODCURDLING ENTERPR (JAPAN)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

CRUEL HAND - prying eyes

NEW YORK STYLE HARDCORE

MADBALL × SUICIDAL TENDENCIESの熱いハードコア。伝統的なニュー・ヨーク・ハードコアと80年代のウエストコースト・スラッシュコアのサウンドを中心に、トラディショナルなハードコアのテイストもミックスした、新ニュー・ヨーク・スタイル。SUICIDAL TENDENCIES辺りを聴く人も、TERRORの様なエクストリームな音を聴く人も、さらにはファストコア辺りを聴く人をも、等しく熱くするようなサウンドだ。

2006年に結成した、米国 Maine州 Portland市の5人のバンド。

本作は2008年(LP: Nov 4, 2008 / CD: Oct 14, 2008)にリリースされた2ndアルバム。12曲(23:11)。
LABEL: BRIDGE NINE RECORDS (USA)

MyFreeMP3試聴
MyFreeMP3はアルバムとしてまとめたものではなく、検索なので無関係のものが混ざる場合があります。
MyFreeMP3は音源が豊富でYouTubeより動きが良いので私は重宝していますが、MyFreeMP3使用中にMedis playerのヴァージョンアップを薦めるページが別タブで表示される事があります。これは欧州最大のフリー・ソフトのダウンロード・サイト"Softonic"の日本語版です。標準状態のままでダウンロードやヴァージョンアップをすると同社のツールバーがインストールされたりブラウザのホームページが同社のものに変わるため、お勧めできません。
窓の杜NEWS(11/03/02) ダウンロードサイト“ソフトニック”のソフト配布方式に一部作者より懸念の声

(コメント:犬丸)

FORBIDDEN - twisted into form 全曲試聴

THRASH METAL

緻密な構成。同時入荷予定のDARK ANGELの2ndアルバム"darkness descends"と聴き比べれば違いは歴然。音楽的な整合性が高く、メタルとして聴いても十分な内容を持っている。ヴォーカルは高音と言う点だけは同様。かなり爆発的な歌い方ではあるが、こちらはずっとメタル声だ。スラッシュメタルに違いないが、メタルとしての評価が中心になる作品だ。

1985年にFORBIDDEN EVILの名前で結成し、ブラック・メタルとの誤解を避けるため1987年にFORBIDDENに改名した、米国 California州 San Francisco市(City and County:第2層地方自治体County=郡に相当するが第3層City=市がない)のバンド。1997年に解散した。SLAYERに加入したPaul BostaphやMACHINE HEADに加入したRobb Flynnが在籍していた。2001年にはFORBIDDEN EVILとして短期間、2007年にはFORBIDDENとしてフルタイムで再結成。

本作は1990年(March 30th, 1990)にCOMBAT RECORDSからリリースされた2ndアルバム。オリジナルは9曲(41:09)。ENCYCLOPAEDIA METALLUMのレヴュー評価8件で平均が96の高得点作品(2014年01月01日15:49データ取得)。
LABEL: COMBAT RECORDS (USA)
* 今回入荷は2011年再発盤のアルゼンチン盤のDEL IMAGINARIO DISCOSの予定です。1989年のライヴ音源追加収録。

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

DARK ANGEL - darkness descends 全曲試聴

THRASH METAL

体力に物を言わせた、どんどん高揚するだけの爆走スラッシュ。スラッシュコアではなく、スラッシュメタルには違いないのだが、高速の曲(大部分の曲)ではメタルとしての音楽性が感じられない。また、本作はオリジナル・シンガーDon Doty参加の最後のアルバムでもあるが、彼のやや高音の叫び声的咆哮は知性によるコントロールが感じられない。1986年の作品であり、音質的には不利な面があるが、それでもENCYCLOPAEDIA METALLUMでは、20のレヴューの平均点が90の高得点を得ている(2014年02月03日18:11データ取得)。

1983年に結成した、米国 California州 Downey市のバンド。1992年解散後、2002年再結成していたが、紋々のシンガー(3r以後)のRon Rinehartが脊髄を痛め、療養しないと歩くことも出来なくなるので2005年解散。ある程度回復したのか2013年にヴォーカリストRon Rinehartで再結成。3rdアルバム"Leave Scars"のメンバー5人で復活して、回数限定らしいが2014年もライヴを予定している。

本作は1986年(November 17th, 1986)にCOMBAT RECORDSからリリースされた2ndアルバム。
LABEL: COMBAT RECORDS (USA)
* 今回入荷はアルゼンチン盤のCENTURY MEDIAの予定です。

MusicMP3全曲試聴

なお、Don Dotyの消息はほとんど聞かれなくなっていたが、2013年にELIMINATEと言うバンドに参加したらしい。彼以外のメンバーはSasha Horn (FORBIDDEN, Ds), Scott Owen (HIRAX, Gr), Henry Elizondo (DEVASTATION, Gr), John Signorelli (SUBVERSION, Bass), 参加予定Mitch Harris (NAPALM DEATH, 現在は作曲のみ関与)という、いわゆるスーパー・バンドだ。

(コメント:犬丸)

巨人大虐殺 (GIANT MASSACRE) - muhaka 全曲試聴

DEATH METAL / GOREGRIND

必殺の凶悪ゴア・ヴォイス攻撃。ガチュラルで、下水管ごぼごぼヴォイスと同類と言う事になろうが、そのような低音ではない。中低音と中音ぐらいを使い分けるびーびーヴォイスのタイプ。低音化した豚の鳴き声と普通の豚の鳴き声位の感じ。ブルデスとして紹介されている事が多いが、モダンなエクストリーム・サウンド好きよりマニアが狂喜するサウンド。ゴア・グラインド好きにも。

2012年結成、日本/米国の4人のバンド。ex-GUTTURAL SECRETEのベース、DEVOUR THE UNBORNのギターとドラムズが米国人、ex-EARDRUMのヴォーカリストが日本人。

本作は2014年(January 14th, 2014)に日本のAMPUTATED VEINからリリースされた1stアルバム。8曲(30:02)。LABEL: AMPUTATED VEIN (JAPAN)

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全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

HECATE ENTHRONED - virulent rapture 全曲試聴

BLACK METAL

ダークでややメロディックなブラック・メタルだが、エクストリームなデス・メタルにも近く、ブラストで疾走する部分が多い。その中にコールドなパートやゴシックのような不穏な雰囲気も取入れた展開。ファスト・パートが多い事もあり演奏は低音を効かせた音ではない。ファスト・パートではやや甲高いシャウト・ヴォーカル。従ってエクストリーム感は強いものの、音がやや軽い印象だったかも知れない。本作ではフットワークは軽い(展開が早い)が、勢いと同時にダイナミックな感覚も出している。かなり欲張りで充実した音を出しているが、極端な方向性が無いので日本での支持は薄いようだ。Encyclopaedia Metallumのレヴューの評価点数は安定しているが、レヴュー数が少ない。

1993年にDAEMONUMの名前で結成して、1995年に現在の名前になった、UKイングランド国(Country) Greater Manchester都市州(Metropolitan County) Manchester市(City)/Bolton市(Town)/ UKウェールズ国(Country) Clwyd県(Preserved County) Wrexham市(Town)のバンド。

本作は3013年(November 25th, 2013)に英国CRANK MUSIC GROUPからリリースされた5thアルバム。11曲(55:28)。新加入のシンガーElliot Beaverが参加した最初のアルバム。初代シンガーはex-CRADLE OF FILTHだった。6人編成。ゲスト(女声ソプラノ)はex-CRADLE OF FILTH(1996-2009年)のSarah Jezebel Deva(1曲)。
LABEL: CRANK MUSIC GROUP (UK)
* このレーベルはフィンランドのINVERSE RECORDSがディストリビュート元(流通元)。

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(コメント:犬丸)

DAWN OF TEARS - act iii: the dying eve

DEATH METAL

臭いメロディック・デス・メタル。ピロピロギターの早弾きやキーなど加えたフル装備サウンドでメロディックにフル疾走。メロディーが高速で上がり下がりしてサーカスのようにすごいスリル満点でエキサイトしてしまうだろう。かなり臭臭メロデスとして、純潔度が高い作品。

1999年に結成した、スペイン Madrid州 Madrid市の4-5人のバンド。

本作は2013年(October 31st, 2013)にリリースされた2ndアルバム。9曲(45:12)。メンバーは4人。HAEMORRHAGEやAVULSEDのエンジニアをしていたAlberto Searaがプロデュースした。
LABEL: INVERSE RECORDS (フィンランド)

Facebook試聴・コメント制作時点ではUPされている曲の内"A Cursed Heritage"と"Present of Guilt"が本作1曲目と2曲目です
Youtube試聴・本作5曲目
Youtube試聴・本作6曲目
Youtube試聴・本作8曲目
Youtube試聴・本作9曲目
MusicMP3試聴・1stの全曲

(コメント:犬丸)

WOEBEGONE OBSCURED - marrow of dreams 全曲試聴

BLACKEND DEPRESSIVE DOOM METAL

思いっきりコールド。轟音寄りのフューネラル・ドゥーム。常にスローでダークでずっしりとしたヘヴィー・サウンド。うめいて這いずり回るようなヴォーカル。ギターはノイジーで轟音に近い(やや不協和音多い目)が、効果音的にはアコースティック・ギター等も入る。曲の前後などに、あるいは中間部に異なった音色の部分や効果音を入れて変化はつけてあるが、基本的には全編を通して演奏もヴォーカルもただただフューネラル・ドゥームそれのみ。当たり前だけど、この音が好きな人はこの作品が好き、と言うのが結論。

2003年に結成した、デンマーク Midtjylland地域(region) Århus市の4人のバンド。

本作は2013年(13 December 2013)にリリースされた2ndアルバム。5曲(1:19:21)。本作のメンバーは3人。
LABEL: I VOIDHANGER RECORDS (イタリア)

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(コメント:犬丸)

TRIPPY WICKED AND THE COSMIC CHILDREN OF THE KNIGHT - underground 全曲試聴

HEAVY ROCK / STONER / BLUES ROCK / DOOM

ゆっくりと聴いていられる、丁寧に仕上げられたブルージーなヘヴィー・ロック。音は極端ではないが、各パートごとに1音1音味わいのある音が積み重ねられている。音そのものの良さだけでも何時までも聴いていたくなる内容だが、メロディーもまた味わい深い。ヴォーカルは中音の柔らかい声で癖がなくストレートだが、コーラスを重ねるなどして程ほどの厚みと丸みを持たせていて、これも至上の味わい。素材(曲)・演奏・アレンジやサウンド・プロダクション等、全般にわたって質が高い。

2006年に結成した、UKイングランド国 Hertfordshire州 St. Albans市/Knebworth市の3人のバンド。

本作は2013年(DOWNLOAD:September 13th, 2013 / CD:2 2 2014)にメンバーのレーベルからセルフ・リリースしたEP。5曲(30:05)。本作以前にフル・アルバムが4作ある。
LABEL: SUPERHOT RECORDS (UK)

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おまけ:SoundcloudでCHURCH OF MISERY、WEEDEATER、SLEEP、OLD MAN GLOOMのアコースティック・カヴァーを公開しています。これはかなりブルージーな感じ。
Soundcloud試聴(こちらでアコースティック・カヴァーを公開しています)

(コメント:犬丸)