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(お知らせ:犬丸)

新しいURLです。
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DAMNATION A.D. - kingdom of lost souls

STRAIGHT EDGE HARDCORE / METALCORE

90年代のエッジ・メタル。ミドル・テンポ中心の重圧感のあるサウンド。
メタリックなギターは最近のバンドと比べればシンプルで地味な感じだが、叙情的なメロディーやダークなメロディー等もあって、印象に残る。
ヴォーカルは抑え気味の歌い方。全体としてもダークでヘヴィーな、ごつごつしたサウンド。
人脈面ではエモコア (DISCHORD 方面) やニュー・ヨーク (SYRACUSE 方面) と繋がりがあり、地味な音ながらオールド・スクール・ミーツ・ニュー・スクールな音楽性で、どの方向にも発展可能な要素を感じさせる。

前身となる DAMNATION は1992年に米国 Columbia特別区(District of) Washingtonで、 WORLDS COLLIDE 解散後にそのギタリスト/作曲担当だった Ken Olden が、シンガーの Mike McTernan とスタジオ・プロジェクトとして始めた。
当時のシングルでは Olden がドラムズも担当している。
1995年に1stを出すことになる JADE TREE RECORDS と契約後、新メンバーを迎え、同名のバンドがあるため DAMNATION A.D. に改名した。
なお、 Mike McTernan の兄弟 Brian McTernan は ex-BATTERY のシンガーであり、 SALAD DAYS スタジオを所有し、 TEXAS IS THE REASON, DUCKY BOYS, CAVE IN, DARKEST HOUR, SET YOUR GOALS 等多くのバンドをプロデュースしている。もう一人の兄弟 Peter は GOOD CLEAN FUN のドラマーをしていた。
1998年に解散。
Ken Olden は1997年に BETTER THAN A THOUSAND の結成に参加、 Mike McTernan は後に WHEN TIGERS FIGHT に参加。
2007年に再結成。
DARKEST HOUR, EARTH CRISIS 等との繋がりにより、3rdアルバムは2007年に VICTORY RECORDS からリリースされた。

本作は1998年にリリースされた2ndアルバム。10曲。
本作のアートワークを担当している Jason Farrell は ex-SWIZ, BLUETIP のギタリストで、 DISCHORD RECORDS のグラフィック・デザイナーとして FUGAZI, EVENS, LUNGFISH, JAWBOX 等多くの仕事をしている。
LABEL: REVERATION RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作9曲目"Wait For a Day" Youtube試聴・本作10曲目"Circles"

(コメント:犬丸)

LONGEST WAR - year one

NEW YORK HARDCORE / METALCORE

迫力を感じさせる重量感と勢いを両立させた音に、ブレイクダウンを取り込んだメタリックなハードコア。モッシュコアと言う面もあるが展開は多い目で、ザクザク感、ごつごつ感、疾走感と、モッシーなパートが組み合わされ、それなりに変化に富んだ内容・展開になっている。
ヴォーカルは高音だが声が細くは無く、結構パワフル。
ギターはメタリックでグルーヴもあり。
リズムも変化があってダイナミック。
曲・音楽性はかなりオーソドックスで90年代のメタルコアの延長線上。

LONGEST WAR は2014年に米国 New York州 Buffalo市で結成した。
メンバーは CHOKEHOLD の Chris Logan, SLUGFESTとDESPAIRの Matt Dente (Matt Denty), DESPAIRの Brian Fligger, ACHILLES の Rob Antonucci, UNION の Mike Jeffers の5人。

本作は2016年(April 9, 2014)にリリースされた編集盤CDEP。7曲。
本作には、2014年に米国/カナダのPRESS GANG RECORDS からリリースされたアナログ7インチ盤 "longest war" の全曲5曲と、2016年に PRESS GANG RECORDS と米国の STATE OF MIND RECORDINGS から共同リリースされた "OLD GHOSTS / LONGEST WAR" のアナログ7インチ盤スプリット "old ghosts / longest war" から LONGEST WAR の分の音源2曲を収録している。
LABEL: BLASPHEMOUR RECORDS (USA)

bandcamp試聴・アナログ7インチ盤 "longest war" の全曲5曲 (こちらのCDの1曲目から5曲目まで)
Youtube試聴・OLD GHOSTS / LONGEST WAR スプリットから LONGEST WAR のトラック2曲の内1曲だけ

(コメント:犬丸)

DEATH - scream bloody gore 2cd (2016 re-issue)

DEATH METAL

ドラムをガンガン叩いて激走するスラッシュ・メタルに、えづいた様なデス・ヴォイスを乗せた、デス・メタルの直接の先祖。
一番注目されるのがヴォーカル。グロウルと言って良さそうだが、ゴアグラインドのガチュラル程ゴボゴボではないもののガチュラルと区別しにくい感じもあり、スクリームかシャウトのような感じもある。これはピッチシフターなど使わない自然なものだ。
後期に向かっては、彼らはあまりグロウルを使わなくなる。
ギターもその活躍が大きい。スラッシングしていて、不穏なメロディーも聴かせ、また、メタルとしての聴き所も多い。
彼らの後に続いたグロウルの興隆やジャンルとしてのデス・メタルの発展に、どこか彼らは一線を画していたように見える。デス・メタルの扉を開いた彼らだが、3rdあたりからは変則リズムの導入などもあり、テクニカルなスラッシュ・メタルと言う方向に向いていく。

前身となるバンド MANTAS は1983年に米国 Florda州 Altamonte Springs市で結成した。
結成メンバーは Kam Lee (Drums, Vocals, 1985年まで参加), Rick Rozz (Guitars, 1985年までと1987-1989年の間参加), Charles "Evil Chuck" Schuldiner (Guitars, occasional vocals, 解散まで参加) の3人。
Kam Lee は現在は GROTESQUERY に参加、 Rick Rozz は MASSACRE の第1期(1984-1987)・第2期(1989-1992)・第3期(1993-1995)・第5期(2011-2014) に参加している。
MANTAS は1984年に DEATH に改名し、2001年にリーダー Chuck Schuldiner が脳腫瘍で死亡し、バンドは解散した。

本作は1987年(May 25, 1987)に米国の COMBAT RECORDS よりリリースされた1stアルバム。
オリジナル・アナログ盤LPは10曲(37:51)。CDはボーナスとして2曲追加されていて、12曲収録していたが、インレイカードの表示は10曲だった。
バンド・メンバーは Chuck Schuldiner (Guitars, Vocals, Bass, 全曲の作曲), Chris Reifert (Drums) の2人。
アルバム・カヴァーには John Hand (rhythm guitar) がクレジットされているが、本当は脱退済みで、録音には加わっていない。
ドラムズの Chris Reifert は1986年に DEATH に参加し1987年に脱退しているので、録音への参加は本作のみ。その後彼は1987年に AUTOPSY の結成に参加し、現在もそのメンバーだ。
本作の録音は1986年11月に L.A. の MUSIC GRINDER で行われた。
プロデューサーは Randy Burns と Chuck Schuldiner 。

こちらは2016年(May 20, 2016 )にリリースされた再発盤。
CD はオリジナル・テープから Alan Douches がリマスターしたアルバムに、未発表録音とデモ音源を大量 (a plethora of) に追加収録した2枚組仕様。
ライナーノーツには Chris Reifert, Max Cavalera, Randy Burns の書下ろしを追加掲載。
LABEL: RELAPSE RECPRDS (USA)

Youtube試聴・本作2曲目 "Zombie Ritual リマスター"
Youtube試聴・本作旧マスター全曲(12曲)
Youtube 試聴では音の方はあまり確かな事が判りませんが、このリマスターって高音のエコーが多くありません? そんなに良くなってるかなあ?と言う感じ。

(コメント:犬丸)

IT LIVES, IT BREATHES - silver|knights 全曲試聴

ELECTRONICORE / MELODIC METALCORE / SCREAMO / POST-HARDCORE

ナチュラルで聴きやすいメロディック・エレクトロニコア。メロディックなエモコアやスクリーモがベースにある。
音のはじける激しさを追求するバンドではなく、メロディーの良さを最大限引き立てるような気の利いたアレンジがされている。この辺りは CROWN THE EMPIRE を思い出させる。
そのメロディーは、時には哀愁など色々なエモーションがあるが、とりわけ溌溂としていて聴いて楽しいものが多い。
演奏やアレンジも活き活きしている。
ヴォーカルはクリーンとスクリーム~シャウトの2人。

IT LIVES, IT BREATHES は2012年に米国 Rhode Island and Providence Plantations州(つまりロードアイランド州) Providence市で結成した。
メンバーは Kevin Lacerda (Vocals), Kris Sobanski (Guitar/Programming), Jordan Stevens (Vocals/Bass), Anthony DiBiase (Guitar) の4人。

本作は2016年 (April 1, 2016) にリリースされた1stアルバム。12曲。
ゲストに Jonny Craig と Kyle Lucas を迎えている。
リリースした STAY SICK RECORDINGS は ATTILA のシンガー Chris "Fronz" Fronzak のレーベル。
LABEL: STAY SICK RECORDINGS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

ZERO EIGHT ONE - something to say 全曲試聴

YOUTH CREW / OLD SCHOOL

オレンジ・カウンティーのハードコアからインフルエンスされた、ユース・クリュー・スタイルの、、、と言う告知通りの、 ENSIGN, UNIFORM CHOICE 等を髣髴させる、勢いに満ちた熱くてメロディックなハードコア。
ファストで曲も短め、雪崩を起こしたように一気に駆け抜ける。シンガロングも大量で、ニュー・ヨークのオールド・スクールっぽい雰囲気も持っている。以前の録音では結構いかついヴォーカルの物もあったが、シンガーが変わっていて、かなり高音で完全にユース・クリューな感覚が増している。

ZERO EIGHT ONE は2012年(2013年初め)にイタリア Campania州 Napoli市(comune)で結成した。
オリジナル・ラインナップは、ヴォーカルが Vincenzo, ギターが Gabriele, ベースが Enzo, ドラムズが Paolo Romagnuolo の4人。
その後 Vincenzo に替わって Paolo がヴォーカルに就き、ドラムズには Daniele が、セコンド・ギターには Bosco が加わり、5人編成になった。
なお、その後 (2016年1月) Facebook 上で Luca (ex-onfall) をセコンド・ギターに迎えたと言う告知があった。

本作は2016年(April 11, 2016)にリリースされた。8曲。
LABEL: IRISH VOODOO RECORDS (USA)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

RESIST AND EXIST - ad liberty 全曲試聴

ANARCO PUNK / CRUST

スローな曲もあるなど色々変化があるし、複雑なリズムの曲等もあるが、 CRASS よりは少しストレート。アナーコ色、パンク色を全開にした、 CONFLICT や CRASS のようなアナーコ・パンク/レイジング・クラストの曲が多い。
また、声からするとツイン・ヴォーカルの曲が多く、男女デュアル・ヴォーカルが多い。そのシンガーはレイジングな感覚を込めて上ずったような歌唱(特に男の方が)でメッセージを叩きつける。曲はメロディーがはっきりしていて、ギターのリフも単純で聴きやすい。ベースの弾むようなリズムも曲を聴きやすくまとめている。

RESIST AND EXIST は1990年12月に米国 California州で韓国系の Jang Wuk Lee らが結成した。
Orange County シーンのアニマル・ライツのバンドで、 CONFLICT の米国ツアーに帯同している。結成には MEDIA CHILDREN と AUTONOMY のメンバーが参加している。

本作は1992年(April 4, 1992)にアナログ盤LPでリリースされた編集盤。24曲。
収録曲のうち13曲はスタジオ録音で、残りの11曲はライヴ録音のリミックス。2005年には限定1000枚でCD化リリースされていた。
本作には結成当初から1992年までの音源が収録されている。9曲目までが1991年の、10曲目以後が1992年の録音で、9曲目は彼らの1stライヴでの録音。
録音メンバーは録音時期によって異なるが、ベースは Andy と Jayd, ドラムズは John, ギターは Isaac と Larry, ヴォーカルは Chris Carol, Cyhndi, Jang Lee となっている。
1992年の録音には Jang Lee が加わっていないかもしれないが、2015年でも彼が中心メンバーとなっている。後の録音で EP やオリジナル・アルバムに収録されている彼らの代表曲の初期のヴァージョンも本作に含まれているが、後の録音の際には結成メンバーは1人もいてなかったようだ。

こちらは2016年(25.03.2016)にリリースされた再発盤。
LABEL: MASS MEDIA RECORDS (USA)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

SPAZZ - sweatin' to the oldies 全曲試聴

FASTCORE / POWERVIOLENCE

叫ぶ、走る、SEも交えて結構展開もある。贅肉の一部をそぎ落としたサウンドで、ファストコアと呼ぶにふさわしいが、聴けば判るように決して無機質になるまで純粋培養されている訳でもない。ディスコアほどのノイジーさやケイオスはなくても、ハードコアの基本的なテイストは十分色濃く、現在の米国ではパワーヴァイオレンスのバンドと言う認識が多いようだ。
超高速バンドと超低速バンド (FU MANCHU や MELVINS, BURNING WITCH) の作品をリリースし、1990年代から広まった FASTCORE の中心となった SLAP A HAM RECORDS で、最も売れたバンドだ(推定)。レーベルとこのバンドのシーンへの影響・貢献は計り知れない。

SPAZZ は1992年に米国で結成した。
結成メンバーは、ベースが Chris Dodge, ギターが Dan Bolleri, ドラムズが Max Ward の3人で、最後迄メンバーは変わっていない。
Chris Dodge は SPAZZ 結成以前の1987年に NO USE FOR A NAME を結成 (結成メンバーは guitar-player Chris Dodge, drummer Steve Papoutsis, drummer Rory Koff, and vocalist John Meyer) し、1989年には SLAP A HAM RECORDS を設立している。
Max Ward は1993年に 625 THRASHCORE レーベルを設立し EXHUMED, CHARLES BRONSON 等をリリースしている。
Dan Bolleri も色々なバンド活動があったが、現在では DJ Eons One として知られている。

本作は1997年(6 Jun 1997)に Chris Dodge の SLAP A HAM RECORDS からリリースされた SPAZZ の編集盤シリーズに第1弾。64曲。
1993年から1996年までの音源を集めた編集盤で、アナログ盤でリリースされていたスプリットやコンピ参加音源等を収録している。
京都の TOAST との, 愛知のC.F.D.L. とのスプリットの音源, CHARLES BRONSON や BRUTAL TRUTH とのスプリットのセッションの際の音源も収録されている。

こちらは2016年(CD on April 15th, 2016/ digitally on March 11th, 2016)にリリースされた再発盤。
LABEL: TANKCRIMES RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴 (Sweatin' to the oldies シリーズの Vol. 1, 2 & 3 全曲試聴)
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

SPAZZ - sweatin' 3: skatin' satan & katon 全曲試聴

FASTCORE / POWERVIOLENCE

叫ぶ、走る、SEも交えて結構展開もある。贅肉の一部をそぎ落としたサウンドで、ファストコアと呼ぶにふさわしいが、聴けば判るように決して無機質になるまで純粋培養されている訳でもない。ディスコアほどのノイジーさやケイオスはなくても、ハードコアの基本的なテイストは十分色濃く、現在の米国ではパワーヴァイオレンスのバンドと言う認識が多いようだ。
超高速バンドと超低速バンド (FU MANCHU や MELVINS, BURNING WITCH) の作品をリリースし、1990年代から広まった FASTCORE の中心となった SLAP A HAM RECORDS で、最も売れたバンドだ(推定)。レーベルとこのバンドのシーンへの影響・貢献は計り知れない。

SPAZZ は1992年に米国で結成した。
結成メンバーは、ベースが Chris Dodge, ギターが Dan Bolleri, ドラムズが Max Ward の3人で、最後迄メンバーは変わっていない。
Chris Dodge は SPAZZ 結成以前の1987年に NO USE FOR A NAME を結成 (結成メンバーは guitar-player Chris Dodge, drummer Steve Papoutsis, drummer Rory Koff, and vocalist John Meyer) し、1989年には SLAP A HAM RECORDS を設立している。
Max Ward は1993年に 625 THRASHCORE レーベルを設立し EXHUMED, CHARLES BRONSON 等をリリースしている。
Dan Bolleri も色々なバンド活動があったが、現在では DJ Eons One として知られている。

本作は2001年に Chris Dodge の SLAP A HAM RECORDS からリリースされた SPAZZ の編集盤シリーズに第3弾。67曲。
1995年から1998年までの音源を集めた編集盤だが、収録されているのはいずれもアナログ盤オンリーでリリースされていたスプリットや単独のEP音源とコンピ参加音源で、アナログ盤で聴く人以外にとっては SPAZZ の基本的なコレクションに欠かせないアルバムだ。
また、映画 Gummo (1997年、Harmony Korine 監督) のサントラのために録音した "Gummo Love Theme" も収録されている。このサントラには ABSU, EYEHATEGOD, BURZUM, BATHORY, SLEEP, BRUJERIA, NIFELHEIM, CORROSION OF CONFORMITY 等が、ほとんどが映画の為のオリジナル曲で参加していた。

こちらは2016年 (CD on April 15th, 2016/ digitally on March 11th, 2016) にリリースされた再発盤。
LABEL: TANKCRIMES RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴 (Sweatin' to the oldies シリーズの Vol. 1, 2 & 3 全曲試聴)
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

POURED OUT - blind heart 全曲試聴

METALCORE

5年か10年前からのファンには慣れ親しんだ音。ラウドでヘヴィーな圧殺型メタルコア。
テンションとパワーが勝負どころで、ブラスト・リズムのパートやビートダウン・パートが入る展開。不協和音なども入れているが、エレクトロな音は使っていない。スローでメロディックなパートは多少叙情的だが、不穏な感じの方が大きいかな。

POURED OUT は2014年に米国 Maryland州 Baltimore市で結成したクリスティアン・メタル・バンド。
結成メンバーは、ヴォーカルが Randy Lyvers, ギターが Ridge Rhine, ベースが Grant Johnstone, ドラムズが Matt Dooley の4人。

本作は2016年( April 8, 2016)にリリースされたデヴュー作となるEP。5曲(20:46)。
LABEL: FACEDOWN RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

BOSSK - audio noir 全曲試聴

SLUDGE / POST-METAL

軽い浮遊感のある優雅でやさしい音は聴くものに余裕を感じさせる、、、そして湧き出すようなダイナミックな音があふれ出し、さらにエクストリームな轟音サウンドにまで展開する。アルバムとしてはこういう感じだが、それをすべて1曲1曲に盛り込んでいるわけではなく、曲ごとに違った焦点(Focal point)を持っている。
やや短い(3:44)2曲目はドゥーム・メタルとスラッジコアが中心。
確としたメロディーのない一連のダークな音ではじまる3曲目は、叙情的なメロディーと演奏が繰り広げられて意外な心地良さだ。 同様の心地良いポストロックからラウドでドゥーム・スラッジ的な音に大きく展開する曲(4曲目)もある。
アルバム全体の音楽性を一口では言えない所が、どのように評価されるかは判らないが(多分聴く人それぞれだろう)、ポスト・メタルのあらゆる可能性を秘めたバンドだ。

Bossk は2005年に英国イングランド Kent州 Ashford町(town)で結成した。
結成メンバーは Tom Begley (Bass), Nick Corney (Drums), Rob Vaughan (Guitars), Alex Hamilton (Guitars), Sam Marsh (Vocals) の5人。
2作の EP を発表。2008年にドラムズとギターの内1人が替わって、その年の内に活動を停止した。
他に2作の EP を1枚に収録した物、ヴィデオ、 EP 2枚とヴィデオをあわせたセット、アナログのスプリット12インチ・シングルがある。
2012年に最初の結成メンバーで再結成し、シングルを発表している。

本作は2016年(April 1, 2016)にリリースされた1stフルアルバム。7曲(45:15)。
インスト曲やインスト・パートの長い曲もあるが、彼らが最初にリリースした2枚のEPはいずれもインスト曲とヴォーカル入り曲が1曲づつ収められていた。
LABEL: DEATHWISH, INC. (USA)

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全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

RAY ROCKET - do you wanna go to tijuana? 全曲試聴

POP PUNK

ここで Ray Rocket と名乗っている、ポップ・パンク・バンド TEENAGE BOTTLEROCKET のフロントマン Ray Carlisle の初めてのソロ・アルバム。
本題に入る前に、まず TEENAGE BOTTLEROCKET のニュース。 Ray Carlisle の双子の兄弟でドラマーの Brandon Carlisle は、2015年11月3日に Fort Collins の自宅で、意識のない状態でルームメイトに発見され、ICUに収容されたが意識は戻らず、2015年11月5日夜に生命維持装置が取り外された。2016年1月8日に新ドラマー Darren Chewka (OLD WIVES) の加入が発表され、バンドの活動は継続されている。
本作は Ray Rocket の弾き語りを中心としたアコースティック・アルバム。アコースティックのテイストが生かされ、それが中心ではあるが、色々な肉付けもされていて平板な音ではない。ほろっとさせるようなちょっとした哀愁もあるが、適度の華やかさもある。

本作は2016年(April 1, 2016)にリリースされた1stアルバム。12曲。
2曲は新曲。それ以外は TEENAGE BOTTLEROCKET の曲のソロ・ヴァージョンとなっている。
Colorado州 Fort Collins の Blasting Room スタジオで録音。2015年の10月27日に録音は完成されていて、最後の曲は Brandon Carlisle のドラムズと共に録音したようだが、それ以外でも彼の影響はありそうだ。出来上がりは Brandon も何回か聴いているらしい。
エンジニアは Andrew Berlin で、ゲストのバッキング・ヴォーカルには TEENAGE BOTTLEROCKET / LILLINGTONS の Kody Templeman と SPASTIC HEARTS の Angi Phalangee が参加している。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

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全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

INTO IT. OVER IT. - standards 全曲試聴

INDIE ROCK / MATHROCK

素朴なアコースティック・インディー・ロックとポップなインディー・ロック~エモコアの程よいブレンド。
ちょっとアメリカーナな土の香りを加えたり、浮遊感を加えたり、「和気あいあいとやっていますよ」的なフレンドリーなキャッチーさも湛えて、音巾を広げながらもメロディックでエモーショナルなインディー・ロックの基本スタンスを崩さない。多分、方向性はこれが彼のあるがままの姿ななのだろうが、サウンド・プロダクションの面では十分に考えられている。

INTO IT. OVER IT. は2007年に米国 Illinois州 Chicago市でスタートした。
PET SYMMETRY や THEIR/THEY'RE/THERE の Evan Weiss のソロ・プロジェクト。
しかしツアーも積極的に行っていて、2015年のライヴ・メンバーは、Joshua David "Josh" Sparks (drums), Josh Parks (guitar), Tim Mortensen / Rodrigo Palma (bass) と言った顔ぶれ。

本作は2016年(3/11/2016)にリリースされた3rdアルバム。11曲予定。
アルバムの企画や制作は Evan Weiss と共に "Josh" Sparks が中心となって行ったようだ。
LABEL: TRIPLE CROWN RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

DROWNING - egotrip

BEAT-DOWN HARDCORE

試聴用映像を見ても、いかつすぎるビートダウン・ハードコア。もろにヴァイオレンスが楽しみと言う様子でライヴを繰り広げている。
ざくざくしたリズムで、押し殺したスロー・テンポでじっくり追い込むような展開が多いが、曲によってはややファストな部分を交えた展開もある。もちろんビートダウンも悪辣。
印象の一端はPVの顔の表情の性かも知れないが、ギタリストのざくざくなだけでない下品さあふれるフレーズ、シンガーが時々聴かせる超かすれた声など、メンバーの個性もディープだ。
このバンドはとにかく、悪い・汚い・危ないので、聴くだけにしておくのが良いだろう。友達になるのはヤバイ。あいさつ代わりに張り飛ばされそうだから。

DROWNING は2012年に米国 Illinois州 Chicago市でライヴ活動をスタートした。
メンバーは Bryan Anthony (vocals), Mike Shanahan (guitar), Mike Robinson (guitar), Ryan Kramarz (bass), Eddy Flores (drums) の5人。

本作は2016年(2/26/2016)にリリースされた1stフルアルバム。11曲。
ゲストにはRob Watson (LIONHEART)や Matt Honeycutt (KUBLAI KHAN)、 John Hoffman (WEEKEND NACHOS) が参加。
LABEL: FAST BREAK! RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作1曲目 "Dead End (feat. Matt Honeycutt of KUBLAI KHAN)"
Youtube試聴・本作2曲目 "Speak True (feat. Baer Coon the Ewokk)"
Youtube試聴・本作5曲目 "One Way Street (feat. John Hoffman of WEEKEND NACHOS)"

(コメント:犬丸)

SERPENT - nekromant 全曲試聴

HEAVY ROCK / DOOM METAL / HARD ROCK

やや高音のエコーの多い音で、サイケデリックあるいはスペーシーな感じも出しているが、それよりもヘヴィーなハード・ロックとブルーズ・ロックの要素が強い。ブルージーだと言う事はダークな要素はあると言う事になるが、熱いサウンドなので実際はダークに感じない。
彼らのサウンドの要といえるのはギターだ。ブルージーでかなりファストに弾きまくる。でも熱い高音の中のクリアーな中音といった音の組み合わせで立体感も出していて、音作りはよく計算されていて上手い。
ヴォーカルも高音寄りだが、サウンド全体に低音より高音成分が多い。

SERPENT は2010年冬にスウェーデン Vanersborg基礎自治体で結成した。
13歳の頃からの知り合いで、いずれも BLACK SABBATH や PENTAGRAM に影響された Mattias Ottosson (vocals, bass) と Adam Lundqvist (guitar) の2人が結成した。
2011年から作曲を始め、2012年のEP "black magic" ではシンガーの Magnus Nilsson とドラマーの Simon Åhs が加わっていた。
Simon は2013年の1stアルバム "slaves of babylon" まで参加し、2013年の夏から Joakim Olsson がドラマーになった。

本作は2015年(December 18th, 2015)にリリースされた2ndアルバム。デジパック限定盤のみのリリース (通常盤はなし) 。
LABEL: TRANSUBSTANS (スウェーデン)

ついでにこの際「デジパック限定盤」について説明します。
これは、「再プレスしない」と言うのではなく、「再プレスの場合は仕様が変わるかも知れない」と言う程度の意味だと思います。確かな事は、後になってみないと判りません。誰にも、つまりバンドにもレーベルにも判りません。誰も何も考えていないのです。

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

CANDLELIGHT RECORDS / CANDLELIGHT USA 営業停止?

当店では CANDLELIGHT RECORDS (UK盤) は総発売元 (exclusive distribution) の Plastic Head Music Distribution (UK) (略称PHD) から入荷していました。
昨年末から CANDLELIGHT RECORDS の入荷状況が悪くなり、入荷できなかったものが発売元に再入荷しているかどうかを PHD のサイトでチェックしていましたが、ほとんどのタイトルが PHD のシステムから削除されています。そこで、レーベル別の取扱いリストのページで調べた所、レーベル自体は削除されていない物の「 IN THE EMBRACE OF EVIL by GROTESQUE Compact Disc CANDLE489CD 」の1タイトルしか掲載されていませんでした。
また CANDLELIGHT RECORDS のウエブサイトも更新されていません。

CANDLELIGHT USA は総発売元からの入荷はできませんので、いずれにしても当店にはあまり影響ありませんが、こちらのサイトも昨年末から更新されていません。
CANDLELIGHT USA は本社に当たる英国の CANDLELIGHT RECORDS のほか、他のレーベルからも原盤供給を受けており、2016年3月4日新譜として Spinefarm レーベルの Ihsahn の Arktis の米国盤を予告していました。しかし HMV を見ますと Spinefarm 盤は在庫ありですが CANDLELIGHT USA の米国盤は在庫無しです。 CANDLELIGHT USA のサイトは発売日を過ぎても Comming soon! のままで放置されています。

以上の様な状態ですので、 CANDLELIGHT は本社・米国支社ともに営業を停止したものと思われます。
すでに出荷済みの商品が流通業者に残っているようですが、当店が今まで使っていた総発売元からの流通は当面ありません。今後の再入荷は(当店以外でも)中間業者からになりますので価格が上がる他、ほとんどのものは入荷できなくなると思います。

(お知らせ: 犬丸より)

SAVE ENDS - hug your friends 全曲試聴

EMOCORE / POP PUNK

ポップだが心安らぐメロディーとヴォーカル。
男女デュアル・ヴォーカルの、女の方はキャッチーだがやさしさがあり、その声を男の方が控えめに包み込むような歌い方で、とても良い組み合わせ。2人の間がどのようなものかと、くだらない推測をしたが、聴いている方も心地良い。
曲はゆったりとしたテンポで展開して、メロディーはポップネスとテンダーネスにサッドネスを少し加えた味付け。
演奏は比較的素朴な感じを与えるが、キーボードも加えて十分練り上げられている。

SAVE ENDS は2010年に米国 Massachusetts州の Greater Boston首都圏(region) Hollison市で結成した。
メンバーは Brendan (piano, vocals), Burton! (drums), Sam Nash (bass), Stan (guitar, vocals), Tom C (guitar) の5人。
2013年に1stアルバム "warm hearts, cold hands" をデジタル・ダウンロードで自主リリースしていて、これは2015年に ASIAN MAN RECORDS からCD化されている。

本作は2016年(26 February 2016)にリリースされたCD EP。4曲。
LABEL: BLACK NUMBERS RECORDS (USA)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

BORIS WITH MERZBOW - gensho 全曲試聴

(JAPANESE ARTISTS) DOOM / NOISE

精神を痛めつけるドローンなノイズ。ノイズのエクストリームさはもちろんだが、それにも増してまつわりつくようなじっとりとしたダークネスが、恐ろしい形相で迫って来る。ノイジーだが冷たい、クリアーな音や悲鳴のような音が心臓を凍てつかせる。
BORIS と MERZBOW の合体ライヴが2014年6月24日(火)に、東京のライブ・ストリーミング・スタジオ兼チャンネル DOMMUNE で行われ、 DOMMUNE とロンドンのライブをストリーミング配信サイト BOILER ROOM とによって配信された。このライヴをきっかけに、本作が制作される事になった。このような場合、コラボレーションと言うのが普通かも知れないが、 BORIS WITH MERZBOW としてのステージ活動はすでに20年程続いていて、本作では完全に融合しているように聴こえ、やはり合体と言うのがふさわしい内容だ。

BORIS は1992年に日本東京で結成した。
メンバーは 水野 "Atsuo" 敦夫 (Vo, 1996年以後はDsも担当), 大谷 "Takeshi" 剛 (Vo, Bass, Gr), 水野 "Wata" 陽子 (Gr, Vo), Nagata (Ds) の4人。
このうち Nagata が1996年に脱退し、以後は3人編成で、残りのメンバーは変わっていない。
秋田昌美は1956年12月19日東京で生まれた。
1979年にノイズ・ユニット(一人バンド)の MERZBOW をスタートさせた。以後300作以上のCDを発表している。
本人も作家・画家でもあるが、カミサンの Jenny Akita (Jenny Kawabata)が MERZBOW のアートワークを担当することが多い。

本作は2016年(3/18/2016)にリリースされたアルバム。13曲。
スタジオでの新録音。 BORIS WITH MERZBOW は2002年の megatone 以来数作品があり、フルアルバムとしては6作目位にあたる。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)