My Free MP3 試聴サイト

試聴に使用していたMy Free MP3は閉鎖されていますが、変わりに「My Free MP3 cc」が使用できます。
詳細はこちらに書きました→ My Free MP3試聴が使用できなくなっています→代りにOLOLO.fm等お試し下さい
--------------------以上2014/9/21追記-------------------

試聴に使用していたMy Free MP3が、ロンドン市警により封鎖されて使えなくなっています。
My Free MP3のサーバーは英国にあったのですね。それでは再開は無理でしょう。
代りにOLOLO.fmなどいかがでしょう。広告がポップアップしたりしないし(2014/9/17時点です)、MP3ダウンロードも出来るようです。詳細(と言うほど詳しくありませんが)は当ブログの次のページをご覧下さい。
こちら→ My Free MP3試聴が使用できなくなっています→代りにOLOLO.fm等お試し下さい --------------------以上2014/9/17追記-------------------

今回はまだ日本では良く知られていない、正体の判らないサイトです。

サイト自体はノートン(TM)セーフウェブ等3つのセキュリティー・チェック・サイトで評価を確認した限り問題はありません。
但し問題は使用中にMedis playerのヴァージョンアップを薦めるページが別タブで表示される事です。私は無視される事を推奨しています。これはツールバーや抱き合わせソフトをインストールさせるなが目的であろうと思われます。画面上には名前が出てこないのですが、スペインのダウンロードサイト"Softonic(ソフトニック)"の日本語版のようです。標準状態のままでは同社製のツールバーが同時にインストールされたりブラウザのホームページが同社のものに変わったりします。グレイの地色に黒の文字でわかりにくく色々説明が書いてあります。親切で抱き合わせソフトをインストールできるようにしてあるので、要らなかったらチェックボタンをはずせと言うような文面です。

実は私のGoogle Chromは多分Adobe(PDFリーダーの方)の更新の時に気付かない間に抱き合わせでインストールされたもので、便利はしてますが、、、最近は大手(?)でも何をやるか判らないので要注意。最近はAdobe Flash Playerの更新かなんかにもGoogle Chromが付いてるようです。先日JavaアプレットのアップデートをしようとしたらMcAfeeのSecurityチェックとか言うのが一緒になっていました。そのままダウンロードしてしまいましたが、なんか気になったのでインストール前に調べたら、余計なものが付いていました。ダウンロードしたファイルをほかし、抱き合せのチェックをはずしてからダウンロードしなおしました。(ファイルのサイズを調べると抱き合わせ入りの方が若干サイズが大きいです。)
(1)ダウンロード状態からそのままインストールせず、一旦保存してからインストールする。
(2)本当はダウンロード前に調べるべきだが、ダウンロード後でも疑問があればインストール前に調べなおす。
(3)ダウンロード画面やインストール画面などで初めから入っているチェックなどは要注意。

さて、Medis playerのヴァージョンアップを薦めるページが別タブで表示されるのを無視すれば、このサイトは大変便利です。新作とか他所に無いものも沢山あります。BLACK FLAGの新曲が沢山ありました。アルバム単位の編集などはしてないので、他では試聴音源の無い新しいバンドなどで特に重宝します。

http://myfreemp3.eu/

(犬丸)

ECHELON - vivito! creato! moritor!

AVANT-GARDE BLACK METAL

テクニカルなアヴァンギャルド・ブラック・メタル。アヴァンギャルド・ブラックなのでポスト・ブラックではないわけだが、演奏をバックに語りの部分はポスト・ブラックと大差ない。アヴァンギャルドなおかずで退屈をさせない仕掛けだが、普通にブラック・メタルな要素も十分に持っている。このバンドの結成の際に母体となったGRIMFORSTと言うバンドは、TRADITIONAL BLACK METAL×MODERN BLACK METALなサウンドのバンドだった。ECHELONのサウンドには、ノイジーなファスト・ブラック・メタルからモダンでメロディックなブラック・メタルまで含まれているし、ストリングス(シンセ)も入るので、アヴァンギャルドながらキャッチー。歌詞はドイツ語系言語でボーカルは中音がなり系。

2003年にソロ・プロジェクトとして発足し、5人のバンドになって、2013年に解散したGRIMFORSTのメンバーを中心に、3013年に結成した、オーストリア Kärnten州の5人のバンド。

本作は2014年(January 24th 2014)にスイスのGRAVITY ENTERTAINMENTからリリースされた1stアルバム。13曲(1:02:32)。
LABEL: GRAVITY ENTERTAINMENT (スイス)Youtube試聴・オフィシャルのプレヴューを含むセット
GRAVITY ENTERTAINMENT販売ページ(試聴あり)

(コメント:犬丸)

AVICHI - catharsis absolute 全曲試聴

BLACK METAL

疾走メロディック・プリミティヴ・ブラック・メタル。暴虐的な咆えるヴォーカル。ギターリフはメロディックでトレモロも多用。演奏全般にコールドではあるがプリミティヴ・ブラックとしてキャッチーでもあり、そのタイプが好きなら思わず引き込まれる。プリミティヴ・ブラックとメロディック・ブラックの両方の要素がある。DISSECTIONやDARKTHRONE等の正統的なブラック・メタル色が濃い。

Andrew Markuszewskiの名前でNACHTMYSTIUMに参加していたAamonaelが2006年から始めたソロ・プロジェクト。1人で全パートを録音する一人バンド形態。NACHTMYSTIUMからは2013年に脱退したが、その後同年中にNACHTMYSTIUMは解散している。

本作は2014年(January 21st, 2014)にリリースされた3rdアルバム。6曲(41:29)。
LABEL: PROFOUND LORE (USA)

MusicMP3全曲試聴
Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

PHANTOM - incendiary serum 全曲試聴

DOOM METAL / BLACK METAL

重低音でたっぷりダークでどんよりとした音感が心地良い、かなりフューネラルなドゥーム。ヴォーカルは低音でうなる部分も中音でわめく部分もある。演奏もスローな場合も、疾走する場合もある。それらは自然な感じでつながっている。静かな部分(静)とラウドな部分(動)、美しいメロディーと不穏なメロディー等、色々な点で綺麗に対比を効かせている。ノイジーでスロー、あるいはブラスト疾走するブラックメタルとしても聴ける。だんだんと楽器が減って行きリズムだけになる展開や、不思議なメロディーのピアノ、ぽろんぽろんのピアノ等、音作り全体に配慮がなされていて、仕上げの美しさも特筆すべき点だ。
---無神経な音を出すバンドもいますよねぇ。そんなバンドなんかくたばれってしまえって事です。

2005年に結成した、デンマークの5人のバンド。

本作は2013年~2014年(Central Europe:13 December 2013, UK/USA:January 13th, 2014)にイタリアのI VOIDHANGER RECORDSからリリースされた1stアルバム。9曲(44:06)。
LABEL: I VOIDHANGER RECORDS (イタリア)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

DECOMPOSED - devouring

DEATH METAL

100%オールド・スクール・デス・メタル。テクニカルととられるような事はやらないのでどこまでの演奏力かははっきりしないが、演奏はそれなりに完璧。野太くちょっとラフな声。程よくメロディック。疾走中心だがテンポチェンジ等の展開は多い。しかし展開はスムーズで気付かない間にどんどん展開して行く。強力にダッシュする所や、さっとスローダウンしてダークになる所等もぞくぞくさせる。メロディックなギター・リフやソロがタイミング良く入る。録音も内容にふさわしい。すべてが最適なのでセンスの良いバンドだ。聴きやすくかつインパクトのある内容。良くも悪くも、どこにも新しい所が無い100%オールド・スクールだ。こうなると、その音楽性が好きか嫌いかと言う点だけが、このバンドを気に入るか入らないかの分かれ目だろう。

2010年に結成した、スウェーデン Sundsvall(スンツヴァル)市(kommun)の4人のバンド。

本作は2014年(March 4th, 2014)にリリースの2ndアルバム。8曲。
LABEL: MEMENTO MORI (スペイン)

Youtube試聴・本作タイトル曲
Youtube試聴・本作3曲目

(コメント:犬丸)

UTEROZZZAAA - cyberpunk invader

CYBER PUNK / INDUSTRIAL

ヴァイオレントでスリル満点のノリまくりのサーカス・ジェットコースター・パンク。サウンドそのものは時代を超越しているので、先進的という時間軸上の言葉は不適当だろうが、ミュージシャンとしてのスタンスはまさに先進・先鋭的。サウンドは何に囚われるでもない分多角的だ。主にノイズ、エレクトロな要素からなっているが、原始的なダンサブルな感覚は盆踊りをも連想させる。

2014年に自らのレーベルからリリースしたアルバム。18曲の後半は米国L.A.でのライヴ音源。これで盆踊りやって欲しいのですが、、、。
LABEL: VAGINA SEWING PRODUCTION (日本)

Soundcloud試聴・オフィシャルページ

(コメント:犬丸)

CHURCH OF DISGUST - unworldly summoning 全曲試聴

DEATH METAL

ロウでヘヴィー、スローでダークなデス・メタル。重低音グロウルが特徴。ギターのスラッシュ弾きもあるが、スロー・パートの方が中心。オールド・スクールだがブラスティングのエクストリームではない。シンガーは「Cianide, Bolt Thrower, Morbid Angelのスローな部分に影響されているがコピーするつもりは無い」と言っているが、確かにそのバンドのどれよりも低音を強調しているし、スロー・パートが重要な部分になっている。ヴォーカルはかなりエコーがかかっている様に聴こえる。演奏も低音が強烈。ギターやドラムズがライヴ・ハウスで聴く様な生々しい音になっているのも強烈。十分な注意を払って、ロウでヘヴィーなサウンドを演っている。

2010年に、米国 Texas州北部で、リーダーでGr/VoのDustin JamesとGrのTim Duffieが結成したバンド。その後Texas州中部 San Marcosに移転した。

本作は2014年(Spain:January 1st, 2014; Rest of the world:24 2 2014)にリリースされた1stアルバム。9曲(33:33)。メンバーは代っているが現在も正メンバーは2人。マスタリングはJavi Bastard。
LABEL: MEMENTO MORI (スペイン)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

WOUNDED KINGS - consolamentum

DOOM METAL

サバス直系タイプのドゥーム。展開も少なく、徹底的にダウン・テンポの重圧的な重々しい音の連続で、ちょっと暗い。ブルーズやサイケといった要素も持ち込まれず、純粋培養のドゥーム・メタル。トータルに、サバス以上にだるーい演奏。歌い方もおおむねオジーに似ているが、わりとクリーン・ヴォイス。時に朗々と歌うので、多少の息抜きになる。オジーに似ていない部分の方にインパクトがあると思う人もいるだろう(ただし人それぞれ)。

2005年に4人で結成した、英国 England国 Devon州(county) Dartmoor地域(38行政区)の5人のバンド。

本作は2014年(February 24th, 2014)にリリースの4thアルバム。7曲(47:37)。
LABEL: CANDLELIGHT (UK)

Soundcloud試聴・本作タイトル曲
Youtube試聴・前作の曲

(コメント:犬丸)

ZEALOTRY - charnel expanse 全曲試聴

DEATH METAL

テクニカル・デス・メタル。変拍子や複雑な展開が多い。テクニカルだがモダンな音を指向しているのではなく、90年代的なサウンドで、ダークでエクストリームなデス・メタル本来の音楽性を持っている。スロー・テンポが中心。かなりコールドな感じでもあり、エクストリーム性よりはこちらを優先している。初期BEHEMOTHと比較される事が多い。ヴォーカルはゴロゴロした(がらがら声っぽい)グロウル。

2005年に、米国 Massachusetts州(Commonwealth) Boston市のメタル・ジャーナリストRoman Teminが始めたプロジェクト。一人バンドを意図しているわけではなく、現在(本作)では3人のバンドになっているが、元々は1人でスタートしている。

本作は2013年(June 13, 2013)にダウンロード・オンリーで自主リリースしたアルバム。10曲(46:30)。今までのデモやEPではギタリストとの2人編成で、ドラム・マシーンを使っていたが、今回は3人編成の正メンバーのほかにセッションドラマーも加わっていて、本格的なバンドとしての録音になっている。
こちらは2014年(スペイン:01/01/2014, UK:14 1 2014, USA:4 March 2014)にスペインのMEMENTO MORIからリリースされたCD化盤。
LABEL: MEMENTO MORI (スペイン)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

HOPELESS YOUTH - disgust

NEW SCHOOL METALCORE / CHAOTIC HARDCORE

カオティック・ハードコア・メタル、あるいはメタリック・カオティック・ハードコア。彼らのサウンドは、LOUDER THAN HELLのインタヴューの中でバンド自身はTRASH ROCKと呼んでいる、ダークで混沌としたサウンドだ。ジャンルにとらわれず多様に展開して、エクスペリメンタルとも言えるものの、あまり複雑・テクニカルな演奏ではない。パンク・アティチュードのそれなりのノリのある演奏で、ワイルドでダイナミックだ。そこに激情ハードコア的なスクリームのヴォーカルが乗る。アグレッシヴだが整合感もきわめて高い。

2012年に結成した、カナダ Le Québec州 Montréal市の5人のバンド。但し当初はギター・ドラム・ヴォーカルの3人でスタートしている。同年のデヴューEPはBLESSED BY A BROKEN HEART(ハードコア・パンク入りメロディック・メタル)のドラマー、Frank Shooflarがプロデュースしていた。最近は多くのライヴを行っていて、A PERFECT MURDER等とやっている。

本作は2014年(24 Feb. 2014)にリリースの1stフル・アルバム。10曲。
LABEL: CANDLELIGHT (UK)

Bandcamp試聴・前作EP全曲
Bandcamp試聴・本作(コメント時点では音源なし/いずれ音がUPされるでしょう)
Youtube試聴・HOPELESS YOUTHのチャンネル(コメント時点では新作音源なし)

(コメント:犬丸)

KAMPFAR - djevelmakt

PAGAN BLACK METAL

北欧フォークロア・メロディーのブラック・メタル。ヴァイキング・メタルのバンドでは良くあるように、作品によってフォークロア度合いが多少違う。くさくさのヴァイキング・メタルではなく、飽くまでも良いメロディーである事を重視している様だ。スローからミドル・テンポが中心。哀愁をはらんだメロディーが多く、美しいメロディーや、ややシンフォニックなぐらいの重厚なメロディーが豊富に聴かれる。

1994年に2人で結成した、ノルウェー Østfold県 Fredrikstad市のバンド。2ndアルバムまでは2人編成で、ヴァイキング色が濃かった。以後は4人または3人編成。

本作は2014年(January 27th, 2014)にリリースされた6thアルバム。8曲(49:05)。4人編成で、ストーナー・バンドKRAKOWのメンバーの名前なども見える。
LABEL: INDIE RECORDINGS (ノルウェー) *入荷は英国PHD盤のINDIE RECORDINGSになります。

Soundcloud試聴・本作からシングル曲
MusicMP3試聴・前作の全曲
MusicMP3試聴・2ndの全曲

(コメント:犬丸)

ISKALD - nedom og nord 全曲試聴

BLACK METAL

テクニカルな叙情メロディック・ブラック。ファスト目で、ヴォーカルからはがなっているだけと言う感じも少し受けるが、叙情メロディーに特徴があり、展開は多くて複雑、複雑なリズムやエクスペリメンタルな音が入る。コールドでダークな本格的なブラック・メタルでもありながら、甘い目の叙情メロディーとテクニカルな要素が入った、かなり独特なサウンド。

2005年結成、ノルウェー Vesteralen県 Sortland市出身で、Nordland県 Bodo市のバンド。元は4人編成だったが、だいぶ前から2人になっている。

本作は2014年((January 27th, 2014)にリリースされた4thアルバム。6曲(48:14)。
LABEL: INDIE RECORDINGS (ノルウェー) *入荷は英国PHD盤のINDIE RECORDINGSになります。

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Reverbnation試聴・コメント制作時点で本作の曲はありません
Soundcloud試聴・コメント制作時点で本作の曲はありませんが18曲あります

(コメント:犬丸)

GRAVEWORM - as the angels reach the beauty 全曲試聴

MELODIC BLACK METAL / GOTHIC METAL

前アルバム(1st)よりスロー・パートが増えて、哀愁に満ちた叙情メロディーがどんどん繰り出される。ゆったりしたテンポと疾走パート中心の叙情メロディック・ブラック・メタル。本作ではメンバーのキーボードの他に、ゲストでチェロ・ヴィオラ・ヴァイオリンx2を、さらにバグパイプまで加えるなど、荒削りだった1stよりグレードもアップ。個人的には1stの方がメロディーに多様性があった気もする。それと比べると方向性も粒も揃っている。

1992年に結成した、イタリア Trentino-Alto Adige/Sudtirol特別自治州(Regione Autonoma) Bolzano市(comune) 郊外Brunicoのバンド。

本作は1999年にドイツのLAST EPISODEからリリースされた2ndアルバムの、2012年のドイツのAFMレーベルからのリマスター再発。9曲(42:17)。
LABEL: AFM (ドイツ)
* 今回入荷は2013年のアルゼンチンICARUS発売のAFMレーベル再発盤。内容はドイツ盤AFMと同じ。

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

GRAVEWORM - when daylight's gone + underneath the crescent moon 全曲試聴

MELODIC BLACK METAL / GOTHIC METAL

魅惑的なメロディーがほとばしる。叙情メロディー、甘美なメロディー、哀愁のメロディー、、、メロディーが充満。ゆったりしたミドル・テンポと疾走パートに、アクセントとしてスロー・パート入り。ヴォーカルはややがなるだけの感じはあるが、それでも低い目の声と高い目の声で変化はつけてあり、やるべき事を理解して努力はしている。サウンド全体もやや荒削りの感はあるが、やっている事はすばらしく魅惑的なメロディック・ブラック・メタルだ。

1992年に結成した、イタリア Trentino-Alto Adige/Sudtirol特別自治州(Regione Autonoma) Bolzano市(comune) 郊外Brunicoのバンド。

本作は1997年にドイツのSERENADES RECORDSからリリースされた1stアルバム"when daylight's gone"9曲(44:32)と、翌年に同レーベルからリリースされたEP "underneath the crescent moon"4曲(19:55)をCD1枚に合せて収録した、2012年のドイツのAFMレーベルからのリマスター再発。13曲。いずれもメンバーは6人。表側のアートワークは2作のアートワークを合せたデザインになっている。
LABEL: AFM (ドイツ)
* 今回入荷(予定)は2013年のアルゼンチンICARUS発売のAFMレーベル再発盤。内容やアートワークはドイツ盤AFMと同じ。

Youtube全曲試聴(EPも含む13曲)
このYoutube全曲試聴は個々の曲をUPした人と全曲セットにした人が異なるため、将来音源が欠ける事があります。試聴はお早めに。
MusicMP3試聴・EPを除く1stアルバムの9曲

(コメント:犬丸)

PINNICK GALES PRIDGEN - pgp2

HARD ROCK / BLUES ROCK

Jimi Hendrix時代のようなブルーズ・ヘヴィー・ロック。Eric Galesのブルーズ・ギターがフューチャーされていて、ブルージーなグルーヴにあふれているが、これが結構楽しく聴こえる。メンバーにとって体に染み付いた自然なサウンドで、楽しんでやっているのだろう。それが伝わってくるような、程よく力の抜けた熱くてアッパーな音楽だ。「俺達オール・ブラックだからジミ・ヘンドリックス見たいで楽しいみいっぱいなんだ」と62歳のシンガーdUg Pinnickがインタヴュー(2013年)で言っている。このバンドはそれぞれ有名な3人のミュージシャンが結成した。前作ではプロジェクトとも伝えられていたが、バンドとしてライヴ活動も続いていて、めでたく2ndアルバムが実現した。

ベースとヴォーカルはKING'S XのdUg Pinnick。KING'S Xはクリスティアン・ロック・バンドとして1980年に結成している。ブルーズ、ファンク、プログレなどを融合させると言うコンセプト。ブルージーなヘヴィーロックをベースに、サイケデリックな要素も加えている。ヘヴィー・ロックやサザン・ロックに通じる所もある。メジャーとインディーズを合わせて18枚(一部はダウンロード・オンリー)のアルバムがある。最新作のライヴは、心臓発作で倒れたドラマーの医療費をまかなう為の100%チャリティー・ダウンロード・リリースになっている。バンドの方はDEVIN TOWNSEND, ANIMALS AS LEADERS等とライヴしているようだ。
ギターは初期にはERIC GALES BANDの名前で活動していたブルーズ・ギタリストEric Gales。1991年のERIC GALES BAND名義のアルバムが1stで、既に12枚以上のアルバムがあり幅広く知られている大物。シンガーでもあり左手でピックする。
ドラマーはex-MARS VOLTAのThomas Pridgen。

本作は2014年発表の2ndアルバム。14曲。
LABEL: MAGNA CARTA (USA)

Youtube試聴・前作の曲です
コメント制作時点ではありませんが、そのうちYoutubeに新音源がUPされると思います。

(コメント:犬丸)

BOMBS OF HADES - through the dark past

DEATH METAL

クラスティーなデス・メタル。ダーディーなヴォーカルやノイジーな所の多いギターがアンダーグウンドで、パンク・メタル感覚のバンドだ。ダークなリフもある。イケイケなドコドコしたサウンドが快感。パンク・メタル全開の疾走に加えて、メロディックなギターのソロ等も聴かせて、結構楽しい。

2002年に、ABHOTHのAnders Ekmanとex-ABHOTH/ex-CROWN/GOD MACABREのJonas Stalhammarが、DISCHARGE, ANTI CIMEX, DISSOBER, AUTOPSY, NIHILIST/ENTOMBED, CARNAGE, SLAYERにインフルエンスされて、酔って結成した、スウェーデンのバンド。2人は本気になったので、TRIBULATION/PUFFBALLのMagnus ForsbergとPUFFBALLのP-O Soderbackを加えて、2002年に4人になった。なお、P-O "Wolfie" Soderbackの代りにex-HOUSE OF USHER/AT THE GATES/SKITSYSTEMのMartin Larssonが加わっていた事もあるようだ。

本作は2014年()にシンガポールのPULVERISEDからリリースされた3rdアルバム。
LABEL: PULVERISED (シンガポール) *当店入荷は英国PHD盤のPULVERISEDになります。

Youtube試聴・本作から1曲
Facebook試聴・旧音源

(コメント:犬丸)

AFTER THE BURIAL - wolves within 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCOR

モダンなエクストリーム・テクニカル・メタルコア。プログレッシヴ+エクスペリメンタル+テクニカル+モダン(全体はエレクトロではないが音要素としてはそれもアリ)と言った物が詰め込まれている。どの要素も唯一無二の物ではないが、それをまとめて濃縮すると、出来上がったサウンドは唯一無二に近い個性的な物だ。

2004年に結成した、米国 Minnesota州 Twin Cities都市圏(Minneapolis市/St. Paul市を中心としてWisconsin州の一部などを含めた地域)の5人のバンド。

本作は2013年(December 17, 2013)にリリースされた4thアルバム。9曲(41:24)。
LABEL: SUMERIAN RECORDS (USA)

YouTube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Mfmf!試聴
Mfmf!試聴は本アルバムですがYoutubeからの検索で自動再生するため100%正確とは限りません。しかしインストリーム広告が出ない様なので、YouTubeの1本づつの頭に挿入されるインストリーム広告がうざい場合は、YouTubeにセットがあってもMfmf!で聴く方が良いかも知れません。

(コメント:犬丸)

EXMORTUS - slave to the sword

THRASH METAL

ザクザクしたスラッシュ・メタル。メロディックで歯切れの良いギターやギターのユニゾンなど、テクニカルなギターを聴かせる点がポイント。様式美メタルのギターのような感じもある。ヴォーカルは本作では中音(甲高くない)が良く聴かれる。ヴォーカル・演奏共に全体的にすっきりした音で、激熱タイプではないが、テクニカルかつパワフル、そしてスリリングでひきつけるサウンド。

2002年結成、米国 California州 Whittie市の4人のバンド。

本作は2014年(3 Feb. 2014)にリリースされた3rdアルバム。10曲。Zack Ohren (ALL SHALL PERISH, SUFFOCATION)がプロデュースした。ヴォーカルの感じが前作とは若干違うので、新加入のDavid Riveraと言う未知のギタリスト/シンガーも含まれているのかも知れない。前作からヴォーカルになったConanが病気や怪我の時にDavid Riveraが歌っていたと言う話もあるが、しかしメインのヴォーカルは現在もConanのようだ。
LABEL: PROSTHETIC (USA)

Youtube試聴

(コメント:犬丸)

LOUD ONES - time to skate

US HARDCORE / SKATECORE

スケート・コア。80年代USハードコア、早口言葉タイプの全盛期のサウンド。GANG GREEN等とライヴしていた。当時の録音はデモ・テープしか残しておらず一般の知名度は低いが、レジェンドと言われるバンドの一つ。

LOUD ONESは、Zephyr Competition Team (Z-Boys)のプロ・スケーターFred Smithが1983年に米国 Massachusetts州(Commonwealth) Dighton市のFreddies vert rampで結成した、米国 Rhode Island州 Newport市のバンド。オリジナルメンバーはFred Smith (Bass), Matt Murphy (Vo), Rick Moron (Ds), Jeff Thompson (Gr)。
Z-Boysは1971年にSanta Monicaのサーフ・チームとてスタートし、趣味として始めたスケートボードに中心を移して、80年代にかけてCalifornia州Venice等で活躍した。ドキュメンタリー・フィルム"Dogtown and Z-Boys"等が知られている。

本作は2014年(January 7, 2014)にリリースされたアルバム。解散していたが、2012年に再結成してこのアルバムを作った。メンバーは5人。Fred Smithのほか、1985年から2代目ドラマーとして参加していたMetal Manがギターで、そのほか新メンバーの3人Boog (Vo), Michael (Gr/Vo), Dknow (Ds)が参加。新メンバーと言っても白髪のおっさん達。再結成ライブもスケート・パークで行っており、チームの再結成と言う意味合いもありそうだ。新しく書き下ろした曲と昔の曲の再録音が合わせて15曲収録されている。ボーナスとして1983年-85年のデモ音源10曲と1984年のライヴ音源3曲が収録されている。全28曲。
LABEL: BEER CITY RECORDS (USA)

Mfmf!Facebook Youtube試聴

(コメント:犬丸)

BASTARD NOISE / LACK OF INTEREST - split

NOISECORE / POWERVIOLENCE

ハードコア/パワーヴァイオレンスの2バンドのスプリット。

BASTARD NOISEはRichard Hoak (TOTAL FUCKING DESTRUCTION / BRUTAL TRUTH)がゲストとして参加中。シンガーにはex-RUIDOの女性ベーシストAimee Artzがパーマネント・メンバーとなって参加。Hoakのテクニカルなドラムズと、Aimeeの咆哮がフューチャーされて、ノイズと言うよりはハードコア性が高い。結成時からのJoel Connellは脱退している。4曲収録。

LACK OF INTERESTはファストでショート。曲によってテンポが違い、短いながらも1曲づつの特徴を備えている。テンポチェンジのある曲もある。呪文のようなもので、メロディーは判らない曲が多い。そのような軟弱な要素の無い純粋無垢なサウンドだ。11曲収録。

本作は2013年(VINYL:5 November 2013; CD:?)にリリースされた。全15曲。
LABEL: DEEP SIX RECORDS (USA)

(コメント:犬丸)

ALCEST - shelter 全曲試聴

POST-METAL / BLACK METAL

ブラック・メタルの売り場においてあっても、ブラック・メタルでない事だけは確かだ。少しメタリックなポストロック。美しい。音があまりにもクリアーなので少しひんやりしているが、朝の光のようにほんのり明るい。見渡す海のように広々と広がる雄大さ。しかも以前に増して素直な歌心が伝わってくる。インストだけでも歌詞のある部分と同じ様に、あるいはそれ以上に説得力を持って語りかけてくるが、新世代のシャンソンとなっているような感じもある。歌唱はフランス語で、その響きのせいもあるのだろう。

ALCESTは、1999年に、Peste Noireの結成メンバーで2008年まで参加していたマルチプレーヤーのNeige (Stephane Paut)が、一人バンドとしてスタートさせた。Neigeの写真は海をバックにした物が多いが、彼の出身地バニョル=シュル=セズ(Bagnols-sur-Ceze)はローヌ川沿いで、河口のラムサール条約登録地カマルグ(Camargue)からは80kmほど上流、Provenceのはずれに当たる。ALCESTの音は"自然"を感じさせるものが多い。当初短期間はRAW BLACK METAだったがすぐにPOST-METALになった。バンド形態になったこともあるが1人の事が多かった。2009年以後は一時期(2006-2008年)PESTE NOIREのドラマーでもあったWinterhalterとの2人編成になっている。

本作は2014年(January 17th, 2014)にリリースされた4thアルバム。8曲(45:36)。
LABEL: PROPHECY PRODUCTIONS (ドイツ)

Pitchfork全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

FM359 - truth, love and liberty

FOLK PUNK

さわやかなフォーク・パンク。聴き終えてMike McColgan (STREET DOGS/ex-DROPKICK MURPHYS)が活き活き歌う姿が印象に残る。フィドル、アコーディオン、ホイッスル等の編成はDROPKICK MURPHYSタイプのトラッド・パンクと似ているが、このバンドはロック(パンク・ロック)色が薄く、ずっとアコースティックなサウンドだ。

2013年2月に結成が発表された、STREET DOGSのメンバーのサイド・プロジェクト。フロントマンのMike McColganとベーシストのJohnny Riouxが参加している。他にはDropkick Murphysのオリジナル・メンバーで現在はEVERYBODY OUT!とOUTLETSに参加しているギタリストRick Bartonがアコースティック・ギターで参加している。

本作は2014年(Jan 14, 2014)にリリースされた1stアルバム。10曲。録音では、ギターにはHalston Lunaが、ドラムズにはPete Sosaが参加している。その他のパートでは、Hugh Morrison (accordion), Leri Pruiett (fiddle), David Schaefer (tin whistle), 正式にSTREET DOGSへの参加が発表されたJohnny Rioux (background v.)も参加している。
LABEL: PIRATES PRESS RECORDS (USA)

Facebook試聴
Youtube検索

(コメント:犬丸)

EVIL CONDUCT - working class anthems

OI PUNK

オイ・パンク~ストリート・パンクとして軽い目のノリの良いサウンドだが、歌詞の面ではskinhead-identityを強く主張している。KING OF KINGS TATTOOの彫り師として有名なHanのヴォーカルも少し高音で軽く、程ほどにラフでノリの良いサウンドに上手くマッチして、楽しめて大変親しみやすい。

1984に結成したオランダのバンド。オランダのLAST RESORTと言われている。

本作は2012年(01-10-2012)にドイツRANDALE RECORDSからリリースされた5thアルバム。
こちらは米国BRASS CITY BOSS SOUNDSから2012年流通の米国流通盤。(このデータは入荷前に書いています。品番が同じでRANDALE RECORDSの名前も併記されているため、ライセンスによる米国盤か、共同リリース等でドイツ盤と同じ物が米国で国内盤扱いでリリースされているのか、実物を見ないと判りません。見比べて確認しないと判らないかも知れません。)
LABEL BRASS CITY BOSS SOUNDS (USA)

Reverbnation試聴(現在2曲)
MyFreeMP3試聴(大変沢山ありますが、検索のため関係ないものが混じっている場合があります・このアルバムに限らない試聴になります)

(コメント:犬丸)

YELLOW STITCHES - good times violent crimes

OI PUNK

かなりいかついヴォーカルだがバックの明るく元気なサウンドと絶妙のコンビネーション。メロディックでアップテンポな曲が中心で、ストリートなテイストにあふれて庶民的。聴いている方もシンガロングしなくてはいけないような、身近な連帯感を感じさせる。メロディックと言っても軽薄なメロディーではなく、どこかに寂しさや悲しさも秘めている様に思うが、陽気で人懐(なつ)っこいバンドだ。

2009年に活動を始めた、米国 New Hampshire州 Manchester市のバンド。WORD FOR WORDのベーシストBrandon等が参加。1stデモにはCOCK SPARRERのカヴァーも収められていた。2010年にARREST RECORDSからデヴューEP(アルバムと書かれている場合があるが7曲)がリリースされている。
なお、WORD FOR WORDはFREQUENCY DELETED RECORDSとARREST RECORDSから合計3枚のアルバムがある。メロディックでややスキンズ寄りのNYスタイル・ハードコア・バンドで、大雑把にはAGNOSTIC FRONT~BRUISERSタイプと言われる。

本作は2012年(16 June 2012)にリリースされた1stアルバム。12曲+ボーナスのアコースティック・トラック4曲の全16曲。
LABEL: BRASS CITY BOSS SOUNDS (USA)

Bandcamp試聴・本作2曲目のみ
Youtube試聴・本作に限定されてはいませんが19曲あります

(コメント:犬丸)

ONLY ATTITUDE COUNTS - 20 years of attitude 2CD

NEW YORK STYLE HARDCORE / OLD SCHOOL METALCORE

タフなヴォーカルにオイ・パンクを思わせるギャング・コーラスをたっぷり盛り込んだ、ストリート・テイストの濃いニュー・ヨーク・スタイル・ハードコア。ざくざくメタリックなギターにタイトなリズムで、2ステップは良いのりで、ビートダウンもさりげなくスムーズにはさむ。ストリート派とは言え、20年のバンド暦からは洗練された風格もにじみ出る。"20 years of attitude"と言うタイトルだがベスト盤ではなく新作。ただしDISC 2が再録音ベストで20周年記念のボーナスのような感じになっている。この下に1996年のアルバム"Continue the Fight"の全曲試聴をつけてあるが、その中の曲も今回の再録音に含まれており、さすがにかなりの音の差がある。

1993年に結成した、オーストリア Wien州/市の5人のバンド。オーストリアのMADBALLなどと言われていた。

本作は2013年(November 15, 2013)にリリースされた6thアルバム。20曲(54:01)。新作を収録したDISC 1が10曲。旧曲の再録音を収録したDISC 2も10曲となっている。
LABEL: WTF RECORDS (オランダ)

Youtube試聴・本作1曲目
Youtube試聴・1996年のアルバム"Continue the Fight"の全曲試聴

(コメント:犬丸)

CANNABIS CORPSE / GHOUL - splatterhash (split) 全曲試聴

DEATH METAL / THRASH METAL

かのTANKCRIMESのを代表する2バンドのスプリット。
CANNABIS CORPSEはオールド・スクール・デス・メタル・サウンドに怪しいパーティ要素が加わったデスメタル版MUNICIPAL WASTEと言う触込み。わずかに怪しいグルーヴが入るもの、実際はサウンド面ではオールド・スクール・デス・メタルに精進しており、ヘヴィーネスとダークネスに疾走感とアンダーグラウンドなテイストを融合させている。
GHOULはスラッシュ・メタルの中でもヘヴィーな音だが、パンキッシュな感覚もありありで、かなりやけくそな感じ。クロスオーヴァー・スラッシュやサタニックなど聴く人にも馴染む音だ。汚い声で歌い力まかせにどたばた疾走する。ギタリストが不思議と気の利いたオリジナリティーのあるリフを弾く。不統一な感じが良い。

CANNABIS CORPSEは1999年にバンド名が決まったが予定していたギタリストがハワイに行ってしまったので結成できなかった、米国 Virginia州 Richmond市のバンド。2006年にLandPhilがMTR(マルチトラック・レコーダー=多重録音をする機材)を手に入れたので結成した。オリジナル・メンバーはMUNICIPAL WASTEのベースLandPhil (Philip Hall) (Bass/Gr/Vo)とHallHammer (Josh Hall) (Ds)のHall兄弟とAndy "Weedgrinder" Horn (Vo)の3人。現在(2010年以後・本作)はヴォーカルはLandPhilが担当し、Brent "Robert E. Legion" Purgasonがギターで参加する3人編成。
GHOULは2001年に結成した、米国 California州 Oakland市の4人のバンド。本作以前にRazorbackとTankcrimesからアルバムが4作ある。2013年1月-2月にCANNABIS CORPSEとヨーロッパ・ツアーを行った。

本作はTANKCRIMESがオークランドのガレージで作って2014年(January 7, 2014)にリリースした会心作。4曲。
LABEL: TANKCRIMES RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

CRUEL HAND - lock and key

NEW YORK STYLE HARDCORE

熱いハードコア。伝統的なニュー・ヨーク・ハードコアに80年代のウエストコースト・スラッシュコアやトラディショナルなUSAハードコアのテイストもミックスした、新たなオーセンティック・ニュー・ヨーク・スタイル。実際SUICIDAL TENDENCIES時代のサウンドを好む人も、TERRORの様なエクストリームな音を好む人も、等しく熱くするようなサウンドだ。

2006年に結成した、米国 Maine州 Portland市の5人のバンド。

本作は2010年(Jul 27, 2010)にリリースされた3rdアルバム。10曲(20:57)。
LABEL: BRIDGE NINE RECORDS (USA)

Mfmf!試聴・本作(但し検索)
Youtube試聴・CRUEL HANDのチャンネル

(コメント:犬丸)

MISERY SIGNALS - absent light 全曲試聴

EXPERIMENTAL METALCORE

エクスペリメンタル・メタルコアに、叙情メロディー入り。変拍子や複雑でカオティックな展開を効かせたエクスペリメンタル/プログレッシヴな面、ストリングスも使った叙情性、ブルタリティー、この3つの面を追求した作品。バランスのとり方は、人により感じ方が違うかもしれないが、その3つが等分ぐらいかと思う。特に展開は複雑によじれていて、一筋縄ではいかない。

2002年に結成した、米国 Wisconsin州 Milwaukee市の5人のバンド。

本作は2014年(July 22nd, 2013)に英国のBASICK RECORDSからリリースされた4thアルバム。11曲(42:52)。彼らとしては初めての、ギタリスト2人によるセルフ・プロデュース作品。SNAPCASE、HATEBREED、CATCH 22、DILLINGER ESCAPE PLAN等のプロデュースをしたSteve Evettsによるミックス。ゲスト・ヴォーカルは、"carrier"にMatthew Mixon (7 ANGELS 7 PLAGUES)、"lost relics"にTodd Mackey (WITH HONOR)、"everything will rust"にFredua Boakye (BAD RABBITS)を迎えている。また、Violin, Viola, Cello, Percussionによるストリングス・セッションが加えられている。このセッションはPERIPHERYのストリングス録音のプロデュースなどをしたRandy Slaughがプロデュースしている。
LABEL: BASICK RECORDS (UK)

Bandcamp全曲試聴
Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Soundcloud試聴・2曲目

(コメント:犬丸)

COKE BUST - confined ボーナスを除く全曲試聴

THRASH / POWERVIOLENCE

スラッシュ・ハードコア。激昂するようなレイジング・ボーカル。カオティックな程のハイテンションで駆け抜ける激速曲/パートが多く、ショート・カット。ユースクリュー的なサウンドや2ステップ的(だが速い)な乗りのパートがあって、ショート・カットではあっても、そのタイプで良くあるような単調さは感じさせない。

2006年にex-MAGRUDERGRINDのメンバーらが結成した、米国 Columbia特別区(district)=通称Washington DCのバンド。

本作は2013年(17 July 2013)にリリースされた2ndアルバム。LPは9曲。
こちらはボーナスに、2012年にリリースされたVACCINEとの"split"の曲、2011年の"live on wmuc"と2010年の"degradation"の2枚の7インチEP、以上19曲を収追加したCDヴァージョン。全28曲。本作のメンバーはex-MAGRUDERGRINDのChris Moore (Ds), Daniel Jubert (Bass), James Willett (Gr), ex-GRIPTAPEのNicktape (Nick Tape) (Vo)の4人。
LABEL: GRAVE MISTAKE RECORDS (USA)

Bandcampボーナスを除く全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

YOU BLEW IT! - keep doing what you're doing 全曲試聴

EMO

しんみりと一人で聴くアルバム。ゆっくりとしたミドル・テンポのエモーショナルな演奏。かなりしわがれた声で歌う部分が多いハスキーなヴォーカルのためか、エモコアと言うよりエモパンクと言った風情の曲が多い。うらぶれたと言うのはかわいそうな言い方だが、夜の下町の繁華街を寂しく歩く男の後姿、、、そんな感じを抱かせる。熱さもあるのだが、哀愁・寂しさ・孤独感と言ったネガティヴな感じが強く付きまとう。

2009年に結成した、米国Florida州 Orlando市のバンド。

本作は2014年(January 14th, 2014)にリリースされた2ndアルバム。10曲(33:29)。
LABEL: TOPSHELF RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

BACKTRACK - lost in life全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

渋く熱いヴォーカル、ダイナミックなモッシュ・パート、ダンサブルな2ステップのオーソドックスなニュー・ヨーク・スタイル。怒涛の勢いで走り抜ける曲が多いが、親しみやすいメロディーも加えて奥行きのあるグルーヴも持っている。

2007年に結成した、米国 New York州 New York市の5人のバンド。

本作は2014年(January 14, 2014)にリリースされた2ndアルバム。12曲(29.32)。Nick Jett (TERROR)プロデュース。
LABEL: BRIDGE NINE RECORD (USA)

Soundcloud全曲試聴
Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Vimeo(オフィシャル映像ですがバックに自分達の演奏以外のものも使っている場合があります)

(コメント:犬丸)

SELF DEFENSE FAMILY - try me

POST-PUNK / POST-HARDCORE

ヴィンテージ・ニューウェイヴィーなテイストやアメリカーナな土臭さも感じさせる混沌とした音楽性に、しわがれたヴォーカルが力みながらもけだるい感じを出している。END OF A YEARが改名したバンド。演奏の多くの部分はBruce Springsteen / Little Steven辺りの音楽性を髣髴させるが、全く異なった要素もあり、全体の感じはかなり違う。

2003年に"END OF A YEAR"の名前で結成した、米国 New York州 Albany郡(County) Cohoes市(incorporated city)のバンド。2010年に"SELF DEFENSE"に改名したが、移行するために"END OF A YEAR SELF DEFENSE FAMILY"を名乗った事もあり、"SELF DEFENSE MUSIC"と名乗った事もある。

本作は2014年(January 7, 2014)にリリースされた改名後の最初のフルアルバム。END OF A YEARとの通算では4thアルバム。11曲(80:01)。
LABEL: DEATHWISH, INC. (USA)

YouTube試聴・本作5曲目

(コメント:犬丸)

LANDSCAPES - life gone wrong 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

みずみずしい叙情メタルコア。哀愁感を思い切り効かせた叙情メロディーと疾走感に加えて、雄大な空間的広がりを感じさせる音とドラマティックな展開も十分に盛り込んだ、久々の強力叙情メロディック・メタルコア。ほぼシャウトのみのヴォーカルはある意味一本調子だが、演奏はテクニカルでエクスペリメンタルな感覚もあるので、先に述べた様な要素は節操が無い程に強調しているにもかかわらず、サウンドは型にはまらず新鮮だ。

2010年に結成した、英国England Somerset州(county)の5人のバンド。

本作は2012年に英国のCITY OF GOLD RECORDSからリリースされた1stアルバム。そのオリジナルは廃盤。
こちらは2013年(Sep 02, 2013)にリリースされた再発盤。ボーナスとしてライブ音源の2曲が追加されている。
LABEL: PURE NOISE ENTERTAINMENT (USA)

Youtube全曲試聴
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Bandcamp試聴(ボーナスを除く全曲)

(コメント:犬丸)

GOOD FOR YOU - full serving 3CD

US HARDCORE

Greg GinnとMike Vallelyの新バンド。スロー目のミドル・テンポ。ねっちりしたブルージーなサウンド。不協和音的メロディーや不思議な音、中には展開のない曲や不思議にキャッチーなカオティック・ロックンロール等もある。玉手箱的だが、どことなくアメリカーナで泥臭いブルージーなサウンドで統一されている。Mike VallelyのヴォーカルはEND OF A YEARのPatrick Kindlonを髣髴させるし、固定的に捉えにくい音楽性の点でもEND OF A YEARと類似点がある。

Greg Ginnの名前で知られるGregory Regis Ginnは、1954年6月8日に米国 Arizona州 Tucson市で生まれた。
1976年の結成から1986年の解散までのBLACK FLAGでの活動の後、解散後はソロ・アルバムの制作の他、OCTOBER FACTION, GONE, MOJACK等のバンドにも加わって活動してきた。
またミュージシャンとしての活動以外では、Ginnは10代のCalifornia州 Hermosa Beach市在住中に、エレクトロニクス会社SOLID STATE TRANSMITTERSを創業し、後に営業内容を変更してSSTレコードとして運営してきた。

Mike Vの名前でも知られるMike Vallelyは、1970年6月29日に米国 New Jersey州 Edison市で生まれた。
1984年からスケートボードとパンク・ロックを始めた。1986年には一家はVirginia州 Virginia Beach市に移り、その頃からプロ・スケーターとして知られるようになった。ミュージシャンとしては1985年からバンドに加わるなどしていて、MIKE V AND THE RATSやREVOLUTION MOTHER等のバンドの作品がある。2003年にBLACK FLAGが一時的な再結ライヴをした際には、Greg GinnがVallelyをシンガーとして迎えた。
またミュージシャンとしての活動以外では、Vallelyはプロ・アイス・ホッケー選手として、2010年に出来たマイナー・リーグFHLのDANBURY WHALERSと契約している。また、Steve Keirnのプロレスラー養成所"SCHOOL OF HARD KNOCKS"の生徒で2000年にプロレス選手としてデヴューしている。その他、俳優その他もやっている。

GOOD FOR YOUは精力絶倫大いそがしの2人、Greg GinnとMike Vallelyが結成した新バンドである。

彼らは2013年2月26日にアナログ・オンリーでデヴュー・アルバム"life is too short to not hold a grudge"をリリースした。その11曲は本CDの初めの方と中ほどに収録されている。また2014年(Jan 21, 2014)リリースするアナログ7インチ盤"fucked up b/w steam roller"収録の2曲もこのCDに収録されている。良く判らないが、今までに(アナログで)リリースされた作品が他にもあるようだ。
本作は2013年(Dec 10, 2013)にリリースされた編集盤CDで、既発全音源の34曲と未発表音源6曲の合わせて40曲(2時間半)を、3枚のCDに収録している。
LABEL: SST RECORDS (USA)

Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

CASPIAN - hymn for the greatest generation 全曲試聴

POST-ROCK

インスト・ポストロック。静かな水面に浮かべたボートの艪(ろ)を漕ぐ音のようなアコースティック・ギターのフィンガー・ノイズが心地良い1曲目。ラウドな部分が目立つその中に、どこかユーモアが感じられる余裕感のある2曲目。外洋から再び穏やかな内海に帰って来ましたよ、と言う感じの3曲目。この3曲が新曲で、いわば本作の本編。その後に、前作収録曲"high lonesome"のデモ・ヴァージョンや前作収録曲のリミックス2曲を収録。"high lonesome"はデモ・ヴァージョンとは言え、アルバム・ヴァージョンより5割以上長く、柔らかい音が好きなら断然このヴァージョンだろう。

2003年から活動を始めた、米国 Massachusetts州(Commonwealth) Beverly市の4人のバンド。

本作は2013年にリリースされたEP。6曲(34:33)。
LABEL: TRIPLE CROWN (USA)

Soundcloud試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

OUTSIDERS CODE - exiled from birth

MOSHCORE / METALCORE

ストレートなメタリック・モッシュコア。オーストラリアのバンドだが、ストリート・パンクな色合いは無い、比較的モダンな音。50 LIONS, HER NIGHTMARE, HITLIST, WARBRAINのメンバーが参加しており、50 LIONSと比較される事が多い。50 LIONSより更にモダンでヘヴィーな感じ。2ステップ、ビートダウンに、メロディックな変化のあるギターリフやザクザクしたタイトな演奏。メタル度も高い。

2012年から活動を始めた、オーストラリアVictoria州Melbourneの4人のバンド。

本作は2013年(31 May 2013)にリリースされた1stアルバム。11曲。 ミックスとマスターはChris "Zeuss" Harris (HATEBREED, AGNOSTIC FRONT, EARTH CRISIS, TERROR)が行った。
LABEL: RESIST RECORDS (オーストラリア)

MYFREEMP3.EU試聴
MYFREEMP3.EUの試聴は検索のため、無関係の音源も表示される場合があります。適宜選択してください。コメント制作時点では、いずれも本作からの9曲が表示されます。
新しく利用するサイトのため、ノートン(TM) セーフウェブで評価を確認したところ"安全"でした。なお、MYFREEMP3.EU使用中にMedis playerのヴァージョンアップを薦めるページが別タブで表示される事がありますが、これはスペインのダウンロードサイト"Softonic(ソフトニック)"の日本語版です。標準状態のままでは同社製のツールバーが同時にインストールされたりブラウザのホームページが同社のものに変わるため、私なら使いません。窓の杜NEWS(11/03/02) ダウンロードサイト“ソフトニック”のソフト配布方式に一部作者より懸念の声

(コメント:犬丸)

BICICLETA - el monopolio

METALCORE

熱いメタルコアだが、哀愁エモーシャナルな叙情メロディーでせまる。BANEやCOMEBACK KID等に更に叙情・哀愁を強めたサウンドで、オールドスクールやニュースクールと言ったジャンル分けは難しい。潔い疾走パートや2ステップやブレイクダウンが重要な部分になっているが、BANEの熱さやHOPE CONSPIRACYの激情も感じさせる。2ステップやブレイクダウンのストリートに根ざしたかっこよさもありながら、テクニカルな部分もある。

2009年に結成した米国 Puerto Rico自治共和区(Commonwealth) Guaynabo市の5人のバンド。バンド名はスペイン語で"自転車"の意味。

本作は3013年(11 de Enero 2013)にリリースされた1stアルバム。11曲。タイトル"el monopolio"はスペイン語で"独占"の意味。バンドについて検索してもスペイン語のページが多くて手強いす。
LABEL: FREQUENCY DELETED RECORDS (USA)

Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

REGGIE AND THE FULL EFFECT - no country for old musicians 全曲試聴

POP PUNK

一味違ったポップ・パンク。現在はGET UP KIDSのキーボーダーとして知られているJames Deweesのソロ・プロジェクトが復活。アメリカーナなアコースティック・サウンドでスタートするのはフェイク。GET UP KIDSライクな部分は多いものの、かなり多様な音楽性を、気ままにつなぎ合わせたJames Deweesの好き勝手アルバム。カオティックな部分まであるが、メロディックでポップ。ダークな部分もあるが楽しい。私は思うのですが、この人の頭は少し変なので何をするか想像がつきません。頭が変でない人は、酔っ払って頭を緩めて聴けば、なお一層楽しめるはずです。

James Deweesは1976年(March 13, 1976)に米国 Missouri州 Liberty市で生まれた。1995年に Missouri州 Kansas Cityのカオティック・メタルコア・バンドCOALESCEにシンガーとして迎えられたが、その時COALESCEは解散した。翌年再結成したCOALESCEに彼はドラマーとして参加した。彼が参加していたのはCOALESCEの1stアルバム(1997年)以前の時期だった。GET UP KIDSとCOALESCEは親交があり、彼のCOALESCE在籍時の1996年に、お互いに相手の曲をカヴァーしたスプリットEPがSECOND NATURE RECORDINGSからリリースされた。その後、1999年から彼はGET UP KIDS(1995年結成)のメンバーに加わった。また、その前年の1998年に、彼はこのソロ・プロジェクトをスタートさせて、5枚のアルバムを作り、2008年に解散していた。2010年の大晦日コンサートで1日限りの再結成をしていたが、2013年に本格復活した。

本作は2013年(November 19, 2013)にリリースされた6thアルバム。17曲(46.57)。本人のほかに、MY CHEMICAL ROMANCE、TAKING BACK SUNDAY、GET UP KIDSのメンバーが録音に参加している。アルバム・カヴァーの写真はかわいい子供ですが、髪型が?なところがJames Dewees。
LABEL: PURE NOISE ENTERTAINMENT (USA)

Soundcloud全曲試聴
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(コメント:犬丸)

FREYA - paragon of the crucible 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

スラッシュ・メタル×ハードコア。ストレートエッジ・バンドEARTH CRISISの流れを汲むが、よりスラッシュ・メタル寄りと言う事だった。哀愁メロディーもあるし、テクニカルなところもある。単にスラッシュ・メタル寄りと言う事ではなく、モダンなグルーヴが濃厚。ミクスチャーやインダストリアル、グルーヴ・メタル、エクスペリメンタル・メタル、メロディック・メタル等、メタル系の多様な要素を含んだモダンなメタルだ。

2001年にEARTH CRISISが解散した後、2001年にそのメンバーの3人等の5人が結成した、米国 New York州 Onondaga郡 Syracuse市のバンド。

本作は2013年(5 Nov 2013)にリリースされた4thアルバム。12曲。ゲストにPaul Waggoner (BETWEEN THE BURIED AND ME)が参加している。
LABEL: HOLY MOUNTAIN MUSIC (USA)

Soundcloud全曲試聴
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Youtube試聴・本作デモンストレーション
Soundcloud試聴・9曲目(Paul Waggonerソロ)
Youtube試聴・3曲目

(コメント:犬丸)

FRONT PORCH STEP - aware 全曲試聴

EMO / INDIE FOLK

純粋にアコースティック。ギター弾き語りで一部弦楽器(シンセか)が入る。ミディアム・テンポ中心。中心となるヴォーカルはエモーショナルだが、ソウルフルと言う方がより判りやすいだろう。曲の音楽的展開や抑揚は、音楽的なドラマティックさを求めたものと言うより、常に歌詞の内容に応じた自然な感じのものになっている。オハイオのポップ・パンク・シーンで活動してきたアコースティック・アーティスト。特にアメリカーナな感覚と言うのではなく、アコースティック・ギターとアコースティックなヴォーカルによる、生々しさに埋め尽くされたアルバム。Alternative press MagazineのUNSIGNED BANDS部門にフューチャーされた際にはTim Barry, Jeff Rowe, Kojiと比較されていた。その他Conor Oberst (BRIGHT EYES), Jessey Lacey (BRAND NEW), Matt Skiba (ALKALINE TRIO)等と比較される事もある。

米国 Ohio州 Newark市のJake Mcelfreshは6~7年前から個人名で音楽活動をしていたが、2012年4月からライヴをこのプロジェクト名で行うようになった。

本作は2013年(12 November 2013)にリリースされた1stアルバム。11曲(41:09)。
LABEL: PURE NOISE ENTERTAINMENT (USA)

Soundcloud全曲試聴全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

LIFE ON REPEAT - blacklisted 全曲試聴

SCREAMO / NEW SCHOOL METALCORE / EMO

ポップなメロディック・メタルコア。デジタル音等は程ほどの現代的な音。スクリーム/シャウト・ヴォーカルのエクストリームな音と、エモ・ヴォーカルのメロディックでキャッチーな音を、組み合わせた展開。サウンドそのものも展開も、めりはりの利いたすっきりした仕上がり。ポップな中やエクストリームな中にぽっかり浮かび上がるちょっと哀愁のメロディーは、思わずほろっとさせる。
解散発表直後にリリースの作品だが、全体のテンションにただならぬ所があり、これを聴けば残念に思う人が多いと思われる。インタヴューの中で「小会場でもライヴをするなど、やりたいようにしているが、その結果、借金やレーベルからの前借でツアーする状態」とベースのDevon Voisineが言っている。また、「ファンの前に、マネージャー等の目で見てかっこよく仕上げた作品ではなしに、真のバンドの姿を残すためにこの作品をつくった」とギターのAndrew Baylisが言っている。

AMEN THE ANIMALは2006年米国 Maryland州 Ocean市で結成した。2008年にセルフ・リリース作がある。彼らはEQUAL VISIONと契約した2009年5月にLIFE ON REPEATに改名した。2013年12月28日テキサス州Fort WorthのTom Cat's Westでのアコースティック・ライヴが最後のショウとなった。

本作は2013年(Dec. 3rd, 2013)にリリースされた2ndアルバム。10曲(33:49)。メンバーは5人。
LABEL: EQUAL VISION RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
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(コメント:犬丸)

NOFX - stoke extinguisher 全曲試聴

MELODIC HARDCORE

浪花節っぽくなったFat Mikeのヴォーカルに、超メタルなギター・ソロ入り。未発表のタイトル曲"stoke extinguisher"とTONY SLYがソロ・アルバム"12 song program"で歌っていた"shortest pier"のカヴァーの新曲2曲。加えて、ヴァージョン物等4曲を追加。"TONY SLYの名アコースティックソングがFAT MIKEの声で蘇る"と言うのだが、新曲の2曲はかなり浪花節的な力んだ歌い回しが特徴。ロックぽくもある。

バンドについては以前に書いた記事 付゛録゛- NOFX - self entitled の説明をご覧下さい。

本作は2013年(November 26, 2013)にリリースされたEP。全6曲収録。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

MUSICMP3.RU全曲試聴

(コメント:犬丸)

EVERYTHING IN SLOW MOTION - phoenix 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE / POST-EMO

カオティック・メタルコア、カオティック・エモーショナル、ポスト・エモのトライアングル。カオティック系のニュースクールの演奏、激情エモコアの様なシャウト、ポストロックやポストエモ的な浮遊感や叙情性のある美しさのミックス。さらに、時にはパワフルなクリーン・ヴォーカル、少しシンフォニック感覚の重厚なサウンド、ポスト・メタル、ドラマティックに盛り上がる展開などで出来た、例(たと)えようの無い独自のサウンド。

2012年初めにHANDが解散し、その後すぐフロントマンShane Ochsnerによって発案された、米国 ND州 Fargo市のワンマン・プロジェクト。

3013年にリリースされた1stアルバム。10曲(50:27)。Shane Ochsnerは、カンザス市において、Josh Barber (Colossus, Norma Jean)のプロデュースの元で、3013年4月に、7日間でヴォーカル無しの演奏を録音した。作詞は時間がかかり、ヴォーカルの録音は9月に行われた。
LABEL: FACEDOWN RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定になる場合があります。お早めに。
Facebook試聴・コメント制作時点では2012年の2曲入りEPしかUPされてません
Soundcloud試聴・本作4曲目

(コメント:犬丸)

BLACK FLAG - what the...

US HARDCORE

奇跡の復活というのも良く聞く文句だが、、、しかし全く予想外。ヴォーカルはJealous Again時代のRon "Chavo" Reyes。ある程度期待を裏切る事により、コアなファンの期待に応える内容。音楽的には多岐(たき)に亘(わた)る要素を彼ららしくまとめている。全般にリラックスして録音を楽しんでいるようだ。

BLACK FLAGは1976年にCalifornia州Hermosa Beach市で4人で結成した。当時のメンバーはGreg Ginn(G), Keith Morris(Vo), Brian Migdol(Ds), Chuck Dukowski(bass)の4人だった。
本作のメンバーはGreg Ginn(G), Ron Reyes(Vo), BLACK FLAGのアルバム"my war"に参加していたベーシストDale Nixon(Greg Ginnと同一人物), Greg Ginnが1985年に結成したインスト・バンドGONEのドラマー(1993-1998年, 2007年以後)Gregory Moore(Ds)の4人名(実は3人)となっている。
注目されるRon "Chavo" Reyesは、1979年に初代のシンガーKeith Morrisが脱退した後参加した2代目で、12インチEP "jealous again"の録音やその後のツアーに参加した。その後Chavoは暴力問題でライヴの途中で降ろされるという事件があり、若い男が好みであった事などで首になったようだ。当時メンバーはChavoを"Chavo Pederast"とクレジットした。

本作は2013年(November 5, 2013)にリリースされた、28年ぶりの7thアルバム。22曲(43:55)。ファンの妄想を覚醒させるようなアートワーク。なお、ライヴ・メンバーとしてSCREECHING WEASELのベーシストDave Kleinが参加するのかも知れない。
LABEL: SST RECORDS (USA)

Myfreemp3.eu試聴
Myfreemp3.eu試聴は検索です。アルバム単位にはなっていません。コメント制作時点でYoutubeでもまともな音源が上がっていない現状で、Myfreemp3.euは本作から16曲試聴可能です。
なお、MYFREEMP3.EU使用中にMedis playerのヴァージョンアップを薦めるページが別タブで表示される事がありますが、これはスペインのダウンロードサイト"Softonic(ソフトニック)"の日本語版です。標準状態のままでは同社製のツールバーが同時にインストールされたりブラウザのホームページが同社のものに変わるため、私なら使いません。
窓の杜NEWS(11/03/02) ダウンロードサイト“ソフトニック”のソフト配布方式に一部作者より懸念の声

(コメント:犬丸)

EVERGREEN TERRACE - dead horses 全曲試聴

METALCORE / NEW SCHOOL METALCORE

叙情メロディック・ハードコア/ニュースクール・バンドとして知られる。最近はエクストリームなメタルコアの部分が多い目になっている。久しぶりの新作で、どことなくモダンな音になって叙情メロディーは控えめ。多い目のザクザクのメタルコア部分と、こちらもかなり多いメロディック・エモ的な部分(明るくポップなメロディー)を、変わり番こにはめ込んだ展開。

1999年に結成した、米国 Florida州 Jacksonville市の5人のバンド。

本作は移籍したレーベルからの第1作目として、2013年(December 9, 2013)にリリースされた6thアルバム。10曲(34:36)。Stan Martell(CASEY JONES, SALIVA等)プロデュース。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

REMEMBERING NEVER - this hell is home 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

アグレッションと、エモーショナルで美しい叙情性がミックスされた、奥行きの有るサウンド。叙情ニュー・スクールの流れを汲むバンドだが、前作からは、サイド・プロジェクトxBISHOPxで聴かせたヘヴィーネスと勢いも盛り込んで、メタリックでエクストリームな部分が強まった、よりストレートなメタルコアになっている。タイトなブレイクダウンも入り、本作も各パートがブルタリティーを競うがごときサウンドだが、叙情パート・美パートが埋め込まれて変化にとんだ展開になっている。

メンバー達が高校を卒業してすぐ、2000年(1999年末)に結成した、米国 Florida州 Fort Lauderdale市のバンド。いわゆるStraight Edgeのバンドではないが、メンバーの多くはストレート・エッジャーだと思われている。フロントマンPete Kowalskyと以前のベーシストAldo Rodriguezは2004年にストレート・エッジ・バンドxBISHOPxを結成し、以前のギタリストSam Koobyもそれに加わっている。なお、xBISHOPxは2011年に解散したはずだが、2013年にはREMEMBERING NEVERと共にツアーを行っていた。

本作は2013年にリリースされた4thアルバム。12曲(38:37)。2006年の前作の後、一時解散状態であったらしいが2009年から再開。7年ぶりの新アルバムになる。
LABEL: DEAD TRUTH RECORDINGS (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ALGHAZANTH - three faced pilgrim 全曲試聴(ばらばらで面倒)

BLACK METAL

シンフォニック・ブラック。白い鳥と黒い鳥が怪しいポーズのアートワーク。これはあなたが想像するようないかがわしいデザインではないらしく、表と裏、陽と陰、動と静、美と暴虐、熱情と冷酷と言った物事の両面を表しているらしい。サウンド面でも対比の効果を効かせる事を図っているのかも知れない。遅い目のミドル・テンポのパートやファストなパートが交互になった展開が多いが、ゆったりとしたミドル・テンポのパートやギターのトレモロ等で心地良くさせておいて、だんだん盛り上げていくあたりが、叙情性や哀愁と情熱の良い感じの取合せ・対比になっている。ほとんどのヴォーカルはやや高音のぎゃあぎゃあわめくだけのヴォーカルで特に聴き所ではないが、演奏の一部程度の扱いでミキシングされていて、上手く溶け込んでいる。

1995年に結成した、フィンランド Jyväskylä市のおおむね4-5人のバンド。

本作は2013年(December 13th, 2013)にリリースした7thアルバム。6曲(46:04)。
LABEL: WOODCUT (フィンランド)

Youtube試聴・本作1曲目
Youtube試聴・本作2曲目
Youtube試聴・本作3曲目
Youtube試聴・本作4曲目
Youtube試聴・本作5曲目
Youtube試聴・本作6曲目
セットになってません。面倒をおかけして申し訳ありません。お詫びに前アルバム"vinum intus"の全曲試聴を付けておきます。こちらはアルバムになっています。
MUSICMP3.RU試聴・アルバム"vinum intus" (2011)

(コメント:犬丸)

WARBRAIN - void of confusion 全曲試聴

MOSHCORE / METALCORE

ちょっとサグなサウンド。ビートダウンてんこ盛り。2ステップも。重い音ではなく不気味なサグさではないが、演奏全体もシンガーも軽快なフットワークであおる感じ。多言は無用。「悪」のセンス満点の悪い人たち。

2009年初めに結成した、オーストラリア Victoria州 Melbourneの5人のバンド。

本作は2013年(05 July 2013)にリリースされた1stアルバム。12曲(31:34)。ミックスとマスターはTaylor Young (NAILS, TWITCHING TONGUES, DISGRACE)。
LABEL: RESIST RECORDS (オーストラリア)

Youtube全曲試聴(オフィシャル)

(コメント:犬丸)

ROTTING CHRIST - theogonia 全曲試聴

BLACK METAL / FOLK METAL

ギリシャの民族色のあるメロディーのシンフォニック・ブラック。叙情メロディックで、シンフォニックな要素も取り入れ、ダークで邪悪な雰囲気充満。加えて、2000年過ぎからは民族色も強くになって、特徴のあるメロディーや民族色のあるコーラス隊にはインパクトがある。メインのメロディーだけでなく、本作1曲目で聴かれるギターのリフも民族楽器の演奏を電気ギターに置換えた物の様に思われる。ここ迄来たらフォーク・メタルと言う方が自然だと思うが普通はそう書いてないなぁ。メロディック・メタル、パワー・メタル、デス・メタル色と言った要素もある。

1997年に結成した、ギリシャ Attica州 Athens市の2-4人のバンド。

本作は2007年(January 22nd, 2007)にリリースされた9thアルバム。10曲(42:41)。ENCYCLOPAEDIA METALLUMのレヴュー評価10件で平均が90の高得点作品(2014年01月01日15:14データ取得)。本作でメンバーは3人。
LABEL: SEASON OF MIST (フランス)

MUSICMP3.RU全曲試聴

(コメント:犬丸)

NETHERBIRD - ferocious tides of fate 全曲試聴

BLACK METAL

メロディック・シンフォニック・ブラック・メタル。DISSECTIONの様なアグレッシヴな音や疾走の熱狂のパート、スローで荘厳なコールド・パート(やや少ない)、これをつなぐミドル・テンポの幾分ゆったりしたパートなどからなる展開。荘厳なメロディー(シンフォニック、ギター・ソロ、コーラスなど)も良く出来ていて、ヴォーカルは高い目の中音でシャウトしている部分が多くて変化が無いが、それぞれのパートで味わいのある演奏が聴かれる。ヴォーカルは時々聴かれる特に低音の部分(メインのシンガーに出せそうにない声なので、ギタリストのJohan Nordinの可能性が高い)は太さもあって雰囲気がある。つまりこの人の方がかっこ良い。

2004年に3人で結成した、スウェーデンJonkoping出身のバンド。現在はStockholmの5人のバンド。2010年までのドラマーはAT THE GATES/BRUJERIA/MARTYR LUCIFER/PARADISE LOST/HAUNTED/VALLENFYREのAdrian Erlandssonだった。そんなに叩きまくって疲れないのだろか。現在のドラマーはAdrian Erlandsson程ではないがDARK FUNERAL/ELDKRAFT/ODHINN/WRETCHED ENDでおいそがしいex-AEON(2002-2010)のFjellstromさん。

本作は2013年(November 29th, 2013)にリリースされた3rdアルバム。6曲(36:42)。録音はレーベルのスタジオで、バンドのギタリストJohan Nordinがプロデュースし、ベテランのデス/スラッシュ・バンドDIABOLICALのシンガー(リーダー)のSverker "Widda" Widgrenがマスタリングした。
LABEL: SCARECROW MUSIC GROUP (スウェーデン)

Youtube全曲試聴
Bandcamp試聴・2011年のEP全曲
オフィシャル無料DL最新作までバンドが無料でダウンロードさせている、、、そんなことしたらCDが売れまへんがな。

(コメント:犬丸)

EUDAIMONY - futile

POST-BLACK METAL

叙情的なポスト・ブラック・メタル。哀愁を帯びたヴィオラが多用され、アコースティック・ギターが使われたりする、ちょっとわびしく、寂しく、フューネラルな、アコースティック寄りの響き。フューネラルなデス声的なしわがれたヴォーカルだが、演奏の美しさと対比になっているが、対立しているようにも聴こえる。

2007年に結成した、ドイツ+スウェーデンの多国籍バンド。ギター・ベース・キー・プログラミングがNAGLFAR/ANCIENT WISDOMのMarcus E. Norman、ドラムズがSECRETS OF THE MOONのJorg Heemann。ヴォーカルがex-DARK FORTRESSのMatthias Jell、ヴィオラとピアノがex-NACHTREICHのPeter Honsalekの4人。

本作は2013年(November 29th, 2013)にドイツのCOLD DIMENSIONSからリリースされた1stアルバム。8曲(44:30)。
LABEL: COLD DIMENSIONS (ドイツ)

Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

GUDARS SKYMNING - hoj era glas

BLUES ROCK / HARD ROCK

オルガン入りの、70年代のブルーズ・ロックを主体たした音楽性で、本作から公開されている曲は丸々ブルーズ・ロックとして聴けるが、やはりキーボードのパートなど北欧プログレのテイストもある。オフィシャル・チャンネルでトラッド感覚のアコーディオンを弾いているが、フォーク要素も持っている。

2006年に1stデモを発表して活動を始めた、スウェーデンの4人程度のバンド。バンド名はスウェーデン語でワーグナーの楽劇と同じ"神々 の黄昏(Gods Twilight)"。以前のベーシストTony Ostmanは今年から正統デス・メタル・バンドAEONに参加、現在の2ndギターは正統THRASH METAL/POWER METALバンドDESTINYのKnut Hassel。

前作はドゥームからプログレが中心のイタリアのBLACK WIDOWからのリリースだったが、3年ぶりの本作3rdアルバムは2013年(28 Nov 2013)にスウェーデンのTRANSUBSTANS RECORDSからリリースされた。メンバーは前作のままで、4人。10曲(48:42)。スウェーデンの代表的なフォーク系シンガー・ソングライターCORNELIS VREESWIJKの "Sluskblues"のカヴァーを収録。
LABEL: TRANSUBSTANS (スウェーデン)

Soundcloud試聴・本作から
Youtube試聴・バンドのチャンネルですが4年前のまま

(コメント:犬丸)

POLAR BEAR CLUB - death chorus 全曲試聴

MELODIC HARDCORE

明るい、クリーンな、少しエモーショナルな、少しロックな、メロディック・ハードコア。激速型ではないがアップテンポのラフな感じの演奏に、明るくアッパーでちょっとハスキー目のヴォーカル。ラフな感じとは言っても、演奏・ボーカル共に安定したテクニック。顔はおっさんだが若々しくエナジーにあふれ清潔で健全なサウンド。
曲の途中のテンポチェンジや、異なった感じのパートをつなぐ展開はなく、初めに書いた様な傾向のストレートな曲が多いが、4曲目等で少しアメリカーナな土臭いメロディーやミドルテンポを聴かせ、さらにスローな曲(5曲目など)で変化もある構成になっている。BAD RELIGIONの対バンもしているが、RISE AGAINSTやGASLIGHT ANTHEMとも競演しており、その辺りとの共通点も感じられる。

2005年に結成した、米国 New York州 Monroe郡 Rochester市と同州 Onondaga郡 Syracuse市の、5人程度のバンド。

本作は3013年(November 19, 2013)にリリースされた4th(ライヴ盤を除いた勘定)アルバム。10曲(33:29)。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

RUN AFTER TO - run after to / gjinn and djinn

HEAVY ROCK / DOOM

全盛期のSAINT VITUSのようなヴィンテージなドゥーム/ヘヴィー・ロック。雰囲気優先でなんとなく適当な感じのメロディーや、ノーマルでクリーンな(若干素人っぽい)ヴォーカル、聴き所をつなぐ様な展開の仕方、ローファイだが生々しい音など、ヴィンテージ志向の今のバンドにはあほらしくて出来ないような、本物。今回のリリースはアナログ録音からのリマスターで、レーベルも言っている様に、今まで聴かれたYoutube音源などと比べて、格段にリアルな音になっている。彼らのローテクニカルなサウンドが十分に楽しめる。

1983年に結成した、イタリア Marche州 Pesaro市の3-4人のバンド。解散の告知はないようだ。

本作は2013~2014年(レーベル告知:5 October 2013, PHD告知:16th December 2013, その多大部分の告知:January 7th, 2014)に米国のSHADOW KINGDOM RECORDSからリリースされた編集盤。9曲(48:21)。1985年に発表したデモ"Gjinn and Djinn"(6曲)と1988年にイタリアのMINOTAURO RECORDSからリリースされたEP "Run After To"(3曲)を収録している。これで彼らの全作品になる。Demoの方のメンバーには1979-2003年の間活動して14枚のアルバムがあるドゥーム・メタル・バンドPAUL CHAIN VIOLET THEATRE (1987年からPAUL CHAINに改名)のドラマーが参加している。EPの音源はPAUL CHAIN(バンド名)のリーダーのPaul Chain(人名)がプロデュースしている。彼はオリジナルDEATH SS (DEATH SSの1977-1984年の間)の中心人物でもあったイタリアン・ドゥームの重鎮。
LABEL: SHADOW KINGDOM RECORDS (USA)

Bandcampオフィシャル試聴・音質良好
Favtube試聴
Myspace試聴(オフィシャルではないらしい)

(コメント:犬丸)

MUSICMP3.RU 試聴サイト

MUSICMP3.RUはダウンロード販売サイトGolden mp3と同じのようです。ロシアの人は親切なので、どこのサイトも激安でダウンロード販売しているようです。ただ、著作権がどうなっているのかは?です。
チャージするとボーナスもくれるらしいので大変お得ですが、若干懸念されるのはチャージした業者がサイトを閉鎖するとどうなるのか、、、したがってダウンロード販売の利用は御自身で十分ご検討の上、御自身の責任で行って下さい。支払いはVisa(クレジットカード、デビットカードともOK)で問題ないようです。詳細は御自身でお調べ下さい。
2ちゃんねる - ロシアの音楽配信サイト 6
もしLINKが切れてしまった場合は「ロシアの音楽配信サイト」等のキーワードでGoogleして下さい。

MUSICMP3.RU・トップページ
さて、ロシアの人は親切なので、このサイトは販売している全作品が試聴できるようです。メタルの旧作品辺りは充実していますので、大変便利です。でもダウンロード販売業者さんなので、買ってあげても良かったら買ってあげないとかわいそうです。

NYMF - from the dark

STONER

メタリックあるいはデス・メタリックな音、ややアップテンポのロックンロールあるいはガレージのような音、ファンキーなギターソロ、しわがれ声で蛇のようにくねくねしたメロディーを歌うややスローの曲など幅が広い。1曲の中での展開も色々ある。全体には比較的アップテンポで、ファズロックっぽい。

2007年に結成した、スウェーデン Blekinge県(län) Karlshamn/Ronneby/Sölvesborg市(kommun)の5人のバンド。内2人が2009年からGRAVIATORSもやっている。GRAVIATORSはこちらよりアルバムが先行しているのでサイド・プロジェクトとは言えなさそうだ。

本作は2013年(11 September 2013)にスウェーデンのTRANSUBSTANSからリリースされた2ndアルバム。13曲(56:42)。AMON AMARTHやDERANGED、HAUNTEDのプロデューサーBerno Paulssonがプロデュースした。
LABEL: TRANSUBSTANS (スウェーデン)

Myspace試聴
Favtube試聴(FavtubeはYoutubeからの検索連続再生です)
Soundcloud試聴・本作4曲目

(コメント:犬丸)

OBLIVIOUS - creating meaning

HARD ROCK / BLUES ROCK

LED ZEPPELINタイプのハード・ロック。曲にもよるが、ツェッペリンよりはブルーズ色強い目。ブーギーなリズム等もあり、その辺りでサザンロック寄りのストーナーに近い部分がわずかにあるが、全体的には都会的で悲しいブルーズ・ロックだ。
新作からの試聴曲はギターがむせび泣き、哀愁を帯びたメロディーに溢れていて、Eric Claptonのヒット曲を髣髴させるアダルト向きの曲だ。都会の夜の冷たい裏通りを連想させる悲しく切ないメロディーを、しわがれたクリアーなヴォーカルが切々と歌い、ギターも常にブルーでエモーショナルなリフやソロを奏でる。この曲は彼らの作品の中でもやや極端で、もう少し熱い曲が多い。

2002年に結成した、スウェーデン Västra Götaland県(län) Lidköping,市(kommun)の4-5人のバンド。

本作は2013年(01 May 201)にリリースされた2ndアルバム。8曲(41:26)。4人編成。
LABEL: TRANSUBSTANS (スウェーデン)

Youtube試聴・本作から特にブルージーな1曲
Mfmf!試聴・前作
新作からの試聴が少ないためMfmf!試聴をつけますが、OBLIVIOUSは間違った音源が再生される事が多いのでご注意下さい。

(コメント:犬丸

KAMA LOKA - kama loka

FOLK METAL / FOLK PROGRESSIVE ROCK

フォーク・メタル、フォーク・プログレ。インスト曲もあり、サウンド的にはあまりメタリックではなくフォーク・プログレだと思うが、プリミティヴなインド(?)のトラッドのメロディーはフォーク・メタル(にぎやかではない部分が中心のタイプ)を聴く人にも、親しみやすいものだ。また、メタルファンでもジャズ的なギター等が好きな人なら演奏に興味を持って引き込まれる所があるだろう。アーシーな演奏もメロディー自体もすばらしい。フルート、hurdy-gurdy(ドローン弦で主旋律と同時に通奏低音を出せる欧州の擦弦楽器)、電子版のtanpura(インド・パキスタンの撥弦楽器)、ヴァイオリン、フィドル(区別する場合は標準的ヴァイオリンより小さい物の事)など多彩な楽器を使用して、ちょっと変わった目の音楽が好きな人ならジャンルにかかわらず面白く聴ける。

デンマークとスウェーデンのミュージシャンのプロジェクトで、時によってメンバーの変動があるが、コア・メンバーはMorten Aron (Vo, Gr), Anders Gron (Ds, Vo), Anders Lind (Vo)の3人で、これに加ええ民族楽器などの奏者6人が参加している。

本作は2013年(YINYL:2013-01-31, CD:14 August 2013)にアナログ盤LPはKOMMUN 2、CDはTRANSUBSTANS(いずれもスウェーデン)からリリースされた1stアルバム。5曲(33:18)。
LABEL: TRANSUBSTANS (スウェーデン)

Youtube試聴・本作1曲目
Youtube試聴・本アルバム外

(コメント:犬丸)

KATATONIA - viva emptiness 2013 edition 全曲試聴

GOTHIC

スウェーデンの暗黒ゴシックだった(過去形)。メロディックでアトモスフェリックな方向に向かった。本作では、メタリックなギターもあるが、彼らのサウンドは既にゴシックでもドゥームでもメタルでもなく、ロックと言う幅の広い言葉で表すべき物になっている。常にメロディーを中心にした歌心のある音楽性で、エモーショナルでパワーがあり、スケールの大きい作品だ。やわらかいヴォーカル/アトモスフェリック/スロー/叙情的な"陰の部分"やダークな"欝の部分"と、エナージティックなサウンドの"陽の部分"との間で、あいまいな感じの曲が多い。"陰の部分"が浅い目のアルバム。

本作は2003年にリリースされた6thアルバム。13曲(52:45)。プロデュースはバンドの中心人物2人、Jonas RenkseとAnders Nystromで、Editing (additional)としてDan Swanoがクレジットされている。
こちらは2013年(October 28th 2013)に、発売10周年記念盤としてリリースされた "revamped, remixed and remastered"ヴァージョン再発盤。ブックレットにのみ表示されいるフルタイトルは"viva emptiness anti-utopian mmxiii edition"となっている。デジブック仕様で、リミックス、次作(7th)以後のプロデュースやミックスを担当しているDavid Castilloによりリマスターされている。ボーナスとして、本アルバムと同時に録音されてアルバムに収録されていなかった"Wait Outside"が収録されている。この曲は2005年の編集盤black sessionsに収録されて公開されているが、こちらに収録されている録音は「アウトテイクを収録」と記されているので、編集盤のものとは別ヴァージョンだと思われる。また、本作の最後のインスト曲(旧ヴァージョン)"inside the city of glass"は新ヴァージョン(ヴォーカル入り)が収録されている。全14曲収録。
LABEL: PEACEVILLE (UK)

MUSICMP3.RU全曲試聴
こちらの試聴はこのヴァージョンになっています。

(コメント:犬丸)

ULTRA BIDE - dna vs dna-c

NOISE PUNK / ALTERNATIVE (JAPANESE ARTIST)

パンク以上にパンクなサウンド。関西ノー・ウェイヴのフロンティアの、15年ぶり新作。アヴァンギャルドでアンダーグラウンドだが、メロディーとノリのあるノイズ・パンク・ロック。

1977年にHideが結成したパンク・バンドBIDE & IDIOTを継いで、1978年にHide(当時はBide)が4人で結成した京都のバンド。関西ノー・ウェイヴ・シーンの中心となって活動し、1985年にはメンバーであったJojo 広重の設立したALCHEMY RECORDSの第1作目としてアルバム(アナログ12インチLP)"ORIGINAL ULTRA BIDE"をリリース。その後、同年Hideは米国ニュー・ヨークに移住し、1987年から現地でバンドを再開。1995年にはALTERNATIVE TENTACLESからアルバムをリリースし、米国のほかカナダや日本、ヨーロッパで活動。2001年にBushの顔を見たくないので日本に戻り、ツイン・ベース体制で再始動。そう言えばPaul Speckman (MASTER)も同じような理由でチェコに引っ越しましたよね。なんか、日本からも引っ越したい雰囲気もありますが。

本作は2013年に米国のALTERNATIVE TENTACLESからリリースされた、ORIGINAL ULTRA BIDEの1作品及び編集盤を含めて5作目のフル・アルバム。11曲。
LABEL: ALTERNATIVE TENTACLES (USA)

Soundcloud試聴・本作から
Youtube試聴・本作収録曲の米国でのライヴ映像

(コメント:犬丸)

SMOTHERED - inevitable end

DEATH METAL

スラッシーに疾走するデス・メタル。オールド・スクール至上主義ではなさそうだが、オールド・スクール・デス・メタルで、DISMEMBERやGRAVEあたりのダークでダーティーな音だ。ファストで勢いがあり、メロディーもデス・メタルとしてキャッチー。ドラマーは複雑なリズムやテンポ・チェンジもスムーズで、ダウン・チューニングのギターもデス・メタルにふさわしいソロを入れている。聴きやすい滑らかなグロウルも演奏に負けないパワーがある。極端な部分がないが、全体にわたってクオリティーが高く、本格的なスウェディッシュ・オールド・スクール・デス・メタルだと言う事自体が魅力になっている。

2009年に、スウェーデンStockholmのDOG'S PHILOSOPHYと言うバンドのStoffe Erikssonのサイドプロジェクトとして、1人(+ヘルパー)でスタートした。2010年から4人程度のバンドになった。ベーシストが逃げたので現在はベーシスト狩り中。

本作は2013年(6 December 2013)にリリースされた1stアルバム。10曲(40:59)。メンバーは4人。プロデューサーはベテランのデス/スラッシュ・バンドDIABOLICALのシンガー(リーダー)のSverker "Widda" Widgrenが務めている。
LABEL: SOULSELLER RECORDS (オランダ)

Youtube試聴・ASKEさんのチャンネル内検索
YoutubeユーザーASKEさんが本作からぽちぽちとUPしていて現在5曲あります。
Reverbnation試聴・現在2曲

(コメント:犬丸)

REFLECTIONS - exi(s)t 全曲試聴

PROGRESSIVE METALCORE

エクストリーム・プログレッシヴなぱりぱりした音が、エレクトロな感覚もある超ブルータル・サウンド。そしてクリスタル・クリアーな響きで演奏される美メロが入り、時々入るきれいなコーラスなどはエモメタルのそれのような感じ。ブルータル・パートを際立たせるのが主目的かもしれない美しいクリアー・パートだが、それ自体も魅惑的。浮遊感やコールドな感覚も感じさせる。テクニカルなギターも存分に聴かせていて、アコースティックなパートまで入れ込んだ展開も複雑でめまぐるしい。

2010年夏に結成した、米国 Minnesota州 Minneapolis市の5人のバンド。

本作は2013年(Oct. 22)にリリースされた2ndアルバム。10曲(42:39)。BLACK DAHLIA MURDERやUNEARTH等のプロデューサーEyal Leviがプロデュースを、DEICIDEやDEATH ANGELの2013年新作のプロデューサーJason Suecofがミックスを担当した。
LABEL: STEAMHAMMER (ドイツ/EU) *バンドの契約はE1 MUSICです。

Youtube全曲試聴
もし全曲試聴が削除されている場合は次のバンドのチャンネルをご覧下さい。現時点ではセットになっていませんが全曲がバラでUPされています。
Youtube試聴・バンドのチャンネル

(コメント:犬丸)

SATAN'S WRATH - aeons of satan's reign

SATANIC METAL / THRASH METAL

プログレッシヴ・サタニック・スラッシュ・メタル。サタニック・スラッシュはアンダーグランドな感じのバンドが多いが、そういうタイプではない。展開は複雑でドラマティックな曲が多い。普通のスラッシュ・メタル・ファンが聴いてもたまげそうな、エクストリーム度の高いザクザク系超刻みまくりの曲もある。しかし、スローからミドル・テンポからややファストと展開が多く、ギターを聴かせる部分も多い大曲。さらに、印象的なしわがれた声で歌われるクリアーなパートと、幅は広い。サタニックにも、スラッシュメタルにも、メタルにも収まりきらないアルバムになっている。

キプロス出身の彫り師で、2003-2007年ぐらいの間スペインのEIGHT HANDS FOR KALI(アルゼンチンのLOS NATASのメンバーも参加していたドゥーム)に参加、2008-2012年の間英国のELECTRIC WIZARDに参加していたTasos "Tas" Danazoglouが、2011年からギリシャで2人で始めたバンド。Tasさんは顔まで紋々だけど、自分で出来るのだろうか?

本作は2013年(November 12th, 2013)にリリースされた2ndアルバム。8曲(42:23)。本作では5人編成になっている。
LABEL: METAL BLADE (EU/UK)

Soundcloud試聴・2曲目
Youtube試聴・8曲目

(コメント:犬丸)

MY DYING BRIDE - turn loose the swans 全曲試聴

GOTHIC / DOOM

時代を先導して、どんどん先へ行ってしまい、最近では人知を超えてしまったバンド。その彼らの初期の作品が"2013 Special Edition 2CD"として再発された。
かなり欝な(フューネラルな)サウンドで、叙情メロディーを奏でる綺麗な演奏をバックに、ポツリポツリと歌うスタイルは、演劇的なドラマティックを感じさせる。初期のゴシック・パンクは演劇界と繋がりがあってシアトリカルな面が強かったが、その流れも感じさせる。
どちらかと言えばゴシック・メタルだという気がするが、外国ではフューネラル・ドゥームとされている事が多く、本作はそういう傾向が強い。最近のメタルを超越したサウンドと比べてメタリックなパートもあり、デスメタルの要素も使われている。20年前の作品だが、最近のドゥームからポストロックに進化して行くバンド達の作品で聴かれる様な所があり、今聴いても新鮮な音楽性を持っている。道を究めたバンドと言うより、先導したバンドだと思う所以だ。

1990年に5人前後で結成した、英国 England国(Country) West Yorkshire州 Calderdale区(Metropolitan Borough) Halifax町(Minster town)のバンド。

本作は1993年にPEACEVILLE RECORDSからリリースされた2ndアルバム。7曲(58:13)。
こちらは2013年(November 11th 2013)にリリースされたリリース20周年記念再発盤。シンガーAaron Stainthorpeによるコメントが入る。また、ゲストのAndrew Craighanが録音セッションの思い出や作曲について討論している。ブックレットには未発表の当時のアートワークや、バンドによるライナーノーツを掲載している。
LABEL: PEACEVILLE (UK)

MUSICMP3.RU全曲試聴
MUSICMP3.RU全曲試聴はオリジナル盤収録分(本品のDISC 1の分)のみです。

(コメント:犬丸)

GERM - grief 全曲試聴

POST-BLACK METAL

アップ・テンポが多いキャッチーなポストブラック。叙情メロディーで疾走する曲等は、ブラック色は薄い目。曲によって、キャッチーなメロディーのメロディック・メタルに近いパートもある。メロディックなメタル・ギターの弾きまくりパート等もある。全体的にはブラック・メタルらしいエコーのかかった叫び声ヴォーカルが多いが、部分的にはエモコア(明るいタイプ)の様な軽い感じのクリーン・ヴォイスも使われる。普通のポストブラックと違った感覚がかなりあり、その分新鮮だが、ポストブラックと言うジャンルの標準的な音を期待すると、これは違う。これは明るい。

GERM(バンド)は2003年にスタートした、オーストラリア New South Wales州 Wollongong市のGerm(人)ことTim Yatrasの一人バンド。2009年まではGermはパワー・メタル・バンドLORDのドラマーをしていて、2013年からはLORDの元ライヴ・メンバーをライヴ・メンバーとして、ライブ活動を始め、ENSLAVEDのシドニーでのライヴでサポート・アクトをした。

本作は2013年(November 4th, 2013)にリリースされた2ndアルバム。13曲(1:10:08)。ゲスト・ヴォーカルはフランスのAMESOEURSの女声ヴォーカルが2曲で参加。プロデューサーはGerm(人)とLORDのリーダーのLord Tim。
LABEL: EISENWALD TONSCHMIEDE (ドイツ)

Youtube全曲試聴セット
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

YEAR OF NO LIGHT - tocsin 全曲試聴

POST-METAL / SHOEGAZE / STONER

シューゲイジング・ポスト・メタル。悠久の大自然や時の流れのような広がりを音にしたようなサウンドスケープ作品。アトモスフェリックでドローンなサウンドが中心だが、彼らは最初はカオティック・スラッジ・バンドとしてスタートしており、本作でもスロー・テンポでヘヴィーなパートが重要なポイントになっていて、そこでは吹きすさぶ嵐のように荒々しい。他のポスト・ロック傾向のバンドと比べて、力強く時には荒々しい音のパートがある展開が特徴で、本作で特に顕著になっているようだ。

2001年に、ex-Metronome Charisma, Deja Mort, Nexus Sunのメンバー4人が結成した、フランスBordeauxのバンド。

本作は2013~2014年(29 November 2013)にフランスのDEBEMUR MORTI PRODUCTIONSからリリースされた4thアルバム。5曲(57:18)。
LABEL: DEBEMUR MORTI (フランス)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

* 以前とは異なり、発売元が独自に発売日を設定するため、発売日が特定できなくなっています。表示のリリース日は目安とお考え下さい。取引先の表示している本作のリリース日は英国の業者が12月16日、米国の業者が1月21日です。ちなみに、国内小売店の表示はHMV ONLINEが12月2日、amazonが11月21日です。

MASTIC SCUM - ctrl

GRINDING DEATH METAL

ブルータル・デス・メタル~グラインドコア。ザクザクして重厚。ブラスト疾走のサウンドは基本的にはグラインドコアに入るだろう。しかし彼らのエクストリームでタイトなサウンドは、マニアックなものが多いグラインドよりは、ブルデスとしての方がファン層が広いかもしれない。曲もそこそこ長い方だ。ジャンル面ではボーダーライン上ながら、オーソドックスな音楽性で、かつモダンなところもあって、かなりテクニカル。複雑な感じではないが展開は少なくはなくて、時々バッサリ展開する。SE等もあっさりしていて、個性派ではないと言う点で損をしているかも知れないが、演奏は高度なもので、それゆえに聴き疲れもしない。後は気に入る曲があるかないか位だろう。

1992年に結成した、オーストリア Salzburg州 Salzburg市の4人のバンド。

本作2013年(December 6th, 2013)にリリースされた5thアルバム。11曲(44:11)。BORN FROM PAINやHEAVEN SHALL BURN等のメタルコア/デスコアや、KATAKLYSMやAT THE GATES等の2000年以後の作品のミキシングやマスタリングが数多いデンマークのTue Madsenがマスタリングをしていて、サウンド的にも彼がふさわしいと思える作品だ。
LABEL: MASSACRE (ドイツ)

Reverbnation試聴

(コメント:犬丸)