RUN AFTER TO - run after to / gjinn and djinn

HEAVY ROCK / DOOM

全盛期のSAINT VITUSのようなヴィンテージなドゥーム/ヘヴィー・ロック。雰囲気優先でなんとなく適当な感じのメロディーや、ノーマルでクリーンな(若干素人っぽい)ヴォーカル、聴き所をつなぐ様な展開の仕方、ローファイだが生々しい音など、ヴィンテージ志向の今のバンドにはあほらしくて出来ないような、本物。今回のリリースはアナログ録音からのリマスターで、レーベルも言っている様に、今まで聴かれたYoutube音源などと比べて、格段にリアルな音になっている。彼らのローテクニカルなサウンドが十分に楽しめる。

1983年に結成した、イタリア Marche州 Pesaro市の3-4人のバンド。解散の告知はないようだ。

本作は2013~2014年(レーベル告知:5 October 2013, PHD告知:16th December 2013, その多大部分の告知:January 7th, 2014)に米国のSHADOW KINGDOM RECORDSからリリースされた編集盤。9曲(48:21)。1985年に発表したデモ"Gjinn and Djinn"(6曲)と1988年にイタリアのMINOTAURO RECORDSからリリースされたEP "Run After To"(3曲)を収録している。これで彼らの全作品になる。Demoの方のメンバーには1979-2003年の間活動して14枚のアルバムがあるドゥーム・メタル・バンドPAUL CHAIN VIOLET THEATRE (1987年からPAUL CHAINに改名)のドラマーが参加している。EPの音源はPAUL CHAIN(バンド名)のリーダーのPaul Chain(人名)がプロデュースしている。彼はオリジナルDEATH SS (DEATH SSの1977-1984年の間)の中心人物でもあったイタリアン・ドゥームの重鎮。
LABEL: SHADOW KINGDOM RECORDS (USA)

Bandcampオフィシャル試聴・音質良好
Favtube試聴
Myspace試聴(オフィシャルではないらしい)

(コメント:犬丸)