DISRESPECT - complete 2004 recordings

HARDCORE / POLITICAL PUNK

80年代英国パンクに影響を受けたスタイルの米国のハードコア・パンク。
シャウト・ヴォーカル、シンガロング、軽快な疾走感(高速ではなく快速程度)と弾(はじ)ける様なリズム感、濃厚なパンク・フレーバーからなるサウンド。ポリティカルな歌詞も存在感が高い。

DISRESPECT は2002年の春に、米国 Minnesota 州 Minneapolis 市で結成した。
ギターは MISERY の John Greenslit 、ベースは Darren 、ドラムズは MISERY の Gary Winger (ここでは Gutz名義) 、ヴォーカルには CIVIL DISOBEDIENCE の Andre (ここではDre) 、 PISSED のベーシスト (PROFANE EXISTENCE レーベルの設立者の1人で Profane Existence Zine の編集者でもある) Dan Siskind (ここでは Dan) 、 Molly の男女3人が参加している。その他、 DESTROY! のベーシスト Troll も参加していた。

このCDは2004年に米国 PROFANE EXISTENCE からリリースされた編集盤。12曲、29:24収録。
本CDには、2枚の7インチ・ヴァイナル(アナログ盤) EP を収録している。
EP "Disrespect" は2004年1月18日に録音した彼らのデヴュー作品で5曲収録。
EP "Justice in a Bag" が2004年7月31日に録音した2作目で4曲収録。
また、このCDは以上の9曲に加えて、 "Justice in a Bag" の録音セッションから未発表の3曲を収録している。いずれもカヴァー曲で、原曲も彼らと良く似た感じの ABRASIVE WHEELS の "Vicious Circle" 、日本でもパンクスに人気のあった L7 の "Just Like Me" 、ロックンロール・スタイルの原曲からパンク色を強めた TURBONEGRO の "Denim Demon" の3曲。いずれも彼らのお気に入りの曲だと思われ、音楽性を理解する上でも参考になるだろう。

Youtube試聴・LIVEの様子(本作には収録されていません)
Youtube試聴・本作6曲目 "Justice in a Bag"

(コメント:犬丸)

VARIOUS ARTISTS - Take Warning: Songs of Operation Ivy 全曲試聴

SKA-CORE / SKA-PUNK

本作は OPERATION IVY のトリビュート作品で、音楽的内容は色々だが、この1枚で1997年当時のシーンを体感できるアルバムになっている。
色々なバンドが、1987年から1989年まで活動した OPERATION IVY の13の曲を、1曲づつカヴァーしている。参加バンドは HOME GROWN や REEL BIG FISH 等当時を代表するバンド、かなり人気があった BLUE MEANIES や CHERRY POPPIN' DADDIES 、さらにカリスマ的な LONG BEACH DUB ALL-STARS の他、 JEFFRIES FAN CLUB や HIPPOS など当時を知る人には懐かしいバンドの演奏も収録されている。
TEEN HEROES と POCKET LENT はアルバム1枚程度ですぐに消えたバンド。AQUABATS! 辺りは日本での知名度は低いかも知れないが、最近 (最新作は2011年) までコンスタントにアルバムを発表 (NITRO や FEARLESS RECORDS から) している。12曲目に収録されている MARSHALL ARTS と言うアーティストは DJ で、 LONG BEACH DUB ALLSTARS や SUBLIME (こちらでは Drummer として参加) のメンバーでもある。

本作は1997年に米国の GLUE FACTORY からリリースされたオムニバス・アルバム。13曲、35分06秒収録。

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)

UTEROZZZAAA - 摩墓路死: illusion & subcon radio live show

NOISE / CYBER PUNK (JAPANESE ARTISTS)
税抜き価格は¥1500

「神憑りな神秘性」と言えども、冷厳なサウンドではない。ノイズにまみれ、妖しく(かつ怪しく)高揚した、集団発狂的な凶悪な騒音。
安易に格好を整え、安易に既存の理論と整合させ、安易に起承転結を求め、聴き手に対して理解することを求める音楽ではなく、勝手気ままに自己を放出する露出狂的な音楽。音盤からアートワークまで、隅から隅まで、実はとても熱い人間である、 UTEROZZZAAA その人そのものが表現されている作品。音楽に興味がなくても興味を持てる、異常な感性の音塊だ。

UTEROZZZAAA は、本名書いて良いのだろうか、、、 H. Y. の一人バンド。ソロ・プロジェクト。大阪の人。

本作は2015年 (1th Jan, 2016) にリリースされた7thアルバム。
レーベルは不明。新曲と、2015年の米国ツアーの際のラジオ・スタジオでのライブの "Edition One" と "Edition Two" 等、10トラック収録。

soundcloud試聴・UTEROZZZAAA - 14th. Aug @ Subcon Studio Radio Show

(コメント:犬丸)