HUNDREDTH - resist

NEW SCHOOL METALCORE

2EP連作の後半となるEPだが、ちょっと叙情的で暗い音の部分もあるみたいだ。前作で見せた傾向とは若干異なり、叙情メロディーに重心が置かれている。加えて、激情、疾走、エクストリームとメロディー・楽曲面でも幅が広く、展開も複雑。テクニカルに進化してエクスペリメンタルな方向も予感させる。

2008年に結成した、米国 South Carolina州(State of) Horry郡(County) Myrtle Beach市(City of)の5人のバンド。

本作は2014年(March 25th)にリリースされたEP。2013年にリリースされたEP"revolt"と合せて"revolt / resist"という2EPセットとなる。6曲。2EPのセット販売ではなくて、買った人が自分でセットにします。日本流に言えば連作です。
LABEL: MEDIASKARE ENTERTAINMENT (USA)

Youtube試聴

(コメント:犬丸)

SABBATH ASSEMBLY - quaternity

STONER / PROG FOLK

サイケ、アコースティック・ミュージック、プログレ等が融合したサウンド。ドゥーム、ゴシック、フリー・ジャズ的な要素もある。これらを混ぜ合わせた全体の音は、サイケデリックさが激しく、音楽を破壊する寸前にまで到達している。

2009年に結成した怪しいバンド。
米国New York市の女性のヴォーカリストでベースも弾くJamie Myersは、米国 California州 San Francisco市のプログレ・メタル・バンドHAMMERS OF MISFORTUNEの元メンバー(2003年-2006年)。
米国Texas州Fort WorthのドラマーDave Nussは、米国Texas州の80年代のスラッシュメタルバンドANGKOR WAT (METAL BLADEから2枚のアルバム)とドゥーム・ゴシック・バンドANGELBLOOD (日本のCAPTAIN TRIP RECORDSから3枚のアルバム)に参加。現在はNO-NECK BLUES BANDのメンバー。NO-NECK BLUES BANDはフリー・インプロヴィゼーションだがかなりアコースティック・フォーク・ミュージックの感覚のある牧歌的なバンド。この2人が中心になっている。
このバンドは1960年代79年代に英国から欧州や米国に広がったカルト的新宗教Process Church of the Final Judgment (通称Process Church)を研究し、それをテーマにしたコンサートを行っている。Process ChurchはCharles Mansonが理論を拝借したため危険視されている向きがあるが、私は実態は知らない。
メンバーはライヴごとに流動的なようだが、過去のライヴ活動では2人のほかに、JEX THOTH (バンド名)のフロント・ウーマンJex Thoth (人名)ことJessica Bowen (本名)や、アコースティック・ポップANYTHING MARIAのSophie Gonthier、LADYBUG TRANSISTORのKyle Forrester、米国BrooklynのギタリストAnders Nilssonが「活動」に加わっている。

本作は2014年(March 28, 2014)にリリースされた3rdとされるアルバム。6曲。
本作の録音ではコアメンバーの2人以外には、テキサス州のドローン・バンドPINKISH BLACK (CENTURY MEDIA)のDaron Beckがヴォーカルで、カナダのデス・メタル・バンドGORGUTS (ROADRUNNER, SEASON OF MIST)のKevin Hufnagelがギターで、BYLA/DYSRHYTHMIA/GORGUTS/KRALLICEのColin Marstonがベースで、SUNN 0)))のJessika Kinneyがチャントで、HEXVESSELのMat McNerneyとMarja Konttinenが経典の朗読で参加している。
LABEL: SVART RECORDS (フィンランド)

Youtube試聴・本作から"I, Satan"
Youtube試聴・本作から"Jehovah on Death"
SABBATH ASSEMBLYのサイトから"教え"です

(コメント:犬丸)

DEVOUR THE UNBORN - consuming the morgue remains re-issue 全曲試聴

DEATH METAL

メンバーの内2人が巨人大虐殺にも参加しているのでおなじみ。あまり低音を強調しないゴアなガテラル・ヴォイスがセンス良い。演奏は正統的なゴアなサウンドで、美しい!。スカスカな音ではないが、メジャーな分厚い音ではなく、こちらも均整が取れていて美しく、極めてセンスが良い。録音もメンバー(ギタリスト)が行っている。巨人大虐殺のマスタリングもこの人だ。

2011年に結成した、米国 Texas州 El Paso市の3~4人のバンド。結成当時はイタリア人のシンガーがいて米国/イタリアのバンドだった。

本作は2012年(March 21st, 2012)に米国のOSSUARY INDUSTRIESからリリースされた1stアルバム。8曲(34:15)。本作ではイタリア人のシンガーを含み、3人編成。
こちらは2014年(10th March 2014)に日本のAMPUTATED VEIN RECORDSからリリースされた再発盤。4人編成の現在のメンバーにより録音された新曲 "horrendous ingestion of putrescent offals" (03:19)を追加収録。全9曲。
LABEL: AMPUTATED VEIN (日本)

Youtube全曲試聴(ボーナス曲を除く)
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Youtube試聴・ボーナス曲

(コメント:犬丸)

HAVENSIDE - living our darkest days 全曲試聴

METALCORE

テクニカルでモダンで、ヘヴィーで凶暴なメタルコア、GHOST INSIDE~PARKWAY DRIVEタイプ。ヴォーカルはデス・ヴォイスでサウンドにはダークさもあり、ザクザクだがかなりノリの良いグルーヴ感もある。エモメタルでもないが一部でクリーン・ヴォイスのコーラスも入る。メタルコア系の音なら境界線を引かずに貪欲に取入れて、かなりモダンな独自色を出している。でも基本的にはゴリゴリした凶暴なノリのバンドの系譜の最新版でしょう。

2006年に結成した、米国 California州 Sacramento市の5人のバンド。

本作は2014年(March 11, 2014)にリリースされたアルバム。12曲(39:07)。
LABEL:INNERSTRENGTH RECORDS (USA)

これを出しているINNERSTRENGTH RECORDSは、BILLY CLUB SANDWICH関連の資料では(当店の過去のリストでも)INNER STRENGTH RECORDSとなっていますが、同じレーベルです(レーベルのショップで確認済み)。BILLY CLUB SANDWICHの印象が強いがタフガイ系専門な訳ではなく、デス・メタルやラウドロック的なメタルコも出していて、今も積極的にやっているようです。

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

OFF! - wasted years

US HARDCORE

ショートカットでスピード感溢れるラフでパンクなハードコア。ロックンロールをベースに、ちょっとドローンな感じのノイジーさとハードコアのテイストが加わり、ラフに疾走する。

2009年に結成した、米国 California州 Los Angeles市の4人のバンド。BLACK FLAGの設立メンバーで初期ではVoを務め、コカインや覚せい剤で沈没後、CIRCLE JERKSのリーダーとして復帰したKeith Morrisと言えばがDimitri Coats (Burning Bridges), Steven McDonald (Redd Kross), Mario Rubalcaba (Earthless/ Hot Snakes/ Rocket From The Crypt)と結成。

本作は2014年(April 8, 2014)にリリースされた3rdアルバム。EPを集めた編集盤"first four eps"を除くと2ndになる。
LABEL: VICE RECORDINGS (USA)


Youtube試聴・本作1曲目の曲のライヴでの演奏

中ほど過ぎからが演奏です。
Youtube試聴・オフィシャル・チャンネル
3/7にUPされた"hypnotized"が本作6曲目です。ご覧になる頃には追加されているかも知れません。"hypnotized"は1分39秒位からが演奏です。

(コメント:犬丸)

THYRIEN - hymns of the mortals 全曲試聴

DEATH METAL

疾走するメロディック・デス・メタルにフォーク・メタル入り。熱く、勢い良く疾走するメロディックな曲に、中音のがなるヴォ-カルと低音のグロウルが絡み合って熱唱する。メロディーも、演奏やヴォーカルも勇壮な感じが強い。フォーク・メロディーははっきり入る曲とあまり入っていない曲があるが、そのメロディーのフォーク色が控えめなため普通にメロディック・デス・メタルとしても聴ける。しかし、サウンドそのものが勇壮なのでヴァイキングとしても出色の新バンド。正統派で変わった所がないサウンドには新味はないが安定感がある。そのため少しの演奏の捻りも効果的で、単調さは感じさせない。

2005年に結成した、フィンランド Uusimaa県(maakunta、行政区) Kerava市(自治体)の4-5人のバンド。

本作は2014年(January 24th, 2014)にリリースされた1stアルバム。10曲(43:46)。
LABEL: MASSACRE (ドイツ)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

NUX VOMICA - s/t (HARDCORE / CRUST)

HARDCORE / CRUST

屈折した感じのダーク・メロディック・メタリック・クラスト。しかしHIS HERO IS GONE直系ではなく、奥行きのある音楽性を持っている。かなりエクスペリメンタルに近い大胆な音使いで、また、ブラック・メタルの様な感覚もかなりある。極端なスロー・パートもあるし、多少のアトモスフェリックな音もある。

2003年に結成した、米国 Maryland州(State of) Baltimore市出身で、2006年の初めからはOregon州(State of) Portland市の5人のバンド。

本作は2014年(01 April 2014)にリリースされた3rdアルバム。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

Bandcamp試聴(本作から1曲)
1曲ですが12分ほどあります。
Mfmf!試聴・前アルバム

(コメント:犬丸)

GRIDLINK - longhena 全曲試聴

GRINDCORE

グラインドの新しい波(ですか)。一応テクニカル・グラインドだが、それにとどまらない。複雑で、しかし疾走していて、しかしメロディック。特にギターは全編でキャッチーなメロディーを聴かせている。少し哀愁を帯びたトレモロもある。SE的なものの取入れ方なども従来のグラインドのものとは違う。エクスペリメンタル・メタル的なもの、ニュー・スクール・メタルコア的なものも多く、グラインドのラベルを貼るのが適当かどうか疑問だが、、、。

2004年に、HAYAINO DAISUKIも結成した2人、ヴォーカルと作詞のJon Chang (Discordance Axis、米国New Jersey州East Brunswick)、ギターと作曲のTakafumi Matsubara (Mortalized、日本京都市)が結成したもう一つのバンド。最終作(本作)のドラマーは2006年から加入のBryan Fajardo (KILL THE CLIENT, NOISEAR米国Texas州Dallas)、ベースはTed Patterson (Burnt by the Sun、米国New Jersey州)。2013年解散した。

本作は2014年(19 February 2014)にポーランドのSELFMADEGOD RECORDS/ HANDSHAKE INC.からリリースされた3rdアルバム。14曲(21:22)。本作では前述の4人がメンバー。ゲスト・ヴォーカルでは、Assückの1stアルバム "Anticapital" 時代のシンガーPaul Pavlovichが1曲(10曲目)参加している。
LABEL: SELFMADEGOD RECORDS AND HANDSHAKE INC. (ポーランド)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

COFFINWORM - iv.i.viii 全曲試聴

BLACKENED SLUDG / DOOM SLUDGE

ノイジーなブラック・メタル性の高いドゥーム・スラッジ。轟音、邪悪、暗黒。テクニカルで展開は多いが、必然性のある展開で複雑な印象は与えず、重厚でドラマティック。軽く、エクスペリメンタル・メタルと言った感覚も覗く。

2007年に結成した、米国 Indiana州 Indianapolis市の5人のバンド。

本作は2014年(March 18th, 2014)に米国PROFOUND LORE RECORDSからリリースされた2ndアルバム。6曲(39:36)。
LABEL: PROFOUND LORE RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

MEMPHIS MAY FIRE - unconditional

SCREAMO

ギターもかなりテクニカルでリズムも複雑。プログレッシヴとかエクスペリメンタルとか言っても良いサウンド。クリーン・ヴォイスを活かしたスクリーモ(米国でポストハードコアと言うタイプ)も残しつつ、デスコア的な咆哮ヴォイスを使うサード・ウェーヴ・スクリーモも、多様なエフェクターや電子音を使うエレクトロ・スクリーモ(ピコリーモ)も取り入れている。前進するバンドだが、やはりスタート地点と言えるアグレッションとエモーションと言う部分は変わらない。

2004年に結成した、米国 Texas州(State of) Dallas市(City of)の5人のバンド。

本作は2014年(March 25, 2014)にリリースされた4thアルバム。11曲(43:20)。前作同様、バンドのフロントマンKellen McGregorとCameron Mizell (WOE, IS ME, SLEEPING WITH SIRENS)がプロデュースした。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

MESSENGER - illusory blue

当店の守備範囲ではないため取扱は予定していませんが、良さ気ですので試聴を貼っておきます。まるきりプログレです。アコースティック。シンフォニック。

2014年3月31日発売新譜。
MESSENGER - ILLUSORY BLUES
品番:SVR260CD
発売元:CODE 7
レーベル:SVART RECORDS
(大手レコード店で予約等のため検索してもらう場合は、レーベルがCODE 7になったりPLASTIC HEADになったりするかも知れません)

Soundcloud試聴

(犬丸)

MODERN BASEBALL - you're gonna miss it all

INDIE ROCK / POP PUNK

カントリー・ミュージック的な歌い方などの少し田舎臭いアメリカーナな音に、レトロ・モダンな感じもする音や展開で、なんとなくユニークな気の利いた作品。

2011年に2人の高校生がアコースティック・バンドとして結成した、(2012年にDrexel大学(University)で結成した、)米国 Pennsylvania州 Philadelphia市の4人のバンド。

本作は2014年(11 Feb 2014)にリリースされた2ndアルバム。
12曲(29:30)。LABEL: RUN FOR COVER RECORDS (USA)

Soundcloud試聴(本作から6曲)

(コメント:犬丸)

PRIMALFROST - prosperous visions 全曲試聴

FOLK BLACK

フォーク・ブラック・メタル。DISSECTION全盛期やNAGLFARのような暴虐疾走メロディックな音に、臭フォーク系のメロディーを注入してある。一応ヴァイキング系ではないが、軽く哀愁のある勇壮なメロディーや音使いが多く、エピックな感じがあり、SUIDAKRAにも近い。歌唱はデス声主体に、メロディーによってはクリーンな声をかぶせたり、野郎コーラスを多用したりしている。メロデスとしても良い。テクニカル早弾きギター入りで、疾走パワーメタルの醍醐味もたっぷり。風味濃厚で味付けも濃いアルバム。

2012年2初めにスタートした、カナダ Ontario州 Toronto市のDean Arnoldの1人バンド。写真では4人なんですが。"写真はイメージです?"とか。、、、写真は多分ライヴ・メンバーでしょう。Dean Arnoldはライヴではリード・ギターとヴォーカルを担当。

本作は2014年(10 February 2014)にリリースされた2ndアルバム。10曲(57:35)。発売日にはまだ18歳になっていないDean Arnoldが、全楽器とヴォーカル及びプログラミングとミキシングをしている。
LABEL: MAPLE METAL (カナダ)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ADAMUS EXUL - arsenic idols

BLACK METAL

叙情的な鬱ブラック・メタル。ノイジーなギター等かなりロウでありながら、全体的に透明感のある綺麗目の音質。情感あふれるコールドな音とドラマティックな展開は、どこかゴシック的な感覚にも思える。また、叙情的メロディーと悲壮なヴォーカルでディプレッシヴ(鬱)性も高いブラック・メタル。

2008年に結成した、オーストラリア Victoria州 Melbourne市の2~5人のバンド。作品により参加メンバーが異なり、かなり流動的なので、もともと一人バンドだったのかも知れない。

本作は2014年(March 7th, 2014)にイタリアのATMFからリリースされた2ndフル・アルバム。7曲(48:37)。本作ではメンバーは3人がクレジットされているようだ。ギタリストがリーダーで作曲も担当する他、本作ではベースも担当。本作からヴォーカリストは変わっている。ドラムズとピアノはネオ・フォークもやっている人。
LABEL: ATMF(AETERNITAS TENEBRARUM MUSICAE FUNDAMENTUM) (イタリア)

Youtube試聴・本作2曲目
Youtube試聴・本作3曲目
Youtube試聴・本作6曲目

(コメント:犬丸)

LA DISPUTE - rooms of the house 全曲試聴

CHAOTIC / POST-HARDCORE

1曲目がいきなりアコースティック激情曲で、全般に、激情系(カオティック・エモ)やカオティック・ハードコアの感覚が表立ってきている。変則リズムなどテクニカルな面は従来どおりだが、アコースティックな音感が目立つためアーシーで、ジャズ・フュージョン要素も大きく、アメリカーナ等もミックスされている。ヴォーカルはエモーショナルを通り越してスピリチュアルだ。普通はポストハードコアと言われているが、アヴァンギャルド・フォーク・ミュージックかも知れない。こんな事を書けば人を惑わしそうだが、私にはニグロ・スピリチュアルとだって共通点があるように感じられる。

2004年に結成した、米国 Michigan州(State of) Grand Rapids市(City of)の5人のバンド。

本作は2014年(March 18, 2014)に、NO SLEEP RECORDSを離れて自らのレーベルBETTER LIVINGからリリースした3rdアルバム。11曲(41:49)。バンド自身とWill Yipがプロデュースした。
LABEL: WORKHORSE MUSIC GROUP/BETTER LIVING (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

WINTERCULT - last winter 全曲試聴

BLACK METAL

アトモスフェリック鬱ブラック・メタル。ゆっくり目のミドル・テンポ、ダークで叙情的なメロディーとトレモロの連続。ノイジーでメロディックなギターをバックに、鬱ヴォーカルは高音悲鳴をソフトにした感じでゆったりと歌っている。ドラムズは打込みのはずだが、結構人力っぽい。アルバムの全曲を一つのスタイルで通していて、あまり展開しないるので、変化は乏しいが、何の因果か鬱な音に浸りたい人には安心。ヴォーカルが普通ではないので、好き嫌いは分かれるだろう。

2010年に結成したロシア Свердловская(スヴェルドロフスク)州(область) Екатеринбург(エカテリンブルク)市(город)の1人のバンド。もともとは全楽器とヴォーカルで1人。

本作は2013年(October 4th, 2013)にウクライナKievのARCHAIC SOUND(会社)のSVARGA MUSIC(レーベル)からリリースされた3rdアルバム。6曲(45:45)。限定500枚。本作からベースとプログラミングを担当するメンバーが加わり、2人のバンドになった。前2作は5曲入りCD-Rで、トータル・レングスが30分あまりと45分あまり。このため本作が1stとされている場合や、2ndとされている場合もあります。
LABEL: ARCHAIC SOUND-SVARGA MUSIC (ウクライナ)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ADMIRAL SIR CLOUDESLEY SHOVELL - check 'em before you wreck 'em

HEAVY ROCK / BLUES ROCK

70年代タイプのブルーズ・ロック色の濃いヘヴィー・ロック。ブルージーなグルーヴたっぷりのギターやヴォーカルで、音はメタリック。ミドルテンポかやや速い目の、ワイルドなノリで、かなり汗臭い(熱い目の)ダイナミックなサウンド。

2008年に結成した、英国 Engand国(Country) East Sussex州(County) Hastings町(Borough)の3人のバンド。

本作は2014年(31/3/2014)にリリースの2ndアルバム。10曲。
LABEL: RISE ABOVE (UK)

Soundcloud試聴・本作1曲目
Youtube試聴・本作8曲目の曲のライヴでの演奏

(コメント:犬丸)

SCORPIOS - s/t (Tony Sly / Jon Snodgrass / Joey Cape / Brian Wahls)

FOLK SONG

静かな曲の情感のこもった音は忘れがたい深い印象を残す。生音の魅力を余さずに活かしたJoey Capeなど4人のユニットによる作品。本作はアコースティックなフォーク・ミュージックで、大変プリミティヴなトラディショナル・ミュージックの特徴・魅力も備えている。生ギター以外のトラディショナル楽器も使われている。

SCORPIOSは最初JoeyとJon Snodgrassで結成し、Tony SlyとキーボーディストBrian Wahlstromも加わって、2011年10月からライヴを行っている。

本作は2011年にアナログLPとダウンロードで自主リリースした1stアルバム。2013年(28 Mar 2013)にドイツのDESTINY RECORDSからCD化盤とLPの再発がリリースされた。
こちらはJoey Capeの作品の再発の中の1点として、2014年(March 18th 2014)にリリースされたCD盤再発。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

TOWER - hic abundant leones

PSYCHEDELIC BLUES ROCK / HEAVY ROCK / STONER

サイケデリックでダウナーな音。ファズの聴いた低音ギターのドローンでヘヴィーなサウンド。レトロなブルーズ・ロックを標榜するが、実際の70年代の音と言うだけでなく、古い机の引出しから出てきた色のにじんだ写真の様などんより曇ったサウンド。歌メロもブルージーなギターも共にメロディーは古色蒼然としてメランコリックで魅惑的な曲だ。サイケデリックな怪しさとヘヴィーな重厚さも目いっぱい強調されている。サイケデリックであると同時に、普通に心に響くものも持っている。

1938年にシンガーのErikとギタリストのAugustの兄弟が友人のベーシストViktorと共に、スウェーデンの北部森林地帯の故郷の小さな村を後にして、南部の大学のある大都市Uppsalaに向かった。3人はそこでソビエト難民のドラマーTommieに出合った。彼のただ一つの財産は紀元前5300年のブルースのレコードだった。それは北部人の魂に響くものがあり、4人はブルーズ・ジャムを始めた。と言うのがバンドのオフィシャルの経歴。完全に狂ってるのでどうにもならない。

本作は2014年(3 3 2014)にANGEL WITCH (2009年加入)のベーシストWill Palmers (元RISE ABOVE RECORDSの従業員)が2013年に作ったBAD OMEN RECORDSからリリースされた1stアルバム。9曲。
LABEL: BAD OMEN (UK)

Soundcloud試聴・tower-cult
tower-cultにはコメント制作時点ではいずれも本作の曲の3曲(トラック9・7・2)がUPされています。

Soundcloud試聴・レーベルによる2曲セット(トラック3と8)
コメント制作時点では上の試聴3曲と下の試聴2曲で違う曲が聴けます。Soundcloudにtower(offical)と言うページもあります。tower-cultには発売の1年前からUPされているのでオフィシャルのはずですが。

(コメント:犬丸)

JOEY CAPE AND JON SNODGRASS - liverbirds

FOLK SONG

オルタナティヴ・カントリー/インディー・フォークバンドDRAG THE RIVERのフロントマンJon SnodgrassとLAGWAGONのフロントマンJoey Capeのデュエット。今回FAT WRECK CHORDSから発売の一連のJoey Capeの作品の再発の中の1点で、Joey Capeのソロ作品と類似しているが、その中で一番カントリー・ミュージック色の濃い作品。またフォーク・ミュージックとしての面を見れば、プリミティヴなトラッド色やエクスペリメンタルな所がなく、普通のモダン・フォーク(米国流ではCONTEMPORARY FOLKと言われる、米国で1960年代のフォーク・リヴァイヴァル以後の一般的なフォーク・ミュージック=Joan Baez/Pete Seeger/Bob Dylan以後)のサウンド。

Jon Snodgrassは米国 Missouri州 Nodaway郡(County) Maryville市辺りで生まれ育った。Colorado州 Fort Collins市に引っ越して、1993年にARMCHAIR MARTIANを、1996年にDRAG THE RIVERを始めた。

本作は2010年(April 1, 2010)にセルフ・リリースしたアルバム。9曲目が未発表新曲で、それ以外の曲はCapeが参加しているLAGWAGONとBAD ASTRONAUT、及びSnodgrassが参加しているDRAG THE RIVERとARMCHAIR MARTIANの曲のカヴァーになっている。10曲(27:28)。2人のセルフ・プロデュース。
こちらは2014年(March 18th 2014)にリリースされた再発盤。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

CRIPPLE BASTARDS - nero in metastasi

GRINDCORE

メタリック・グラインド。ギターはザクザク刻んでいて、咆えるような低音ガテラルと中音の叫ぶヴォーカルがエクストリームで快調。曲はコンパクトだが音楽的な展開がある。パンク性も、メタル性も、メタルコア性も程よくミックスされ、完成されたサウンドからは重厚ささえ感じられる。意外性・異常性を求めるのでなければ、非の打ち所のない作品。

1988年に結成した、イタリア Piemonte州(Regione) Asti市(Comune)の3人のバンド。

本作は2014年(18 February 2014)にリリースされた8thアルバム。18曲(36:37)。スウェーデンGothenburgのStudio Fredmanで制作。Fredrik Nordstrom (ARCH ENEMY, AT THE GATES, DARK TRANQUILLITY)プロデュース。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

Soundcloud試聴・本作から3曲

(コメント:犬丸)

JOEY CAPE - bridge

FOLK SONG

間近にCapeの息遣いやギターのフィンガー・ノイズが感じられる私小説の世界。亡くなったTony Slyとの競演アルバムが本作の5年前にある、LAGWAGONのフロントマンJoey Capeのソロ・アルバム第1作目。アコースティック・ギターをフューチャーした弾き語りで2004年のTony Slyとのスプリットと共通する音楽性だ。

Joey Cape、本名Randal Joseph Capeは、1966年11月16日に、米国 California州 Santa Barbara市で生まれた。1989年にSanta Barbara郊外のGoleta市(2002年までは地方自治体でない市)でLAGWAGONの結成に参加した。バンド名は、お母さんがJoey兄弟を学校に迎えに来るステーションワゴンを、弟がLAGWAGONと名づけていたのに由来する。現在はSan Francisco市に住んでいる。

本作は2009年(USA:September 29, EUROPA:October 21, 2008)に米国のSUBURBAN HOMEからリリースされた1stアルバム。12曲(37:08)。本作で、新曲7曲に加えて、前月(August 19, 2008)リリースされたLAGWAGONのEP"i think my older brother used to listen to lagwagon"全7曲のうちの5曲をソロで歌っている。聴き比べても面白いかも知れない。
こちらは2014年(March 18th 2014)にリリースされた再発盤。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Soundcloud試聴

(コメント:犬丸)

OWLS - two

EMO

メンバーは当時のCAP'N JAZZと全く同じで、Tim Kinsella、Mike Kinsella、Victor Villarreal、Sam Zurickの4人。Kinsella関連の後のバンドは(セミ)アコースティク・ポストエモ・ポストロックと言う感じになって行くが、それとは異なる。またCAP'N JAZZのように何をやるか判らないサウンドでもない。綺麗なメロディー、気が利いたメロディーを、CAP'N JAZZ程ではないがある程度の幅のある音楽性と音楽的な遊び心で、じかし"バンドらしい"まとまりや厚みのあるサウンドで演奏している。

2001年に結成した、米国 Illinois州 Chicago市のバンド。2002年に活動停止(解散?)していたが2012から再び活動している。

本作は2014年(March 25)にリリースされた2ndアルバム。10曲(38:56)。
LABEL: POLYVINYL RECORDS (USA)

Soundcloud試聴・本作2曲目
Soundcloud試聴・本作4曲目
Soundcloud試聴・本作6曲目

(コメント:犬丸)

EARTH CRISIS - salvation of innocents

METALCORE

メタリック・ハードコアと呼ばれていた時代から活動を始めている、メタルコア創世記(ファースト・ウェーヴ・メタルコア)のバンドだが、時代を感じさせることのないサウンド。米国ではヴェイガンのSXE(ストレイト・エッジ)のバンドと言う感覚らしいが、いかにもメタリック・ハードコアと言う感じの音。

1989年に結成した、米国 New York州 Onondaga郡 Syracuse市のバンド。5枚のアルバムを残して2001年に解散した。2007年に再結成して本作以前に2枚のアルバムがある。

本作は2014年(UK:Mar 3rd, USA:Mar 18)にリリースされた8thアルバム。12曲(34:46)。結成直後にリーダーのKarl Buechner以外のメンバーが総入れ替えになっているが、本作は、1995年の1stフルアルバムとメンバーがあまり変わらない。リズム・ギターが変わっているだけだ。
LABEL: CANDLELIGHT RECORDS USA (USA)

Youtube試聴・本作1曲目
Youtube試聴・本作2曲目
Youtube試聴・本作3曲目
Youtube試聴・本作4曲目

(コメント:犬丸)

TAKING BACK SUNDAY - happiness is 全曲試聴

EMOCORE / INDIE ROCK

風格と安定感。良い意味でこれはロックだ。細かく言えば、音が綺麗、めりはりがはっきりしている、絶叫やポップさは低めで、キャッチーだがハートウォームでエモーショナルだ。しかしエモコア・ファンでなくても、幅広くロックとして評価される充実感のある内容。

1999年に結成した、米国 New York州 Suffolk郡(County, 行政区) Babylon町(Town of, 行政区) Amityville村(Village, 自治体)の5人のバンド。中心人物はex-MIND OVER MATTERのEddie Reyes (November 19, 1972生まれ)。

本作は移籍して2014年(March 18, 2014)にリリースされた6thアルバム。現在のメンバーは結成時と比べれば2人しか残っていないが、1stアルバムと全く同じになっている。11曲(40:58)。
LABEL: HOPELESS RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

MURPHY'S LAW - best of times 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

80年代ニュー・ヨーク・シーンのパーティー・パンク・バンド。ノリの良い軽いめのメタリックなサウンド。スカ、レゲエ、ファンク等を含む色々な音楽要素を加えている。本作ではFISHBONEのメンバーも演奏に加わって、ホーンも使い、まだスカコアがオーヴァーグラウンドする以前の時代にやっている。彼らのアルバムの中でも特にファンキーな作品だ。

1983年に結成した、米国 New Yore州 New Yore市 Queens区 Astoria地区のバンド。

本作は1991年(November 5, 1991)に米国RELATIVITY RECORDSからリリースされた4thアルバム。14曲。FISHBONEのJohn "Norwood" FisherとPhilip "Fish" Fisherの兄弟がプロデュースしている。
こちらは2014年にリリースされた再発盤。
LABEL: I SCREAM RECORDS (from USA)

Youtube全曲試聴

(コメント:犬丸)

MIGHTY FINE - brothers and smugglers 全曲試聴

MELODIC HARDCORE / POP PUNK

明るくキャッチーでエナジーあふれるミッド・テンポ・メロディック・ハードコア。ステディーなリズムに乗って、ハスキーなヴォーカル、シンガロング、メロディックなギターが駆け巡る。ミッド・テンポが特徴とされているが、高速ではないが快速ぐらいのスピード感がある。MILLENCOLINやDILLINGER FOUR位のサウンド。かなり明るい人格らしく、価格もやけくそキャッチーだが、サウンドも全く手をゆるめないキャッチーさが全編みなぎっている。ポップなロックとしても聴ける。

2008年に結成した、米国 California州 San Luis Obispo郡(自治体) San Luis Obispo市(自治体)の4人のバンド。

本作は2014年(3/4/14)にリリースされた3rdアルバム。10曲。
LABEL: CREATOR-DESTRUCTOR RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ALESANA - decade

SCREAMO

スクリームも使っているがそれにとどまらず、低音の咆哮やエフェクトのかかった高音のヴォーカル(やコーラス)等、クリーン・ヴォーカルと様々なヴォーカルを使い独自の世界を作っている。ヴォーカルの変化と同期して展開も多く、めまぐるしい位に千変万化するサウンドで、スリル満点でテンションが高い。全般にスピード感がある。クリーン・ヴォイスを活かしたスクリーモ(米国流でポストハードコアと言うタイプ)と、デスコア的な咆哮ヴォイスを使うスクリーモ(新しいタイプ)をミックスして変化の幅を広げている。

2004年に結成した、米国 North Carolina州(State of) Wake郡/Durham郡(County) Raleigh市(City of)の6人のバンド。

本作はEPITAPHから移籍して2014年(1 April 2014)にリリースされた6曲収録のEP。
LABEL: ARTERY RECORDINGS (USA)

Youtube試聴・最後の曲
Youtube試聴・Album Preview

(コメント:犬丸)

INFERNO - pioneering work: 56 song discography 2CD

HARDCORE

RAWでいてキャッチーな爆走サウンド。ドイツのハードコア・パンクの草分け。本作は1983-1992年の間の全音源56曲をリマスターで収録した。

INFERNOは1981年11月にシンガーHowie (最後迄参加)とドラマーのPez (1982年迄参加)が、西ドイツ Schwaben州(Bezirk) Augsburg市(county-level city)で結成した。後期ほどスラッシュ・メタル寄りと言われている。1990年にほぼ活動を終えているが、1992年に再結成してライヴをしている。

本作は2007年にドイツDESTINY RECORDSからリリースされたCD2枚組編集盤。同内容のLPはドイツのWEIRD SYSTEMから3枚組でリリースされた。本作は、
(1) 1983年にドイツMULLEIMER RECORDSからリリースされた1stアルバム"tod und wahnsinn"
(2) 1986年にドイツRISE & FALL PRODUCTIONSからリリースされた2ndアルバム"hibakusha"
(3) 1990年にドイツRISE & FALL PRODUCTIONSからリリースされた3rdアルバム"it should be your problem"
(4) 1985年に米国のPUSMORTからリリースされた日本のEXECUTEとのスプリット・アルバム"split"のINFERNOの音源
(5) 1985年に米国のSUBVERSIVEからリリースされたEP "son of god"
以上をを完全収録している。
(6) その他、1984年に米国PUSMORT RECORDSからリリースされたコンピレーション盤"cleanse the bacteria"、1985年のコンピレーション盤、1992年のコンピレーション盤の参加曲(等)も収録している。

こちらは2014年にリリースされた再発米国盤。表紙デザインはDESTINY RECORDS盤と同じだが、緑っぽい色ではなく赤っぽい色になっている。32ページブックレットに、歌詞や写真・フライヤーと、シンガーHowieとギタリストArchieによるバンドのヒストリーを掲載。未確認ですが英訳詞が掲載されているようです(原語歌詞がないかも)。
LABEL: BEER CITY SKATEBOARDS AND RECORDS (USA)

Hello.dj試聴
Hello.djはウエブから検索してアルバム通りの順番で自動的に連続再生します。Youtube以外の画像や映像のないサイトからも音源を拾うらしく、正しいINFERNOの画像が表示されていても音源は間違っている事が多々あります。画像の上にポインタを持っていくと「歌を修正」ボタンが現れます。なお。このサイトでも「レジストリにエラーを発見」などという警告を装った広告が挿入されている事がありますが、その手の広告は無視して下さい。

(コメント:犬丸)

BL'AST! - expression of power

US HARDCORE

BLACK FLAGフォロワーと言われる。本作は1986年にリリースされた1stアルバムの録音時に収録された音源からの別ヴァージョン集。オリジナル・ヴァージョンも収録されており、全曲がBrad Boatright (From Ashes RiseのVoでSleep等のエンジニア)によりリマスターされている。1曲目の切り分けが異なる為曲数が1つ違うが、本作13曲目までが1stアルバムの全12曲のオリジナル・ヴァージョン。残りの12曲が初公開のオルタネイティヴ・ヴァージョンTRACK SESSIONSで、このセッション分ではオリジナル(本作始めの13曲)中の11曲と他の曲1曲を演奏している(以上は表示タイトルによる判断です。曲に別タイトルがあれば異なる可能性があります)。本作は2014年(March 18)にリリースされた。
SOUTHERN LORD RECORDS (USA)

BLACK FLAGにも色々な作品があるが、BLACK FLAGの1stアルバム"damaged"の延長線のサウンドだ。独特な荒々しさ、根底にあるパンク感覚、そして今聴けばあいまいにしか理解できないかもしれないが、当時としては進取の精神にも富んでいる。一定の範囲で収束させているがカオティックな展開もあって荒々しさを増している。(以前の記事「BL'AST! - power of expression」から転載)

BL'AST!は1982年に結成を始めて1983年から活動した、California州Santa Cruzのバンド。アルバム3枚を、1986年、1987年、1989年にリリースして、1991年に解散した。
バンドについての詳細は以前の記事「付゛録゛ - BL'AST! - power of expression」をご覧下さい。

Youtube試聴・1stアルバムのオリジナル全曲
本作"expression of power"からの音源は一切公開されていないため、試聴はオリジナル・アルバム"power of expression"のものです。

(コメント:犬丸)

JOEY CAPE'S BAD LOUD - volume one 全曲試聴

INDIE ROCK

しっとりとした情感からドラマティックなエモーションまで、アコースティック/非アコースティックに拘(こだわ)らずに、思う存分彼の持つ感性と音楽性をつぎ込んだ作品になっている。今回発売の一連のJoey Capeの作品の再発の中の1点だが、他の作品とは異なり、弾き語りや少人数のアコースティック中心の演奏ではなく、手の込んだ演奏を聴かせる非アコースティック・サウンドの作品だ。と言ってもアコースティック感覚も、フォークやカントリーの要素もある。アコースティック中心の"doesn't play well with others"でもアレンジの才能、サウンドを作り出すセンスが冴えていたが、その面を強く表に出した作品だ。

BAD LOUDは2011年1月に結成し始めて4月にバンド名が発表された、米国 California州 Goleta市の3~4人のバンド。LAGWAGONのフロントマンJoey Capeのプロジェクト・バンド。

本作はCDは2012年(September 14th, 2012)にドイツのDESTINY RECORDSからリリースされた1stアルバム。11曲(35:42)。フィジカル・リリースに先立って、2011年にデジタルで公開されていた様だ。
こちらは2014年(March 18th 2014)にリリースされた再発盤。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

GBH - midnight madness and beyond オリジナルの全曲試聴(12曲)

PUNK

ロックンロール・パンクにメタリックなギターを入れた軽快な疾走曲が中心。メロディックさも疾走感も適度なサウンド。彼らはUK82と呼ばれる初期英国ストリート・パンク・ムーヴメントにおいてパイオニアーの役割を果たした。当初のSEX PISTLESインフルエンスから、MOTORHEADタイプのロックンロールとパンクの融合したサウンドになり、さらにメタルも取入れたサウンドに発展した。一時強力にメタリックなアルバム"church of the truly warped"(1992年)も残しているが、その後、ほぼ初期のUK82サウンドに戻っている。本作も、MOTORHEADのパンク色をさらに強めたサウンドと言えば判りやすいだろう。

1978年に結成した、英国West Midlands都市州Birmingham市のバンド。当初のバンド名はG.B.H.だったが、同名のバンドがあったため、1stと2ndアルバムはCharged G.B.H名義としていた。本作3rdアルバムや5thではGBH、次の4thではG.B.Hとしている。バンド名は結成当時のベーシストSean McCarthyがGHBをやっていたのに因む。GBHは隠語でGHB(ガンマヒドロキシ酪酸塩)をさす。内因性(体内に自然に存在する)のため毒性はないが連用で人格変化や使用中止時の離脱症状が起き、過剰使用では死亡する。日本では2001年10月に麻薬指定されるまでは合法だった。

本作は1986年にROUGH JUSTICEからリリースされた3rdアルバム。オリジナルは12曲。こちらは2002年にCAPTAIN OI!からリリースされた再発盤。ROUGH JUSTICEからアルバムと同じ年にリリースされた12インチEP "oh no it's gbh again"の4曲を追加、全16曲収録。12インチEPの分の音源もアルバムと同じセッションで録音されている。
LABEL: CAPTAIN OI! (UK)

MusicMP3試聴・オリジナルの分の12曲全曲

(コメント:犬丸)

NOTHING - guilty of everything 全曲試聴

SHOEGAZE METAL

進化するポスト・メタルの一種。轟音とおしゃれで綺麗なシューゲイズ・メタルのクロスオーヴァー。90年代のオルタナティブやファズ・ギター/ノイズ・ギター(グランジなど)やポストロックの音を取入れて、メロディーにも響きにも、甘美な面とコールドな面を持っている。

フィラデルフィアのハードコア・バンドHORROR SHOW (DEATHWISH INCからアルバム)のシンガーDomenic "Nicky" Palermoは刺傷事件を起こして2年を刑務所で過ごした。出所後、Palermoはex-DEAFHEAVENでWHIRRのNick Bassetと出合った。二人は2011年にNOTHINGを結成した。二人は2013年にWHIRRやNOTHINGの他のメンバーとDEATH OF LOVERS (DEATHWISH INCからEP)というSHOEGAZE HARDCORE/POST-PUNKバンドを結成した。

本作は2014年(March 3rd 2014)にリリースされた1stフルアルバム。9曲(38:41)。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

KING NINE - scared to death ばらばらで全曲試聴

NEW YORK HARDCORE / MOSHCORE

メタリック・モッシュコア。スラッシーなギターとタフガイなヴォーカルのモッシーなハードコア。あまりダンサブルではない90年代のニュー・ヨーク・スタイルに、モダンな少しテクニカルな(複雑な)部分が加えられている。

2010年に結成し、2011年にライヴ活動を開始した、米国 NY州 Long島(Long Island)の4人のバンド。MIND PIECEのシンガーをフューチャー。ベースとドラムズはBACKTRACKのメンバー。

本作は2013年(November 12th)にMASS MOVEMENT RECORDSからアナログLPでリリースされた1stアルバム。10曲。完売後ダウンロード版が自主リリースされていた。こちらは2014年(24 January 2014)にポーランドのRATEL RECORDSからリリースされたCD化盤。なお、同時にRATEL RECORDSからアナログLPが限定再発された。
LABEL: RATEL RECORDS (ポーランド)

Youtube試聴・NikkNgTのチャンネル
このチャンネルに2013/12/09に全曲続けてUPされていますが、アルバムの曲順にはなっていません。セットにもなっていません。

(コメント:犬丸)

FOR TODAY - fight the silence

NEW SCHOOL METALCORE / METALCORE

がっちりと組上げられたハード・アンド・ヘヴィーなメタルコア。ザクザクしたブルータルな音でモッシーな要素もあるが、テクニカルでしっかりコントロールされた演奏はクリアーで、音色には美しさもある。時々現れる哀愁を帯びた綺麗なメロディーや叙情的なパートが印象を深めている。タイトル曲ではhuman trafficking(強制労働、性的搾取、臓器売買など)を取上げ、6曲目では世界平和を訴えている。色々な曲調の部分があるのだが、それぞれに内容があるという事に注目すれば、より深く理解し楽しむ事ができる。

2005年に結成した、米国 Iowa州(State of) Sioux市(City)の5人のクリスティアン・バンド。

本作は2014年(February 04, 2014)にリリースされた5thアルバム。12曲(43:25)。ゲスト・ヴォーカルにはMEMPHIS MAY FIREのMatty Mullins(2009年-)が1曲参加。
LABEL: RAZOR AND TIE RECORDS (USA)(us)

Youtube試聴・本作2曲目
Youtube試聴・本作3曲目
Youtube試聴・本作5曲目
Youtube試聴・本作11曲目

(コメント:犬丸)

MORNING GLORY - war psalms 全曲試聴

SKA

スカ入り、ポリティカルなポップ・パンク。スカ、レゲエ、パンクの要素を含みながらもそれにとどまらない。目眩く(めくるめく)様にあるあらゆるジャンルをクロスオーヴァーするサウンドは、演劇的なドラマティックさが感じられ、常にイケイケだ。アッパーにアジテイションするような歌い方もイケイケだ。取入れている音楽はOASISからCLASH迄とも書かれているが、クラシック音楽やジャズから原始人音楽までと言い替えても良い。

2001年に、LEFTOVER CRACK、CHOKING VICTIM等に参加していたEzra Kireがソロ・プロジェクトとしてスタート。現在は米国 New York州 New York市 Lower East SideとBrooklynのミュージシャンによるバンド。

本作は2014年(February 18, 2014)にリリースされた3rdアルバム。13曲(38:04)。中心メンバーは5人。LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

LIFE AFTER DEATH - cuffed qnd cursed

OLD SCHOOL METALCORE / MOSHCORE

ヘヴィーでタフなストリート感覚のあるメタリック・ハードコア。ミドルテンポに疾走やビートダウンを加え、もろモッシュコアと言うのではないが、ダンサブルで十分モッシーなパートが入る。ヴォーカルは低音ではないが咆えるようなスタイルで、ファストなパートでは早口の唾を飛ばす様な部分もあって、オールド・スクールな米国ハードコアのテイストもある。ギャングコーラス、そして強力ビートダウン入り。

2011年の冬に、ex-ICEBERGとex-KARLOFFのメンバーが参加して結成した、米国 Indiana州北部の5人のバンド。2011年に4トラック入りデモ"life after death (respect is collected)"がある。2012年(February of 2012)に8曲入りのデヴュー・フルアルバム"scum of society forever"がある。2012年に5曲入りEP "fuck money"がある。

本作は2013年(14 March 2013)にリリースされたEP。4曲。
LABEL: FILLED WITH HATE RECORDS (ドイツ)

Bandcamp
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

IRON MIND - s/t 全曲試聴

MOSHCORE

メタリック・モッシュコア。ずっしり重たいビートダウン・パートをたっぷり織り込んでいる。ビートダウン・パートから展開してまたビートダウン・パートになると言う悪質な展開で、延々とビートダウンする。80年代90年代のニュー・ヨーク・ハードコアにインフルエンスされたと言う事だが、それと比べると、やはり遥かに重い音を出している。ファストなパートがあまり無いので単純になるが、聴き様によってはメロディックな面やカオティックな面があり、時折入るギターのソロが少しダークでメロディックなあたりがアクセントになっている。

2006年に結成した、オーストラリア Victoria州 Melbourne市の5人のバンド。

本作は2014年(Friday 10 January)にオーストラリアのRESIST RECORDSからリリースされた self titled の2ndアルバム。10曲。MIKE DESLANDES (元I KILLED THE PROM QUEENのフロントマンMichael CrafterのバンドCONFESSIONのエンジニア)による録音。
LABEL: RESIST RECORDS (オーストラリア)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Youtube試聴・ライヴの様子
腕振り回してます。
Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)

IRON CHIC - not like this 全曲試聴

POP PUNK

メロディック・ポップ・パンク。陰影に富んだ音と言えばいいだろうか。細かな工夫の積重ねや余裕を生み出す遊び心。疾走が多いながら、展開にも色々な部分を取入れた丁寧なサウンド・プロダクション。ギターの音も、ドラムズも、ベースも、それぞれが多彩で表情豊かなので、演奏だけを聴いていても楽しい。メロディックで、疾走中心で、キャッチーなヴォーカルと大量のシンガロングが入るが、ダークではないが何となくまったりしている。やかましくないのがうれしい。

2008年に結成した、New York州 Suffolk郡(County) Huntington町(Town) Huntington Station村(Community)の5人のバンド。SMALL ARMS DEALERのシンガーやLATTERMANのギタリスト2人が参加している。バンド名はイラン出身の元プロレスラーIron Sheik(本名Hossein Khosrow Ali Vaziri)に因む。日本でのリングネームはコシロ・バジリとハッサン・アラブ。引退前後から人気が高くTwitterの人気者。

入荷の順番が逆になるが、先に入荷している"constant one"が2ndアルバム。
本作は2010年に米国DEAD BROKE REKERDSとドイツYO-YO RECORDSからアナログ盤のみでリリースされた1stアルバム。10曲。2011年(04 Apr 2011)に英国の BANQUET RECORDS と 86'D RECORDS AND FANZINE のリリースでCD化して発売されていた。こちらは2014年にリリースされた米国DEAD BROKE REKERDSからのCD化盤。
LABEL: DEAD BROKE REKERDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

CARNIFEX - die without hope 全曲試聴

DEATHCORE

デス・メタルのどす黒いテイスト濃厚味付け。ザクザク感もあるブルータルな音だ。しかし、ゴシックやブラック・メタルを思わせる程の、地下世界のダークなメロディーや妖しさのあるメロディーをたっぷり盛り込んでいる。クリアーな音のパートも随所にあって、全編が統一された音楽性を持ちながら、単調さは感じさせない。哀愁メロディーもウケ狙いが見え透いたようなちゃちなものではなく、ダークさが強い目でマニアも満足させるだろう。

2005年に結成した、米国 California州 Fallbrook市出身の、California州 San Diego市の5人のバンド。2012年12月23日に最後のライヴを行って解散した。2013年6月に再結成して、7月にNUCLEAR BLAST RECORDSが契約を発表した。

本作は2014年(March 4, 2014)にリリースされた5thアルバム。10曲(38:04)。今までのVICTORYからの3作からギタリストの内1人が替わっているが、解散と再結成には不自然な感じがありますね。バンドと良くもめて悪評高いVICTORYとの契約を切る為の偽装だったのではないでしょうか。
LABEL: NUCLEAR BLAST RECORDS (USA)

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

I KILLED THE PROM QUEEN - beloved 全曲試聴


新ヴォーカリストが滅茶苦茶にワメキ歌い。基本的にはガンガン走りっぱなしの曲で、哀愁メロディーやまったりしたコーラスも入る。さまざまに変化するドラムズも全体を引っ張っている感じがする。このドラマーShane O'Brienはex-BURIED IN VERONA (2012-2013年), ex-CONFESSION (2009-2012年), 現JACK THE STRIPPE (chaotic mathcore)と言う事だ。また、録音はスウェーデン GothenburgのStudio Fredmanで行い、Fredrik Nordstrom (Bring Me TheHorion、In Flames)がプロデュースした。彼らの音は、デスメタル要素は薄くエモコア要素もほぼない1stウェーヴ・メタルコア直系のサウンドため、変化が少なく単調になりかねないが、それをキャッチーなメロディーや途中に挿入する静かな曲、そして綺麗なギターのユニゾンと言った音の変化で補っている様だ。

2000年に結成した、オーストラリア South Australia州(State) Adelaide市(City of)のバンド。2007年に解散。2011年にギターの2人が新メンバー3人と共に本格的に再結成。
ヴォーカルは、今までの作品では大部分でフロントマンを務めてきたMichael Crafterが、EPITAPHと契約後はオーストラリアから離れている事が多くなって、ホームシックにかかると言うので2006年に脱退。その後Ed Butcherが参加したが、すぐに解散。今回の再結成ではRED SHORE(2004年結成-2009年まで参加)のベーシスト(2007年まで)/シンガー(2007年から)のJamie Hopeに替わっている。
Michael Crafterは2007年にはBURY YOUR DEADに参加したが、彼がライヴで麦藁帽子をかぶる事に他のメンバーが反対したため脱退し、2008年に50 LionsのメンバーらとConfessionを結成したが、2012年にメンバーを総入れ替えしている。

本作は2014年(オーストラリア:14 February 2014, USA:18 February 2014)にリリースされた3rdアルバム。11曲(37:44)。
LABEL: EPITAPH RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴・Deluxe全曲
Youtube全曲試聴・オフィシャル

、、、と言う訳で、Shane O'Brienと言うドラマー、JACK THE STRIPPEと言うバンド、Michael Crafterと言う変な人が要チェックだ。
(コメント:犬丸)

消費税率変更についてのよくある質問

4月1日以後に入荷するものはこのBLOGの予定価格より高くなるの?
こちらに掲載している予定価格は、商品の入荷見込みが4/1以降になる物については、入荷のタイミングを考慮した価格を税込で表示しています。
3/31までに入荷できる見込みであった商品の入荷が4/1以降に遅れた場合でも、初回入荷時の税込価格を引上げることはありません。
但しサプライヤーの発売日が変更されて入荷が大幅に(60日以上)遅れる場合に限り、新しい入荷見込み日での予想原価により計算しなおした価格に改定する場合もあります。

今後も価格は変わらないの?
初回入荷以後は、原価の変動に応じて、従来より、入荷ごとに商品価格を変更しています。
原価の変動の主な要因としては、外国為替交換レートの変動、原産地通貨建てでの価格の変更、消費税率の変更(4月引上げ)、外国貨物の運賃・諸経費の変更(引上げ済み)、外国送金手数料の変更があります。価格に影響を及ぼす要因としては、3%の消費税率の引上げの影響は、ここ1年余りの外国為替交換レートの円安と比べると、きわめてわずかなものです。
2013年の新政権の政策により、大幅な外国為替交換レートの変動がおきていますので、価格引上げが続いています。最近は外国為替交換レートの変動はやや収まっていますが、英国での原産地通貨建て価格の引上げが多くなっていますので、当面については若干の値上がりが予想されます。

SEAHAVEN - reverie lagoon: music for escapism only

EMOCORE / INDIE ROCK

入荷未定ですがとりあえず告知と試聴をUPします。必要でしたらアクションを。

On their sophomore full-length, Torrance, CA's Seahaven capture a dreamy, sprawling, airy Southern California mood. Produced and engineered by Ben Brodin (Bright Eyes), the subtle combination of emo, indie and post-punk is brought to life by the uplifting natural production and orchestral instrumentation. Warm, beachy reverb blankets equally contemplative and carefree sounding pop that ebbs and flows with rising strings and def percussion, making for Seahaven's most interesting and engaging songs yet.

Soundcloud試聴・本作から3曲

(犬丸)

SUICIDE SILENCE - ending is the beginning: the mitch lucker memorial show: 12.21.12 CD+DVD

DEATHCORE

モーターバイク事故で、2012年11月1日木曜午前6時17分に、オレンジ・カウンティー医療センターの集中治療室で、SUICIDE SILENCEのガテラル・シンガーMitch Luckerは死亡した。追悼ライヴが2012年の12月21日に米国加州Pomona市のPomona Fox Theater (1931年開館、1751座席)で行われた。

SUICIDE SILENCEは米国 California州(State of) Riverside市(City of)のバンド。Mitch Luckerの弟のガレージ・バンドに参加していたシンガーのMitchとギターのChris Garzaが、他のバンドのメンバーと共に、サイドプロジェクトとして2002年にスタートさせた。当初はツイン・ヴォーカルでギターが2人の、6人編成のバンドだった。2007年にデヴュー・アルバムを発表し、以後、2011年までに3枚のアルバムがあった。Mitchの後任のシンガーには、ex-ALL SHALL PERISHのHernan "Eddie" Hermida (2003-2013年)が、2013年から参加した。

本作は2014年(February 18, 2014)にリリースされたライヴCD/DVD。先に述べた追悼ライヴを収録している。バンドは本作を最後に移籍し、NUCLEAR BLASTから新アルバムを予定している。
LABEL: CENTURY MEDIA RECORDS (USA)

Youtube試聴

(コメント:犬丸)

JOEY CAPE - doesn't play well with others 全曲試聴

FOLK SONG

LAGWAGONのフロントマンJoey Capeのソロ・アルバム第2作目。ハードコア・バンドのメンバーのアコースティック・ソロ作品も色々あるが、Capeの作品は単なるフォーク・ミュージックにとどまらず、大変プリミティヴなトラディショナル・ミュージックの特徴・魅力も備えている。しかし一方でアコーディオンやホーンやストリングス等(多分すべてキーボード)の音も使うなど、大変柔軟に音を作っいる。

Joey Cape、本名Randal Joseph Capeは、1966年11月16日に、米国 California州 Santa Barbara市で生まれた。1989年にSanta Barbara郊外のGoleta市でLAGWAGONの結成に参加した。

本作は2011年(June 1, 2011)にセルフ・リリースした2ndソロ・アルバム。12曲(39:42)。ところどころで聴こえるかわいい歌声はJoeyの娘Violetさん。プロデュースと録音はJoey Cape (ATARIS, LAGWAGON, BAD ASTRONAUT, NERF HERDER等のプロデューサー)が行っていて、音作りは大変センス良く器用だ。
こちらは2014年(March 18th 2014)にリリースされた再発盤。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

MURPHY'S LAW - back with a bong! 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

80年代ニュー・ヨーク・シーンのパーティー・パンク・バンド。ノリが良い、オイやスカを含む色々な音楽要素を加えた、軽いめのメタリックなサウンドは、当時の米国ハードコア全般と共通する部分も多いが、アルコール(主にビール)のテイストの陽気な歌詞でも知られる。それは歌詞だけでなく音の面にも現れている。オールドスクールとは全然違うが、今のニュースクールとも全然違う。本作でも、ホーンも使ったスカ・テイストのある曲も多く、かなりモダン。ウエストコースト的なスケーターズ・ロックも連想する。

1983年に結成した、米国 New Yore州 New Yore市 Queens区(New Yore州 Queens郡と同じ) Astoria地区のバンド。

本作は1988年に米国PROFILE RECORDSからリリースされた2ndアルバム。13曲(29:21)。本作では新しいギタリストとしてTodd Youth (ex-AGNOSTIC FRONT/WARZONE)が参加している。
こちらは2014年にリリースされた再発盤。
LABEL: I SCREAM RECORDS (ベルギーと米国) *I SCREAMはベルギーがもともとの本社ですが、米国で法人登記されていれば米国法人との契約でしょう。

MusicMP3全曲試聴

(コメント:犬丸)

ARCHITECTS - lost forever//lost together 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

哀愁入りメロディーをシャウトするヴォーカルは、エクストリームでありながら、強烈なエモーションも感じさせる。メロディーは心地良くキャッチーで、アグレッシヴなパートから叙情的なパートまで、程ほどにテクニカルな演奏に、曲によっては弦楽(8人)も加えて奥行きのある多彩な音を聴かせる。

2004年に結成した、英国 England国(Country) Brighton and Hove市(City of/Unitary authority) Brighton町(town of)の4人のバンド。

本作は移籍(UK;EU;USA:EPITAPH, オーストラリア/ニュージーランド:UNFD, カナダ:NEW DAMAGE)して2014年(UK;EU:March 10th, USA/カナダ:March 11, オーストラリア/ニュージーランド:March 14)にリリースされた。11曲(43:01)。スウェーデンGothenburgのStudio Fredmanで制作。Henrik Udd (DIMMU BORGIR, DARK TRANQUILITY, SEPTIC FLESH, ARCH ENEMY)がプロデュース。Fredrik Nordstrom (ARCH ENEMY, AT THE GATES, DARK TRANQUILLITY)がアディショナル・プロデュース。ゲスト・ヴォーカルはスコットランドAberdeenのXCERTS(2009年来日・インディー・ロック)のシンガーが1曲で参加。
LABEL: EPITAPH RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ABANDON ALL SHIPS - malocchio 全曲試聴

ELECTRONICORE / SCREAMO / NEW SCHOOL METALCORE

バックグラウンドのブラウザでYOUTUBEの全曲試聴を聴きながらコメントを書いていたら、「この曲面白いね!」と言う曲(正確に言うと曲と言うより時報のピコピコいう発信音)があってブラウザを見たら、YOUTUBEに挿入されている広告だった。
それはさておき、、、刺激的な音に満ちたエレクトロ・エモメタル~スクリーモ。エレクトロニコア(ピコリーモ)と言われるこのジャンルは、どこまで刺激的な音を出せるか、どこまでユニークな音で意表を衝けるかと言う勝負。バンドとしても沈没したくなければ前へ進むしかないでしょう。エレクトロでダンサブルな強烈ビートと、エクストリームなヘヴィーネスと、スクリーモと、エモ甘いパートとのコンビネーション。前へ進んでいる。

2006年に結成した、カナダ Ontario州(Province of) Toronto市(City of)の現在5人のバンド。

本作は2014年にリリースされたアルバム。10曲(32:38)。セルフ・プロデュース。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

SUNN O))) & ULVER - terrestrials 全曲試聴

DARK AMBIENT / EXPERIMENTAL METAL

この作品は、轟音やノイズ・ギターが影を潜めている。超ダウンテンポと言うよりテンポがない。ドローンだがあまりフューネラルではない。暗さの中に、立ち込める霧の中に差し込む光の様な、冷たいが明度の高い音が溶け込んでいる。今までにSUNN O)))は普通のスタジオ・アルバムを6作発表しているが、それを上回る数のライヴ作品の他、BORISとのコラボレーション作品などもある。今回はSUNN O)))以上に独自の道を歩むノルウェーのULVERとのコラボだ。このような刺激的なコラボレーションはマンネリズムの回避になるのは明白で、聴き手にも相当の期待を抱かせる。ULVERに由来すると思われる優雅な音が特徴的で、雅楽を思わせるパートや、トランペットが少しマイルス・デイヴィスの様な感じで使われているパートもある。これがバンドとしての今後に影響を与えるものか、単なる道草でしかないのかは判らない。多分、ULVERはマイペースでやりたい事をやるだろうし、ULVERにとっては色々な物から受ける影響の一部でしかないだろう。SUNN O)))にとってはどうなのだろう。

SUNN O)))は1998年に結成した、米国 Washingto州 Seattle市出身で、フランス Paris県 Paris市の2人のバンド。

ULVERは1993年に結成した、ノルウェー Oslo県 Oslo市の4人編成のバンド。

本作は2014年(February 3, 2014)にリリースされた。3曲(35:13)。ULVERの現メンバーの英国人Daniel O'Sullivan (2009年-)はSUN O)))のLIVEメンバーでもあり、彼が2バンドの接点となった様だ。
LABEL: SOUTHERN LORD RECORDS (USA)

MusicMP3全曲試聴
MusicMP3の試聴では、全曲(3曲)に加えて、日本盤のボーナス・ディスクに収録されている2トラックも聴くことが出来る。
トラック4は本作3曲目の2009年ラフ・ミックス・ヴァージョン。トラック5はfeat. Attila Csiharとなっている2009年の録音。MAYHEMのAttila Csiharは頻繁にSUNN O )))の録音やライヴに加わっており、2009年と言うとSUNN O )))の7thアルバム"monoliths and dimensions"の録音の際に収録されたものかも知れない。この曲にはAttilaの声(ヴォーカルとはいえないし)も入っているが、全般にほぼインストのアルバムだ。この曲は一番手ごわいが、BGMにも良いかも。

(コメント:犬丸)

LAWRENCE ARMS - metropole 全曲試聴

MELODIC PUNK/ METALCORE

ポップ・パンク。ポップでメロディックだが、ちょっとした哀愁もあり、渋め。ポップ・パンクは好きだが、キャチー過ぎるやかましいサウンドは聴いていられないと言う人に最適だろう。少ししわがれた声でアメリカーナなテイストもあり、極端ではないが幾分ダークなところがある。心地良さと同時に、じわじわ盛り上がる所は熱さもあってエキサイティングだ。

1999年に結成した、米国 Illinois州(state) Chicago市(City of)の3人のバンド。エモーショナル・メロディック・パンクBROADWAYSやスカ・パンクSLAPSTICKのメンバーが参加している。

本作は2014年(January 28, 2014)にリリースされた6thアルバム。12曲(34:26)。今回からEPITAPHに移籍しているが、彼らには長い付き合いとなる、BROADWAYSの1st(1998年)と同じMatt Allisonがプロデュース。彼は他にもLESS THAN JAKEやDEAD TO ME等多くの作品をプロデュースしている。
LABEL: EPITAPH (USA)

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(コメント:犬丸)

COMEBACK KID - die knowing 全曲試聴

METALCORE / OLD SCHOOL METALCORE

パワフルでモダンなオールド・スクール・メタルコア。もともとサイド・プロジェクトだったからか、気が向けばなにをやるか判らない不安感のあるバンド。ちょっと難解な1曲目だが、2曲目以後、中程は、ざくざくしたエクストリームなメタルコアが多く並ぶ。但しテクニカルで時には大変モダン。良く判らないリズム感の部分もあってエクスペリメンタルと言う言葉が頭に浮ぶが、しかし、ユースクリューの伝統をリアルに感じさせる激アツのサウンドと激昂(げきこう)するような激しいヴォーカル。10曲目"didn't even mind"と最後の曲"sink in"はパンク色濃く、アンセミック。

2000年(2002年)に、FIGURE FOURのメンバー等がサイド・プロジェクトとして結成した、カナダ Manitoba州(province) Winnipeg市(City of)の5人のバンド。2010年に前アルバムを発表した後、2012年1月にギタリストCasey Hjelmbergの脱退とStu Rossの参加が発表されていた。

本作は2014年(March 4, 2014)にリリースされた5th(ライヴ盤を含めて6th)アルバム。12曲(32:45)。セルフ・プロデュース。元MISERY SIGNALSのギタリスト(2002-2010年)で、メロディック・パンクLIVING WITH LIONSのフロントマン(2010-2012年夏)だったStu Rossの参加後の初作品。
LABEL: VICTORY RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
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(コメント:犬丸)

TOXIC SHOCK - daily demons

THRASHCORE / CROSSOVER THRASH

かなり80年代の米国のバンドを髣髴させる。パンク・メタル・アティチュードのクロスオーヴァー・スラッシュ。元論速い。そして軽め。SODやDRI、初期のSUICIDAL TENDENCIESやEXCEL、さらにMETALLICAの"kill em all"等のファン向きだ。しかし、CROSS EXAMINATIONやMUNICIPAL WASTEの様な、取り敢えずビールを飲んで頭を振るパーティ・パンク・メタル・ファンにも向いている。

2004年に結成した、ベルギー Antwerpen州(provincie) Antwerpen市(Gemeente)の5人のバンド。

本作は2013年(9 6 2013)にオランダのREFLECTIONS RECORDSからアナログLP盤とカセット・テープでリリースされた1stアルバム。オリジナルは9曲(23:24)。
こちらはそれのCD化盤。このCDヴァージョンには1st demoとセルフ・リリースの2012年EPも収録。限定500枚。4面デジパック、ポスターと歌詞カード入り。
REFLECTIONS RECORDS (オランダ)

Soundcloud試聴・オフィシャルページ
コメント制作時点で上から2曲目"mr.t"と3曲目"nivoa"が本作からの音源です。
Youtube試聴・ Live @ Toxic Shock Daily Demons Release
今のところYoutubeにはライヴ映像しかありません。
Youtube試聴・@ Ramp Jam
裸の酔っ払いかと思ったらヴォーカルでした。

(コメント:犬丸)

PERIPHERY - clear 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

プログレッシヴで複雑な、ちょっと毛色の変わったメタルコア。しかしメロディックな曲とクリアーな音像でキャッチーなサウンドでもある。豊かな表現力がヘヴィーな部分とまったりした部分、綺麗な部分をつないでいる。エクスペリメンタル性も濃いが、キャッチーな感覚も同時に持っている所が魅力になっている。

2005年に結成した、米国 Maryland州(State of) Montgomery郡(County) Bethesda国勢調査指定地域(CDP,郡直轄地)の6人のバンド。

本作は2014年(January 28, 2014)にリリースされた「EPより長くフルレングス・アルバムより短い」作品。7曲(29:12)なので日本流表現の「ミニ・アルバム」と呼ぶのがふさわしい感じ。Spencer Sotelo (Vo)とMatt Halpern (Ds)のプロジェクト"MOTHERSHIP"の2012年のデモに含まれていた曲も録音している。
LABEL: SUMERIAN RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)

OF MICE & MEN - restoring force 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE / SCREAMO

もうメタルコアに収まりきらない感じもある、超テクニカルなハードコア。さっぱり判らないリズムだったりする一方で、キャッチーなメロディーを持っている。演奏の音やヴォーカルから言えば、スクリーモ、エモメタルから、少しエレクトロな音も入るポストハードコア、ポストメタルと言う感じ。

2009年に、ex-ATTACK ATTACK!のフロントマンAustin Carlileが結成した、米国 California州(State of) Orange郡(County of) Costa Mesa市(City of)の5人のバンド。

本作は2014年(January 28, 2014)にリリースされた3rdアルバム。11曲(38:37)。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)

SMOKING HEARTS - victory!

NEW SCHOOL METALCORE

メタルコアではあるが、かなりユニークだ。激情系に近いシャウトするヴォーカルに、曲はファストでメロディック、全般にロックンロール乗りで、かなりメタルのギターで時々ソロも弾きまくる。CANCER BATS, GALLOWS, MEMPHIS MAY FIRE等を思わせるところがあり、どちらかと言えば米国にありそうな音だが、英国のバンドだ。オールドスクールから進化した、熱いヴォーカルでメロディックなバンドとの共通点もあるが、かなり明るくポップだ。最初にメタルコアと書いたが、エモメタルか、、、ハードコア・メロディック・メタルか、と言った感じも受ける。ジャンルについてはかなり意見が分かれていて、デスコアでないと言うぐらいは断言できるが、、、。BLINK 182やBAD RELIGIONからSICK OF IT ALLやEVERYTIME I DIEの名前も出るし、OLD SCHOOL説やNEW SCHOOL説からPURE ROCK 'N' ROLL説まで出てくるので、聴いて確かめてもらう他ない。、、、そもそもこれをリリースしたBOMBER MUSICってまるっきりパンクやスキンズ、スカ(2トーン)のレーベルですよ。

2012年遅くに、当初3人で、rock 'n' roll×punk rockのバンドとして結成した、英国 England国(Country) Greater London行政区画(Council)のバンド。その後メンバーが揃って、5人になっている。

本作は2013年(25 Mar 2013)に英国のBOMBER MUSICからリリースされた1stアルバム。11曲。
こちらは2014年に米国のBULLET TOOTH RECORDSからリリースされた米国盤。
LABEL: BULLET TOOTH RECORDS (USA)

Soundcloud試聴・本作から4曲

(コメント:犬丸)

DADS - american radass (this is important) 全曲試聴

EMOCORE

2年程前にエモ・リヴァイナルのバンドとして紹介された作品だが、US盤CDは今迄未発売だった。ややアコースティックなギターの音で歯切れ良くリズミックな演奏。ヴォーカルはエモーショナルながら、全体は明るい爽やかな音で、しかも大変キャッチーなところが特徴になっている。変拍子や複雑な展開もあり、演奏としてはテクニカルだが、感覚的には生々しい。Tim Kinsella (CAP'N JAZZ, JOAN OF ARC)辺りと比較される事が多い。時折感じられるアメリカーナ的感覚も共通点だが、DADSの方が、テクニカルでキャッチーだ。

2010年に結成した、米国 New Jersey州 Piscataway市(Township)の2人のバンド。

2012年に米国の6131 RECORDSからLPのみでリリースされた1stアルバム。10曲。
こちらは2014年に同じレーベルからリリースされたCD化ヴァージョン。
LABEL: 6131 RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴

(コメント:犬丸)

CALIBAN - ghost empire CD+DVD 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

曲によってはメロディックでメタル色が強く、そのような曲ではゴシック的な雰囲気を持つに至っている。しかしタイトでヘヴィーなハードコア性も顕著な曲が多い。またテクニカルでモダンなエモメタルと言った要素も含まれたサウンドでもある。ボーカルも絶叫からクリーンまで使い分けている。これは以前からの傾向でもあるが、かなり欲張りな内容になっている。

1997年に結成した、ドイツHattingenの5人のバンド。

2014年(January 24th, 2014)にリリースされた9thアルバム。12曲(48:04)。ゲスト・ヴォーカルにはTRIVIUMのリーダーなどをしているMatthew キイチ Heafy(岩国生まれ米国籍)や、イラストレーターとしてはCALIBANの以前の作品やHEAVEN SHALL BURNの作品のアートワークをしていて、ドイツのメタルコアCALLEJONのシンガーでもあるBastian Sobtzickが、それぞれ1曲参加している。
こちらはデジパック限定盤。CDにはボーナストラック"falling downwards"を追加し、全13曲収録。さらに、2013年のツアー中のドキュメンタリー映像を収録したお楽しみDVDも付いている。
LABEL: CENTURY MEDIA RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)

MARDUK - those of the unlight 全曲試聴

BLACK METAL

ノイジーでスラッシーなブラック・メタル。ダークネスや荘重さもあるが、それ以上に攻撃的だ。エクストリームに疾走する凶悪なブラック・メタルであり、オールド・スクール・デス・メタルの要素も強い。

1990年に結成した、スウェーデン Östergötlands県(län) Norrköping市の4人のバンド。

本作は1993年(October 1st, 1993)にフランスのOSMOSE PRODUCTIONSからリリースされた2ndアルバム。8曲(37:29)。2004年にはブラジル盤やロシア盤も発売された。その後2006年に、スウェーデンのREGAIN RECORDSから、1993年のLIVEの映像が3曲追加収録されて限定デジパックで再発された。翌年同内容で米国REGAIN RECORDSからも発売された。これらはいずれも廃盤となっていて、現在はOSMOSE PRODUCTIONSの2013年再発フランス盤と2014年(4月予定)米国発売盤、それにアルゼンチンDEL IMAGINARIO DISCOSの2008年発売盤のみが入手可能。いずれもボーナス・トラックはない。
本作からドラマーのAf Gravfがヴォーカルを兼任(3rd迄在籍)。ツインギターの1人は本作の後脱退して2004年以後はベーシストとして復帰しているDevo。もう1人はEvilとクレジットされているが現在(2014年2月)まで残っている唯一の結成メンバーのMorgan。ベースは1992-2004年の間参加していたBogge。ミキシングはDan Swano。
LABEL(原盤): OSMOSE PRODUCTIONS (フランス)
* 今回入荷はDEL IMAGINARIO DISCOS盤の予定。(その時により異なります。販売品については当Blogではなく、販売LIST等でご確認下さい。)

MusicMP3全曲試聴
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(コメント:犬丸)

CAUGHT IN A TRAP - goodnight new york 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

ヘヴィーなニュー・ヨーク・ハードコア。勢いのあるメタリックなギターやダンサブルなグルーヴを全編にフューチャーしつつ、時には(8曲目など)パンク・アティチュードも基底に持ったストリート感覚を感じさせる。音も悪(サグ)くておしゃれ(スタイリスト)ですね。2ステップ、モッシュ・パート、シンガロング等90年代を髣髴させつつ、音はメタルコア的にヘヴィー化されている。

米国 New Yore市 Queens区(=New Yore州 Queens郡)の4人のバンド。

本作は2014年(January 28, 2014)にリリースされた2ndアルバム。12曲。前のアルバムから6年ぶり。YUPPICIDE, NO REDEEMING SOCIAL VALUEや CROWN OF THORNSのGlen Lorieoが録音した。
LABEL: DEAD CITY RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)

VERY AMERICANS - stereo types 全曲試聴

INDIE ROCK / EMOCORE

ゆったりとしたミドルテンポのメロディックなインディー・ロック。メンバーがHusker Du, Promise Ring, Texas Is The Reason等を好むと言うのが良く判る、その辺りの良い点を集めたようなサウンド。Beach BoysやPoliceも好むと言う事で、Beach Boys等の音そのままではないが、アメリカらしさのあるポップ感覚も持っている。しかし、同時に品の良いやさしさも感じさせる音。明るいがいくらか翳(かげ)りも感じられるかもしれない。彼らはFugazi, At The Drive In, Saves The Day等とライヴをしている。

2012年か2011年末に結成した、米国 Pennsylvania州(Commonwealth) Harrisburg市の5人のバンド。
メンバーにはハリスバーグ・シーンのベテランが多く参加してる。主なところでは、1989年に結成してART MONK CONSTRUCTIONからアルバムなどをリリースしていたPennsylvania州のDCサウンド系インディー・ロック・バンドJUNCTIONのベーシストGarrett Rothmanが参加。
また、1996年に結成して2006年に解散するまでに3枚のフル・アルバムをRENT A PIG RECORDS(1998年、再発はCHOWDA RECORDSから2002年)やJUMPSTART(2001年)、BLACKOUT RECORDS(2003年)からリリースしたPennsylvania州Harrisburg市のインディー・ロック寄りポップ・パンク・バンドCOMMERCIALSのギタリストTom McGrathとTony Bavariaが参加している。COMMERCIALSの2人はTAKEOVER RECORDSから作品のあるエモコア・バンドSAFARI SO GOOD(ex-AMARIE COMA)でも一緒だった。

本作は2014年にリリースされたEP。4曲。
LABEL: EULOGY RECORDINGS (USA)

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(コメント:犬丸)

MURPHY'S LAW - s/t (1st Album) (NEW YORK HARDCORE BAND)

NEW YORK HARDCORE

80年代ニュー・ヨーク・シーンの最先端バンド。ノリが良い、オイやスカを含む色々な音楽要素を加えた、軽いめのメタリックなサウンドは、当時の米国ハードコア全般と共通する部分も多いが、アルコール(主にビール)のテイストの陽気な歌詞でも知られる。それは歌詞だけでなく音の面にも現れているし、そういう人柄でもある。実際大阪に来た時には、小さなライヴハウスにビラを持って出現し、ファストコアのライヴに飛び入りして演奏してくれた。こういうアメリカらしい明るさのあるハードコアバンドも最近は少なく、ますます個性的な存在になっているかも知れない。

1983年に結成した、米国 New Yore州 New Yore市 Queens区(New Yore州 Queens郡と同じ) Astoria地区のバンド。

本作は1986年に米国PROFILE RECORDSからリリースされた1stアルバム。オリジナルは12曲(23:15)。最近はホーンを加えた5人になっているが、この頃は4人編成だった。

こちらは2014年のI SCREAM RECORDSからの再発盤。ボーナスに1987年にPROFILE RECORDSからリリースされたアナログ12インチ・シングル"sit home & rot"のA面(タイトル曲)を追加収録。なおB面はこのアルバムの収録曲12曲目。
LABEL: I SCREAM RECORDS (ベルギーと米国)

Mfmf!試聴
Youtube試聴・2013年のライヴ・フルセット
こちらの2013年ライヴではサックスを加えてノリノリで演奏しています。
Youtube試聴・本作1曲目
Youtube試聴・本作2曲目
Youtube試聴・本作3曲目
Youtube試聴・本作4曲目
Youtube試聴・本作5曲目
Youtube試聴・本作7曲目
Youtube試聴・本作9曲目

(コメント:犬丸)

THEE SILVER MT. ZION MEMORIAL ORCHESTRA - fuck off get free we pour light on everything 全曲試聴

EXPERIMENTAL ROCK / POST-PUNK / POST-ROCK

ノスタルジックな哀愁を感じさせる音色と、ノイジーでカオティックな混沌としたサウンドを掛け合わせると、THEE SILVER MT. ZION MEMORIAL ORCHESTRAになる。駆け巡る2丁のヴァイオリンは祭囃子を連想させ、各パートが独自に個性的な音を出し、混沌とした狂乱の様でいて音楽的にはまとまりを見せ、時にはダイナミックにドラマティックに展開する。常にメロディーは大切にされているし、裏声を出すヴォーカルのためもあるが、パンク感覚で聴く事も可能で、広くみんなに愛好されている、、、多分、地球の片隅では。

1999年に結成した、カナダ Quebec州 Montreal市のバンド。GOODSPEED YOU! BLACK EMPERORのメンバー3人が中心。名前はSILVER MT. ZIONの前に"A"が付いたり"THE"が付いたり"THEE"が付いたりする。後ろには"MEMORIAL ORCHESTRA & TRA-LA-LA BAND"が付いたり、これの一部分が付いたり、なにも付かなかったり、違うものが付いたりする。面倒なのでコア部分の頭文字で"TMZ"と言う。

本作は2014年(21 January 2014)にリリースされた、TMZの各種名義を通算して7thアルバム。6曲(49:17)。作品によりメンバーも変化するが、本作では5人のバンド。
LABEL: CONSTELLATION RECORDS (カナダ)

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Soundcloud試聴・本作3曲目

(コメント:犬丸)

HONOUR CREST - spilled ink 全曲試聴

NEW SCHOOL METALCORE

モダン(テクニカルで少しエレクトロ)で、邪悪(エクストリームに叙情メロディーをミックス)な、エモメタル・サウンドのスクリーモ。エクストリーム一直線のパートから、じんわり盛り上がるドラマティックなパートや、哀愁メロディーとクリーン・ヴォイス主体のパートなど、展開も工夫されている。かなりバランスの取れた、こなれたモダンなサウンドであり、そのため個性的ではない。

2009年に結成した、米国 Virginia州(Commonwealth of) Norfolk独立市(郡に属さない市)(City of)の5人のバンド。

本作は2013年(10.12.2013)にリリースされた2ndアルバム。WORD ALIVEやSLEEPING WITH SIRENSを行ったCameron Mizellがプロデュースした。
RISE RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)

DOWN TO NOTHING - most 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE / METALCORE

各パートの音も鮮烈。熱いヴォーカルとざくざくのメタリックなギターが強力パワーでダイナミック。全体にファストなサウンドから、急展開するビートダウン・パート。野蛮なコーラス入り。

2000年に結成した、米国 Virginia州 Richmond市の5人のストレート・エッジ・ハードコア・バンド。

本作は2007年にリリースされた3rdアルバム。12曲(23:01)。たぶん演奏・録音共に良いからだろうが、低音から高音までバランス良くパワーがある。録音誰だろと思わずにはいられない、、、DROPKICK MURPHY'S, GUNS UP!, DUCKY BOYS, HAVE HEART, BLACKLISTED等のエンジニアJim Siegelと言う人だ。
こちらは2014年(Jan 28, 2014)リリースの再プレス盤。
LABEL: REVELATION RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)

MARDUK - warschau 全曲試聴

BLACK METAL

結成15年記念ライヴ・アルバム。ノイジーでファストなブラック・メタル。ダークネスや荘重さもあるが、それ以上に攻撃的だ。初期ほど幾分スラッシーなデス・メタル寄りの、エクストリームで凶悪なサウンドだとされるが、本作は9thアルバムと10thアルバムの間の作品ながら、ライヴ音源なのでそういう面が強く表れている。彼らのライヴでのテンションの高さは有名なようだ。

1990年に結成した、スウェーデン Östergötlands県(län) Norrköping市の4人のバンド。

本作は1995年(December 5th, 2005)にリリースされたライヴ盤。17曲(1:17:02)。Deathmarchツアー中に、ポーランド Warschau(ワルシャワ)のProximaで、2005年9月17日に行ったライヴを収録。16ページのブックレット付スリップケース仕様。限定10000枚。
LABEL: REGAIN (スウェーデン)

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(コメント:犬丸)

LIONHEART - welcome to the west coast

MOSHCORE / METALCORE

カッコ良いですね!では説明にならん、、、。ダンサブルなグルーヴがセンス良く、そしてざっくりモッシュパートに。何気なく展開するので超危ない。音が良くタイトな演奏で、小気味良いヴォーカル・アレンジで、2ステップのパートは蝶のように舞う感じ。その落差でビートダウンも強力。

2007年に、シンガーRob WatsonがPennsylvaniaからCaliforniaに引越しをして新たな人生を開始した。彼らが2週間後に結成した、米国 California州(State of) Oakland市(City of)の5人のバンド。曲はいずれも彼の人生のひとコマで、作曲は早い。

本作は2014年(Jan 14, 2014)にリリースされたEP。7曲(15:32)。
LABEL: FAST BREAK! RECORDS (USA)

Youtube試聴・本作1曲目
Youtube試聴・本作2曲目
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Youtube試聴・本作4曲目
Youtube試聴・本作6曲目
Youtube試聴・本作7曲目
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EARTHLESS - live at roadburn 全曲試聴

STONER ROCK / PSYCHEDELIC ROCK

インスト・ハード・ロック・ストーナー、アシッド・ロック入り。彼らの本質であるインプロヴァイゼーションまかせのジャム・セッションをたっぷり収録した2枚組のライヴ・アルバム。ここで聴かれる演奏は、インプロヴァイゼーションにまかせて何時果てるとも判らない演奏こそが、音楽の本来の形ではないかと思わせる。延々と続く長尺の曲だが、終わるのは寂しい。

2001年に、ギターショップで働いていた Isaiah Mitchell がそこで出会ったお客さん達と、3人で結成した、米国 California州 San Diego市のバンド。
Isaiah Mitchell はこのバンドの他にGOLDEN VOIDや BLACK ELK MEDICINE BANDに、サポートでNEBULAにも参加している。
ドラマーの Mario Rubalcabaは HOT SNAKES, CLIKITAT IKATOWI, ROCKET FROM THE CRYPT (別名の Ruby Marsで参加)にも参加している。

本作は2008年(October 7, 2008)にリリースされた3rdアルバム。2枚組、2トラック(1:31:19)。2008年4月18日のRoadburn Festivalに出演した際の演奏を収録している。
LABEL: TEE PEE RECORDS (USA)

Youtube試聴・ディスク1"Blue"/"From the Ages"全曲
Youtube試聴・ディスク2"Godspeed"/"Sonic Prayer"全曲

(コメント:犬丸)

THROWDOWN - intolerance 全曲試聴

METALCORE

最近(と言っても4年位前?)はグルーヴメタル寄りになっていたらしいが、印象の深い10年ほど前のアルバム"haymaker"に近いサウンドになっている。少しモダンになってはいるし、ザクザクのスラッシュ・メタルの感覚も取入れられている。

1997年に5人で結成した、米国 California州 Orange郡(County)のバンド。最近メンバーが変動し、2007年からのメンバーMark Mitchell (Bass)と2000年からのDave Peters (元Gr, 2002年以後はVo)の2人になっていた。

本作は2014年(January 21, 2014)に米国のE1 MUSICからリリースされた7thアルバム。11曲。録音には、2011年のツアー・メンバーとして参加していたギターのDave Nassie (BLEEDING THROUGH, NO USE FOR A NAME)とドラムズのTim "Yogi" Watts (DEMON HUNTER)の2人が参加し、4人を中心に録音された。このほかに、2003年のアルバム"haymaker"に参加していたドラマーJarrod Alexander (AMERICAN NIGHTMARE, SUICIDE FILE, MY CHEMICAL ROMANCE)がセッション・メンバーとして参加している。Chris "Zeuss" Harris (HATEBREED, CROWBAR, DEMON HUNTER)がミックスした。
こちらは2014年()にドイツでリリースされた再発盤。
LABEL: STEAMHAMMER (ドイツ)

Soundcloud全曲試聴
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(コメント:犬丸)