TOWER - hic abundant leones

PSYCHEDELIC BLUES ROCK / HEAVY ROCK / STONER

サイケデリックでダウナーな音。ファズの聴いた低音ギターのドローンでヘヴィーなサウンド。レトロなブルーズ・ロックを標榜するが、実際の70年代の音と言うだけでなく、古い机の引出しから出てきた色のにじんだ写真の様などんより曇ったサウンド。歌メロもブルージーなギターも共にメロディーは古色蒼然としてメランコリックで魅惑的な曲だ。サイケデリックな怪しさとヘヴィーな重厚さも目いっぱい強調されている。サイケデリックであると同時に、普通に心に響くものも持っている。

1938年にシンガーのErikとギタリストのAugustの兄弟が友人のベーシストViktorと共に、スウェーデンの北部森林地帯の故郷の小さな村を後にして、南部の大学のある大都市Uppsalaに向かった。3人はそこでソビエト難民のドラマーTommieに出合った。彼のただ一つの財産は紀元前5300年のブルースのレコードだった。それは北部人の魂に響くものがあり、4人はブルーズ・ジャムを始めた。と言うのがバンドのオフィシャルの経歴。完全に狂ってるのでどうにもならない。

本作は2014年(3 3 2014)にANGEL WITCH (2009年加入)のベーシストWill Palmers (元RISE ABOVE RECORDSの従業員)が2013年に作ったBAD OMEN RECORDSからリリースされた1stアルバム。9曲。
LABEL: BAD OMEN (UK)

Soundcloud試聴・tower-cult
tower-cultにはコメント制作時点ではいずれも本作の曲の3曲(トラック9・7・2)がUPされています。

Soundcloud試聴・レーベルによる2曲セット(トラック3と8)
コメント制作時点では上の試聴3曲と下の試聴2曲で違う曲が聴けます。Soundcloudにtower(offical)と言うページもあります。tower-cultには発売の1年前からUPされているのでオフィシャルのはずですが。

(コメント:犬丸)