GBH - midnight madness and beyond オリジナルの全曲試聴(12曲)

PUNK

ロックンロール・パンクにメタリックなギターを入れた軽快な疾走曲が中心。メロディックさも疾走感も適度なサウンド。彼らはUK82と呼ばれる初期英国ストリート・パンク・ムーヴメントにおいてパイオニアーの役割を果たした。当初のSEX PISTLESインフルエンスから、MOTORHEADタイプのロックンロールとパンクの融合したサウンドになり、さらにメタルも取入れたサウンドに発展した。一時強力にメタリックなアルバム"church of the truly warped"(1992年)も残しているが、その後、ほぼ初期のUK82サウンドに戻っている。本作も、MOTORHEADのパンク色をさらに強めたサウンドと言えば判りやすいだろう。

1978年に結成した、英国West Midlands都市州Birmingham市のバンド。当初のバンド名はG.B.H.だったが、同名のバンドがあったため、1stと2ndアルバムはCharged G.B.H名義としていた。本作3rdアルバムや5thではGBH、次の4thではG.B.Hとしている。バンド名は結成当時のベーシストSean McCarthyがGHBをやっていたのに因む。GBHは隠語でGHB(ガンマヒドロキシ酪酸塩)をさす。内因性(体内に自然に存在する)のため毒性はないが連用で人格変化や使用中止時の離脱症状が起き、過剰使用では死亡する。日本では2001年10月に麻薬指定されるまでは合法だった。

本作は1986年にROUGH JUSTICEからリリースされた3rdアルバム。オリジナルは12曲。こちらは2002年にCAPTAIN OI!からリリースされた再発盤。ROUGH JUSTICEからアルバムと同じ年にリリースされた12インチEP "oh no it's gbh again"の4曲を追加、全16曲収録。12インチEPの分の音源もアルバムと同じセッションで録音されている。
LABEL: CAPTAIN OI! (UK)

MusicMP3試聴・オリジナルの分の12曲全曲

(コメント:犬丸)