GOATBLOOD - adoration of blasphemy and war 全曲試聴

BLACK METAL / DEATH METAL

GOATSBLOODじゃなくてGOATBLOODです。
少しくぐもった感じでエコーが多く、しかしノイジーでラウド/刺激的でもある。SARCOFAGO~ BLASPHEMYラインのblasphemous(サタニック)な音のブラック・メタル。録音の音質はデス/グラインドINCANTATION (特に初期の"onward to golgotha"など)にも非常に良く似ている。
この様なラフでラウドな音作りは、この種のサウンドの基本になる重要なポイントだと思うが、その音作りで演奏とヴォーカルのいずれも成功しているので、好きな人であればぼんやり聴いているだけで満足するであろう内容。
ヴォーカルはロウな感じが強い、野太いグロウル。ドラムズは超速ではないが、ブラスト・パートもパワフルにどかどかやっている。曲はアップ・ダウンもあり、ブラストからゆっくりとしたテンポ迄を含む範囲で変化する。スローなパートでは語りに近く聴こえたりするが、十分にメロディーがある。歌メロ、ギター共にまったくサタンな感じの良いメロディー。

GOATBLOODは2011年にドイツ Nordrhein-Westfalen州 Kleve市で2人が結成した。
Drums兼Vocalsと、Vocals兼Guitars/Bassの2人編成で、ライヴ・メンバーのベーシストを入れて活動している。今までに3作のデモと1作のスプリットがあるが、これらの録音はセッション・メンバーは入れずに、バンド・メンバーの2人で制作している。

本作は2015年(1 May 2015)にリリースされた1stアルバム。15曲(31:06)。
録音参加はバンド・メンバーの2人のみ。1stデモと2ndデモを担当していたDin-Tah Aeon (AEON SABLE, LEVIATHAN, DEIED)が、本作でもミキシングとマスタリングを担当。AEON SABLEはかなり注目されているthird wave revival of gothic rockのデュオ・バンド(TERRORIZERほか多くのウエブZINがインタヴューしている)。DEIEDはelectronicデュオ。
LABEL: DUNKELHEIT PRODUKTIONEN (ドイツ)

song365全曲試聴
このsong365には連続再生のボタンがないのでしょうか。私の見落としなのでしょうか。他所にない作品があるし、アルバムに編集されているのは良いのだけど。

(コメント:犬丸)