BREAK ANCHOR - in a van down by the river 全曲試聴

POP PUNK

もしかしたら年寄りにしか判らないかも知れませんが、Jason Jay Navarroのバンドですよ。思い出せない人にはSUICIDE MACHINES (2009年再結成)のフロントマンと言えば判るでしょうか。あのハイテンションの歌唱が懐かしいのですが、今ネットで1stを聴き返して見ると、最近のスクリーモなど程はハイテンションじゃありませんね。スクリーモと比べるのは変でしょうか。それ以後のアルバムでは曲調も歌い方も多様化していました。イラストにも注射器があり、彼のハイテンションには危うい物を感じていましたが、何かそういう事で地獄に落ちていたとか。
さて、本作でもJay Navarroの声や歌い方の印象は色々に変化する。音楽的には、2曲目出だし等でスカも入って入るが、あえて(?)オーソドックスな90年代のポップ・パンク・サウンドを目指している。そして、作曲ではJay Navarroの個人的なアルバムと言うのが、意図されている。ここには明るさも、哀愁に近い陰りもある。ハイテンションの曲と軽い目の曲がある。全体としてはフルスロットルではない事が、このアルバムの味わいだ。

BREAK ANCHORは2011年に米国 Michigan州 Detroit市で結成した。
現在はJay Navarro (Guitar/vox)のほか、SEIZED UPの Kyle Green (Guitar/vox), STORY SO FARの Cris Golan (Bass), SEIZED UPの Dan Stover (Drums)の、4人編成。

本作は2015年(07 April 2015)にリリースされた1stアルバム。13曲。
AGAINST ME!や CHIODOSを録音しているRANCHO RECORDOで、オーナーのMarc Jacob Hudson (TAKING BACK SUNDAY、SAVES THE DAY等プロデュース)がプロデュースした。
LABEL: PAPER + PLASTICK (USA)

soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)