VITAMIN X - about to crack 全曲試聴

HARDCORE / THRASHCORE

ダーティー&パワフル、ファストで乗りにまかせてつっぱしる、スラッシー・ハードコア。
ロックンロールやロック要素、メタルな音使いも強くなっている。演奏はダーティーなロックンロール感も強く、ガレージっぽいぐらいで、ヘヴィーロックにも共通点がある。ややいかつさもあるが、ぶちきれて歌うヴォーカルは日本のバンドCROW DRAGON TEAを思い出させるテンションの高さ。いずれも大ファンキーで超ファニー。ベース・ギターのグルーヴィーなハズミや、ギターのブルージーなフレーズ、所かまわず大量に投入される炸裂するシンガロングもさらにその感じを強めている。

VITAMIN Xは1997年にオランダ North Holland州 Amsterdam市で結成した。メンバーは4人。
彼らはストレートエッジャーのバンドで、結成当時はYOUTH OF TODAY, BOLD, CHAIN OF STRENGTHの様な音楽をやっていた。その後徐々にDS 13, LIFES HALT, TEAR IT UPのようなファストで激しい音になった。
メンバーの変動は少ないがドラマーがよく替わり、2005年から再来日した2006年にかけては、RATOS DE PORAOの Boka (Mauricio Fernandez)が参加していた。

本作は2012年(2012-Jan-01)に米国のTANKCRIMESからアナログ盤LPとデジタル・ダウンロードでリリースされた5thアルバム。14曲。STEVE ALBINIがプロデュースし、2月の雪の日に彼のスタジオでアナログ機材で録音した。Dan Randall (BRODY'S MILITIA, DR LIVING DEAD!, IRON REAGAN, STREET DOGS等のマスタリングまたはミックス)がマスターした。ヴォーカルのMarkoは Albiniのfunny, clever and strangeな所がよかったようだ。

こちらは2012年(11 Sep 2012)にMauricio FernandezのレーベルPECULIO DISCOSからリリースされたことになっているCDヴァージョン。
2015年に新譜として告知されているが、品番は2012年発売のデジパック+36x36cmブックレット付きと同じです。仕様の詳細は入荷してみないと判りません。
LABEL: PECULIO DISCOS (ブラジル)

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(コメント:犬丸)