MURPHY'S LAW - party's over 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE

80年代ニュー・ヨーク・シーンのビール大好き&葉っぱ大好きパーティー・パンク・バンド。陽気な歌詞でノリが良い、軽いめのメタリックなサウンド。歌詞だけでなく、音の面でも陽気だ。当時の米国ハードコアのスタンダードに、独自の要素を加えてクロスオーヴァーさせたサウンド。ウエストコースト的なスケーターズ・ロックも連想するし、ホーンも加えたおしゃれなスカコア曲もある。本作はとりわけメロディックで、今聴けばメロコアの先端を行っていたような感じもある作品だ。そういえばNOFXも結成が同じ年であり、今でこそメロコアのバンドと考えられているが、もともとは普通に米国のハードコアの一部だった。

1983年に結成した、米国 New Yore州 Queens郡 Astoria地区のバンド。

本作は2001年(May 22, 2001)に米国盤がARTEMIS RECORDSからリリースされた5thフルアルバム。15曲。翌年ベルギーのREFLEX/WOLFPACK RECORDSからヨーロッパ盤のアナログLP盤がリリースされた。本作ではギターにRick Bacchus (ex-D GENERATION)、ベースにSal Villaneuva (DEMONSPEED)、ドラムズにEric Arce (SKARHEAD)が参加している。
ALMIGHTYやWHITE ZOMBIEからストーナーのNEBULAやスカコアのINDEPENDENTS等極めて多くの作品を手がけているDANIEL REYが、本作をプロデュースした。この人はRAMONESのプロデュ-スをして著名になった人で、MANITOBA'S WILD KINGDOMのギタリストでもあり、ストーナーも多くプロデュースしている。多様な音楽を理解できる人のようだ。ごく普通に考えて音の良い録音だが、この録音は多彩な彼らの魅力をうまく捉えていると思う。

こちらは2014年にリリースされた再発盤。
LABEL: I SCREAM RECORDS (ベルギー/US)

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(コメント:犬丸)