BASTARD NOISE / BRUTAL TRUTH - axiom of post inhumanity 全曲試聴

NOISE / GRIND

はーい、1曲目から悪質かつ強烈に凶悪ですね。
2バンド・スプリット・アルバムの最初4曲はBASTARD NOISE。パワーヴァイオレンスの創始者MAN IS THE BASTARDのノイズ・プロジェクト。誰が聴いても説明不要のノイズだが、あえて説明すれば発信音系のノイズ(キーン、ヒュルルル、チリチリ、キーキー、ガガガー)に多少のサンプリング音が加えられている様だ。
30分のBASTARD NOISEのノイズ地獄の後、BRUTAL TRUTHも2曲のノイズを披露。こちらも電気的ノイズ主体だが楽器の音も聴こえる。音楽成分は低いが、上品で瞑想的。1曲目から続けて聴けば頭の強度の低い人はそろそろ頭が破壊されて、BRUTAL TRUTHのノイズはサイケデリックに聴こえるかも知れない。23:56と言う長い曲もあって、その曲はミニマルに続くノイズであるものの徐々に変遷して行くので、これを以って展開とも言える。BASTARD NOISEのノイズを聴いた後では音楽に聴こえるかも知れない。聴こえないかも知れない。

BASTARD NOISEは、米国 California州(State) Los Angeles市のMAN IS THE BASTARDのメンバー2人と近所の1人により、1994年に始められたノイズ・プロジェクト。
BRUTAL TRUTHは1990年に結成して、1998年に解散した、New York州(State) Rochester市の4人のバンド。1994年の2ndアルバム当時のメンバー3人に近所の1人を加えて、2006年に再結成した。

この作品は2013年(November 11th, 2013)にリリースされた以上2バンドのスプリットCD。6曲(57:19)。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

なお、同じタイトルのアナログ盤はタイトルこそ同じだが異なる4トラックを収録している。内1曲は同じ曲の別ミックスで、残り3曲はCDとは全く違う曲だ。

Bandcamp全曲試聴
試聴は10曲ありますが、このCDヴァージョンに収録されているのは1・2・3・4・9・10曲目の6曲です。5曲目から9曲目までの4曲は同じタイトルのLPに収録されている音源です。全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)