DEATH ANGEL - dream calls for blood

THRASH METAL

メロディックで楽しめるスラッシュ・メタル~メタル・アルバム。ファンク要素のある作品やちょっとクロスオーヴァーした作品も作って、それもそれで評価されているバンドだが、本作はメタルとしてストレートなサウンドだ。スピード感のあるスラッシュ・メタル(7曲目など)だけではなく、メタル、パワー・メタルといったもの、そしてメロディーが本作の重要な要素になっている。11曲目等はメロディック・メタルだがバラードにもなっている。ファンク要素は目立たないがギターには多少含まれていて、それが好きではない人にも適度な変化と受け止められ程度だ。演奏は勿論コーラス等も含めてのパワー・メタルのような感じや、メロディック・メタルの醍醐味のような少し泣きの入ったギター、ツインリード・ギターや早弾き等多彩な内容だ。一点に収束はしていないが、メタル好きにはたっぷり楽しめる作品になっている。

DEATH ANGELは1982年に4人で結成して1984年からは5人になったCalifornia州San Francisco市のバンド。5人全員フィリッピン系。1991年に解散したた後、2001年に再結成した。解散中にオリジナル・メンバー中唯一人フィリピンで生まれていたGus Pepaは帰国した。初期メンバーの残り4人はSan Francisco生まれ。

本作は2013年(October 11th, 2013)にリリースされた7thアルバム。再結成後の4作目。5人編成。10曲(47:25)収録。ゲストはCharred Walls of the DamnedのJason Suecofがリード・ギターで1曲参加。
LABEL: NUCLEAR BLAST AMERICA (USA)

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=DEATH%20ANGEL%20dream%20calls%20for%20blood
コメント制作時点ではMfmf!試聴はライヴ音源など本作収録音源とは異なったヴァージョンが再生される曲がありますが、本作はスタジオ・アルバムです。

(コメント:犬丸)