OBLIVION - called to rise 全曲試聴(ボーナス曲を除く)

DEATH METAL

テクニカルとロウネスが両立したテクニカル・デス・メタル。力強いスラッシーな疾走と野太いグロウルをフューチャーした激エクストリームなデス・メタルである。しかしそれにとどまらず、時にはちっとブラック・メタルにも近いようなダークネスも持っているし、プログレッシヴを通り越してエクスペリメンタルの域に達した複雑性も持っている。一方で、ギターのコンパクトにまとめたメロディックなソロや良く出来ている歌メロディーやギターリフ等キャッチーな要素も失っていない。ベースはAll Shall Perishオリジナル・メンバーのBen Orum。強力なグロウルを聴かせるシンガーのNick Vasalloはデスグラインド・バンドAntagonyのメンバーとしてデスコアの父とも言われ、ポップ・パンク・バンドScolding Romeoのフロントマンでもあり、California State Universityの教員や受賞暦のある作曲家(映画音楽など)と言う顔も持っている。彼の3作のソロはクラシック音楽だ。フィリピン×台湾系。

2007年に結成した、米国Californi州Bay Areaのツイン・ギターの5人のバンド。

本作は2013年(anuary 1st, 2013)に、デジパックで自主リリースした1stアルバム。11曲(39:57)。ゲスト・ギターにex-ALL SHALL PERISHでOBLIVIONにも結成から昨年までの間参加していたJoe Ellis。
こちらは2013年(October 15th, 201)に、通常のプラケース仕様でUNIQUE LEADER RECORDSよりリリースされた再発盤。ボーナスとして4曲(内1曲はインレイ・カードに表示無し)が追加されている。
LABEL: UNIQUE LEADER (USA)

Bandcamp試聴: http://obtainoblivion.bandcamp.com/
最初のBandcampが本作の全曲試聴です。ただし追加曲は含まれていません。
Bandcamp試聴: http://nickvasallo.bandcamp.com/album/let-the-machines-do-it-for-us
こちらがNick Vasalloのソロ・アルバム。この音はクラシックの中でも現代音楽寄りになるかと思われる。全体的にはOBLIVIONとは無関係だが、、、OBLIVIONの10曲目のイントロや11曲目などは彼のこの方面の素養が発揮されている。それなりに作品を深めているように思う。

(コメント:犬丸)