MAYHEM - grand declaration of war 全曲試聴

BLACK METAL

構成も緻密に作られ、かなりテクニカルになっいる。
歌唱は本作でも絶叫は変わっていないが、ノーマル・ヴォイスなども取入れて、技巧的な感覚だ。ドラミングの勢いと凶暴さは際立っている。
本作2ndは前作の様な全面的な凶悪サウンドではなく、複雑な展開等のプログレッシヴな方向性の作品だ。ニューメタルの要素も感じられる。私にはコメントの仕様がない7曲目のようなエレクトロな曲まであり、当時1st以来のファンには不評をかったのももっともだ。MAYHEMにはBLACK METALのタグをつけていても、本作だけにAVANT-GARDE BLACK METALを表示しているサイトもある。

MAYHEMは1984年にノルウェー Ski市(kommune)で結成した。
結成メンバーはNecrobutcher (bass), Manheim (Drums), Euronymous (Guitars, Vocals)の3人。1986年4月にシンガーEirik "Messiah" Nordheimが加わり、バンドはOslo市に引っ越した。
1986年に最初のデモ"pure fucking armageddon"を発表しているが、バンド名がインレイ・カードやテープ貼りのラベルでは"MEYHEM"なのに、ロゴでは"THE TRUE MEYHEM"となっている。
1993年に解散し、1995年に再結成した。1stアルバム"de mysteriis dom sathanas"は解散中の1994年の作品になっている。

本作は再結成後の2000年(6 June 2000)にSEASON OF MISTからリリースされた2ndアルバム。13曲(45:57)。
特に初期はスタジオ・アルバムが少なく、3rdアルバム迄の間に正規ライヴ・アルバム5作とヴィデオ2作がリリースされている。
本作のバンド・メンバーはManiac (Vocals), Blasphemer (Guitars), Necrobutcher (Bass), Hellhammer (Drums)の4人。
バンドのロゴは"THE TRUE MEYHEM"となっている。"THE TRUE"の部分は極めて小さいので拡大して見て下さい。
LABEL: SEASON OF MIST (フランス)

musicmp3全曲試聴

(コメント:犬丸)

BLASPHEMY - fallen angel of doom 全曲試聴

SATANIC / BLACK METAL

ロウでノイジーなシャリシャリしたサタニック・ブラック・メタル。デス・メタル、スラッシュ・メタル、グラインドコア要素入り。
しかしある程度の厚みと腰のある音質+テクニックのある演奏のため、迫力のある極悪サウンドになっている。暴走して、咆え声を吐き捨てて、ダークな高速ギター・リフが入る。展開が少なく、基本的には全曲同傾向だが、ギターの意外と綺麗なメロディーや技巧的な演奏、ドラムズの音の変化の付け方、「効果的な」効果音、捻りの効いた曲の出だしや終わり方などで、意表を突く部分もあって単調さは感じさせない。凶悪サタニックな様でいて、実際は知性があるのかも知れない。しかもメンバーおしゃれだし。

BLASPHEMYは1984年にカナダ British Columbia州 Burnaby市で3人が結成した様だ。
翌年からツイン・ギターの4人編成。えーと、1984年に生まれた人は今年31歳。まだ生まれていなかった人も多そうだから、お父さん世代のバンド。1993年に解散して、1999年に再結成した。現在も最初の結成メンバーが3人とも在籍する。

本作は1990年(August 1990)にCDとアナログLPとカセット・テープでオランダのWILD RAGSからリリースされた1stアルバム。10曲(30:12)。
リズム・ギターは現在はTYRANTS BLOODにいるThe Traditional Sodomizer of the Goddess of Perversity (Marco Banco)。彼以外の3人は結成メンバー。本作は2007年(May 16th, 2007)には米国のNUCLEAR WAR NOW! PRODUCTIONSから再発がリリースされた。

こちらは2015年(May 26th, 2015)にカナダのROSS BAY CULTと米国のNUCLEAR WAR NOW! PRODUCTIONSから共同リリースされた再プレス盤(再再発盤)。
仕様やNUCLEAR WAR NOW! PRODUCTIONSとしての品番は2007年盤と同じです。
LABEL: NUCLEAR WAR NOW! PRODUCTIONS (USA)
LABEL: ROSS BAY CULT (カナダ)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

BETWEEN THE BURIED AND ME - coma ecliptic 全曲試聴

EXPERIMENTAL METALCORE / NEW SCHOOL METALCORE

もうまったくプログレですねえ。
1曲目などゴシックからプログレ的なものに変わったバンドの音を髣髴させる。静かなパートはポストロック的だ。大変ドラマティックなラウド/ヘヴィーなパートにも展開するが、ラウドでも音が整っていてブルータル/エクストリームなどという言葉はふさわしくない。あくまでもドラマティックだ。意表を突く展開は大いにカオティックと言って良いが、ラウド/ヘヴィーなパートでも、演奏そのものは大層テクニカルで綺麗に構成されている。優美なヘヴィーネスとでも言うような、唯一無二の世界を創り出している。

BETWEEN THE BURIED AND MEは2000年に米国 North Carolina州 Raleigh市で結成した。
解散したメタルコア・バンドPRAYER FOR CLEANSINGのメンバー2人が中心となり、5人で結成した。

本作は2015年(July 10, 2015)にリリースされた7thアルバム。11曲(68:31)。
LABEL: METALBLADE (各国)
* 初回入荷は欧州盤の予定です。販売リストでご確認下さい。

song365全曲試聴

(コメント:犬丸)

XANTOTOL - discography

SATANIC BLACK METAL

ダークでキャッチー(?)なサタニック・メタル、サタニック・ブラック・メタル。
一番録音状態の良い正式作品のEPの音源でも、遠くから響いてくるようなくぐもった音質。実はメイン・ヴォーカルは女声だが、音が悪くて判らない。
どの曲も大変メロディックで、特にギターのリフのメロディーが判りやすい物でキャッチーともいえる。しかしそのメロディーがいつまでたっても進行しないし、どの曲も同じみたい、、、。やっぱ、サタニックやわ。
スペーシーな音を入れるなど、ブラック・メタルとしては独創的な部分もあり、この辺りは今ならエクスペリメンタルと言われそうなアティテュードだ。
アンダーグラウンドなサタニックと言えば、ノイジーで轟音だったり、(プリミティヴ・ブラックの方だが)シャリシャリだったりというイメージだが、このバンドのくぐもった音は聴きやすく、聴き疲れもしないので愛着を持ってしまう。でも、経歴を見てもらえば判るように、実は怖~いバンドなのだ。
ところで今気付いたが、効果音の部分はくぐもっていないので、くぐもった音質は意図的かもしれない。

XANTOTOLは1991年にポーランド Łódzkie(ウッチ)県(Wojewodztwo) Kutno市で2人が結成した。
結成メンバーはギタリスト/リード・シンガーのBeataとドラマーのJacek "Venom" Szczepańskiで、1992年にベースにはMASTOMAHの Igorがヘルパーとして一時的に参加。
この後Venomが秘密結社'Fullmoon'を結成した。'Fullmoon'は世界の主要なサタニック団体、英国のOrder of Nine Angels (ONA、ナチ系)、米国のLuciferian Light Group (ナチ系)、ニュー・ジーランドのOrder of the Left Hand Path (OLHP)などと提携し、Temple of Infernal Fire、そしてTemple of Fullmoonと改名した。極右悪魔主義団体として有名で、BEHEMOTHの Adam Nergal Darskiが加入している事でも知られている。
1993年に正式メンバーのベーシストが参加したが、デモ2作とEP(カセット・テープでのリリース)1本を残して、1996年に解散した。

本作は2015年(June 26th, 2015)にリリースされた既発作品全曲収録の編集盤。CD2枚組、全18曲。
1991年のデモ'glory for centuries' (6曲)、1993年のデモ'cult of the black pentagram' (5曲)をディスク1に、1995年にリリースされたカセット・テープEP 'thus spake zaratustra' (7曲)をディスク2に収録。500枚限定。
LABEL: WITCHING HOUR (ポーランド)

Youtube試聴・'thus spake zaratustra'収録曲'Pride'
'Pride'を試聴していただきますと、Youtubeおせっかい機能で右側にいろんな次の動画が表示されますね。ほとんどがXANTOTOLの映像になっていると思いますので、適当に再生して下さい。

(コメント:犬丸)

UK SUBS - xxiv 全曲試聴

PUNK

初期パンクの色彩のあるロックンロール・パンク曲(4・12曲目)やメロディックな初期のハードコア的なサウンド(5・10曲目)だけでなく、少しスウィング感のあるミドル(~ややスロー)・テンポのブルーズ・ロックンロール調(2曲目)や、ストリングスを加えたアレンジ、ちょっとモーターヘッド的な曲(6曲目)と多彩。
さらに15曲目から後(ボーナス)はアコースティックで、フォーキーなサウンドを基調に、うっすらブルージーな曲が多く、マウス・ハープ(ハーモニカ)もフューチャーされている。フロントマンCharlie Harperが、もともとリズム・アンド・ブルーズ・シンガーだったことを、思い出させる内容になっている(ボーナス・トラック以外の本編の曲でも)。

UK SUBSの前身バンドSUBVERSIVESは1976年11月に英国イングランド South London地域で4人程度が結成した。
中心となっていたのはMARAUDERSというR & BバンドのフロントマンだったCharlie Harperだ。MARAUDERSはロンドンのレズビアン・クラブ"Shagaramas"で金曜の夜仕事をしていたが、ある日そこがRoxy (当初はゲイ・クラブ兼業)になってしまった。そのアクシデントのためCharlieはパンクに染まり、DAMNEDなどにインスパイアされてSUBVERSIVESを結成することになった。その後名前を短縮してSUBSとして活動をはじめ、さらに当時のヒット曲"Anarchy in the UK"から思いついて、1977年にU.K. SUBSに改名した。

本作は2013年(14 Feb 2013)にリリースされた14thアルバム。26曲。
この年(2013年)の初めにはMOTORHEADの Lemmy (Lemmy Kilmister)とツアーしていた。
LABEL: CAPTAIN OI! (UK)

Youtube全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

HARDSIDE - madness 全曲試聴

BEATDOWN HARDCORE / METALIC HARDCORE

ヘヴィーでザクザクのタフなビートダウン・ハードコア。パワーのヴォーカル。ねじ伏せるようなビートダウン。ハードコア本来のタフなサウンドはもちろんの事、ギターはストーナー的なグルーヴをもったメロディックなリフを入れたり、リズム体も複雑に変化させる等、大変モダンに進化した部分も持っている。テクニカルでタイトな演奏に、展開も多彩で切れがよい。
シンガーのZaneは7歳からスケートなどしてハードコアに親しみ、PANTERAを聴いて育ち、SEPULTURAや SOULFLYに影響を受け、テキサスのバンドではBITTER END, POWER TRIP, MAMMOTH GRINDERなどに注目していると言う。そういう彼の好みが歌唱や音楽性に現れている。

HARDSIDEは2009年遅くに米国 Texas州 San Antonio市で結成した、5人のバンド。
2014年1月に来日した。

本作は2015年(July 31st 2015)にリリースされた2ndアルバム。10曲。
LABEL: BDHW RECORDS (BEATDOWN HARDWEAR) (ドイツ)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
ololo.fm試聴・本作1曲目"No One Gets Out Alive"
ololo.fm試聴・本作2曲目"Madness"
Youtube試聴・本作3曲目"Cage"
ololo.fm試聴・本作4曲目"Broken Faith"
ololo.fm試聴・本作5曲目"Forever"
ololo.fm試聴・本作6曲目"Resurgence"
ololo.fm試聴・本作7曲目"Till My Blood Runs Dry"
ololo.fm試聴・本作8曲目"Strays"
ololo.fm試聴・本作9曲目"Unknown"
Youtube試聴・本作10曲目"Timebomb"

(コメント:犬丸)

FRUSEN TID - forsta kapitlet

PUNK / OI PUNK

スウェーデンで期待されている、オールド・スクール・パンク/オイ・バンドで、初期パンクのロックン・ロールのりの演奏(4曲目や10曲目)もはもちろん、色々な変化に富んだメロディックでキャッチーな楽曲が揃っている。
演奏は軽快なメタリック(全体で、特に15曲目などで)なもので、スウェーデンでは指摘されていないように思うが曲によってはフォーク(ヴァイキング)的、あるいはヴァイキング・メタル的なメロディー(5曲目、8曲目、11曲目)も目立つ。ヴォオーカルはやや線は細いがレベル・ミュージックの感覚。11曲目などヴァイキング的な暗いバラードだが、なかなかの男気のある歌唱を聴かせている。歌詞には国営企業Samhall批判などは沢山あるが、ポリティカルな作品ではまったくない。精神性よりもアルコール性高めの、みんなで盛り上がれるメロディー重視の作品。

FRUSEN TIDはスウェーデン Jonkoping市(kommun)のバンド。

本作は2015年(July 10 - 2015)にリリースされた1stアルバム。15曲。
デス・メタル・バンドBLEEDING UTOPIAのギタリストAndreas "Fluff" Morenが主宰しているレーベルからのリリース。録音・プロデュース・ミックス・マスターもBleeding Music Studioで Andreas "Fluff" Morenがした。
LABEL: BLEEDING MUSIC RECORDS (スウェーデン)

Youtube試聴・本作4曲目"Utan klader"
Youtube試聴・本作5曲目"Slutna ogon"
Youtube試聴・本作8曲目"I elden"
Youtube試聴・本作10曲目"Mitt liv"
Youtube試聴・本作11曲目"En frusen tid"
Youtube試聴・本作15曲目"Moder jord"
23日程で録音したような記述があるので、Youtube試聴の内UPされた日付が古いものは、アルバムとヴァージョンが異なるかも知れません。

(コメント:犬丸)

EATER - eater the album 2CD (30th special edition)

PUNK

1970年代中頃に始まったパンク・ロック。その急拡大期にあたる"77 PUNK"世代の英国を代表するバンドの一つ。
1976年までを1st WAVE、1977年ごろを2nd WAVEとも言い、EATERは2ndウェーヴにあたる。SEX PISTLES(1st wave)のような激突自爆型カオスなサウンドではなく、RAMONES(1st wave)やGERMS(2nd wave)のような軽快でポップなサウンドで、楽曲やアレンジもよく練られている。
演奏もスタジオ音源ではまとまりのある安定した物。やはりライヴ音源ではカオスなサウンドになるが、そちらも聴き物だろう。

EATERは1976年遅くに英国イングランド Greater London圏 Finchley地区で4人が結成した。
4人は高校の同窓生で、シンガーはエジプト系xイングランド系。1枚のアルバム(本作)を残して、1979年初めに解散した。その後、1996年と2006年に一時的再結成(Reunion)をしている。

本作は1997年にDave Goodman の"THE LABEL"レーベルからリリースされた1stアルバム。16曲。
Dave Goodmanがプロデュースした。Dave Goodmanは1951年3月29日にロンドンで生まれて、ロック/ソウル・バンドORANGE RAINBOWのメンバーとしてBen E KingなどのバックやJackson Fiveの英国ツアーのサポートをした。その後エンジニアとしてPAシステム構築などを手がけ、それが縁で知り合ったSEX PISTOLSの演奏に加わったり、初期(デモ音源)の録音(プロデューサー)を担当した。その音源を色々なレーベルにライセンスしたり、SEX PISTOLSのオリジナル・メンバーGlen MatlockなどによるEX PISTOLSの録音を制作したりした。EATERのほかUK SUBS, CHELSEAなどのプロデュースを行い、SHAM 69が始めたチャリティー・アルバム"sex drugs and hiv"の制作に携わった。その後、マルタ共和国に自宅を建てて、自身のMANDALA MUSICレーベルとスタジオを運営していた。2005年2月10日にマルタにて心臓発作で死亡した。

こちらは2008年にリリースされたされたCD2枚組み再発盤(今回は2015年再プレス盤)。30周年記念、2枚組。
ディスク1はオリジナルの"eater the album"。
ディスク2は"singles plus"で、全シングル、コンピレーション参加音源、Roxyでのライヴ音源など16曲を収録。
LABEL: ANAGRAM (UK)

Youtube試聴・オリジナルの"eater the album"全16曲(本作のディスク1の分の全曲)
Youtube試聴・編集盤"complete eater"全29曲

(コメント:犬丸)

RITO PROFANATORIO - grimorios e invocaciones desde el templo de la perversion 全曲試聴

DEATH METAL / DEATH BLACK METAL

野蛮(ベスティアル)デス・メタル~スラッシュ・ブラック・メタル。
サタニック・メタルと言うようなダークさのない、ぶちきれたスラッシーなデス・メタル。
ドラムズをカンカン打ち鳴らし、熱く汚く凶暴に驀進。走る一方ではなくかなり展開もあり、ギター・ソロなど本格メタルな部分もあって、かなりサーヴィスの良いバンドだ。まあ、適当にピロピロ言わせている部分もあるが、愛嬌あって良いんじゃない。
声はベスティアル。ギターはまともな音作り。
リズム感の良いドラムズはクオリティ高く、これを中心に演奏も良くまとまっている。ヴァイオレントなデス・メタルだが、実際の演奏力は高く、30分がすぐ終わってしまう。

RITO PROFANATORIOは2010年にペルー共和国 Lima独立市で結成した。

本作は2015年(July 1st, 2015)にリリースされた2ndアルバム。8曲(30:36)。
タイトルは「倒錯の寺院から魔術書と呪文」とかなんとか。なんとなく内容にふさわしい感じ。
LABEL: DUNKELHEIT PRODUCTION (ドイツ)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

ANATHEMA - resonance 1 and 2 (2CD) 全曲試聴

GOTHIC / POST-METAL

サウンドが変化してきたバンドのベスト盤。ゴシック・メタルからスタートしたプログレッシヴ・アトモスフェリック・ロック・バンドと言われているが、、、。
ディスク1の3曲目は1993年の1stアルバムからだが、繊細でアコースティックな素朴な曲調で、到底ゴシック・メタルなんて言えない。4曲目は1995年の2ndアルバムからだが、オーケストレーションも取り入れたアコースティックな曲で、Plovdiv Philharmonic Orchestraと共演した2013年のライヴ・アルバムを髣髴させる、ソフィスティケーテッドされた美しい曲。6曲目は1996年の3rdアルバムからだが、プログレッシヴ度の高い作品で、ダウンテンポで概ね静かだが底に秘めたパワーが心を動かす。
彼らの美しさは、クリアーな音感は持ちつつも、どこか霞がかかったような音で「けだるさ」を持っている。収録曲は、ゲストによる女声ヴォーカルもあるが、初代男声Darren J Whiteの歌う曲が多く、そのヴォーカルはフォーキーで影がある。
彼らの2001年と2002年にリリースされたベスト盤2枚のセット。価格は1枚分。2作いずれにも、ベスト・セレクションのほかに、レア・トラックも2~3曲収録されている(今回の追加ではなく、元から収録)。彼らの音の変遷を知る事が出来るアルバムと書きたかったが、そうでもない。選曲のせいもあるが、初期の作品も最近の作品との絶対的な違いはなく、音楽性は一貫している。アトモスフェリック・ネオフォークといって良いのではないだろうか。かなり個人的には、ちょっとネオ・メディエヴァルな感じもする。

ANATHEMAは1990年に英国イングランド Liverpool市で5人が結成した。
現在(2012年から)は6人編成になっているが、結成時のメンバーが4人在籍している。

アルバム"resonance"は2001年にリリースされたベスト+レア音源集。15曲。
アルバム"resonance 2"は2002年にリリースされたベスト+レア音源集の第2弾。

こちらは以上の編集盤2作をセットにした2015年リリースの再発盤。
LABEL: PEACEVILLE (UK)

musicmp3全曲試聴・アルバム"resonance"の曲
musicmp3全曲試聴・アルバム"resonance 2"の曲

(コメント:犬丸)