EXTREME NOISE TERROR - self titled (extreme noise terror) (s/t) 全曲試聴

GRINDCORE

原点回帰と言う事だが、バンド最初期のクラストと言うより、やはりグラインドの事の様だ。
かなりいかつい。演奏はギターを中心にかなりメタリックに聴こえるし、ハーシュでもある。
野太い声のヴォーカルが、小細工のない直線的な歌い方で、特にいかつい。
そういう演奏とヴォーカルの、ごつごつとした音の塊が聴き手の顔に向かって飛んで来る。音はメタリックだが、パンクのマインドを感じさせて、この作品ではデス・メタルは連想させない。
告知によれば、日本盤 (MCR COMPANY) には約36cmx24cmの6つ折りポスター型日本語訳/裏面はJHONIO (GLOOM) 書き下ろしデザインが付いている。(こちらは輸入盤なのでこれは付いていません。)

EXTREME NOISE TERROR は1985年に英国イングランド Suffolk郡 Ipswichバラ(Borough)で結成した。
結成メンバーはシンガーの2人 Dean Jones と Phil Vane 、及びギタリスト Pete Hurley, ベーシスト Jerry Clay, ドラマー Pig Killer で、デュアル・ヴォーカルの5人編成。
初めはクラストコアのバンドとして結成していて、バンド名も LARM の "extreme noise" スタイルや、それに基づいて LÄRM がアルバム (アナログLP)のインサート(挿入されている紙カード)で自らを "Extreme Noise Terrorist" と呼んでいた事に因んでいる。
Phil Vane は1999-2006年の間を除いてほとんどの期間参加していたが、2011年2月17日に、ベッドで睡眠中に、虚血性脳血管障害 (Cerebral Vascular Accident) により死亡しているのが発見された。

本作は2015年(7th of December 2015)にリリースされた6thスタジオ・アルバム。13曲。
本作は2014年から2015年に録音されている。新ヴォーカリストが加わっていて、本作でも今まで通りに、デュアル・ヴォーカルを聴かせている。
基本的な録音メンバーは、ただ1人になった結成メンバーの Dean Jones (Vocals), 2005年加入の Ollie Jones (Guitar), 2012年加入の Andi Morris (Bass), 2014年加入の新ヴォーカル Ben McCrow (Vocals), 2011-2014年の間参加していた脱退済みの Barney Monger (Drums) の5人程度だ。また、2001-2010年と2011-2014年の間参加していた脱退済みの Paul "Woody" Woodfield (Guitars) も録音に参加している(一部)。ゲストには、リード・ギターで Kody Minus (シンガポールのハードコア・バンド MINUS のメンバー)が参加している。
日本の OUTO の "I Like Cola" のカヴァー "I Like Coca" を収録。日本の MCR COMPANY を初め、イタリアの AGIPUNK, 米国の WILLOWTIP, 英国の GRAVE WAX RECORDS 等からリリースされている。英国の GRAVE WAX RECORDS は ex-CONDEMNED のシンガー (2000-2011年)で、今は ZOMBIFIED の Pete Clarke のやっているレーベル。
LABEL: GRINDSCENE RECORDS (UK) / GRAVE WAX RECORDS (UK)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。
Youtube試聴・MINUS (from Singapore) 国分寺モルガーナ 2014/10/19

(コメント:犬丸)