ABATUAR - vejacion de la bestia / fosa comun 全曲試聴

DEATH METAL

ベスティアル・ブラック・メタル。
ブラスティングのリズムも、スペイン語歌唱のヴォーカルも熱い。 PROCLAMATION 等のような、ロウなブラック・メタル~グラインディング・デス・メタル。
緩急の切れもよく、音質面でのロウネスも程々なので、結構ダイナミックで聴き応えもある。リズムが腹に響き、ベスティアル・ブラック好きなら体を動かしたくなるだろう。
前半3曲の方が音質が良いように思うが、後半の方がややドゥーミーなダークさやゴア・グラインドの要素 (ガテラル・ヴォーカルなど) が入るので、好き好きなのかも知れない。
"bestial" は "Like a beast" (獣のような) の意味だが、タイトルにある "bestia" はスペイン語で "beast" なので、バンド自身ベスティアル・ブラック・メタルをかかげていると考えて良いだろう。単純な音楽性だが、だからこそ強い。

ABATUAR は2013年にヴォーカルとドラムズの Cadaver (Jose Miguel Quintero) がスタートさせた。
デモのセッション・メンバーである2人を加えた、3人編成とも書かれているが、現在の Bandcamp の1stデモのオフィシャル・ページでは、 Cadaver のみが正メンバーとされている。

"vejación de la bestia" は2004年(24 March 2014)にパナマの LÓGICA CIEGA からリリースされた1stデモ。3曲(9:09)。
100本限定のカセット・テープだった。
バンド・メンバーは Cadaver のみで、Session・メンバーとして、リード・ギターで Yigo Manzo (ATROFIA, HATROSS), ギターで Anibal Jr Sucre (ABERRANTE, HATROSS) が参加している。 Rodrigo Enrique Manzo (HATROSS, JUVENTUD PODRIDAのメンバー) が録音とミキシングをした。

"fosa comú:n" は2015年(November 23rd, 2015)にパナマの PUS Records からリリースされた2ndデモ。5曲。
こちらもフォーマットはカセット・テープ。
前作と同じ2人、 Yigo Manzo と Anibal Sucre がセッション・メンバーとして参加している。

"vejacion de la bestia / fosa comun" は2015年にリリースされた1stアルバム。8曲(22:55)。
先に述べた2作のデモを収録している。
LABEL: DUNKELHEIT PRODUKTIONEN (ドイツ)

bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)