VISION OF DISORDER - razed to the ground

METALCORE

初期のアルバムから複雑でテクニカルなサウンドだった。
1stアルバム "vision of disorder" はメタルコアをベースに、ダンサブルな2ステップ・パートではラップコアに近いノリを、全体としてはうねるようなミクスチャーのノリを持ったサウンドだった。
2年後の2nd "imprint" では、演奏面ではさらにざくざくしたラウドなメタルコアになりながらも、ヴォーカル面ではエクストリームなシャウトにクリーン・ヴォイスのコーラスやヴォーカルを交えるなど、オルタナティヴ~インディー・ロック要素が含まれた、間口の広いサウンドだった。
新曲や再録音を含む編集盤 (3rdあるいは順番外)を挟み、3年後の3rd (あるいは4th)の "from bliss to devastation" では、さらにオルタナティヴ~インディー・ロック要素の高まった NU-METAL として、その時代のメジャーなサウンドになった。翌2002年に解散。
2008年に再結成した後の2012年作(前作)は、曲にもよるが複雑な部分はあるものの、今まででもっともエクストリームなメタルコアをやっていた。
そして本作。まだ試聴が1曲しかないので判断は難しいが、試聴曲はメタル度の高い、 VISION OF DISORDER としては最も重い音の曲。まったくメタルと言っても良い内容だ。

VISION OF DISORDER は1992年に米国 New York州 Long島(Island)で結成した。
結成メンバーは Matt Baumbach (G), Mike Kennedy (G), Tim Williams (Vo), Brendon Cohen (Ds), Mike Fleischmann (Bass G) の5人。

本作は2015年 (November 13, 2015) にリリースされた 5th (6th) アルバム。10曲。
バンドメンバーはいずれも結成メンバーの4人、 Tim Williams (Vo), Mike Fleischmann (Bass G), Mike Kennedy (G), Brendon Cohen (Ds) となっている。
本作は Zeuss (HATEBREED, DEMON HUNTER, ROB ZOMBIE) がプロデュースした。
LABEL: CANDLELIGHT RECORDS (UK)

bandcamp試聴・コメント制作時点で本作2曲目"Hours In Chaos"のみ

(コメント:犬丸)