LEEWAY - born to expire オリジナルの全曲試聴

NEW YORK HARDCORE / CROSSOVER THRASH

ざくざくしたスラッシュ・メタルの疾走感に、思いのこもったハードコアのヴォーカルが乗る。
疾走スラッシュ・メタル度が高く、いかつさは控えめながらモッシュ・パート入り。
ブルータルなヴォーカルとか、特別な発声(スクリーム、グロウル等々、、、)とか、いわゆる極端な吐き捨てとか言うのではない。シンガーのEddie Cohenはそれまでのハードコアから見て結構ストレートな歌い方だが、1曲目3分過ぎのビートダウンした所で声をはり上げて、音程を上げていく部分や音程を下げていく部分はもちろん、4分前のまっすぐ伸ばす部分でさえ強い印象を与える個性を持っている。

LEEWAYの前身となるバンドUNRULEDは1983年末に米国 New York州 Queens区 Astoria住区(neighborhood)でギタリストA.J. NovelloとオリジナルドラマーのSaso Motroniが中心となって結成を始めた。
その後Jose Ochoaがベースで加入、ヴォーカリストEddie Pomponio (Eddie Suttonと同一人物)が決まってリハーサルを始めた。最初のライヴは1984年6月にQueensの Coventry Clubで行い、対バンはGILLIGAN'S REVENGE (pre-TOKEN ENTRY)とNY HOODSだった。
数回のライヴの後、1984年にLEEWAYに改名した。

本作は1988年(January, 1989)に米国のPROFILE RECORDS / ROCK HOTELからリリースされた1stアルバム。オリジナルは12曲(37:44)。
CRO-MAGSの Doug Hollandらの協力でPROFILE RECORDSと契約し、1986年から制作を予定していたが、ベーシストのJose Ochoa、ドラマーのMaxwell Mackie Jayson (CRO-MAGS)、2ndギタリストのGordon Ancisが順に抜け、メンバーが交代したため遅れた。
本作のバンド・メンバーはA.J. Novello (Gr、2002年からCRO-MAGS), Eddie Sutton (Vo), Zowie Ackermann (Bass、1990年-1991年の間CIRCUS OF POWER), Tony Fontao (Ds), Michael Gibbons (Gr)の5人。

こちらは2015年(Aug 2015)にリリースされた再発盤。21曲。
未発表音源の1986年にCBGBで行ったライヴ9曲を追加収録している。
LABEL: REALITY RECORDS (ベルギー)

Youtube試聴・オリジナルの12曲

(コメント:犬丸)