CELTACHOR - nuada of the silver arm 全曲試聴

CELTIC FOLK METAL / BLACK METAL

男気あふれる勇壮なサウンドに時にはロマンティックで悲哀をこめたメロディー。ケルト系のペイガン・フォーク・メタル。
完全にそれの音。力強く荒ぶるヴォーカルに漢コーラス。彼らはセルティックだが、完全武装のヴァイキング船団が船出をする音楽と考えていただけば、判りやすい。ケルト民族系の楽器はIrish whistle (ホイッスル)が効果的に使われていて、Bodhran (バウロン)も使用している。ケルト民族系以外だがアコースティック・ギターもフォーク色を強めている。シンフォニックなアレンジも雄大な感じを出している。

CELTACHORは2007年にアイルランド共和国 Dublin州 Dublin市で2007年に結成した。
メンバーが揃った時点で4人編成だったようだが、2010年からツイン・ギターの5人編成になっている。シンガーは、なかなか良い音を出しているが日本での注目度は低いブラック・メタル・バンドOLDEのメンバーでもある。

本作は2015年(April 24th, 2015)にリリースされた2ndアルバム。9曲(39:33)。
2曲のインスト・ナンバーを含んでいる。2010年のフルレングスのデモから2012年のセルフ・リリースの1stアルバムまではギターの音は安直、ヴォーカルの音も軽く、かろうじてホイッスルでもっている感じだった。しかしそれらはホーム・レコーディングであったようで、本作は厚みのある良い音になっている。彼らの作品はホーム・レコーディングでは十分ではない。かなりライヴ活動を行っていて地元やこのジャンルのシーンではファン層も厚いようで、そのために作品を発表する必要があったのかも知れない。
LABEL: TROLLZORN RECORDS (ドイツ)

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(コメント:犬丸)