GOOD RIDDANCE - peace in our time

MELODIC HARDCORE

スピーディーでキャッチー+少し哀愁のメロディー。全く期待通りの作品。
この音を聴いていると、彼らこそFATを代表するバンドだと言いたくなる。グレードは高く、音楽性は変化なし。ただし試聴がコメント制作時点では2曲しかなく、しかもこの2曲が同じ曲調なので、アルバムを通しての全体像は断定できない。プロデューサーもBill Stevensonと言う堅実な選択だが、作曲・演奏・歌唱いづれもが堅実。キャッチーなメロディー、キャッチーなギター・リフだが、ちゃらちゃらウルサイ餓鬼バンドとは違い、聴き疲れしない。なんか、堅牢とか強固とか言う印象も与える。

GOOD RIDDANCEは1986年に結成した米国 California州 Santa Cruz市のバンド。
オリジナル・メンバーはRuss Rankin (Vocal), Rob Land (Guitar), John Burnett (Bass), Rich McDermott (Drums)の4人で、Landは程なくLuke Pabichに交代した。
1991年に解散し、1993年に活動を再開した。この間Rankinと Pabichは STATE OF GRACEというバンドを結成していた。
1993年の活動再開時のメンバーはRankin, Pabich, Chuck Platt (Bass), Sean Sellers (Drums)の4人。2007年5月27日にラスト・ショウを行い解散し、2012年に再結成した。
2012年の再開時のメンバーはRankin, Pabich, Platt, Sellersの4人。メンバーの変化には不明な部分が多く、通算5人のギタスト、7人のベーシスト、6人のドラマーが参加したらしいが、名前は一部しか判っていない。1987年の1回のショウではJason Fitzsimmonsという人がヴォーカルを担当したらしく、この人は翌年にかけてベースやリズム・ギターでも参加している。

本作は9年ぶりの8thアルバム。14曲。
プロデュースはBLASTING ROOM STUDIOSのスタジオ付の2人、Bill Stevensonと Jason Livermore。
LABEL: FAT WRECK CHORDS (USA)

Soundcloud試聴・本作1曲目"Disputatio"
Youtube試聴・本作7曲目"Dry Season"

(コメント:犬丸)