ACID KING - middle of nowhere, centre of everywhere 全曲試聴

STONER

ぶりぶりと低音を歪ませた音、では無くかなりナチュラル。
ギターはひずみは効かせているがそれほどまでの低音強調ではない。
ヴォーカルもダークに沈みつつ伸びやか。意外と柔らかい音で、ギターリフもヴォーカルも鬱で哀愁の深いメロディーを魅力的に聴かせている。
極端なあくどさがない分、ある種の期待を裏切るかも知れない作品だが、ACID KINGはあまり変わっていない。
振り返って見れば当時は極端な音作りであった名作、2ndアルバムの"busse woods"も、現代のストーナーよりナチュラルな音であったのだろう。聴き比べると、潮流とは逆に、少し自然な音になっているかも知れないが。

ACID KINGは1993年に米国 California州San Francisco市で3人が結成した。
以来、ベーシストだけがころころ変わっているが、ドラマーJoey Osbourneと女性のギタリスト/シンガーLori S.は変わっていない。この2人はあやしい。だからベーシストがやめていく。

本作は2015年(17 April 2015)にリリースされた4thアルバム。8曲(53:32)。
3rdアルバムから10年ぶりになる。ゲストはハモンド・オルガンに現在はBLACK COBRAのドラマーで、かってACID KINGではベーシスト(2005-2008)、SECRET ORDER OF TUSKなるバンドではギタリストのRafael Martinezが1曲参加。Billy Andersonがプロデュース。
LABEL: SVART RECORDS (フィンランド)

bandcamp全曲試聴 (本作)
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Youtube試聴・1stアルバム"Busse Woods"全曲

(コメント:犬丸)