EREB ALTOR - fire meets ice

VIKING METAL / EPIC METAL

勇壮でドラマティックなヴァイキング・メタル。その手(メロディーと歌唱が勇壮なヴァイキング)としては臭みが少ない。大仰でクリアーな音や叙情的な美しいメロディーがフューチャーされているので、美メロゴシックに近いものも感じたが、EPIC METALと言っても良い様な勇壮なサウンドと男臭目のヴォーカルで、エピカル・ヴァイキング・メタルだと思う。展開・構成はかなり徹底的に盛り上げて行く、ドラマティックで泣かせるタイプ。ドゥーム・メタルともされている(称している)のは、スロー目のテンポの部分が中心で暗い目の響きのためで、重厚なサウンドと言う点を言っているのだろう。(私個人はドゥームとは思わない。)

2003年に2人で結成した、スウェーデンGävle(イェヴレ)市のバンド。2人は翌年DOOM METALバンドISOLEの結成にも加わっている。2ndアルバムまではメンバーが2人のため、2人ともがギター・ベース・ドラムズ・キー・ヴォーカルを兼任して複雑な持ち替えをしていた。

本作は2013年(July 26th, 2013)にリリースされた4thアルバム。9曲(55:04)。
LABEL: CYCLONE EMPIRE (ドイツ)
3rdアルバム前の2011年からドラム専任でISOLEのドラマーが加わり、3人編成になっている。現在のメンバーはISOLEの4人中の3人と言う事になる。ISOLEの方はアルバムは5作を数えるが結成は1年後なので、こちらがサイド・プロジェクトと言う事にはならない。ライヴ・メンバーとしてISOLEの残る1人も参加しており、ライブ時にはどちらも同じメンバーになる。

Mfmf!試聴: http://mfmf-music.com/search/album/?q=EREB%20ALTOR%20fire%20meets%20ice
いやー、朗々と歌うパートは泣かせますなあ。

(コメント:犬丸)