HUNDREDTH - resist

NEW SCHOOL METALCORE

2EP連作の後半となるEPだが、ちょっと叙情的で暗い音の部分もあるみたいだ。前作で見せた傾向とは若干異なり、叙情メロディーに重心が置かれている。加えて、激情、疾走、エクストリームとメロディー・楽曲面でも幅が広く、展開も複雑。テクニカルに進化してエクスペリメンタルな方向も予感させる。

2008年に結成した、米国 South Carolina州(State of) Horry郡(County) Myrtle Beach市(City of)の5人のバンド。

本作は2014年(March 25th)にリリースされたEP。2013年にリリースされたEP"revolt"と合せて"revolt / resist"という2EPセットとなる。6曲。2EPのセット販売ではなくて、買った人が自分でセットにします。日本流に言えば連作です。
LABEL: MEDIASKARE ENTERTAINMENT (USA)

Youtube試聴

(コメント:犬丸)

SABBATH ASSEMBLY - quaternity

STONER / PROG FOLK

サイケ、アコースティック・ミュージック、プログレ等が融合したサウンド。ドゥーム、ゴシック、フリー・ジャズ的な要素もある。これらを混ぜ合わせた全体の音は、サイケデリックさが激しく、音楽を破壊する寸前にまで到達している。

2009年に結成した怪しいバンド。
米国New York市の女性のヴォーカリストでベースも弾くJamie Myersは、米国 California州 San Francisco市のプログレ・メタル・バンドHAMMERS OF MISFORTUNEの元メンバー(2003年-2006年)。
米国Texas州Fort WorthのドラマーDave Nussは、米国Texas州の80年代のスラッシュメタルバンドANGKOR WAT (METAL BLADEから2枚のアルバム)とドゥーム・ゴシック・バンドANGELBLOOD (日本のCAPTAIN TRIP RECORDSから3枚のアルバム)に参加。現在はNO-NECK BLUES BANDのメンバー。NO-NECK BLUES BANDはフリー・インプロヴィゼーションだがかなりアコースティック・フォーク・ミュージックの感覚のある牧歌的なバンド。この2人が中心になっている。
このバンドは1960年代79年代に英国から欧州や米国に広がったカルト的新宗教Process Church of the Final Judgment (通称Process Church)を研究し、それをテーマにしたコンサートを行っている。Process ChurchはCharles Mansonが理論を拝借したため危険視されている向きがあるが、私は実態は知らない。
メンバーはライヴごとに流動的なようだが、過去のライヴ活動では2人のほかに、JEX THOTH (バンド名)のフロント・ウーマンJex Thoth (人名)ことJessica Bowen (本名)や、アコースティック・ポップANYTHING MARIAのSophie Gonthier、LADYBUG TRANSISTORのKyle Forrester、米国BrooklynのギタリストAnders Nilssonが「活動」に加わっている。

本作は2014年(March 28, 2014)にリリースされた3rdとされるアルバム。6曲。
本作の録音ではコアメンバーの2人以外には、テキサス州のドローン・バンドPINKISH BLACK (CENTURY MEDIA)のDaron Beckがヴォーカルで、カナダのデス・メタル・バンドGORGUTS (ROADRUNNER, SEASON OF MIST)のKevin Hufnagelがギターで、BYLA/DYSRHYTHMIA/GORGUTS/KRALLICEのColin Marstonがベースで、SUNN 0)))のJessika Kinneyがチャントで、HEXVESSELのMat McNerneyとMarja Konttinenが経典の朗読で参加している。
LABEL: SVART RECORDS (フィンランド)

Youtube試聴・本作から"I, Satan"
Youtube試聴・本作から"Jehovah on Death"
SABBATH ASSEMBLYのサイトから"教え"です

(コメント:犬丸)

DEVOUR THE UNBORN - consuming the morgue remains re-issue 全曲試聴

DEATH METAL

メンバーの内2人が巨人大虐殺にも参加しているのでおなじみ。あまり低音を強調しないゴアなガテラル・ヴォイスがセンス良い。演奏は正統的なゴアなサウンドで、美しい!。スカスカな音ではないが、メジャーな分厚い音ではなく、こちらも均整が取れていて美しく、極めてセンスが良い。録音もメンバー(ギタリスト)が行っている。巨人大虐殺のマスタリングもこの人だ。

2011年に結成した、米国 Texas州 El Paso市の3~4人のバンド。結成当時はイタリア人のシンガーがいて米国/イタリアのバンドだった。

本作は2012年(March 21st, 2012)に米国のOSSUARY INDUSTRIESからリリースされた1stアルバム。8曲(34:15)。本作ではイタリア人のシンガーを含み、3人編成。
こちらは2014年(10th March 2014)に日本のAMPUTATED VEIN RECORDSからリリースされた再発盤。4人編成の現在のメンバーにより録音された新曲 "horrendous ingestion of putrescent offals" (03:19)を追加収録。全9曲。
LABEL: AMPUTATED VEIN (日本)

Youtube全曲試聴(ボーナス曲を除く)
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。
Youtube試聴・ボーナス曲

(コメント:犬丸)

HAVENSIDE - living our darkest days 全曲試聴

METALCORE

テクニカルでモダンで、ヘヴィーで凶暴なメタルコア、GHOST INSIDE~PARKWAY DRIVEタイプ。ヴォーカルはデス・ヴォイスでサウンドにはダークさもあり、ザクザクだがかなりノリの良いグルーヴ感もある。エモメタルでもないが一部でクリーン・ヴォイスのコーラスも入る。メタルコア系の音なら境界線を引かずに貪欲に取入れて、かなりモダンな独自色を出している。でも基本的にはゴリゴリした凶暴なノリのバンドの系譜の最新版でしょう。

2006年に結成した、米国 California州 Sacramento市の5人のバンド。

本作は2014年(March 11, 2014)にリリースされたアルバム。12曲(39:07)。
LABEL:INNERSTRENGTH RECORDS (USA)

これを出しているINNERSTRENGTH RECORDSは、BILLY CLUB SANDWICH関連の資料では(当店の過去のリストでも)INNER STRENGTH RECORDSとなっていますが、同じレーベルです(レーベルのショップで確認済み)。BILLY CLUB SANDWICHの印象が強いがタフガイ系専門な訳ではなく、デス・メタルやラウドロック的なメタルコも出していて、今も積極的にやっているようです。

Bandcamp全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

OFF! - wasted years

US HARDCORE

ショートカットでスピード感溢れるラフでパンクなハードコア。ロックンロールをベースに、ちょっとドローンな感じのノイジーさとハードコアのテイストが加わり、ラフに疾走する。

2009年に結成した、米国 California州 Los Angeles市の4人のバンド。BLACK FLAGの設立メンバーで初期ではVoを務め、コカインや覚せい剤で沈没後、CIRCLE JERKSのリーダーとして復帰したKeith Morrisと言えばがDimitri Coats (Burning Bridges), Steven McDonald (Redd Kross), Mario Rubalcaba (Earthless/ Hot Snakes/ Rocket From The Crypt)と結成。

本作は2014年(April 8, 2014)にリリースされた3rdアルバム。EPを集めた編集盤"first four eps"を除くと2ndになる。
LABEL: VICE RECORDINGS (USA)


Youtube試聴・本作1曲目の曲のライヴでの演奏

中ほど過ぎからが演奏です。
Youtube試聴・オフィシャル・チャンネル
3/7にUPされた"hypnotized"が本作6曲目です。ご覧になる頃には追加されているかも知れません。"hypnotized"は1分39秒位からが演奏です。

(コメント:犬丸)

THYRIEN - hymns of the mortals 全曲試聴

DEATH METAL

疾走するメロディック・デス・メタルにフォーク・メタル入り。熱く、勢い良く疾走するメロディックな曲に、中音のがなるヴォ-カルと低音のグロウルが絡み合って熱唱する。メロディーも、演奏やヴォーカルも勇壮な感じが強い。フォーク・メロディーははっきり入る曲とあまり入っていない曲があるが、そのメロディーのフォーク色が控えめなため普通にメロディック・デス・メタルとしても聴ける。しかし、サウンドそのものが勇壮なのでヴァイキングとしても出色の新バンド。正統派で変わった所がないサウンドには新味はないが安定感がある。そのため少しの演奏の捻りも効果的で、単調さは感じさせない。

2005年に結成した、フィンランド Uusimaa県(maakunta、行政区) Kerava市(自治体)の4-5人のバンド。

本作は2014年(January 24th, 2014)にリリースされた1stアルバム。10曲(43:46)。
LABEL: MASSACRE (ドイツ)

Youtube全曲試聴
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(コメント:犬丸)

NUX VOMICA - s/t (HARDCORE / CRUST)

HARDCORE / CRUST

屈折した感じのダーク・メロディック・メタリック・クラスト。しかしHIS HERO IS GONE直系ではなく、奥行きのある音楽性を持っている。かなりエクスペリメンタルに近い大胆な音使いで、また、ブラック・メタルの様な感覚もかなりある。極端なスロー・パートもあるし、多少のアトモスフェリックな音もある。

2003年に結成した、米国 Maryland州(State of) Baltimore市出身で、2006年の初めからはOregon州(State of) Portland市の5人のバンド。

本作は2014年(01 April 2014)にリリースされた3rdアルバム。
LABEL: RELAPSE RECORDS (USA)

Bandcamp試聴(本作から1曲)
1曲ですが12分ほどあります。
Mfmf!試聴・前アルバム

(コメント:犬丸)

GRIDLINK - longhena 全曲試聴

GRINDCORE

グラインドの新しい波(ですか)。一応テクニカル・グラインドだが、それにとどまらない。複雑で、しかし疾走していて、しかしメロディック。特にギターは全編でキャッチーなメロディーを聴かせている。少し哀愁を帯びたトレモロもある。SE的なものの取入れ方なども従来のグラインドのものとは違う。エクスペリメンタル・メタル的なもの、ニュー・スクール・メタルコア的なものも多く、グラインドのラベルを貼るのが適当かどうか疑問だが、、、。

2004年に、HAYAINO DAISUKIも結成した2人、ヴォーカルと作詞のJon Chang (Discordance Axis、米国New Jersey州East Brunswick)、ギターと作曲のTakafumi Matsubara (Mortalized、日本京都市)が結成したもう一つのバンド。最終作(本作)のドラマーは2006年から加入のBryan Fajardo (KILL THE CLIENT, NOISEAR米国Texas州Dallas)、ベースはTed Patterson (Burnt by the Sun、米国New Jersey州)。2013年解散した。

本作は2014年(19 February 2014)にポーランドのSELFMADEGOD RECORDS/ HANDSHAKE INC.からリリースされた3rdアルバム。14曲(21:22)。本作では前述の4人がメンバー。ゲスト・ヴォーカルでは、Assückの1stアルバム "Anticapital" 時代のシンガーPaul Pavlovichが1曲(10曲目)参加している。
LABEL: SELFMADEGOD RECORDS AND HANDSHAKE INC. (ポーランド)

Bandcamp全曲試聴
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(コメント:犬丸)

COFFINWORM - iv.i.viii 全曲試聴

BLACKENED SLUDG / DOOM SLUDGE

ノイジーなブラック・メタル性の高いドゥーム・スラッジ。轟音、邪悪、暗黒。テクニカルで展開は多いが、必然性のある展開で複雑な印象は与えず、重厚でドラマティック。軽く、エクスペリメンタル・メタルと言った感覚も覗く。

2007年に結成した、米国 Indiana州 Indianapolis市の5人のバンド。

本作は2014年(March 18th, 2014)に米国PROFOUND LORE RECORDSからリリースされた2ndアルバム。6曲(39:36)。
LABEL: PROFOUND LORE RECORDS (USA)

Soundcloud全曲試聴
全曲試聴は期間限定の場合があります。お早めに。

(コメント:犬丸)

MEMPHIS MAY FIRE - unconditional

SCREAMO

ギターもかなりテクニカルでリズムも複雑。プログレッシヴとかエクスペリメンタルとか言っても良いサウンド。クリーン・ヴォイスを活かしたスクリーモ(米国でポストハードコアと言うタイプ)も残しつつ、デスコア的な咆哮ヴォイスを使うサード・ウェーヴ・スクリーモも、多様なエフェクターや電子音を使うエレクトロ・スクリーモ(ピコリーモ)も取り入れている。前進するバンドだが、やはりスタート地点と言えるアグレッションとエモーションと言う部分は変わらない。

2004年に結成した、米国 Texas州(State of) Dallas市(City of)の5人のバンド。

本作は2014年(March 25, 2014)にリリースされた4thアルバム。11曲(43:20)。前作同様、バンドのフロントマンKellen McGregorとCameron Mizell (WOE, IS ME, SLEEPING WITH SIRENS)がプロデュースした。
LABEL: RISE RECORDS (USA)

Mfmf!試聴

(コメント:犬丸)