MAU MAUS - punk singles 全曲試聴

HARDCORE

英国の初期パンク UK77 style punk に続く第2世代の UK82 のバンド。
パンクの中でもハードコアのバンドで、ストレートに叫ぶヴォーカル・スタイルは米国のストレート・エッジやメタリックなユース・クリューなどと共通点がある。シンガロングも多用。このヴォーカルが前面に出たスタイルは、メッセージ性の強さをうかがわせる。
曲はキャッチー。
演奏はどたどたのパワフルなドラムズに乗せて、カッティングするギターや弾むようなベースなども、リズミックと言うよりも激しいリズム感を持っていて、この演奏からは BAD BRAINS を連想した。
時代と場所を考えると異色のバンドだが、音楽性としては、いつの時代でもどこの国でも聴かれるような、ハードコア好きにはキャッチーなサウンドだ。

MAU MAUS は1979年前後に英国 イングランド South Yorkshire州 Sheffield市で結成した。
結成メンバーはクラス・メイトであった Chris Taylor (vocals), Andrew "Lev" Levick (guitar, vocals), Paul "Podge" Barker (drums), Kevin "Bunny" Warren (bass) の4人。
彼らは米国の GERMS, MIDDLE CLASS, DOA や、米国に限らないメロディックなバンド DICKIES, RAMONES, CLASH, CHELSEA, JAM にインフルエンスされていた。
最初のライヴは1981年の ANGELIC UPSTARTS の前座。1982年からロンドンでのライヴを始めた。1983年にライヴ・アルバムでデヴュー。EPが何枚もあり、1985年に2ndアルバム(1984年録音)がある。その後、セコンド・ギターを加えた5人編成でEPを1作発表した後は活動停止状態となり、1986年に解散した。

本ヴァージョン (2016年盤) については詳細な情報がまだないが、タイトルからすると1996年に英国の CAPTAIN OI! からリリースされた編集盤と言うことになる。25曲。

こちらは2016年の再発盤。
LABEL: WESTWORLD (UK)

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全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)