BLOOD CEREMONY - lord of misrule

DOOM METAL / HARD ROCK

グルーヴィーでグッド・フィーリングなハード・ロック。某サイトではありませんが「ぜひ感想を聞かせてください!」と言いたくなるのはこの曲。本作からの2曲目の公開となる7曲目の "Flower Phantoms" です。下にある試聴リンクからお聴き下さい。何を期待していたかによるだろうが、「わて、おちょくってんのか?」と言う人もあろうかと思われる。でも良い声ですね。
本作からの1曲目の公開曲 "Old Fires" の方が、何を期待していたかによるだろうが、それらしい曲だろう。でも、明るいですね。
この2曲の試聴ではアルバムの全体像は掴み難いので、今の所はこれ位しか書けません。 2011年の2ndアルバムの告知に「衝撃的暗黒ハード・ロック・バンド」と書いてありましたが、「暗黒ハード・ロック」を期待していた人には「衝撃的」ですね。でもフルアルバムとしては前作に当たる2013年の "eldritch dark" だって結構明るかったと思いますよ。え、本作の告知にも「サイケデリック暗黒ハード・ロック」って書いてあるんですか。頭が不調っぽい怪しさは感じられますが、サイケデリックと言うより、この人たちが行っちゃってるのでしょう。

BLOOD CEREMONY は2006年にカナダ Ontario州 Toronto市で結成した。
中心的メンバーは女性シンガーでフルートとオルガンも担当する Alia O'Brien とギターの Sean Kennedy の2人。
O'Brien のフルートは JETHRO TULL の Ian Anderson を髣髴させると言われている。
その他、ベーシスト Chris Landon とドラマー Andrew Haust を加えた4人が初期のメンバー。

本作は2016年(March 25th, 2016)にリリースされた4thアルバム。9曲。
メンバーは4人。現在、ベースは Lucas Gadke ドラムズは Michael Carrillo に替わっている。
プロデュースは ELECTRIC WIZARD と MADNESS の多くの作品のプロデュースや UNCLE ACID や日本の MICHELLE GUN ELEPHANT のエンジニアをやっている英国人 Liam Watson 。しかし、この人はさらにさかのって90年代には、 Ronnie Dawson などのエンジニアをやっていた人で、本作のプロデュースにはふさわしい人だ。
LABEL: RISE ABOVE (UK)

Youtube試聴・本作7曲目"Flower Phantoms"
Youtube試聴・本作8曲目"Old Fires"
Youtube試聴・ついでだから "Ronnie Dawson - Rockin' Bones" 等いかがでしょう

(コメント:犬丸)