SOD - speak english or die: 30th anniversary edition 全曲試聴

CROSSOVER THRASH / THRASHCORE / US HARDCORE

クロスオーヴァー・スラッシュ・プロジェクトのデヴュー作。
ハードコアとスラッシュ・メタルがミックスされ、ウイットを感じさせる独創性も加えられて、インパクトのある作品。勢いもあるしいかつさもあり、音作りは上手くできているが、ユーモアの感じられるサウンドと阿呆らしい歌詞ばかりで、遊びで始めたプロジェクトだろう。これが評価されたと言う事は、当時も遊び心のあるリスナーや物好きが沢山いた訳だ。

STORMTROOPERS OF DEATH (SOD) (S.O.D.) (S.O.D) は1985年に米国でスタートしたプロジェクト・バンド。
結成メンバーは ANTHRAX の Scott Ian Rosenfeld と Charlie Benante, NUCLEAR ASSAULT の Dan Lilker, MOD (METHOD OF DESTRUCTION) の Billy Milano の4人で、楽しみとしてスタジオに入っていた。7月(July 1, 1985)にバンド名が決まった。

本作のオリジナルは1985年(August 30th, 1985)にリリースされた。21曲(29:41)。
バンド・メンバーは Billy Milano (Vocals), Scott Ian (Guitars, backing vocals), Dan Lilker (Bass, backing vocals), Charlie Benante (Drums, guitar solo on "United Forces") の4人。
1992年の再発はスタジオ音源の "Ram It Up" (1:21) を追加収録して全22曲収録となっていた。
2000年の通常盤再発はスタジオ音源の "Identity" (2:50) と "Go" (1:07) の2曲を追加する一方、1992年の再発の際の追加曲は削除して全23曲収録となっていた。
同じ2000年の15周年記念盤として発売された "PLATINUM EDITION" では、これに1999年の東京でのライヴ9トラック (複数曲曲で1トラックとなっているものがあるため、9トラックで16曲ある) を加え、1992年の再発の際の追加曲も削除せず、33曲(トラック)収録となっていた。ライヴ音源は1999年6月5日と7日に川崎の Club Citta で収録された音源。

こちらは2015/2016年(November 27, 2015/ Feb 10, 2016)にリリースされた再発盤。34トラック。
本作はオリジナル・リリースから30周年のアニバーサリー・エディションとなっている。
2000年の "PLATINUM EDITION" の33トラックに "Crab Society North - Demos" 63曲(14:48) の1トラックを加えた34トラックを収録。
追加された1トラックは、彼らのバンド名を Scott Ian が決めた日(July 1, 1985)に、 Pyramid Sound studios でスピーカーの前にウォークマンを置いて(ライン録りではない)、録音されたデモ。曲はインプロヴィゼーション(即興)による物で、後に完成曲となってアルバムに収録された物もかなり ("Momo", "Diamonds and Rust" 等) 含まれている。音質は極めて悪い。
LABEL: MEGAFORCE RECORDS (USA)

song365試聴・"Crab Society North - Demos"を除く全曲
3曲目 "Kill Yourself" に漢詩訳が付いている。 "Can't take it, never could" が "无法承担,生命之重" とか、必見ぽい。
Youtube試聴・"Crab Society North - Demos"の全曲
Youtubeの全曲試聴は期間限定の場合があります。試聴はお早めに。

(コメント:犬丸)