ONE MAN ARMY - dead end stories 全曲試聴

MELODIC PUNK

明るいベイ・エリア・パンク。ファストほどではない快速のスピーディーでリズミックなメロディック・パンク。かなりストリート・パンク的でもある。
TOYGUITAR の Jack Dalrymple (guitar, lead vocals) と Brandon Pollack (drums) らの元のバンドであり、全般にメロディックな曲が揃っている。
加えて、コーラスも多用し、ちょっと哀愁を加えたリ(6曲目)、ちらっとスカのリズムを入れたり(5曲目)とアレンジも多彩で、パンクとしての筋は通しつつキャッチーな作品になっている。
この作品、発表から17年経っているからか、今聴くとどことなくオールドタイミーな感じがして、落ち着かせてくれる。今年ベーシストの Heiko Schrepel (1975年生まれ)の訃報が伝えられていて、このコメントの始めに"明るい"とは書いた物の、"何んとはなしの"侘び寂も感じさせるのは気のせいだろうか。ヴォーカルもギターの音もラウドでエクストリームなだけではなく、ちょっと曇った感じじゃないですか?

ONE MAN ARMY は1996年に米国 California州 San Francisco市で結成した。
結成メンバーはリーダーの Jack Dalrymple (SWINGIN' UTTERS=現在まで参加. DEAD TO ME=現在も参加しているが録音とツアーは不参加, TOYGUITAR=現在), Brandon Pollack (ONE MAN ARMY=1996年-1998年;2011年-現在, DEAD TO ME=結成から初期まで参加, TOYGUITAR=現在), とベーシストの James Kotter の3人。
1997年に TKO RECORDS から1st シングルをリリース。2枚のアルバムなどを残して2005年に解散した。解散時のメンバーは Dalrymple, Heiko Schrepel (bass, backup vocals), Chip Hanna (drums) 。
2011年に再結成して、EP 1作を発表している。再結成時のメンバーは Jack Dalrymple, Heiko Schrepel, Brandon Pollack となっている。
Heiko Schrepel は主要臓器不全(major organ failure)で集中治療室に収容され、1週間経過後の2015年4月6日朝に死亡した。

本作は1998年入りリースされた1stアルバム。12曲。
Billie Joe Armstrong のレーベルのファースト・リリース作品。本作のバンド・メンバーは結成メンバーの3人 (Kotter, Pollack, Dalrymple) 。
LABEL: ADELINE RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)