RED ALERT - wearside

OI PUNK

現在も活動を続ける英国Oi!シーンのベテラン。全員スキンヘッズのバンドで、サウンドはハードコア寄りやストリート・パンク的ではなく、初期パンク的なロックンロール・リズムが中心となる。曲はメロディックで、演奏はかなりメタル的なギターも有り、バラエティーに富む。本作を聴く限りテクニックもしっかりしているが、ちょっとオールド・スクールな音色やアレンジが素朴で味わい深い。
サウンドは地味なバンドだと思いますがそれなりのスタイルがあり、今の時代では貴重なバンドかも知れません。この種の物が好きな人の耳にはしっくり来るのじゃないでしょうか。

RED ALERTは1979年5月に英国 England(Country) Sunderland市で4人が結成した。
CLASHや UK SUBSのカヴァーから初めた。1枚のスタジオ・アルバム"We've Got The Power"と多くのその他の作品を残して1985年に解散した。
1989年にオリジナル・メンバーが地元に新開店したKazbah clubクラブ(Chicken Shack, Groundhogs, Steve Marriott, Steve Gibbonsなどが出演したがじきに閉店した)で再会し、再結成した。1990年の再結成ギグではRED LONDONと共演し、その後ツアーを共にした。新ベーシストにRED LONDONのメンバーが加入して、2ndアルバム"Blood, Sweat 'N' Beers"をリリースした。その後、1994年までドラマーにLainey (LEATHERFACE)が参加していた。たしか、RED LONDONのギターが参加していた時期もあるはず。

本作は1999年に英国PLASTIC HEAD RECORDSの RHYTHM VICARレーベルからリリースされた。14曲。
RED LONDONには7インチ・シングルの2枚組や編集盤が色々あるが、オリジナル・スタジオ・アルバムは1996年の"Breakin' All the Rules"が3rdアルバムで、続く本作が4thアルバムになる。

こちらは2005年(04/07/2005)にリリースされた再発盤。
LABEL: ANAGRAM (UK)

Youtube試聴・本作6曲目"Man Of Iron"
Youtube試聴・本作1曲目"Money Whore"
Youtube試聴・本作4曲目"Doing it our way"

(コメント:犬丸)