AGNOSTIC FRONT - another voice 全曲試聴

NEW YORK HARDCORE / METALIC HARDCORE

前作までのEPITAPHからリリースしていた作品は、彼らのルーツであるスキンヘッズ・パンクの色合いの濃いものだったが、NUCLEAR BLAST AMERICA移籍第1作目である本作では、ハイテンション・メタルコア全開のパワフルなサウンドを聴かせている。結構複雑な演奏や展開もあり、半端に終わった一時のクロスオーヴァー/ミクスチャー路線も、今となってはサウンドの肥やしとなっている様だ。外国では本作もCrossover Thrashに分類される事もあり、正統メタルコアとしてかなりモダンだ。また、随所に漢のシンガロングも挿入され、ニュー・ヨーク・スキンヘッズとしての強いアイデンティティーにも変わりがないことが伺われる。

AGNOSTIC FRONTは1980年12月に米国 New York州 New York市で3人が結成した。
結成時のメンバーはVinnie Stigma、Diego (bass)、Rob Krekus (drums)の3人。直後にRoger Miret (Vocal)も加わった。1982年ごろまではメンバーは流動的だった。
1984年に1stアルバムを発表した。1986年の2ndアルバムではスラッシュやメタルを取り入れクロスオーヴァー寄りのサウンドとなったが、翌年の3rdアルバムでクロスオーヴァーから離れた。以後、メタリックなニューヨーク・ハードコア・サウンドの確立に貢献した。

本作は2004年(November 22, 2004)にリリースされた8thアルバム。14曲(27:43)。
本作においてバンド・メンバーは5人。本作はZeussと Jamey Jastaがプロデュースした。ゲスト・ボーカルにはJamey Jasta (Hatebreed)、Scott Vogel (Terror)、Karl Buechner (Earth Crisis)、Paul Romanko (Shadows Fall)が参加している。

こちらは2015年(2015-02-16 / In North America March, 10th)にリリースされた再発盤。
2000枚限定番号入りデジパックのゴールドCD。
現在NUCLEAR BLASTのカタログは廃盤が多く、AGNOSTIC FRONT以外にもMETAL MIND PRODUCTIONSからの再発があるようだ。
LABEL: METAL MIND PRODUCTIONS (ポーランド)

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(コメント:犬丸)