TRIST - sebevrazedni andele 全曲試聴

DEPRESSIVE BLACK METAL

ノイジーなギターのトレモロに、ダウンテンポなメロディーが薄くかぶさる、いつまでも続くミニマルな演奏。そこに、エコーを効かせた意味不明の叫び声が時折入る。ディプレッシヴ・ブラック・メタル。展開などしないが、わずかな音の色合いの変化が聴き取れれば、悲しくも美しく感じられるだろうし、絶望の叫び声からドラマを感じる事も出来るだろう。
美しい。こういう悲惨なはずの音楽を聴くと、美しく感じてしまう私は異常なんだろうか。

TRISTは2003年にチェコ Olomoucky州(kraj) Olomouc市で活動を始めた。
Jan "Trist" Sincl(Šincl)の一人バンド、あるいは彼のソロ・プロジェクト。
2006年にデヴュー・アルバムを、翌年に2nd、3rd。4thを発表し、2009年頃から活動が見られなくなったが2011年から再開。2012年からライヴ活動は止めて、2014年から活動を休止している。

本作は2007年にカセット・テープで自主リリースした2ndアルバム。2曲(44:02)。
同じ年(April 2007)にDE TENEBRARUM PRINCIPIOから限定300枚でCD化再発されていた。

こちらは2008年(December 2008)にリリースされた再発。
リミックス/リマスターになっている。
LABEL: DE TENEBRARUM PRINCIPIO (イタリア)

Youtube試聴・本作1曲目(リミックス/リマスター)
1曲目の最後数分は無伴奏で咆えてますのでぜひ聴いてやって下さい。
ololo.fm試聴・本作2曲目(推定ですがリミックス/リマスター版になっていません)
2曲目はYoutubeにもありますが音が小さい。ololo.fmの方がましですがやはり音が小さいのでヴォリュームを上げてください。

(コメント:犬丸)