ADOLESCENTS - la vendetta... 全曲試聴

MELODIC PUNK

「うまい」という単純な誉め言葉を聞かなくなったけれど、ADOLESCENTSはうまいのだ。
演奏もヴォーカルもストレート。まったく奇をてらわないメロディック・パンクをやっている。元気良く結構ラウドだが、演奏のまとまりが良いので聴きやすい。シンガロングもさえている。メロディーはポップなだけでなく、多少の哀愁を帯びてキャッチー。これ(哀愁・キャッチー)には声質もあるのかも知れない。メタル調のギターが弾きまくる場面もあれば、心地良いロケンローなノリやブルーズ調のギターの曲もあり、また、ちょっとした余韻を一瞬残すなど、何気なく聴こえても実は心憎いアレンジだ。

ADOLESCENTSは1980年1月に米国 California州 Orange郡 Fullerton市でSteve Soto (Bass)と Tony Cadena (Vocal)が結成した。
当初のメンバーは2人のほか、Frank Agnew (guitar), John O'Donovan (guitar), Peter Pan (drums)の5人。1981年1月に1stアルバム"adolescents" 通称"blue album"がリリースされ、8月には解散が決まった。
1986年に同じメンバーで再結成して1989年4月に再解散した。1994年にIndependence Day '94 festival出演のため一時的に再結成(Reunion)した。
2001年に1stアルバム20周年記念ツアーのために再度結成し、以後、そのまま活動を続けている。2014年時点でメンバーは5人で、結成メンバーではSteve Sotoと Tony Cadena (Tony Reflex)の2人が在籍している。

本作は2014年(July 11th, 2014)にドイツのCONCRETE JUNGLE RECORDSからリリースされた7thアルバム。16曲。
Orange CountyのOC Weeklyによる"best punk album of 2014"作品。

こちらは2015年(February 10, 2015)にリリースされた米国盤。
LABEL: FRONTIER RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)