DARKSIDE NYC - optimism is self-deception: vols. 1 & 2

NEW YORK HARDCORE

デス・メタル的なニュー・ヨーク・ハードコア。最近はファストなグラインドコア寄りが多くなってるようだが、今回は昔の曲から新曲まで録音していて、彼らの色々な曲が揃っている。暗黒叙情極悪要素がないわけではないが、いわゆるデスコアではなく、スラッシュ・メタルやブラック・メタルに近いノイジーなデス・メタルを感じさせて、ダークだが凶悪なハードコア。また、21曲目のようなドゥーミーでパンキッシュなテイストも特徴。デスコアよりはオールド・スクールな感覚が濃く、メタリック・モッシュ・ハードコアでもある。

DARKSIDEは1991年に米国 New Yore州で SHEER TERRORの Alan Blakeが結成した。
多分名前が重複したのだろう、1992年からは"DARKSIDE NYC"となった。デモ3作と1993年にアナログ7インチ盤を発表し、1996年に解散した。1998年に GAIN GROUNDから、デモからの音源と未発表音源による編集盤CD "ambitions make way for dread"(9曲)がリリースされている。当初のメンバーはBlake (guitar)のほか、いずれもSHEER TERRORのメンバーBaron "Thorn" Misuraca (bass, vocals)と、Jason Martin (drums)だった。活動の中心時期のメンバーはBlakeのほか、Rich O'Brien (vocals)、Joe Branciforte (drums)でベーシストは一定していなかった。
1995にはBlakeの引退に伴い、Matt Melnick (DISASSOCIATE)がライヴに参加したが、まもなく解散した。2003年にチャリティー・コンサート出演のためリユニオンした。
2006年遅くに再結成した。

本作は2015年(November 2014)にリリースされた1stアルバム。23曲。
録音はNew Yore州 Queens郡 Astoria地区のWILD ARCTICで Dean Baltulonis (AGNOSTIC FRONT, MADBALL, SICK OF IT ALL)が、マスタリングはNew York州 Orange郡 New Windsor町(town)の WEST WEST SIDE MUSICで Alan Douches (MASTODON, CONVERGE, MISFITS, DEATH, DILLINGER ESCAPE PLAN)がした。
本作と同時に"optimism is self-deception: vols. 3 & 4"が録音されているようだ。
LABEL: SATAN WEARS SUSPENDERS (USA)

Youtube試聴・コメント制作時点では本作から次の3曲です:6. Drink To Have A Good Time; 1. Kill All The New Jacks; 3. A Mockery In My Eyes...
Ololo.fm試聴・本作7曲目"Drained In Defeat"
Ololo.fm試聴・本作12曲目"Clawing And Tearing"
Ololo.fm試聴・本作20曲目"Casualties Of A Fleeting Existence"
Ololo.fm試聴・本作21曲目"Slipping Away"

ohmytracks試聴・このバンドの音源全般の試聴(Youtube連続再生)

(コメント:犬丸)