SKULL - for those which are asleep

DOOM METAL / HEAVT ROCK

TROUBLEの結成メンバーらによるTROUBLEスタイルのヘヴィー・ロック。
初期のTROUBLEの曲のカヴァーが取りに収められている。それを聴き比べると断然本作の録音のほうが音が良く、彼らの音楽には音自体が良いことが重要なような気がする。もちろん録音が良いということもあるが、演奏自体の音も良いと言う事。いわば元々やりたかった事を、初心に帰って仕上げるためのバンドと言う感じがする。ある意味進歩のないレトロな音楽性だが、それが彼らの意図するところなのだ。そして、素晴らしい前進を感じさせる仕上がりだ。

SKULLは2012年に、ex-TROUBLEの結成時(1979年)からのメンバー2人、シンガーEric Wagner (Vo)(1979-1997, 2000-2008)とドラマーJeff “Oly” Olson (1979-1986, 1993-2008)、同じくex-TROUBLEのベーシストRon Holzner(1986-2002の間TROUBLEに在籍)、プログレッシヴ・へヴィー・メタルSACRED DAWNのギタリストLothar Kellerの4人が結成した、米国 Illinois州 Chicago市のバンド。その後、2014年からex-PENTAGRAMのギタリストMatt Goldsborough (2013-2014の間PENTAGRAMに在籍)が加わり、5人のバンドになった。

本作は2014年(3 November 2014)にリリースされた1stフルアルバム。10曲(49:25)。
興味深いのは、TROUBLEの3rdデモテープ"1983 demo"収録曲で、同年のコンピレーション"metal massacre iv"にも収録されている"Last Judgment"を"カヴァー"していること。
LABEL: TEE PEE (USA)

Youtube試聴・本作9曲目"Sometime Yesterday Mourning"と10曲目"Last Judgment (Trouble cover)"に相当する先行シングル
Youtube試聴・TROUBLEによる"Last Judgment"(Metal Massacre IV (1983)収録音源から)

(コメント:犬丸)