CANCER - death shall rise ほぼ全曲試聴

DEATH METAL

スラッシュ・メタルから抜けきらない初期のデス・メタル。しかし、デスラッシュと言うような勢いでもない。
シンプルな音楽性は単調ともいえるが、音質の軽さと共にこの時代の特徴を濃密に感じさせる。米国のデス・メタル、特にフロリダのデス・メタルにインフルエンスされているらしく、録音とミキシングもMORRISOUNDで行っている。出来上がった音は米国のものよりしめっぽく、英米混交の独特なものになっている。彼らの特徴が明確なのは3rdアルバムまでで、Encyclopaedia Metallumのレヴューの評価でもその3作が高い。本作は評価平均が84点(2014年08月17日17:39取得)。

CANCERは1987年に結成した、英国 England(国) Telford市の3~4人のバンド。
1996年に解散した。2003に再結成して、2006年に再解散した。2013年に再再結成した。

本作は1991年(May 24th, 1991)に米国のRESTLESS RECORDSからリリースされた2ndアルバム。8曲(36:02)。
プロデュースとミックスはScott Burnsと CANCERで、録音・ミキシング共に米国フロリダのMORRISOUND STUDIOSで行った。ゲストでJames Murphyがギター・ソロを弾いていて、これはやはり聴き物だ。

こちらは2014年(August 8th, 2014)にリリースされた再発盤。リマスター。1992年のLive音源2曲が加えられている。10曲。
LABEL: CYCLONE EMPIRE (ドイツ)

musicmp3試聴(オリジナル盤8曲・リマスターされていません)

(コメント:犬丸)