IRON CROSS - church and state: 20th anniversary remaster

THRASH METAL

ハードコア的な疾走感に、ロックンロール(モーターヘッド的なもの)を加えたサウンド。パワー・メタル寄りという部分もある。80年代米国スラッシュ・メタルのちょっとローカルなレジェンド。ヴォーカルはハードコア寄りの吐き捨ても多いが、高音シャウトもあり、かなりメタル寄りという部分もある。人脈やライヴの対バンを考慮してTHRASHCOREのタグもつけたが、音はTHRASHCOREではない。

1982年にRick Stang (guitar), Lionel Hubbard (guitar) Dave Martin (bass) Dennis Green (drums)の4人で結成した、米国 Illinois州 Chicago市のバンド。
1983年からシンガーJon Wiegandが加わった。
1983年10月にベースがDaveからRob Wilhelmに交代。
1984年遅くにLionelが脱退して4人になった後、活動休止。
活動休止の間にRick (Gr)とRob (Bass)はMASTERのドラマーBill Schmidtとジャムをして影響を受けている。
1985年10月JonとDennisが復帰して活動再開。同時にギタリストMichael Antablianが加わって再び5人編成になった。このCDの録音はすべてこのメンバーによっている。
1985年10月にシカゴのSEAGRAPE STUDIOSでスタジオ・ライヴのデモを録音。SUICIDAL TENDENCIESの "I Shot the Devil" を含む6曲の中から、 "Merciless Knights" がローカル・ラジオで放送されリクエストが殺到。この後録音されたのが本作品。ライヴも多く行いAP通信やUPI通信のインタヴューも受けている。
1988年夏に、最後に加わっていたギタリストMichaelがDave Szyszkoに交代。
しかしシンガーが個人的事情で脱退し、ドラムズのDennis Greenがしばらく兼任したが、1989年7月1日に別のシンガーとドラマーの編成でラスト・ショウを行って解散した。
19年後の2008年2月、ベースのRobの旧来の親友Chris Mittelbrunが参加して、再び5人編成で活動を再開した。綴りが微妙に違う(なんでだよー)が、MittelbrunはMASTER (1984-1991年参加)及びDEATH STRIKEの結成メンバーのChris Mittleburnと同じ人物。彼を除く4人は、現在もこの録音と同じメンバーだ。

本作は1987年(November 8th)に自主レーベルからリリースした、今までのところ唯一のアルバム。オリジナルは10曲(37:12)。アナログLPで2500枚、カセットテープで1000本発売された。オリジナルはプレミアムが付いて大変高価なものになっている。
こちらは2008年(April 1st 2008)にリリースされた20周年記念再発盤。1986年のデモ(3曲)を追加収録。全13曲(51:55)収録。これで彼らの知られている全音源になる。
LABEL: TURMOIL RECORDS (USA)

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(コメント:犬丸)

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