DOMOVOYD - oh sensibility 全曲試聴

STONER / PSYCHEDELIC NOISE

ギターもヴォイスもゆがみまくり。やばい人向きのローファイ(=ノイジー)・サイケ・ストーナー。エクスペリメンタル、ドローン、ポスト・メタルと言った感覚も色濃く、ヘヴィー・サイケやアシッド・ロック、あるいは極彩色のノイズ・サイケと言っても良いだろう。ヴォーカルの入るパートは少なめで、そのヴォーカルも楽器のように音色が変化する。3曲目あたりは聴いていると脳みそが旋回してぐちゃぐちゃになってしまう。

2010年にフィンランドSeinajokiで、当時16-17歳の、Kaustinen College of Musicの生徒で友人でもあった4人が、結成したバンド。彼ら自身によれば、プログレ、サイケ、ドゥームは勿論、IMD(インテリジェント・ダンス・ミュージック=サイケデリックで実験的。Prefuse 73等のアーティストがある)やレゲエにもインフルエンスされていると言う。IMDは判るが、、、レゲエについては音の面では影響が判らない。現在4人は大学生、音楽院の生徒、気の向くままの生活者、非正規雇用者となっていて、かなりの部分は政府の給付金によって生きている様だ。

本作は2013年(11 October 2013)にフィンランドのSVART RECORDSからリリースされた1stアルバム。6曲(52:30)。彼らの友人Vezardの録音とミキシング。2012年にスタジオでライヴ録りされている。ヴォーカルのみ砂丘のとなりの砂漠(desert next to a sand dune)で録音されている。人生最高の時間だったとシンガーのOskar Tunderbergが語っている。みんなべろべろだったのではないだろうか。
LABEL: SVART RECORDS (フィンランド)

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(コメント:犬丸)